FEATURE

2021年上半期に開催スタートの注目の
展覧会を一挙ご紹介!(第1弾は関東版)

「あやしい絵展」「佐藤可士和展」「国宝 鳥獣戯画のすべて」
「テート美術館所蔵 コンスタブル展」「没後70年 吉田博展」ほか

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みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年も新しい年のはじめに、アートアジェンダがお薦めする、2021年の上半期(1~6月)に始まる12の注目の展覧会をご紹介します。 第1弾は、東京他で開催される関東エリアの展覧会のご紹介です。(第2弾 関西&全国版のおすすめ展覧会はこちら)

昨年は、コロナ感染症拡大防止のために、開催延期や中止をせざるを得なかった展覧会が多々ありました。好きな時に、美術館や博物館に足を運び、芸術に触れることのできた当たり前の日常が失われてみると、生の芸術に触れることが、どれだけ大切なものだったか、あらためて気づかされた方も多かったのではないでしょうか。

世界には、まだ美術館・博物館が再開できていない国も多々ありますが、ありがたいことに日本では、現時点では、芸術に触れられる機会に恵まれています。ひとりひとりがコロナ感染拡大防止への対策を心掛けながら、この機会が失われずに続くことを、そして世界のどの国においても美術館・博物館が再開できることを心より願っています。

展覧会の形は、これまでと違って、海外から作品を輸送して展示することが難しい現状の中で、個々の美術館や博物館が所蔵している作品などを中心に構成する展覧会が多くなりました。それもまた、鑑賞者にとっては、それぞれの美術館や博物館のコレクションの傾向を知り、所蔵作品の魅力をあらためて深く知り、掘り下げていく良い機会でもあります。

今回のおすすめ展覧会のラインナップには、そんな所蔵作品によって構成された注目の展覧会も含めてご紹介いたします。

ぜひ、アートアジェンダ展覧会情報 をご参考にしていただいて、今年もたくさんの美術館・展覧会をお楽しみください。

激動の時代を生き抜くためのパワーを求めて、奇怪、凄惨、エロティックといった、人々の欲望や不安を映し出した「あやしい絵」を楽しみたい。

月岡芳年 《『魁題百撰相』のうち 辻弥兵衛盛昌》明治元年 町田市立国際版画美術館 半期展示
月岡芳年 《『魁題百撰相』のうち 辻弥兵衛盛昌》明治元年 町田市立国際版画美術館 半期展示
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(1)
「あやしい絵展」
開催美術館:東京国立近代美術館
開催期間:2021年3月23日(火)~2021年5月16日(日)

「絵に潜む真実、のぞく勇気はありますか?」
そんなキャッチコピーを据えた本展覧会。退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった、「単なる美しいもの」とは異なる表現の作品を紹介する展覧会です。

青木繁 《大穴牟知命》明治38年 石橋財団 アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)東京展のみ
青木繁 《大穴牟知命》明治38年 石橋財団 アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)東京展のみ

それらは、美術界で賛否両論を巻き起こしつつ、激動する社会を生きる人々の欲望や不安を映し出したものとして、文学などを通して大衆にも広まっていきました。幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などからこうした表現を紹介する展覧会です。

世界最高峰のモネ・コレクションを有するオルセー美術館の作品を中心に国内の作品と合わせて構成される、風景画家としてのモネに迫る展覧会。

クロード・モネ《睡蓮の池、緑のハーモニー》 1899年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵 Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF
クロード・モネ《睡蓮の池、緑のハーモニー》 1899年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵 Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(2)
「クロード・モネ -風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画」
開催美術館:アーティゾン美術館
開催期間:2021年5月29日(土)~2021年9月10日(金)

2020年春に予定していた、印象派の巨匠クロード・モネの待望の展覧会が、コロナ禍により開催延期となりましたが、同年の秋9月に発表された開幕決定は、嬉しいお知らせでした。

印象派の画家クロード・モネ(1840-1926)は、自然の中の外光の美しさに魅了され、その探求と表現方法の追求に生涯を捧げ、風景画を革新したことが知られます。モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆し、新しい時代の世界観とその詩情を伝達する手段を創造するものでした。

