開創1150年記念 特別展
旧嵯峨御所 大覚寺
-百花繚乱 御所ゆかりの絵画-

東京国立博物館

  • 開催期間:2025年1月21日(火)~2025年3月16日(日)
  • クリップ数:91 件
  • 感想・評価:18 件
開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」 東京国立博物館-1
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重要文化財 五大明王像 明円作 平安時代・安元3年(1177) 大覚寺蔵
重要文化財 牡丹図(部分) 狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 大覚寺蔵
重要文化財 紅白梅図 狩野山楽筆 江戸時代・17世紀 大覚寺蔵
重要文化財 後宇多天皇像 鎌倉時代・14世紀 大覚寺蔵
展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)
国宝 後宇多天皇宸翰 弘法大師伝(部分) 後宇多天皇筆 鎌倉時代・正和4年(1315) 大覚寺蔵
展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)
国宝 後宇多天皇宸翰 御手印遺告(部分) 後宇多天皇筆 鎌倉時代・14世紀 大覚寺蔵
展示期間:2月18日(火)~3月16日(日)
重要文化財 松鷹図(部分) 狩野山楽筆 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 大覚寺蔵
展示期間:1月21日(火)~2月16日(日)
重要文化財 太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉) 鎌倉時代・13世紀 大覚寺蔵
源氏物語 室町時代・16世紀 大覚寺蔵
障壁画の展示空間(イメージ)
宸殿
宸殿「牡丹の間」
弘法大師像 伝真如親王筆 鎌倉時代・14世紀 大覚寺蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

京都西北に位置する嵯峨は、古くより風光明媚な王朝貴族遊覧の地として愛されてきました。平安時代初期、嵯峨天皇(786-842)はこの地に離宮・嵯峨院を造営し、空海(774-835)の勧めで持仏堂に五大明王像(現存せず)を安置します。その後、貞観18年(876)に皇女・正子内親王の願いにより寺に改められ、大覚寺が開創されました。

来たる令和8年(2026)、開創1150年を迎えるのに先立ち、優れた寺宝の数々を東京国立博物館で一挙に紹介します。なかでも、寺内の中央に位置する宸殿は、元和6年(1620)に後水尾天皇へ入内した和子(東福門院)の女御御所を後に移築したものと伝えられ、内部を飾る襖絵や障子絵などの障壁画は、安土桃山~江戸時代を代表する画家・狩野山楽(1559-1635)の代表作として重要文化財に指定されています。

本展ではこれらのうち120面を超える障壁画のほか、信仰の歴史を物語る歴代天皇による書や、平安時代後期の仏像を代表する明円作「五大明王像」など、密教美術の名品も公開します。

【FEATURE|内覧会レポート】
「寺院」であり「御所」として栄えた大覚寺。その優美で力強い至宝を一挙公開

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年1月21日(火)~2025年3月16日(日)
  • ※会期中、一部作品の展示替えを行います。
    前期展示:1月21日(火)~2月16日(日)
    後期展示:2月18日(火)~3月16日(日)
会場 東京国立博物館 Google Map
展示室平成館
住所 東京都台東区上野公園13-9
時間 9:30~17:00
  • 【夜間開館実施日】
    ※2月21日(金)以降の金・土曜日および2月23日(日・祝)は20:00まで 
    ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、2月25日(火)
※ただし2月10日、24日は開館
観覧料 一般 2,100円(1,900円)
大学生 1,300円(1,100円)
高校生 900円(700円)
  • ※( )内は前売料金です
    前売券:12月2日(月)~1月20日(月)
    ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等を要提示
    ※東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1,100円(200円割引)で購入できます。正門チケット売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証を要提示
    ※企画チケットは、東京国立博物館正門チケット売り場での販売はありません
    ※本展は事前予約不要です。混雑時は入場をお待ちいただく可能性あります
    ※本展チケットで、当日に限り、総合文化展(平常展)も観覧できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/

東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立博物館 東京国立博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

圧巻

ハローキティ展の行列を横目に進むと
思っていたより混雑しておらず一安心。

入ってすぐ五大明王像に迎えられます。
間近で見ることができました。
普段はなかなか拝めない後ろ姿も拝見できました。

一処にだけ長い行列ができていると思ったら
清和源氏に代々継承された「兄弟刀」
京都以外で初めて並んで展示された 薄緑<膝丸>と 鬼切丸<髭切>でした。
昨今の刀剣ブームや何やらキャラクターが絡んでいるようでしたが
私には知る由もなく熱量に圧倒されました。

