EXHIBITION

マーク・ マンダース
―マーク・マンダースの不在

東京都現代美術館

  • 開催期間:2021年3月20日(土・祝)〜2021年6月20日(日)
  • クリップ数:27 件
  • 感想・評価:3 件
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
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マーク・マンダース スタジオ風景
マーク・マンダース Photo: Cedric Verhelst
マーク・マンダース《椅子の上の乾いた像》2011-15年 東京都現代美術館蔵
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Tanya Bonakdar Gallery, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
マーク・マンダース《未焼成の土の頭部》2011-14年
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp & Tanya Bonakdar Gallery, New York/Los Angeles
Photo: Genevieve Hanson
マーク・マンダース《マインド・スタディ》2010-11年 ボンネファンテン美術館蔵
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp Photo: Peter Cox / Bonnefanten
マーク・マンダース《狐 / 鼠 / ベルト》1992-93年
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Tanya Bonakdar Gallery, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》2017-19年
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Tanya Bonakdar Gallery, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
Photo: Maris Hutchinson
マーク・マンダース《黄色と青のコンポジション》2014-18年Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp  Photo: Peter Cox
マーク・マンダース《舞台のアンドロイド (88%に縮小)》2002-14年
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp Photo: Peter Cox
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
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マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1
マーク・ マンダース ―マーク・マンダースの不在 東京都現代美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

マンダースは、1968年オランダのフォルケル生まれ。現在はベルギーのロンセにスタジオを構えています。1986年、自伝執筆の試みを契機に得たと言う「建物としてのセルフ・ポートレイト」という構想に沿って、以降30年以上にわたって一貫した制作を続けています。

その構想とは、自身が架空の芸術家として名付けた、「マーク・マンダース」という人物の自画像を「建物」の枠組みを用いて構築するというもの。その建物の部屋に置くための彫刻やオブジェを次々と生み出しインスタレーションとして展開することで、作品の配置全体によって人の像を構築するという、きわめて大きな、そしてユニークな枠組みをもつ世界を展開しています。

この虚構的な枠組みをベースとして類のないビジョンを示す独創的な作品世界は、彫刻の概念を掘り下げる個々の作品の質とあいまって、世界的に高い評価を受けてきました。本展は、作家本人の構想により、展示の全体を一つの作品 =「建物」のインスタレーションとして構成するものです。

個々の作品は、過去の美術史や私的な記憶に基づくイメージ、彫像や言葉、家具など様々なオブジェの組み合わせからなり、見る者に複雑な感情や時間感覚、思索と内省の機会を与えます。これらは独立した作品として十分に魅力的ですが、この大きな枠組においてみれば、また新たな表情で私たちを捉えるでしょう。

作品はすべてこの架空の「建物」の一部をなすものとして現れ、作家であるマンダース本人と架空の芸術家マンダースの自画像とが混交しながら消失・生起し、見る者を虚実の空間へと誘います。

一方、個々の作品には互換性があり、それぞれは単語のように部屋や構成に従って置き換わることが可能と言います。それによって、この想像の「建物」全体は、いわば一つの自動的な装置のように不断に改変され、更新されていくこ とになるのです。

タイトルにある「不在(Absence)」は、インスタレーションに見られる時間が凍結したような感覚や静寂、既に立ち去った人の痕跡、作家本人と架空の芸術家との間で明滅する主体など、マンダース作品全体の鍵語として複数の意味を担うものですが、それはまたこの「建物」が作家の不在においても作品として自律的に存在し続けるものの謂いでもあるでしょう。マンダースの世界は、その中に入る私たちを魅了しつつ、芸術の意味について、想像力や人の生の経験と時間について、あらためて考えることを促すのです 。

今回の個展は、このような独特な構造を持つマーク・マンダースの作品を十分に堪能できるきわめて貴重な機会です。ぜひ感覚を研ぎ澄まして、じっくりとその世界に触れていただければ幸いです 。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年3月20日(土・祝)〜2021年6月20日(日)
会場 東京都現代美術館Google Map
住所 東京都江東区三好4-1-1
時間 10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
5月6日
※ただし5月3日は開館
観覧料 一般 1,500円
大学生・専門学校生・65歳以上 1,000円
中高生 600円
小学生以下 無料
  • ※本展のチケットでMOTコレクションも観覧できます
    ※小学生以下の方は保護者の同伴が必要です
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります
    ※予約優先チケットあり
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)、03-5245-4111 (代表)
URLhttps://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mark-manders/

東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

かなり良い展覧会です!

彫刻の周りをぐるぐると周回してしまいました。会期も残り僅かです。事前予約制なので、もう押さえてほしい気持ちです。前半期で屈指の展覧会でした。撮影可の作品も多いため、撮影時間も考慮して訪問してほしいです。

4.0

展示全体がひとつの作品。

まず、自画像を建物の中に構築するという試みが面白いです。
作家の頭のなかをのぞくような奇妙さ。
ヒビわれた土、黄色い板、散らばったイメージの断片のようなものあれこれは、強く印象に残り頭から離れず。
見る人の頭のなかで、マーク・マンダースが散りばめた断片を、想像し、構築し、出来上がったものが作品なのかもしれません。
かなり良いです。

5.0

不思議な空間の不思議な作品に取り込まれる。

まずは一言、必見。
乾いた粘土のような彫像、家具のようなオブジェ、張り巡らせられたビニールシートが、不穏な空間を作り上げる。
撮影可能作品も多いが、どうカメラを向けて良いのか茫然とする。
会場内を足を進め、作品とあい対する内に、自分の何かも取り込まれる感覚がする。
欠如と時間の静謐、失われた何かがそこにあるのか去ってしまったのか、ムズムズする感覚が魅了する。
粘土に見えるけど、ブロンズに着色。もろく見えるが堅牢。そこもまた妖しい。巨大な作品は崩れ落ちそうで虚しく感じるが、確かに存在する。
撮影不可のスケッチやインスタレーションもあったが、けっこう危ないw。
分かりやすいのか分かりにくいのか、そこがまた好きで仕方が無い ♪
5/11まで休館とのことだけど、予定通りに再開を祈ります。

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