5.0
THE MET
「メトロポリタン美術館」という響きと展示数65点、ということで少しカジュアルな感じもあったりするのかな?と思いましたが…
すみませんでした…
私でも知っている有名な画家の作品や初めて拝見した作品、とにかくどれもこれもが見ごたえのある作品ばかりで、また、展示構成(作品の配置など)の妙もあり、ずっしり感のある、大満足の展覧会でした。
展覧会会場がレトロな大阪市立美術館というのも良かったです!
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世界三大美術館のひとつで、創立150年の歴史を持つニューヨーク・メトロポリタン美術館。その西洋絵画コレクションから名品65点(うち46点は日本初公開)をまとめて紹介するかつてない展覧会が大阪・東京で開催されます。
ラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント、フェルメールから、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホまで、誰もが知る画家たちの珠玉の名作で、ルネサンスから19世紀まで、西洋絵画史500年の流れをたどります。
会期 | 2021年11月13日(土)~2022年1月16日(日) |
---|---|
会場 |
大阪市立美術館
![]() |
住所 | 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内) |
時間 |
|
休館日 |
月曜日 未定 |
観覧料 | 未定
|
TEL | 06-6771-4874 |
URL | https://www.osaka-art-museum.jp/ |
5.0
「メトロポリタン美術館」という響きと展示数65点、ということで少しカジュアルな感じもあったりするのかな?と思いましたが…
すみませんでした…
私でも知っている有名な画家の作品や初めて拝見した作品、とにかくどれもこれもが見ごたえのある作品ばかりで、また、展示構成(作品の配置など)の妙もあり、ずっしり感のある、大満足の展覧会でした。
展覧会会場がレトロな大阪市立美術館というのも良かったです!
3.0
フェルメールやターナー、セザンヌといった有名な絵ももちろん見たかったのですが今回は個人的に大好きなピグマリオンとガラテアの絵が見れたのが良かった
展示目線が若干低く設定されていたのとキャプションに照明が当たっていないため読みづらかったのが残念でした
5.0
「信仰の寓意」作品点数の少ないフェルメールなので、日本ですべてのフェルメール作品を見るのが不可のではないのではと思う私のお目当て。もちろん日本初公開の作品も多く、とても興味深く拝見しました。最初の「Ⅰ.信仰とルネサンス」特に好きな時代なので、クラーナハの初出展も嬉しかったです。次の「Ⅱ.絶対主義と啓蒙主義の時代」でヴィレールの《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)》 の強い眼差しに惹かれました。今回の私的特筆はフェルメールとヴィレールの2点。
4.0
たいへん、美しゅうござんした。
ルネサンス初期のテンペラ画から、ポスト印象派まで総なめ。
たいへん貴重な展覧会でつ。
巨匠と大作まみれで、今年ベスト級のえげつなさ。
個人的には、エル・グレコやルーベンスの絵をまじまじとみれたことの喜び…。
そして、2年ぶり?のカラヴァッジョ様。
相変わらずどや顔すごい。
あと妙にエロい。
自画像もエロい。
あと、安定のフェルメール。
近くでみればみるほど良い。
あと、ベストはムリーリョの聖母子。
やさしいんよ。
これぞ美。
2021.12.8
4.0
メトロポリタン美術館の改修を機に、日本初公開を多数含む西洋絵画の名品が展示されている本展。65点というコンパクトさではあるが、作家かぶりも少なく、多彩な作品を楽しめる。3章構成ということもあり、それほど厳密な西洋絵画史という感じでもないが、大まかな流れと時代背景、作品の特徴などはわかるようになっていると思う。
個人的に良かった作品は、フェルメールによる寓意画とクリヴェッリの聖母子像、ジェロームのピュグマリオンとガラテア。絵画の空気感、細密な描写や艶やかさなど、書籍で見たことのある魅力的な作品がより真実味をもって迫ってくるようで、紙の平面では感じられなかった魅力をあらためて感じられた。
ただ、特定のテーマで構成される展覧会が好みの私にとっては、本展は少々物足りない印象もあった。西洋美術の教科書的展示は「美術館展」によくある構成なので、あらかじめ自分なりの鑑賞ポイントを持って行くべきだったかもしれない。もちろん、その場で気になることを見つける楽しみもないわけではないけれど。
5.0
何といっても世界最大規模をほこるMETの美術展です。出品の顔ぶれがすごい。
