没後70年 吉田博展

東京都美術館

  • 開催期間:2021年1月26日(火)~2021年3月28日(日)
  • クリップ数:56 件
  • 感想・評価:12 件
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《米国シリーズ エル・キャピタン》大正14(1925)年 木版、紙 37.4×25.0cm
《日本アルプス十二題 劔山の朝》大正15(1926)年 木版、紙 37.0×24.8cm
《瀬戸内海集 光る海》大正15(1926)年 木版、紙 37.2×24.7cm
《瀬戸内海集 帆船 朝》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×35.9cm
《瀬戸内海集 帆船 午前》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×36.1cm
《瀬戸内海集 帆船 午後》大正15(1926)年 木版、紙 50.9×36.1cm
《瀬戸内海集 帆船 霧》大正15(1926)年 木版、紙 50.9×36.0cm
《瀬戸内海集 帆船 夕》大正15(1926)年 木版、紙 50.5×36.0cm
《瀬戸内海集 帆船 夜》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×36.1cm
《冨士拾景 朝日》大正15(1926)年 木版、紙 53.3×71.2cm
《溪流》昭和3(1928)年 木版、紙 54.5×82.8cm
《冨士拾景 御来光》昭和3(1928)年 木版、紙 25.0×37.5cm
《東京拾二題 亀井戸》昭和2(1927)年 木版、紙 37.5×24.7cm
《東京拾二題 落合徳川ぼたん園》昭和3(1928)年 木版、紙 25.0×37.2cm
《上野公園》昭和13(1938)年 木版、紙 37.6×24.8cm
《動物園 於ほばたん あうむ》大正15(1926)年 木版、紙 37.1×24.7cm
《日本南アルプス集 露営 北岳間の岳》昭和3(1928)年 木版、紙 24.6×37.6cm
《印度と東南アジア フワテプールシクリ》昭和6(1931)年 木版、紙 37.9×24.9cm
《印度と東南アジア タジマハルの朝霧 第五》昭和7(1932)年 木版、紙 36.2×51.0cm
《蘇洲》昭和15(1940)年 木版、紙 24.7×37.5cm
《陽明門》昭和12(1937)年 木版、紙 37.9×24.8cm
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明治、大正、昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博(1876-1950年)。福岡県久留米市に生まれた吉田は、若き日から洋画に取り組み、幾度もの海外体験を通じて東西の芸術に触れながら、自然に向き合った厳しい写実による質の高い絵画表現を確立しました。

油彩画、水彩画の分野で才能を発揮した吉田は、画業後期にはじめて木版画に挑戦し、新たな境地を切り開きます。深山幽谷に分け入り自ら体得した自然観と、欧米の専門家をも驚嘆させた高い技術をもって、水の流れや光の移ろいを繊細に描き出しました。

画家の没後70年という節目に開催する本展は、初期から晩年までの木版画を一堂に集めるとともに、版木や写生帖をあわせて展示し、西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法の統合を目指した吉田博の木版画の全容を紹介します。

世界を魅了した木版画
世界各国を旅し、雄大な自然をとらえた吉田博のみずみずしい木版画は、アメリカをはじめ海外で早くから紹介され、現在も高い評価を誇ります。イギリスのダイアナ妃や精神科医フロイトに愛されたことでも知られています。
日本に生きる画家として、世界に対抗しうるオリジナルな「絵」とは何かを模索し続けた末に生まれた、新しい木版画をご覧いただきます。

版画技法のあくなき探究、色彩表現の独創性
『帆船』シリーズにみられるように、吉田博は同じ版木を用い、摺色を替えることで、刻々と変化する大気や光を表しました。複雑な色彩表現のために重ねた摺数の平均は30数回に及び、巨大な版木を用いた特大版を制作するなど、あくなき探究心をもって、独創的な木版画を生み出しました。

旅と風景
生涯にわたり風景を描き続けた吉田博。その作品は、画家自らが現地に赴き早描きした写生をもとに制作されました。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアの自然風景から、富士や日本アルプスといった日本の山岳、穏やかな瀬戸内海など、世界中の風景の制作を夢見た吉田博の版画作品は画家の旅の軌跡を示すとともに、私たちを異なる世界へといざなってくれることでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年1月26日(火)~2021年3月28日(日)
会場 東京都美術館 Google Map
展示室東京都美術館 企画展示室
住所 東京都台東区上野公園8-36
時間 9:30~17:30
休館日 月曜日 
観覧料 ◎事前予約不要
一般 1,400円(1,600円)
大学生・専門学校生 1,100円(1,300円)
高校生 600円(800円)
65歳以上 800円(1,000円)
  • ※事前予約なしで観覧できます。混雑時には入場制限を行う場合があります。
    ※会期中、一部展示替えがあります。詳細は追ってお知らせします。
    ※前売券の販売は、2021年1月12日(火)午前10時 ~1月25日(月)まで(販売期間は変更の可能性があります)
    ※中学生以下は無料(要証明書持参) 
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(要証明書持参)
TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://yoshida-exhn.jp

東京都美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京都美術館 東京都美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

世界一周出来る?!