本展では、モネの画業の重要な時代と場所、すなわちル・アーヴル時代、アルジャントゥイユ時代、ヴェトゥイユ時代、1880 年代の旅の時代、ジヴェルニー時代と、それぞれを丁寧にたどります。

日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和の約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介する「佐藤可士和展」

グローバル旗艦店 「ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」 屋外広告(工事中店舗の仮囲い)、2006年
グローバル旗艦店 「ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」 屋外広告(工事中店舗の仮囲い)、2006年
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(3)
「佐藤可士和展」
開催美術館:国立新美術館
開催期間:2021年2月3日(水)~2021年5月10日(月)

こちらも昨秋9月からの開催予定の会期が変更となった、期待大の展覧会です。

デザインの根本原理 ―伝えるべき情報を整理してその本質を抽出し、誰もが一目で理解できる視覚言語・記号に置き換え、広く伝達する― を、その本来の領域をはるかに越えた幅広い分野に適用する佐藤独自の稀有な方法論は、デザインの概念を拡張・刷新するだけでなく文化、経済活動、そして私たちの日常生活に至るまで、社会のすみずみに影響を及ぼしています。

過去最大規模の個展となる本展では、佐藤自身がキュレーションする会場構成のなかで、約30年にわたる佐藤の活動の軌跡を多角的に紹介します。

世界有数の良質なコンスタブルの作品群を収蔵するテート美術館のほか、国内で所蔵される秀作を含む全85点を通じて、ひたむきな探求の末に豊かに実らせた瑞々しい風景画の世界を展覧。

ジョン・コンスタブル《フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景)》1816 -17 年、油彩/カンヴァス、101.6×127.0cm、テート美術館蔵 ©Tate
ジョン・コンスタブル《フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景)》1816 -17 年、油彩/カンヴァス、101.6×127.0cm、テート美術館蔵 ©Tate
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(4)
「テート美術館所蔵 コンスタブル展」
開催美術館:三菱一号館美術館
開催期間:2021年2月20日(土)~2021年5月30日(日)

19世紀イギリスの画家ジョン・コンスタブル(1776-1837年)の風景画の世界を紹介する展覧会です。

コンスタブルは、一歳年長のJ.M.W.ターナーとともに自国の風景画を刷新し、その評価を引き上げたことで知られます。ターナーが絶えず各地を旅して、国内外の景観を膨大な数の素描に収めたのとは対照的に、コンスタブルは、ひたすら自身の生活や家庭環境と密接に結びつく場所を描きました。

ジョン・コンスタブル《ブリッジズ一家》1804 年、油彩/カンヴァス、135.9×183.8cm、テート美術館蔵 ©Tate
ジョン・コンスタブル《ブリッジズ一家》1804 年、油彩/カンヴァス、135.9×183.8cm、テート美術館蔵 ©Tate

世界有数の良質なコンスタブルの作品群を収蔵するテート美術館から、ロイヤル・アカデミー展で発表された大型の風景画や再評価の進む肖像画などの油彩画、水彩画、素描およそ40点にくわえて、同時代の画家の作品約20点を紹介します。

明治、大正、昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博(1876-1950年)の木版画の全容を紹介する「没後70年 吉田博展」

《瀬戸内海集 帆船 朝》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×35.9cm
《瀬戸内海集 帆船 朝》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×35.9cm
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(5)
「没後70年 吉田博展」
開催美術館:東京都美術館
開催期間:2021年1月26日(火)~2021年3月28日(日)

福岡県久留米市に生まれた吉田博は、若き日から洋画に取り組み、幾度もの海外体験を通じて東西の芸術に触れながら、自然に向き合った厳しい写実による質の高い絵画表現を確立しました。

油彩画、水彩画の分野で才能を発揮した吉田は、画業後期にはじめて木版画に挑戦し、新たな境地を切り開きます。深山幽谷に分け入り自ら体得した自然観と、欧米の専門家をも驚嘆させた高い技術をもって、水の流れや光の移ろいを繊細に描き出しました。

画家の没後70年という節目に開催する本展は、初期から晩年までの木版画を一堂に集めるとともに、版木や写生帖をあわせて展示し、西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法の統合を目指した吉田博の木版画の全容を紹介します。

