4.0
卵と老婆を見てきました。
ベラスケスの『卵と料理する老婆』だけでいいから、混んでいても行こうかしらと迷いましたが、会期終了近くの金曜日の3時以降に入館、混雑もなくゆっくり鑑賞できました。
卵の煮え具合は解説の通りに素晴らしい描写です。それと鍋や金物に光が当たってできる照り返し?これにも魅了されました。
老婆の表情は、左側の少年と比べても、さすが老婆、ちょとやそっとでは感情が表情に上ってくることはなく、この卵料理を引き立てます。
私は、エル・グレコは辛気臭くて、どうも好きになれない画家の一人なのですが、『祝福するキリスト(「世界の救い主」)は、悔い改めに導かれそうで立ち止まって見入ってしまいました。目が目が・・・です。
ターナーとコンスタブル、英国を代表する二人の風景画。現地に行って初めて、見た通りを表現してるのだと理解できた若かれし頃が蘇ってきました。
寄贈、遺贈した人もスコットランド美術館の人たちも所蔵作品を大事、愛していることが伝わってきた美術展でした。音声ガイドの天海祐希、フフフ適役です。