何より圧巻だったのが100面以上及ぶ襖絵の展示です。
これは展示方法の勝利と言っても過言ではありません。
見渡す限り360度に展示された襖絵は壮観で見事でした。
狩野山楽の代表作「牡丹図」はほぼ実寸大で
美しく咲き誇っていました。

オタク心をくすぐる展覧会でした。

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morinousagisanさん

5.0

花と剣への熱い視線

会期最終週の金曜夜間開館で、なんとか鑑賞が叶いました大覚寺展。
考察含めた感想は皆さまが既にアップされていますので、独自注目の「花と剣」について徒然に。

「花」はポスターにも掲載された襖絵。通常展示会場の半分近いスペース使ってるのではという第4章の襖絵が素晴らしかったです!会場中央からぐるりと囲んだ絵を見廻すと圧巻のひと言。
テーマの正寝殿と宸殿は、平安期の寝殿造りの中での居住区にあたります。今と違って平安の創建~隆盛期の大覚寺はもの凄く広く、展示会場の広さはかつての寺院の広大さを想起させるんじゃないかと思います。
壁一面の金箔地に、大輪の牡丹が咲き誇り、眩しさというか綺羅綺羅しさにちょっと目がチカチカしてきました。
この襖絵に囲まれながらの生活、庶民としてはちょっと落ち着かない。。。数時間の鑑賞がベストw
また、カメ速度でゆっくり進みつつ絵を見ていくと、絵に配置された小鳥たちや曲線を描く枝が鑑賞者の視線を誘導していて、絵の美しさとモチーフの配置、動線への考慮がもろもろ凄い。

「剣」は第2章にある、鎌倉幕府を開いた清和源氏に代々継承されたという2振の太刀。
空間を埋め尽くす襖絵の華やかさも、前半の仏像の威容さもない、2振だけの刀剣ですが、見つめるファンの熱量が凄かったです。
大覚寺蔵「太刀 銘 □忠(名物 薄緑<膝丸>)」と、北野天満宮蔵「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸<髭切>)」は共に重要文化財。
京都以外では初めて同一ケース内に並んで展示されていて、後1時間で閉館になるにも関わらず、展示ケースをガン見する待ち列に20人程が並んでいました。
私は並ぶ時間が無かったので、後ろからサラッと鑑賞。
刀剣については不勉強なので、どちらもシンプルな刃紋で質実剛健な印象を受けましたが、大覚寺蔵の膝丸はちょっと気になる逸品。
この刀、私が知ってるだけでも同じものが2振りあるんですよね。
もう1振は温泉観光地、神奈川県箱根町の箱根神社にあります。
膝丸の持ち主遍歴は、源義経→箱根権現(箱根神社)→曽我五郎時到。
曽我五郎は歌舞伎や浄瑠璃の人気演目にもなっている敵討ちの主人公で、仇討ちに使用されたのが膝丸(薄緑丸)。彼は敵討ちの本懐を遂げた後に捕らえられて処刑。
膝丸は処刑された五郎から源頼朝→臣下の大友能直→大友家→西園寺家→門跡→大覚寺と行きつきます。

箱根神社の膝… Read More

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さいさん、Camdenさん、karachanさん、morinousagisanさん、エイミーさん

REPORT

会期僅かとなっていますが、絶対、見に行かないとダメな展覧会です!

大覚寺といえば、嵯峨天皇の院政の地、大沢の池、見事な梅園、神殿の蔀戸金具「黄金の蝉」、いけばな嵯峨御流、静かな時間をぼんやり過ごしたい時に訪れる場所…等々、意外にも2-3年に一度は訪れている大覚寺さま。
とはいうても、これという…readmore

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morinousagisanさん、にゃんちゅうさん、Camdenさん
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  • BY moca

4.0

絢爛豪華障壁画のワンダーランド

評判の高い大覚寺展。金曜日の夜間開館が2月下旬より漸く始まり、会期終了間際に観覧が叶いました。東博ならではの、実に豪華で見事な企画展でした。

最後の障壁画百枚で囲われた大広間はワンダーランド。
牡丹の間を飾る《牡丹図》、金ピカの背景に、顔料でもられた白い牡丹花が咲き誇る。見事な咲きっぷりに心が高ぶります。京狩野派の祖、狩野山楽による豪華絢爛の大作、目に焼き付けました。
この障壁画空間を造ることこそ、本展のねらいでしょうし、東博の真骨頂です。万博のパビリオンにも良いか、くらいのワクワク感でした。

