5.0
見応えばつぐん!
巨匠の作品が盛りだくさん!美術をあまり知らない方でも楽しめる展覧会だと思いました。
わたしとしてはとにかくムリリョの聖母子像がたいへん良かったのだけど、ポストカードなくて残念……あとマネとゴヤの少年の絵が並んでたのが胸熱だった!クールベの《漁船》という絵も気に入って、自分をちょっと意外に思った(これまでクールベそんなに好きじゃなかったので)。
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世界三大美術館のひとつで、創立150年の歴史を持つニューヨーク・メトロポリタン美術館。
その西洋絵画コレクションから名品65点(うち46点は日本初公開)をまとめて紹介するかつてない展覧会が大阪・東京で開催されます。
ラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント、フェルメールから、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホまで、誰もが知る画家たちの珠玉の名作で、ルネサンスから19世紀まで、西洋絵画史500年の流れをたどります。
会期 | 2022年2月9日(水)~2022年5月30日(月) |
---|---|
会場 | 国立新美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
時間 |
10:00~18:00
|
休館日 |
火曜日 ※ただし、5月3日(火・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 2,100円 大学生 1,400円 高校生 1,000円
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://met.exhn.jp/ |
5.0
巨匠の作品が盛りだくさん!美術をあまり知らない方でも楽しめる展覧会だと思いました。
わたしとしてはとにかくムリリョの聖母子像がたいへん良かったのだけど、ポストカードなくて残念……あとマネとゴヤの少年の絵が並んでたのが胸熱だった!クールベの《漁船》という絵も気に入って、自分をちょっと意外に思った(これまでクールベそんなに好きじゃなかったので)。
5.0
GW明けの月曜に行ったこともあり、じっくり鑑賞できました。好きな西洋絵画を数多く、時代順に鑑賞できて大満足。メトロポリタン美術館が改装中のため、これだけの作品を出品できたと思いますが、1館の美術館展で、これだけの内容の展覧会の開催は、今後もなかなかないのでは?と思いました。
4.0
出品数は少ないものの、さすがのMET。
初めて観る作品でも、存在感のある良作揃い。
特にカラヴァッジョは圧巻でした。
年明けから待ちかねていたメトロポリタン美術館展の鑑賞に東京の乃木坂、国立新美術館を訪問しました。
世界3大美術館の1つ、メトロポリタン美術館=愛称METはアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン中心にある世界最大級の美術館。
毎…readmore
4.0
「THE MET」メトロポリタン美術館が所蔵する250万点の中から、初期ルネサンスからポスト印象派に至る500年の西洋絵画の歴史を振り返る65点が来日。
有名な絵画はないものの、一品一品の質が極めて高いので鑑賞後の満足度は高かった。
フェルメールやレンブラント、印象派やゴッホもどかったけど、バロック美術のジョルジュ・ラ・トゥールの「女占い師」が鮮烈に印象に残った。
4.0
