4.0
雪岱ワールド全開
モダンであり、昭和初期の様子に迷い込んだような、そんな贅沢な時間を過ごすことができました。
描かぬ美を堪能しました。そこにあるはずの三日月、描かれてはないけれども確かにある松、お稽古の前なのか、後なのか分からないけれども、確かにそこに人の痕跡があり、温もりを感じました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 853 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、「画家」と呼ぶには収まりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、多くの人々を魅了した小村雪岱(こむらせったい 1887~1940)。いま、その再評価の機運が高まっています。
本展では装幀や挿絵、舞台装置画、そして貴重な肉筆画や版画など、江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した雪岱の作品を総合的に紹介します。
また鈴木春信の浮世絵や、並河靖之の七宝をはじめとする明治工芸の数々 を通して、「江戸の粋」から「東京モダン」へと至る系譜を紹介するとともに、彼らの要素を引き継ぐ現代作家の作品も合わせて展示します。「雪岱スタイル」と呼ぶべき、繊細かつ洗練された美の世界をご堪能ください。
※新型コロナウイルス感染拡大状況等で、本展の開催について変更・中止の可能性があります。最新の情報は、三井記念美術館の公式サイトをご確認ください。
会期 |
2021年2月6日(土)~2021年4月18日(日)
|
---|---|
会場 | 三井記念美術館 Google Map |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 |
11:00~16:00
(最終入場時間 15:30)
|
休館日 |
月曜日 2021年2月28日(日) ※但し2021年2月22日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円 (1,100円) 大学・高校生 800円 (700円) 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.mitsui-museum.jp/ |
4.0
モダンであり、昭和初期の様子に迷い込んだような、そんな贅沢な時間を過ごすことができました。
描かぬ美を堪能しました。そこにあるはずの三日月、描かれてはないけれども確かにある松、お稽古の前なのか、後なのか分からないけれども、確かにそこに人の痕跡があり、温もりを感じました。
3.0
夜景 が良かったです
10年ほど前 埼玉県立近代美術館で雪岱展を見ました
見覚えのある作品がちらほら
鈴木春信を 現代風にスタイリッシュにした作品です
春信の作品も展示されています
工芸品では 蒔絵の文机が素敵でした
4.0
週末に訪問。すべての時間が埋まっていたようで、予約なしの人は入れないようでした。最近人気の雪岱だけあります。今回の展示は肉筆画が大変素晴らしかったです。数が少ないとのことですが、どれもきれいな色使いと絶妙の角度、間合いとでもいうのでしょうか、それらがぴったりとマッチして見飽きません。前期と後期の展示があるので、二度来たくなります。装丁の版画もかっこうよく、特に「おせん 雨」が気に入りました。後半には舞台装置の原画も数枚あり、非凡な才能を感じさせます。最後は工芸ですが雪岱の作品はありません。平日でも予約で満杯になるほど人気ですので、お早めの予約がよいと思います。また、日比谷文化図書館でも雪岱の展覧会をやっており、こちらもみどころたっぷりです。
5.0
単なる画家とかデザイナーとか装丁家とか ではなく、総合的に力を発揮している。
どれもこれも欲しいもの。
ひとつひとつ繊細でもあり、見ごたえあり。
絶対にお薦めです。何年前だか(?)浦和で開催されたかな?
今回の充実ぶりにき脱帽です。
2月23日行ってきた。予約制、開館は16時までなので注意。
小村雪岱、大正時代の装幀家だと思っていたら違ってた。
もっとやってた!
挿絵、肉筆画、版画や舞台装置画まで。
それに今回は展示されてないが、着物のデザインや…readmore
5.0
小村雪岱の全体像がわかる内容です。美術学校時代の模写作品も含め、装幀、挿絵、絵画作品に舞台芸術これらに、昭和の春信と称された雪岱なので鈴木春信の錦絵も展示されています。また、雪岱作品に彩を添えるのは明治工芸作品と現代の工芸作家が雪岱芸術のイメージを喚起する作品も合わせて展示され、雪岱作品をより引き立てています。
5.0
まとまった展示としては、初めて拝見しました。
色彩や形のデザイン性がとても高い。
泉鏡花の装丁が、一貫性があってとても素晴らしいです。
初日でしたので、少々混雑しておりました。
密というほどではないです、ゆっくり見れます。
日比谷図書文化館の展示も見に行こうと思います。
5.0
中性的な魅力も備えたタッチの小村雪岱の作品をここまで一挙にみられるのはそうそうないかも。
装丁や挿絵でも有名な作品も数多く出品されていて、わくわく鑑賞してきました。
ほかにももうひとつ展覧会があるので両方見て雪岱ワールドに浸るのもいいかも。
3.0
希少な肉筆画から、版画、装幀、挿絵など、小村雪岱の作品の全容を知ることができ、春信の浮世絵や交友のあった清方の作品まで、盛りだくさんの内容。斬新な構図と色彩のセンスの良さ、線の美しさが印象に残ります。ミュージアムショップで販売しているハガキの種類がとても少なかったのが残念でした。
5.0
装丁、挿絵、版画の代表作を含め充実した展示です。稀少な肉筆は 100cm大の作品も、法隆寺金堂壁画、松岡映丘、木村武山の名画模写も必見、興味深い所です、多数展示されている舞台装置原画も見応えあり。更に春信の浮世絵、清方との交流までカバーしていて、さすが山下祐二先生の監修の展覧会ですね✨
5.0
小村雪岱の肉筆画、泉鏡花等の本の装丁、法隆寺金堂壁画の模写など、雪岱作品がてんこもり。さらに有線七宝と無線七宝で有名な二人ナミカワ氏の陶磁器、櫛や簪などの工芸品、超絶技巧の工芸品もありました。現代作家とのコラボ作品では、えっ?これ木の彫刻!?とびっくりするくらい繊細なバラやユリが。最初から最後まで、見どころ満載です。
ほとんどが清水三年坂美術館の所蔵で、三年坂美術館が出張してきたみたいです。超絶技巧の工芸品をたくさん所蔵している美術館、というイメージでしたが、絵画も素敵な作品をお持ちのようです。次に京都に行く機会があったら、今度こそ行きたいと決意(笑)
日時予約制です。緊急事態宣言対応で、開館時間が短縮されているのでご注意ください。併設のミュージアムショップとカフェ?は営業していました。
小さい作品も多いので、単眼鏡があるとベターです。じっくり見ると2時間くらいかかると思います。
5.0
肉筆画、原画、装丁本など美品がたっぷり。ほぼ全品が清水三年坂美術館所蔵品なので明治の超然技巧品もいっぱい!現代作家とのコラボ品も超一級品。
事前予約制。ホームページ割引あり。再訪割引あり。
印刷物は日比谷図書館でも展示中。こちらも是非。3/23まで。
4.0
小村雪岱展、良いですね。
肉筆、版画、装幀、工芸と多彩な出品です。
是真さん、並河靖之、濤川惣助など明治工芸から現代工芸まで観られるのが嬉しい。
今で言うグラフィックデザイン先取りというかセンス抜群なのだが
寄る辺の無いなんだかソワソワした曖昧な感覚が魅力的です。
既に熱心なファンが多く鑑賞していました。
事前予約制、冒頭に写真撮影スポットあり、展示替えあり。お早めにどうぞ。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都中央区で開催中の展覧会