冒頭の仏像、五大明王像(重文)も素晴らしい。迫力とともに優美さをまとっています。
名刀二作、髭切と膝丸の前には数十人の長い行列。東京では両刀並ぶ初展示との触れ込みでしたが、私はよくわからないので遠くから眺めました。

展示の中盤、大覚寺中興の祖に当たる後宇多法皇の功績や弘法大師との関わりに関する展示も面白い。御所であり寺院であるユニークな存在の大徳寺。その運営について法皇が掌の朱印を押して残した引継書《御手印遺告》、読み解くことはできないが、かなり入念・仔細な指示を残しているようであり、それだけの思い入れを感じます。

嵯峨野の大覚寺の中はこんな風になってたのね、と東京で知りました。

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uchikoさん、さいさん、morinousagisanさん、黒豆さん

5.0

圧巻です。

もう会期末で他の方が素晴らしい感想を沢山上げてますので、細かいところはそちらに譲ります。
いつも通り、平成館入って右のロッカーの向かいで映像を流しているんですけど、今回予定よりずっと時間がかかってしまい、時間切れで全部見切れませんでした。
嬉しい誤算と言ってよいのかしら…
屏風は本当にどれも素晴らしかったので3周しちゃったし、仏像もほれぼれするようなお姿でしたし、文句のつけようがありません!
既に行った人達から「屏風が多いからそんなに時間かからないと思うよ」と言われてたのですが、全くとんでもなかったよ…
屏風の鳥が素敵で、出てくる度に単眼鏡でガン見したり、そんなこんなであっという間に3時間超えですよ…
前期行かれなかったことを本当に悔やんでおります。
あと、今回屏風が割と低い位置にあるし、動物も出てくるし、屏風パートはお子さまも見やすいかと思いました。
他の方のお話よりは会期末で混んでいた気がしますので、なるべくお早めのをご鑑賞をお勧め致します。

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ファイさん、uchikoさん、karachanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

5.0

お寺と美術館

お寺でも見たはずの仏像や障壁画なのにほぼ記憶もないのはなぜ??
平安の五大明王は小ぶりながら状態もすばらしく見ごたえがあった。
障壁画も表裏があれってなんとぜいたくな・・・近くから見たり離れたりと楽しんでいたら、女性に「写真撮りたいのでちょっとよけてくれません?」と??!!
こちらはソファに座って少し空くのを見計らって近づいたりしてるんですが。こんなことは初めてで唖然としましたね。だから撮影自由の展覧会は嫌い。

少し後味は悪かったが期待以上の内容だった。(大好きな養源院の山楽の襖絵もきれいにしてあげて欲しい・・・)

5.0

圧巻の障壁画群

仏像が好きなので、最初に迎えてくれる五大明王像の素晴らしさにまず感動。
その後も、信仰としてだけでなく政治にも深く関わってきた大覚寺の重厚な歴史を感じさせる展示に「流石大覚寺、流石東博」と思わされます。されますが、兎に角第4章の障壁画がお気に入りです。
大きい部屋にほぼ壁を作らず、大覚寺の障壁画が観る者を取り囲む展示。このレイアウトにしようと考えつかれた方と握手して感謝を伝えたいくらいです。

金色に映える牡丹を熱心に観られる方が多かったのですが(それらは勿論素晴らしい)、私はやや短めに皆さんが通り過ぎていた「柳に燕図」に一番魅力を感じました。
この絵は、使われていた場所のためなのか、他の絵より劣化が見られ、柳の葉の緑色がかなり剥げていました。
しかしそれは、これが美術品でありつつ実用品であり、修復等しながら大切に使われてきたのであろうことを思わされ、かつどんなものも元のままではありえない諸行無常を感じさます(正しく仏教美術ですね。)。
しかし、その上で、劣化してなお美しい姿に感動しました。

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Camdenさん、Sukekiyo-Acckermanさん

5.0

圧巻の障壁画

大覚寺さんの寺宝をこれだけ満喫できるのはとても貴重で有難いです。
華やかな障壁画を会場をぐるっと取り囲むように一挙に展示された華やかな空間に圧倒されました。
狩野山楽さんの紅白梅図は梅の香りが漂うような錯覚を覚えました。
清和源氏に継承された膝丸と髭切を並べて展示されていて、見比べてみると兄弟刀と言われることが納得でした。
天皇家ゆかりの五大明王像も細部にわたり見事で、間近で拝見できるのはとても貴重な機会で感謝です。
見どころ満載の特別展でした。