美的景観を損ねるものと忌み嫌われてきた、街に縦横無尽に走る電線や電柱に着目し、新たな視点で見つめ直す「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」

小絲源太郎《屋根の都》 明治44年(1911) 油彩、キャンバス 東京藝術大学大学美術館蔵
小絲源太郎《屋根の都》 明治44年(1911) 油彩、キャンバス 東京藝術大学大学美術館蔵
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(6)
「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」
開催美術館:練馬区立美術館
開催期間:2021年2月28日(日)~2021年4月18日(日)

美的景観を損ねる電線や電柱の雑然感は、美的景観を損ねると忌み嫌われる一方で、私たちにとっては幼いころから慣れ親しんだ故郷や都市の飾らない、そのままの風景であり、ノスタルジーと共に刻み込まれている景観でもあります。

この展覧会は明治初期から現代に至るまでの電線、電柱が果たした役割と各時代ごとに絵画化された作品の意図を検証し、読み解いていこうとするものです。

山口晃《演説電柱》 平成24年(2012) ペン、水彩、紙 個人蔵  ©️YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
山口晃《演説電柱》 平成24年(2012) ペン、水彩、紙 個人蔵  ©️YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

文明開化の誇り高き象徴である電信柱を堂々、画面中央に据える小林清親、東京が拡大していく証として電柱を描いた岸田劉生、モダン都市のシンボルとしてキャンバスに架線を走らせる小絲源太郎、電線と架線の交差に幻想を見出した“ミスター電線風景”朝井閑右衛門。電線、電柱を通して、近代都市・東京を新たな視点で見つめなおします。

日本絵画史上もっとも有名な作品の一つ「鳥獣戯画」を史上初!全4巻全場面、一挙公開!特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」

2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(7)
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
開催美術館:東京国立博物館
開催期間:2021年4月13日(火)~2021年5月30日(日)

国宝「鳥獣戯画」は、誰もが一度は目にしたことのある、日本絵画史上もっとも有名な作品の一つです。 本展では、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期をつうじて一挙公開するとともに、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々が集結します。

あわせて本展では、秘仏として普段は拝観のかなわない重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとした至宝によって明恵上人の魅力に迫るとともに、高山寺選りすぐりの名宝を紹介します。

東日本大震災から10年という節目にあたり、芸術を通してあの大惨事を見つめ直す、「3.11とアーティスト:10年目の想像」展

小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019 ©Komori Haruka + Seo Natsum
小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019 ©Komori Haruka + Seo Natsum
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(8)
「3.11とアーティスト:10年目の想像」展
開催美術館:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
開催期間:2021年2月20日(土)~2021年5月9日(日)

本展は、東日本大震災から10年という節目にあたり、芸術を通してあの大惨事を見つめ直すものです。

なぜなら、東日本大震災が露わにした問題の一つは、私たちの「想像力の欠如」だったからです。先人たちが石碑や民話に託した警鐘があってもなお、私たちは必ずしも津波の危険性を自らに結び付けるには至りませんでした。しかし、ものごとを想像する/させることは、そもそも芸術の仕事の一つであったはずです。

Don’t Follow the Wind, 福島の帰還困難区域内でのインスタレーション作業風景 ※参考図版
Don’t Follow the Wind, 福島の帰還困難区域内でのインスタレーション作業風景 ※参考図版

本展では「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、東日本大震災がもはや「過去」となりつつある今、あの厄災と私たちをつなぎ直し、あのとき幼かった世代へ、10年目の私たちへ、そして後世へと、語り継ごうとする作品群を紹介します。

自身が架空の芸術家として名付けた、「マーク・マンダース」という人物の自画像を「建物」の枠組みを用いて構築する、類のないビジョンを示す独創的な作品世界。

マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》2017-19年 Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Tanya Bonakdar Gallery, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》2017-19年
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Tanya Bonakdar Gallery, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(9)
「マーク・ マンダース―マーク・マンダースの不在」
開催美術館:東京都現代美術館
開催期間:2021年3月20日(土・祝)~2021年6月20日(日)