METで「スカイライト・プロジェクト(天窓からの自然光をギャラリーの照明に活用することで、より快適で自然な鑑賞環境を整える試み)」が進行中のため、借りてこれたとのこと。西洋美術史を改めて勉強している気分になりました。前回METに行ったのは20年前(!)、駆け足で展示室をみた記憶しかないので、今度はゆっくり滞在したいです。
4.0
平日だったのに、予約から10分遅れて到着したのに、すぐに入れなかった。久々の人混み展覧会。ルノアールとかドガやモネはオルセーやオランジュリーでたっぷり見たことがあるので、それほどの感激はなかったけれど、カラバッジョ、フェルメール、レンブラント、エル・グレコなどの有名どころをはじめとするオールスター勢ぞろい、ほかにも、クラースの髑髏と羽ペンとか、ラトゥールの女占い師とか、魅力的な作品だらけで、満足できる内容だった。
「順路⇒」が表示されてなくて、そのおかげで適度に観客が分散されててそれはそれでよかったのだけれど、いくつも部屋があるので迷子になりそうだった。
いつか、本物のMETに行きたいものです。
5.0
初来日の作品が46。だけど、初めましてという感じがしない。まともに順番に見ていったら、どっと疲れてしまった。2度目に行くなら、カラバッジョの「音楽家たち」から見たい。この作品で、作家はスポンサーであるデル・モンテ卿を虜にした。上流階級の交流の場となっていた枢機卿のサロン。少年たちによる演奏や歌唱、演劇が出し物となっていて、その控室での様子である。リュートをつま弾く少年の表情。うるんだ目。赤らんだ頬、半開きの口は舌が少し除いている。柔らかそうな白い衣装はシーツをまとっているようにも見える。手前の少年の背中は滑らかだ。少年たちの高揚ぎみな話声や楽器の音色、小さな歌声、セリフの暗誦、客たちの笑い声まで聞こえてきそうだけど、再び少年に目を向けると、寝室をのぞき見しているような気がしてくる。中央の少年はキスの後のような、愛し合った後のような、緊張と満足のあとにくる弛緩の一瞬をとらえたようである。少年たちに光が当たっているようだけど、暗い四隅に目を凝らす。左下には、ぶどうが描かれている。この作家は果物の描写も完璧で、種類や状態までわかるという。病気や虫食いならその病名や虫の種類まで特定できるそうだ。作家はこの一枚に、自身がもつ技術の全てを投入しているはずである。そして、枢機卿のすきなものすべても入れ込んだはずである。なぜなら、作家のこれからの人生が決まるからである。心血すべてを注がねばならない理由がこの一枚にある。目論見どおり、教会壁画を描くまでに上り詰めた。そして彼のテーマ、技術はそれから100年後のヨーロッパ中に影響を及ぼすことになる。「音楽家たち」の隣は、ラ・トゥールの「女占い師」。元ネタはカラバッジョ。この先にある、レンブラントにフェルメールも彼から刺激を受けている。その4枚を目の当たりにできるだけで、幸福感で満たされる。ルネッサンスから1900年代までの500年が辿れる、というだけではない。これらの作品は、その時代その年代の、最先端の現代アートだったはず。それまで見たことのないテーマ、見たことのない作風、技術。作家を心血の全てを注ぎ込んだ、その場に立ち会っているかのように思えてくる。作品を真ん中に、作家と向き合っているような気がしてくる。うるんだ瞳に筆を入れる一瞬、唇に紅を指す一瞬、指先に細い絵筆を沿わせる一瞬を捉える。背中が逆毛だつ。2度目は、この4枚から見たい。
5.0
久しぶりにコロナ前の展覧会を見た感じがします。
もちろん事前購入していくのですが、人垣が多く、見るのにもかなり体力を使いました…
フラ・アンジェリコ、フィリッポ・リッピ、ベラスケス、レンブラント、次々と素晴らしい作品が繰り広げられワクワクが止まらない。一つ一つの感想を述べていたら切りがないのが、ギリシャ神話の物語でつながっている2つの作品を同時に観る…readmore
3.0
ルネサンスから印象派までの画家のほぼ一人一点(代表作ではない)ということで、ダイジェスト感は否めない。