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さいさん、kamakura23さん、Camdenさん、fumiko773さん

REPORT

全体、展示空間構成が素晴らしい  大満足の展覧会

「旧嵯峨御所 大覚寺門跡」、真言宗大覚寺派の大本山ですが、このお寺、来年1150歳なのだそうですね。離宮時代も入れれば更に半世紀の歴史があるってこと‥。大きな歴史の場面に多く登場してくる大覚寺ですが、確かに幾度となく戦禍や火災で…readmore

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kamakura23さん、ファイさん、morinousagisanさん、uchikoさん、Camdenさん

5.0

仏像・襖絵・刀剣全て見応え充分!!

入場後すぐ、五体の明王像に出迎えられます。
想像していたよりかなり大きく、すごい迫力でした!
細かい部分まで見て取れるほどの近さ・・・美術展の良さですよね。
書物はじっくり読みたいと思うと行列です。
もちろん、刀剣(薄緑・鬼切丸)もです。
が、止まらず動きながらの鑑賞を促されるので、流れは早いです。
なので、並んででも見たい。ちなみに刀剣は前後とも鑑賞できます。
そして、最終章、襖絵。全てカメラ撮影可。
襖絵が100面、整然と並べられている会場は圧巻でした!!

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ファイさん

4.0

「牡丹図」が圧巻

まず五体の仏像の存在感がすごかったです。少し小ぶりのもう五体は繊細なところも見られて、思わず前の五体と見比べて足元までじっくり見ることが出来ました。
圧巻だったのは「牡丹図」でした。襖絵は迫力だったが最後の部屋の牡丹図は可憐で素敵でした。部屋の中央、天井からつるされた襖絵の工夫が部屋全体の華やかさと奥行きを感じました。
帰りに東照宮ぼたん苑を見たらこちらも豪華で可憐なリアルな冬ぼたんが満開でとても美しかったです。

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ファイさん、morinousagisanさん

5.0

魅力的な圧巻の展示空間で満足度更にアップ

後期展示に行きました。仏像のライティングも良いし、襖絵の展示コーナーの展示は圧巻で素晴らしい!パネルと展示室で放映されていた映像の素晴らしさとの相乗効果で寺院で観賞している雰囲気が、感じられました。襖絵が撮影可能なのも嬉しい。明円作の五大明王、狩野山楽の「牡丹図」「紅白梅図」 がやはり際立って良く、何回も展示室を行き来し、観賞しました。眼福のひととき。

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kamakura23さん、morinousagisanさん
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  • BY TK

5.0

大覚寺の宝物の魅力がパワーアップ

会場に入って最初の展示スペースには、五大明王像が5体ど~んと鎮座されていらっしゃいます。いきなりインパクトある展示です。こちらは室町時代の3体と江戸時代の2体です。平安時代に明円によって作られた五大明王像はその先に展示されています。こちらはちょっと小ぶりですが、御本尊としての気品が感じられる像です。制作された時代による違いを感じられます。

中盤の見所は、膝丸と髭切という兄弟太刀が並んで展示されているコーナーです。自分は刀剣ファンではなく、刀の良し悪しは分かりませんが、この2振りが一緒に展示されていることは感慨深いものでした。膝丸は大覚寺、髭切は北野天満宮の宝物です。なので一緒に並ぶことは今はあり得ないのですが、菅原道真が大覚寺創建に関わった繋がりがあるそうで、その縁でこうしてふたつの太刀が並んで展示されることに繋がったという解説がされていました。

最後の第4章は、狩野山楽の障壁画を中心に、圧倒させる展示スペースになっています。牡丹図とその裏の紅白梅図には惹きこまれました。ちょうど博物館に入る前に、上野公園内の五條天神社で梅、上野東照宮で冬ぼたんを観たばかりだったので、ホンモノの花の余韻が障壁画の花にオーバーラップして、相乗効果で楽しむことが出来ました。

トーハクならではの展示演出空間で、大覚寺の宝物の魅力がパワーアップされています。

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jyusuranさん、ファイさん、でれっとたんさん、エイミーさん、morinousagisanさん

4.0

ちょっと構成が意外だったかも

平成館は二部屋あるのでだいたい第一会場がこまごましたもので第二会場にドーンっと空間をぜいたくに使った展示…というイメージだったけど
今回は第一章にいきなりどんっと五大明王が出迎えてくれてちょっと驚き

え?いきなりこんなの出てきちゃって、あとは何が待ち構えてるの??