マンダースは、1968年オランダのフォルケル生まれ。現在はベルギーのロンセにスタジオを構えています。1986年、自伝執筆の試みを契機に得たと言う「建物としてのセルフ・ポートレイト」という構想に沿って、以降30年以上にわたって一貫した制作を続けています。

その構想とは、自身が架空の芸術家として名付けた、「マーク・マンダース」という人物の自画像を「建物」の枠組みを用いて構築するというもの。その建物の部屋に置くための彫刻やオブジェを次々と生み出しインスタレーションとして展開することで、作品の配置全体によって人の像を構築するという、きわめて大きな、そしてユニークな枠組みをもつ世界を展開しています。

今回の個展は、このような独特な構造を持つマーク・マンダースの作品を十分に堪能できるきわめて貴重な機会です。

多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、多くの人々を魅了した小村雪岱(こむらせったい 1887~1940)。「雪岱スタイル」と呼ぶべき、繊細かつ洗練された美の世界を堪能。

小村雪岱 「月に美人」絹本着色 1幅 清水三年坂美術館
小村雪岱 「月に美人」絹本着色 1幅 清水三年坂美術館
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(10)
「特別展 小村雪岱スタイル-江戸の粋から東京モダンへー」
開催美術館:三井記念美術館
開催期間:2021年2月6日(土)~2021年4月18日(日)

大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、「画家」と呼ぶには収まりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、多くの人々を魅了した小村雪岱(こむらせったい 1887~1940)。いま、その再評価の機運が高まっています。

本展では装幀や挿絵、舞台装置画、そして貴重な肉筆画や版画など、江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した雪岱の作品を総合的に紹介します。

泉 鏡花 『日本橋』(表紙) 装幀:小村雪岱 冊子 1冊  大正3年(1914) 清水三年坂美術館
泉 鏡花 『日本橋』(表紙) 装幀:小村雪岱 冊子 1冊  大正3年(1914) 清水三年坂美術館

また鈴木春信の浮世絵や、並河靖之の七宝をはじめとする明治工芸の数々 を通して、「江戸の粋」から「東京モダン」へと至る系譜を紹介するとともに、彼らの要素を引き継ぐ現代作家の作品も合わせて展示します。

日本初公開となる、キャラクター設定画や習作、原画など貴重な280余点を通じて、ムーミンたちの楽しくも奥深い豊かな世界を紹介

トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチA(1957年) ©Moomin Characters™ ムーミン コミックス展 茨城県近代美術館
トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチA(1957年) ©Moomin Characters™
ムーミン コミックス展 茨城県近代美術館
2021年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(11)
「ムーミン コミックス展」
開催美術館:茨城県近代美術館
開催期間:2021年1月16日(土)~2021年3月14日(日)

ムーミン童話の作者トーベ・ヤンソン(1914-2001年)は、1945年にムーミン・シリーズ第1作となる小説『小さなトロールと大きな洪水』を発表しました。1947年には初めての新聞連載マンガがスタート。その後、1954年に英国の『イブニング・ニューズ』紙で連載が始まり、大きな人気を博して20カ国以上で翻訳されます。

この「ムーミンコミックス」は当初よりトーベの実弟ラルス・ヤンソン(1926-2000年)が主に資料集めと英訳を担当していましたが、1959年にトーベによる連載が終了した後もラルスによって連載は引き継がれ1975年まで続きました。ユーモアたっぷりでコミカル、時にはぴりりと風刺の効いたコミックスの存在により、ムーミンは広く知れわたるようになり、今日のムーミン人気につながっていきました。

本展では、ムーミンコミックスにスポットを当て、未邦訳のストーリーや、コミックスだけに登場する個性的なキャラクターなどを紹介します。


2021年、芸術に触れられる喜びをかみしめながら、美術館・博物館で過ごす時間を大切にしたいですね。ここにご紹介しきれていない展覧会もありますので、ぜひ、アートアジェンダ展覧会情報ページ より、お住まいの地域やお出かけ先の地域を設定して、ご興味ある展覧会を見つけてみてください。今年もぜひたくさんの展覧会を存分に楽しみ、心豊かな時間をお過ごしください。

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