事前予約は必要ありませんが、整理券の配布をしていました。
ただ、待つことなく入場出来ました。
思った以上にボリューム満点な作品数に大満足。
少ない版でも三十回程、摺り重ねられた色は何とも言えない美しいグラデーション。
現地主義に素づいて山岳、渓流などトコトン感じ、表現しつくした風景画の数々に感動します。
日本の山岳、瀬戸内の海等も素晴しいのですが、アメリカシリーズ、欧州シリーズ、インド&アジアの異国情緒溢れるシリーズは吉田博ならではの大気、湿度感を感じ魅力的です。
当時の主流、フランス等ではなくアメリカに行くという気骨も作品に現れている様に思います。
スケッチですら細かく、美しい。
同じ版を使っての昼夜の違いや、70センチを超える特大版も面白い。
どこまでも、突き詰めていく吉田博の性格が唯一無二の美しさに凝縮されているのだと思った。

REPORT

吉田博はどこからきたのか?

新版画好きは、おおむね川瀬巴水派と吉田博派に分かれると思うのですが、自分はだんぜん吉田博派です(笠松紫浪派の皆さんすみません・・・)。父が巴水派なので、お互いにわかってねーなーと言いあってたりします。私は吉田博が好きすぎて…readmore

5.0

現場主義

2017年に損保ジャパンで生誕140年記念をやっていて、そのときに初めてまとまって観賞した方です。故プリンセスダイアナがお好きで、執務室に2枚飾られていたこと、マッカーサーも、日本に到着した直後に会いたがったこと、等、海外で人気の高い画家。
自身も登山家であり、神の領域である雲の上の山岳が素晴らしい。自分では決して見ることができない光景に息をのむ体験は、写真では難しいことでもあります。
また、各地の風景も当事者目線で描かれ、上野東照宮や、中里の風景などには、居住地が近いこともあって、非常に親近感を覚えます。
冒頭の穂高の油絵に魅入られ、進むことも難しかったです。個人的には大原海岸を見たかった。素晴らしい黄金に輝く日本の海であります。
損保のときは、少々混雑でした、今回は非常にゆっくり見れました。

4.0

明るい色彩

高山の作品は、セガンティーノを連想する。空気の澄んだ明るい色彩。共に山を愛した人達だからか。最後にプロローグをもう一度、見ておけばよかった。《朝霧》は、図録に載っていません。
(でも、一番気に入ったのは写生帖のゼロセン。男の人が飛行機とか好きなのが、何となく分かったような気がした)

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Toshinoさん

5.0

美しい版画

美しい色あいで、重ねられた色の織り成すグラデーションが優しい雰囲気と深みを与えてくれていて、1枚にどれだけ手がかかるのだろうというくらい凝った作品ばかりでした。
線画を入れた従来の版画にはない、色彩のみで構成された作品などは、水彩画のような柔らかさと透明な空気感を感じるものばかりでした。
浮世絵版画とは違う版画を作り出いという思いは、すごいなと。

5.0

光と空気を刷り込む絶品

超絶技巧の木版画。西洋的写実表現と日本的美意識の融合。
山岳絵画の人、という認識しか無かったのだが、ここまで大規模に版画を見たのは初めてだった。
版画を始めたのが49歳からというのだから驚愕。画題や構図にずば抜けた個性は無いのだけれど、圧倒的な画力・眼が人を魅了する。
色彩感覚もとても美しくバランスが良い。本当の意味で「映える」作品群。
細かさに目を奪われ、ついつい近づいてばかり見がちだが、うんと離れても美しさは光っている。
スケッチも圧倒的。底力が凄すぎる。

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シンディさん

5.0

充実の展示内容

想像以上に、浮世絵とは別物でした。
木版画でここまで空気感、温湿度、光や影が表現できるものかと感動しました。まるで絵画です!
同じ版を使って、色で、時間の違いを表現する作品群はやはり見どころの一つでした。どれも美しかったです。
また、黒い輪郭線が最初に刷られ、それに合わせて色を刷り重ねると初めて知りました。逆と考えていたので。
その辺りの説明も、映像を使ったりしてわかりやすく勉強になりました。
展示数も非常に多く、見ごたえたっぷりの展覧会でした。
図録もつい買ってしまいました!

