特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」

東京国立博物館

  • 開催期間:2025年9月9日(火)~2025年11月30日(日)
  • クリップ数:80 件
  • 感想・評価:17 件
特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」 東京国立博物館-1
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国宝 弥勒如来坐像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 弥勒如来坐像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 無著菩薩立像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 無著菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 世親菩薩立像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 世親菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 四天王像のうち広目天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 四天王像のうち増長天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 四天王像のうち持国天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 四天王像のうち多聞天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔
国宝 興福寺北円堂 堂内 撮影:佐々木香輔
国宝 興福寺北円堂 堂内 撮影:佐々木香輔
国宝 興福寺北円堂 外観 撮影:佐々木香輔
特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」 東京国立博物館-1
特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」 東京国立博物館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

世界遺産・興福寺は、710年の平城遷都の際、現在の地に誕生し、1300年の時を重ねています。境内の北西に位置する北円堂は、創建者である藤原不比等の追善のために721年に建立されるも、1049年の火災、1180年の平氏による南都焼き討ちで二度にわたって焼失してしまいます。復興には長い年月が費やされ、1210年頃に堂が完成、造像は氏長者近衛家実の命により運慶一門が手がけ、1212年頃には北円堂諸仏が再興されています。

堂内に安置する仏像は、創建時にならい、弥勒如来をはじめとする9軀とされました。弥勒三尊像の両脇には、北インドで活躍し、法相宗の根幹となる唯識思想を確立した無著・世親兄弟の像が控えます。このとき完成した像のうち、今に伝わる弥勒如来像、無著・世親像の3軀は、力強さや写実性を持ち合わせつつ、静かな落ち着きに包まれており、ここに運慶が晩年に到達した境地を見ることができます。

また 、 このときの北円堂の四天王像は長い間失われたものとされてきましたが、現在中金堂に安置されている四天王像がこれにあたるという説が近年支持を集めています。にぎやかな装飾、激しい表情の四天王像は、弥勒如来 像 、無著・世親 像 とは雰囲気を異にしますが、 天平彫刻を基調とした その優れた造形から運慶一門の作とも考えられています。

本展では、北円堂の弥勒如来像と無著・世親像、中金堂の四天王像を組み合わせて展示することで、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みます。弥勒如来像は、2024年度の修理を経て、約60年ぶりに東京で公開されます。運慶の最高傑作が織りなす祈りの空間を、ぜひお楽しみください。

【FEATURE|内覧会レポート】
約60年ぶりに、国宝《弥勒如来坐像》が東京に。運慶が描いた北円堂本来の姿を再現

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年9月9日(火)~2025年11月30日(日)
会場 東京国立博物館 Google Map
展示室本館特別5室
住所 東京都台東区上野公園13-9
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • 毎週金・土曜日、および9月14日(日)、10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日)は20:00まで開館(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
観覧料 本展は事前予約不要です
一般 1,700円(1,500円)
大学生 900円(700円)
高校生 600円(400円)
  • ※( )内は前売料金です
    ※中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などを要提示
    ※混雑時は入場をお待ちいただく可能性があります
    ※本券で、会期中観覧当日に限り、東博コレクション展(平常展)も観覧できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://tsumugu.yomiuri.co.jp/unkei2025/

東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立博物館 東京国立博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

昔も今も

最終日の朝に鑑賞
遠くから相当な行列が見えていたので、どうなるかと思ったが
諦めずに寄らせていただき、本当によかった。

会場はまさに「祈りの空間」そのもの
配置のされ方が素晴らしいと知人に推していただき
それを体感できた。

弥勒如来坐像の両後ろをかためる
兄弟の菩薩立像

彼らを取り囲むように配置された四天王たち
なんという圧倒的な静寂の空間

私のように、自分の置かれている状況と重ねて
この7体が意味するであろうことを
あれこれと考えてみたり

そんなことを考えると、800年前の人たちも
彼らの生活を想ったり、家族、将来のことに思いを馳せて
祈ったのかもしれない

5.0

祈りの空間

その展示室だけでも見てほしいとしか言えません。
今。
特に若い方や立場のある方に見てほしいと思います。

REPORT

― なぜ、この7体だけの空間が人を1時間も留めるのか ―

東京国立博物館で開催中の特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」に行ってきた。

この展覧会は、一見すると非常に“質素”である。
展示室には仏像が7体あるだけ。急げば10分で見終えることもできる。
それでも多くの人がここで長い時間を過…readmore

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aynokさん、Camdenさん、ぷーながさん
  • VIEW315
  • THANKS3
  • BY holy0408

5.0

仏像7体のみのストロングスタイル

「貴重な機会」という情報だけで訪問。まさかとは思っていたのですが本当に1室のみに仏像7体だけの展示というストロングスタイル。しかし、駅広告などで多く宣伝されていることもあってか人が多く驚きました。

知識がなく仏像などには疎いので、ありがたみが解ってなかったのですが高橋一生さん務める音声ガイドをお借りして聞いてみると、弥勒如来と2体の菩薩像、四天王像が揃うことが如何に貴重な機会どころか奇跡的だという事が理解できました。
洗練されエネルギッシュなポージングと厳かながらも柔和な顔つき、光る玉眼と掘り込みのみによる彫眼によりこちらを見つめるような実在感のある眼球、非現実感と生命感溢れるリアリティのバランスが絶妙という運慶独特の魅力もディテールについてなどの説明もあり、展示数が少ないからこそじっくりと見て味わうことが出来ました。