フラアンジェリコ、ヴェロネーゼ、クラナッハ、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールと、印象に残る絵はあったが、正直2100円は高いかな。
5.0
NYのメトロポリタン美術館には一度行ったことがありますが、あまりにも大きい美術館なので全ては見切れず。今回の展示はその中のハイライトなので、比較的消化しやすかったです。
4.0
平日に訪れましたが、沢山の人で賑わっていました。入口付近は混雑していましたが、中に入れば空いている所もあり、スムーズに観て回ることができました。
初期ルネサンスからポスト印象派まで幅広く楽しめました。中でも、ムリーリョの聖母子は観入ってしまいました。ポストカード欲しかったな…
展示は、順路は特に定められておらず迷路のようでしたが、それもまた楽しかったです。
5.0
入場後に混雑具合を観て、早く足を運ばなかったことを後悔しましたが、巨匠ばかりの展覧会ですので、(他の巨匠作品に客が分散するため)フェルメールでさえ、わりとじっくり観ることができました。フェルメールに興味がない方でも、おそらく満足するかと思います。小さな作品も多いため、会期終了間際は見辛いかもしれません。2点出品されていた画家はモネ、ルノワール、セザンヌぐらいで、あとは1画家、1作品だったと記憶しています。画家名表記が小さ目でしたが、お名前を確認して観ると良いかなと思います。
5.0
これだけの作品が東京でみることができて、幸せ、の一言に尽きます。
ガラスが入っている作品も映り込みが少なくて、とても見やすかったです。
朝一番に行ったのですが、見応えありすぎで、2時間弱おりました。どんどん混んできて出る頃にはかなり混雑。ショップも列ができてました。最近行った展覧会の中では一番混んでました。
どの作品も良かったですが、特に印象に残った作品
◆カルロ・クリヴェリ:聖母子 額にも注目。絵も額もゴージャス
◆ディーリック・バウツ:聖母子 単眼鏡持ってってよかった!髪の毛の描写が超絶
◆ラファエロ:ゲッセマネの祈り 初期の作品は珍しいかも
◆シャルダン:シャボン玉 麦わらのストローが新鮮
◆ラ・トゥール:女占い師 灯火の画家の印象が変わりました
テーマごとに部屋の壁の色も変わってました。ただ、仕切りが多く、注意して回らないと見逃ししそうです。
A3判二つ折りパンフレットは、全作品が掲載されていて、良い記念になりました。
フェルメール:信仰の寓意 豪華な室内を見ると、ドレスデン国立古典絵画館の「窓辺で手紙を読む女」の壁のキューピッドの絵は有りだな~と思いました。
5.0
ルネサンス初期から20世紀初めポスト印象派まで、巨匠たちの作品をたどりながらざっと西洋絵画史をたどることができる。どれも見ごたえのある作品ばかりで、1点1点じっくりと見入ってしまう。メトロポリタン美術館のほんの一部の作品でこの見ごたえだから、改めて同美術館すごさを感じ、アメリカに対する羨望と同時に悔しさも感じた。
5.0
土曜日の17時以降に行きました。
この時間ぐらいから人出も落ち着いてくる感じでした。
私のおすすめは、日本で所蔵してないってことで、前半の作品です。
フラ・アンジェリコ
カルロ・クリヴェッリ
フィリッポ・リッピ など
クリヴェッリは国立西洋美術館が『聖アウグスティヌス』を持ってますが、他は国内で見られないと思います。
あと、展示空間というか、壁の色が作品に合っていて雰囲気を盛り上げてます。
落ち着いたブルーの部屋から、薄暗い通路を抜けると、鮮やかなレッド。
移動するたびに、ワァーってなりました。
ただ、矢印とか案内が無いので、どこにいるかわからなくて同じ場所をぐるぐるしてました。
チラシに全作品が載っていますが、帰宅後、あれ、これ見た?ってなって、青ざめてます。
これ、私だけ?