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nkさん

4.0

摺りを変えて時間表現

同じ版を使って配色で昼、夜、時間帯の違いの表現は、面白い。摺り数が3~40回は当たり前、中には8~90回のものもあった。こんなに手間をかけていたのでは商業的に大変だろう。江戸時代の浮世絵は少ない色数、版数で豪華に見せていた。

THANKS!をクリックしたユーザー
nkさん

5.0

木版画をコンプリート出来る大回顧展

吉田博は油彩画、水彩の名作も多数ありますが、今回は世界に誇る博の木版画中心の嬉しい展示、水彩、油彩画も展覧会プロローグで紹介されております。総展示数は前後期で193点。吉田博展はよく開催されますが、これ程充実した木版画展示はそうざらにない。展示室に2ヶ所設置された映像コーナーのコンテンツも楽しめます。

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Toshinoさん、tibeanie3さん
  • 2
  • BY TK

4.0

水彩画のような版画に感動します

全て吉田博の作品。以前SONPO美術館で見た時はとても感動したので楽しみにしていました。その時と較べると鮮やかさが鈍いような。照明の性か保存状態の性かは不明。大好きな「渓流」とインドの「フワテプールシクリ」にはがっかりしましたが他にも美しい作品がぎっしり。肉筆画も素晴らしいのでもっと見たかった。後編も見に行きます。

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nkさん、Toshinoさん

4.0

サーモンピンクの吉田博

吉田博、良いですね。
個人蔵多数で水彩油彩版画と画業が網羅されています。

やはり朝夕の情景が見事です。
インド、東南アジアが特に魅力的です。
2Fフロアになるとちょっと尻すぼみ感があってB1と1Fを中心に楽しみました。
特大版もカッコイイです。

彫りと摺りの映像や吉田博列伝映像もありました。
ただ浮世絵と較べて摺りが段違いに多く100度近く刷っているからスゴイというのは
観客をミスリードというか暗示にかけているようで感心しません。

時間指定制を敷いていないせいか既に結構人が入っています。
土日のゴールデンタイムは避けたほうが良いと思われます。
版画展にありがちな牛歩鑑賞になっています。
16時過ぎになると最初のフロアも余裕を持って鑑賞可能です。

川瀬巴水も控える新版画ブームかつ万人受けしそうな吉田博、人気が高まっている印象です。
3密という状態にはなっていませんが人混みが気になる方、ゆっくり鑑賞したい方は
なるべく会期早め平日が良いのではないでしょうか。

THANKS!をクリックしたユーザー
Toshinoさん、tibeanie3さん、シンディさん

5.0

初めて知った

画家でしたが、黒田清輝に喧嘩を売った(殴ったらしい)反骨漢。版画といえば浮世絵か棟方志功・池田満寿男くらいの私でしたが、素晴らしいの一言。特に最初から海外マーケットを念頭においた作品群はちゃんと顧客層に向けたマーケティング・ブランディングができていた人なんだろうなと思った。非常に回数の多い擦りが特徴なのだろうが、日光の作品を見ても超絶技巧と思わせないところがすごさのポイントなのだろうと思った。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

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東京都台東区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

《米国シリーズ エル・キャピタン》大正14(1925)年 木版、紙 37.4×25.0cm

《日本アルプス十二題 劔山の朝》大正15(1926)年 木版、紙 37.0×24.8cm

《瀬戸内海集 光る海》大正15(1926)年 木版、紙 37.2×24.7cm

《瀬戸内海集 帆船 朝》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×35.9cm

《瀬戸内海集 帆船 午前》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×36.1cm

《瀬戸内海集 帆船 午後》大正15(1926)年 木版、紙 50.9×36.1cm

《瀬戸内海集 帆船 霧》大正15(1926)年 木版、紙 50.9×36.0cm

《瀬戸内海集 帆船 夕》大正15(1926)年 木版、紙 50.5×36.0cm

《瀬戸内海集 帆船 夜》大正15(1926)年 木版、紙 50.8×36.1cm

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