5.0
今年のベスト入り決定です!もう一回行く!
・とにかく「10の最大物」がすごい。壁際でなく柱側に並べた人が偉すぎる。これ見られただけで行った甲斐があった。
・ニコ美を見たら「この図形や色にどんな意味があるのかと考えがちですがそこじゃなく」とか言ってましたけど、そんなことないです。意味なくないですよ。シュタイナーは慰めで何となく作品を褒めたわけではないと思います。ちゃんと作品の中の哲学を見出していたはずです。
・白鳥シリーズとか、プログレのジャケットみたいなすごいのいっぱいだった。それが小部屋みたいな展示室の壁一面に掛けてあって、こっちがトランス状態になりそうだったわ。
・大きな作品が多くて見ごたえあった。世界観がきっちりしていて、自動筆記とは思えない安定感。さすがです。
・水彩はシュタイナーの影響見て取れるんですが、もう少し数が見たかった。
・テレビ番組でどなたかが「中間色が多くてきれい。見ていて気持ちいい」と仰っていて、自分も全く同じ感想でした。例えば「赤は血の色でかつ警告色」みたいなことの逆で、人間の生理的にしんどくない色というのがある気がします。
・なんでシュールレアリスムの自動筆記はOKで、神智学の延長のコックリさんはだめなのか、欧米人って意味不明・・・識以下(今は無意識っていうのかしら・・・)に眠っている自分の実態を表現している、って考えたら同じじゃないの。なんでカンディンスキーやクレーは評価されてんのに彼女はだめなのか・・・ウイリアム・ブレイクなんてどうするんだよ!「あの木に天使がいっぱいなってる(実ってる)のが見える、うふふ」だぞ、おい!!
・日本人はオカルトというのが何だったのかをもう一度整理する必要があると思った。一時期ユングやシュタイナーはオカルト領域で語られることが多かったのは事実だが、今では当時の評価とはさすがに違う。2005年位にドイツ人とシュタイナー教育について話したけど現地でも評判いいと言ってたぞ。ネットの字ずらだけで知らないのに知ったかぶりしてるから「オカルト」の文字に踊っちゃうんじゃないの?
・今民藝がブームらしいけど、日本でシュタイナー関連で有名な高橋巌と柳宗悦は交流があった。柳宗悦はバリバリの宗教哲学者だし、しかも著作は「ウイリアム・ブレイク」でデビューじゃなかったっけ?(間違ってたらごめんね) 要するに当時は色んな思想を色んな人が模索していて、… Read More