4.0
平日午後2時半到着ですぐ入れましたが、中はかなり人が多かったです。
それでも作品毎の間隔がゆったりしており、作品前で団子状態になることはありませんでした。
順路のような表示はないので自由に動きやすかったのも良かったです。
音声ガイドと解説のおかげで理解が助かります。
ルカス・クラーナハの『パリスの審判』、ラ・トゥールの『女占い師』、ジャン=バティスト・グルーズの『割れた卵』 面白いですね。
『日の出』の山の稜線が光を帯びる様に温かい気持ちになりました。
65作、2時間かけてじっくり回りました。
時間に余裕を持って行くことをお勧めします。
4.0
まだまだ美術を勉強中なのだが、この年代順にギュッと凝縮した展示で、
美術史の流れが感じられた気がする。
テンペラ画から、油彩画になり、影響を与えつつ、受けつつという巨匠たちのオンパレード。
エル・グレコ『羊飼いの礼拝』の躍動感、ドラマチックさ
ニコラ・プッサンの色彩の美しさ、ターナーの印象派へのつながり。
ジャン=レオン・ジェロームの『ピュグマリオンとガラリア』は、自分が作成した彫刻に恋をして・・・という話に惹かれる。
それにしても名前の聞いたことのある巨匠は勢揃いなのでは…くらいの画家だらけ。
印象派の巨匠たちの作品は、初めて見るものが多くて、さすがMETという感じ。
NYにも行きたいなあ
4.0
ルネサンスから印象派までの西洋絵画史の流れを見るのに最適な展覧会。見どころは特に作品数が多かったバロック期。
ルーカス・クラーナハやティツィアーノは主要作品が来日している。アカデミズムの巨匠ジャン=レオン・ジェロームの《ピュグマリオンとガラテア》は代表作であり、彫刻の発祥にしばしば引用される神話を主題としているもの。見逃さないように。
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランとマリー・ドニーズ・ヴィレール、このふたりの女性画家も見逃さないに。
入口付近はどうしても混雑するので、まずは中盤まで進んで見た方が良いと思う。
4.0
平日の午前中でしたが入場前に5分ほど並び、入ってすぐはけっこう混雑しました。カラヴァッジョ、ラ・トゥール、フェルメールなど豪華なラインナップが続き、最後の方に印象派が来ると穏やかで優しい雰囲気になり、途中の椅子に座ったりしながら楽しみました。特にターナー《ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》は本当に美しく、実景とは微妙に変えてあるという解説を読みながらいつまでも見ていたくなるような素晴らしさです。混雑はしますが作品間の間隔が広く、ゆったりとした空間で楽しむことが出来ました。
4.0
人気がある展覧会のようで日時指定予約にしては混雑していました。
ルネサンス初期の画家としては、クリヴェッリの絵が印象に残りました。人物が装飾的に描かれ、立体感もあります。他には、ドイツのクラーナハの≪パリスの審判≫は裸の女性を妙に官能的に描いています。
初期バロック様式としては、カラヴァッジョの≪音楽家たち≫が目玉の作品です。
ロココ様式の代表は、フランスのブーシェです。《ヴィーナスの化粧》は、美しい。ヴィーナスのモデルは、ブーシェの奥さんだと思われます。若くて美人の奥さんがいたそうです。
多くの人の印象に残ったのは、女性画家ヴィレールの作品でしょう。逆光でこちらをじっと見つめ、前かがみのポーズを取っていて、ドキっとさせます。
19世紀になると、ターナー、ルノワール、ドガ、モネなどの巨匠の絵画が目白押しです。
ヨーロッパの500年という長い絵画史をざっと辿るので、おなかいっぱいにしてくれる展覧会です。個人的には19世紀からの近代の画家が好きですが、こうして中世から辿ると、中世の画家の筆力、色の重厚さを再認識させてくれます。
5.0
本展の奇跡的な展示内容に感動しました。フライヤーに来日した65作品が全て掲載されている意味がよく分かりました。どの作品も見応えがあり、その展示方法も海外の美術館のように贅沢に展示されていて、とても見やすくて感動しました。
部屋間の移動も海外の美術館のように自由に回遊できるようになっていて、ストレスフリーで贅沢でしたね。