とおもったら障壁画がどんどんどんっと待ち構えてた(笑)
これは凄いや。襖絵も板絵も大好きだからかなりうれしい

しかし、こういうのはやはり実際に部屋を囲むレイアウトの中で観ないと
雰囲気がつかみにくいな。と再現された御冠の間を見て再確認

ちょっと残念だったのは
名物 薄緑膝丸と名物鬼切丸髭切の前がけっこうな人だかりで
あまり近寄ることができなかったこと

刀剣は面白さが自分の中で未だに咀嚼しきれてないので
じっくり鑑賞したかったのだけど
まあ人気あるのは良いことだからしょうがないか

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fumiko773さん、Camdenさん、morinousagisanさん

5.0

障壁画に囲まれる

事前に作品リストを見たら57点と少な目で、平成館なのになぜ?と思ったのですが、
第2会場に行って納得。

障壁画がどーんと両側に並んでる!
大覚寺が引っ越してきたみたい。
牡丹図は、反対側に回ると裏面(?)の紅白梅図。
行きつ戻りつしながら、花の微妙な色合いを楽しみました。
天井からは障壁画のタペストリーが下がり、その下のソファーに座って上を見上げるとイマーシブ感が増します。

第1会場は、五大明王像が迫力満点。源氏の名刀、膝丸、髭切も、それほど混んでなく、正面と裏側からじっくり拝見できました。

写真撮影は、第4章(障壁画と「御冠おかんむりの間」の復元)のみ、撮影可でした。

さすが東博、広い展示室だからこそできる展示でした。

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さいさん、ファイさん、Camdenさん、morinousagisanさん

4.0

始興の鶴

広い空間に長大な障壁画が一列にならんでいるのが圧巻だった。狩野山楽、渡辺始興の作品が秀逸だ。ホームページやパンフレットには取り上げられていないが、始興の鶴図が中でも良かったと思う。近づいてみると羽の繊細な模様に気づくことができる。

4.0

展示のデザインが素晴らしい!

出品リストを見て驚いたのは、その少なさ。まさかの57点!
1点と数えはするものの、長大な作品もあるのでスペースは埋まっているんですが、ほぼ大覚寺のものしか出さない潔さにビックリです(他所からの出品は2点のみ)。

まずは五大明王像の2セット10体。
大きい方はサイズがいいですね。ちょっと大きい人間くらいで、親近感が持てるギリギリの大きさ。でも姿はヒンズー教の神々に似ていてコワい…。小さい方は細工がよく見えて、鑑賞しがいがあります。

そして、大覚寺をまるごと持ってきたような襖の数々。
「牡丹図」には隣り合った襖の図柄が繋がっていないように見える部分があったり、「紅白梅図」には金箔で梅を消したような部分があったり…。いろいろな不思議が隠れているようで、見応えがありました。「山水図」は小さく描き込まれた人物を探すのが楽しい作品でした。

それにしても、牡丹図を展示している空間の設計が素晴らしい。天井からパネルを吊るすことで、襖の長さに飽きてきた鑑賞者の目線を縦に開かせる効果があるように感じました。実際、入り口で立ち止まって「東博っていいなぁ」としみじみ思いました。
後期の展示替えも楽しみです。

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uchikoさん、ファイさん、morinousagisanさん、アバウトさん、にゃんちゅうさん

5.0

長さ22mの狩野山楽の襖絵が途切れない

さすが東博。狩野山楽の全18面(全長22メートルと書いてあった)「牡丹図」を連続して展示してあったのには驚いた。これは金地に牡丹の葉(緑)や枝(茶)や花(ほとんど白、ピンクも少し)と言う色味だが見ていて飽きない。
 同じく山楽の「紅白梅図」も特に右の紅梅の方は幹を大胆に太く(まるで檜のように)描いていて堂々としていて、左の白梅は柳や竹や鳥なども配置され柔らかい雰囲気だと思った。
 他の美術館なら何点かずつ別々の部屋になってたのではと思う。しかもここは写真撮影が可能。
人気のある展覧会は期間の初めの方が混み方が少ないので今回は早めに行って正解だった。

「膝丸(ひざまる)」「髭切(ひげきり)」と言う太刀も人気があるようだった。

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jyusuranさん

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出展作品・関連画像IMAGES

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