ラファエロ、フェルメール、カラヴァッジョ、ベラスケス、モネ、ゴーギャンそしてゴッホと果たして一つの巡回展でこれだけの画家が集う機会が今まであったでしょうか。
私は今、西洋絵画史につよい興味を持っており今回のようにルネサンスから印象派までの名だたる絵画をほぼ時系列に観れるというのは非常にありがたかった。
当然画材にも歴史があるわけですが、今回はテンペラ画と油彩(板またはカンヴァス)の2点。水彩画やリトグラフなどはありませんでした。
でも、改めてテンペラの発色のすごさ、各時代における絵の具の質や画家の技法など、それらの絵から学べる者は多かったです。
その分絵画からの圧がすごい。特に第二章「絶対主義と啓蒙主義の時代」。もう絵画の情報量やら、技術やらと入ってくるのが多すぎて一時的に処理不能に陥りました。
おかげで、印象派のシスレーの絵を観たときに「あぁ、帰ってきた・・」とつぶやいてしまいました。
どうも私は印象派が一番見慣れているのだと、今更な画に思いました。もう少し若いころは同じ感覚をルネ=マグリットで感じたのですが・・
私の美術鑑賞歴にも変遷があるようです(笑)
本展示会をもって今年の美術館巡りは予定終了しましたが、最後にふさわしい美術展でした。
来年はどんな絵と対話できるか・・いまから楽しみです。
5.0
どれもこれも、名画、名画!想像してた以上の作品数。
平日の昼間にも関わらず、沢山の観覧者での混雑ぶり。
第一章から三章へ、時代の流れ、背景が良くわかる展示でした。
また後日、もう一回観に行きたいと思っています。
グッズ売り場は、かなりの行列の反響です。
2年半ぶりの大阪市美・・・そんなワクワク感をもっと上げたかったので「動物園前駅」から青空バックの美術館を見上げながらまっすぐ進みます、これオススメ!今の季節はイチョウも美しいですよ。開館前は20Mほどの列がありましたが、時間指…readmore
4.0
大美術館の展覧会と言えば、主要な作品が2,3点とその他という展覧会が多く、
また東京からの巡回となると有名どころ、本当に観たい作品が大阪、関西には巡回してこなかったりしてきました。
が、この展覧会は違ってました。
ルネサンス期から後期印象派まで、各時代を代表する画家の作品が来ています。
もちろん、画家の一級の作品がすべて来ているわけではありませんが、
観るべき作品は多い。
500年にわたる西洋絵画史の流れが分かり、絵の描き方が変わっていくのがよく分りました。
これまでもフェルメールの展覧会を開催してきた大阪市美ですが、
観覧料はドーンと2100円也とお高い!が、時間指定で、しっかり1点1点じっくり観ることが出来ました。
これなら、これからも人数制限、時間指定で2000円の方がいいかもしれない。
なーんと行っても、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』とフェルメール『信仰の寓意』印象に残りました。
時間指定だからこそ、単眼鏡でしっかりと目の前でまじまじと見ることが出来ました。
国際美で観たクリヴェッリや妖しくて大好きなクラーナハやエルグレゴも良い作品が来ているのではないでしょうか。
絵葉書も買いたかったのですが、長蛇の列でこちらは諦めました。
ショップの列は何とかしてほしいかもで☆4つです。
『藝術新潮』11月号特集を読んでから行くともっと楽しいかも。
近頃、茶道具を多く目にしてきた身には刺激的でした。
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ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》1670-72年頃 油彩、カンヴァス 114.3 x 88.9 cm メトロポリタン美術館
Lent by The Metropolitan Museum of Art, The Friedsam Collection, Bequest of Michael Friedsam, 1931
カラヴァッジョ《音楽家たち》1597年 油彩、カンヴァス 92.1 x 118.4 cm メトロポリタン美術館
Lent by The Metropolitan Museum of Art, Rogers Fund, 1952
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》おそらく1630年代 油彩、カンヴァス 101.9 x 123.5 cm メトロポリタン美術館
Lent by The Metropolitan Museum of Art, Rogers Fund, 1960
オーギュスト・ルノワール《ヒナギクを持つ少女》1889年 油彩、カンヴァス 65.1 x 54 cm メトロポリタン美術館
Lent by The Metropolitan Museum of Art, The Mr. and Mrs. Henry Ittleson Jr. Purchase Fund, 1959