フラ・アンジェリコの《キリストの磔刑》はよく来日しましたね。日本で観ることが出来るなんて嬉しいですね。
レンブラントの《フローラ》、ラファエロの若き頃の作品《ゲッセマネの祈り》、フェルメールの《信仰の寓意》、ジャン=レオン・ジェロームの《ピュグマリオンとガラテア》、ルノワールの《ヒナギクを持つ少女》、カラヴァッジョの《音楽家たち》、ラ・トゥールの《女占い師》、ベラスケス、エル・グレコ、モネ、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホと巨匠の作品がこれでもか展示されている本展は本当に贅沢で幸せな一日を過ごせました。
是非また観に行こうと思います。
5.0
間違いなく今年の目玉の展覧会。
良かった作品を1点1点書くわけにはいかないけど、巨匠作品がずらりと並び立つのは圧巻。65点とは思えない充実感。
好みとしては、ジョルジュ・ド・ラトゥール、カラヴァッジョ、フェルメールは絶品だった。とにかく巨匠作品が多いので、けっこう作品ごとに人がばらけて鑑賞しやすかった。
会場を広く使い、余裕を持ったレイアウトでとても観やすい。
予約制とはいえ、平日でも午前中は割と混雑してました。
4.0
平日お昼頃に訪問。当日券も到着時間に入場可能なものが販売中でした。入口から数点は混んでいます。とりあえず大きなテーマは3つなので、そのテーマ内で空いてる絵画から鑑賞。比較的大きい絵画が多く、絵同士の空間もあるのでぎゅうぎゅうで見る感じではありませんでした。最初は宗教画が多いですが、ピエロディコジモの狩りの場面という絵画は異質で、見入ってしまいました。徐々に人もばらけますが音声ガイドがある絵画は人だかりができていました。次の展示では「割れた卵」や「テラスの陽気な集い」が面白かったです。最後はメジャーな印象派画家の絵が並びます。紫がかった「睡蓮」は印象的でした。展示が意外と入り組んでいるので、どの部屋をみたかわからなくなってしまうことがあります。作品リストと照らしあわせてもれなく回りましょう。会期は長いですが週末はだいぶ混みそうですので平日の午後などが狙い目です。
5.0
メトロポリタン展、最高でした!
ルネサンス、バロック、印象派など各時代を代表する巨匠たちの作品が存分に楽しめます。
カラヴァッジョとラ・トゥール、ゴヤとマネの並びは素晴らしいです。
本当に優品ばかりで目移りしまくり、いつまで居ても飽きません。
ドーミエの出品が嬉しい。
大雪予報の日に訪問。
ゆとりのある配置で夕方くらいはどの作品もじっくり鑑賞出来ました。
夕方遅く、夜間開館が狙い目かと思います。
今観ておくべき西洋美術展の筆頭です。
オススメします!
4.0
初期ルネサンスからバロック、ロココ、ロマン主義、写実主義、印象派を経てポスト印象派までの西洋絵画の500年を、選ばれし65点の作品に凝縮して、時代順にざっくり3章構成で紹介。
ここ最近は印象派メインにその前後の時代の作品を観る機会が多かったので、それ以前の時代の作品をまとめて鑑賞するのは久しぶりで、解説を読みながら夢中であちこち観ていたら気づくと会場を4周くらいしていました。
現在メトロポリタン美術館が改修工事中ということから今回のラインナップでの展覧会が実現したようなので、今後このような作品が一堂に会する機会はないかもしれない。
展示数は少なめながらも日本初公開の作品も多かったし、リアルで見ることが出来て良かったと改めて思うのでした。
以下、会場の様子を脳内再生しながら、印象に残った作品を振り返り。
・背景が金色で琳派みたいな「キリストの磔刑」フラ・アンジェリコ
・平面なのに立体的に見えて緻密。騙し絵のような「聖母子」クリヴェッリ
・3人の女神がなまめかしい「パリスの審判」クラーナハ(父)
・気だるく官能的な「音楽家たち」カラヴァッジョ
・“夜の画家” の明るい作品。衣装も色鮮やかな「女占い師」ラ・トゥール
・青の配色が絶妙で美しい「信仰の寓意」フェルメール
・逆光からのまなざしと思わず目が合ってしまうマリー・ドニーズ・ヴィレールの作品
・ドラマティックな瞬間を描いた「ピュグマリオンとガラテア」ジェローム
などなど。
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