都合30分前後の展示で入場1700円(+音声ガイド600円)というのは中々お高くも感じますが、数多くの国宝・重要文化財を有する東京国立博物館の膨大な数の常設展示も見ることができるのでお得にも感じます。そちらにも数点仏像もあるので比較すると運慶作の特徴が一層伝わるので、一緒に観覧するのがオススメです。
また興福寺の再建・復興のための支援の目的もあるようなので、募金をする気持ちで入場するのも良いかと思われます。

特化型の展示ですが、なかなか良い体験となりました。

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holy0408さん、fumiko773さん、morinousagisanさん

5.0

集中

公開されているのが国宝7点のため
集中して見ることができました。
それぞれが魅力的でぐるっと隅々まで近くで見ることができ、満足感は非常に高かったです。
じっくり見てもそれほど時間もがかからず、
常設展をいつもより時間をかけて巡れたのも良かったです。

4.0

全方位仏像

全方位から仏像を拝める稀有な展覧会でした。
展示品こそ少ないけど、好きな人はめっちゃ嬉しい展覧会だろうな。

REPORT

弥勒如来さま、56億7千万年後に悟りを開いた御姿と。

お早めの来館がオススメです(閉幕間際、特に大混雑が予想されます)。
本館の入口すぐの所で開催(平成館ではありません!)。

展示室に入り、北円堂の「八角形」を模して配置された柱や諸像の配置に大感激(奈良旅行の気分も・・・)。
解説…readmore

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  • BY moca

4.0

運慶の思い描いたかもしれない「祈りの空間」を体験

トーハク本館第5展示室「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」、トーハクが鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現で、円熟期の運慶が臨んだ「祈りの空間」の再現を試みた展覧会、に行って来ました。
奈良興福寺の北円堂。通常非公開ですが、私は特別公開に合わせて今まで何度となく出かけています。たしか‥特別拝観料は300-400円くらいではなかったかと‥。御開扉だけでは無著・世親のお姿は見えませんが、特別公開では中をじっくり一周出来、ほぼはっきり見ることが出来ていたと思います。2017年秋にトーハク平成館で催された興福寺中金堂再建記念の特別展「運慶展」(たしか一般当日1600円)は、興福寺はじめ全国各地から22点の運慶像他、父康慶、実子湛慶・康弁ら親子三代の作品も出品され、その作風の流れと変遷をたどることの出来る展覧会でした。今展で目玉の無著・世親立像も出展されていました。博物館では良好な照明のもと、足元から後ろ姿から全て拝むことが出来る、貴重な、感動の展覧会でした。思い出して、なんだかんだで諸物価高騰の折? 今展は本館第5室で7点、やはり少しお高価いですよね(笑)。とは言え今展、弥勒如来坐像の約60年ぶりの寺外公開ですし、なかなか貴重な機会であることに変わりはありません。特に関東以北にお住まいで2017年の平成館の「運慶展」を見逃した方は、ぜひ、とお勧めしたいです。
会場内の解説板はごくシンプルに抑えられていて、大迫力の仏像群を理屈ぬきで観る側が其々の感覚で見て感じて堪能できるように、との配慮? かも知れません。平日午前、第5室はさほど広くはありません。観覧者は結構多くはありましたが、見辛いほどではなく、じっくり鑑賞出来ました。撮影はできません。一応ショップのポストカードがおすすめです。ただ展示室内よりショップの方が混雑していました。
さて、何度も見てはいますが、今展の七体の国宝仏、みな素晴らしいです。どこから見ても破綻のない堂々たる体躯を持つ弥勒如来坐像は、水晶でつくった玉眼をはめる技法が知られる慶派の仏像にあって、あえて木の表面を刻んだ彫眼の像であることが特徴だそうです。それから唯識教学を修めたインドの古代僧・無著と、その弟・世親の立像は、日本彫刻史上の最高傑作と言われていて、見る者を圧倒する深い精神性をたたえています。何度観てもとにかく素晴らしいです。特に無著立像は、運慶最晩年… Read More

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holy0408さん、Camdenさん

5.0

圧巻の迫力、静と動

七体のみにもかかわらず存在感が尋常じゃない。
中央におわすのは弥勒如来様は慈悲の表情。後ろには無著世親両菩薩様静が堂々と控え、その佇まいからはオーラを発しているようだ。

周りを四天王が囲んでいるが、こちらは脚を踏ん張り槍を持ち憤怒の表情。衣は風になびき今にも動き出しそうだ。
360度ぐるりと拝見出来るので僅かに残る色彩や鎧の飾りや背中の肉付きなどじっくり観察。

運慶一門の最高傑作が東京で見られる稀有な機会で有る。

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holy0408さん、Camdenさん、karachanさん

4.0

北円堂いいよね

興福寺北円堂は何度かはいったことあるので
わざわざ博物館で観る必要はないような気もするけど、

こんなじっくりと360度好きな角度で思う存分鑑賞できるのは博物館ならでは

そもそもわざわざ東京まで出向いてきてくれてるんだから観ないという選択肢はない

四天王のぐっと力のこもった動きのある造形はどの角度から見ても絵になって良い

中央の弥勒如来・世親菩薩・無著菩薩の存在感のある佇まいも素晴らしい

じっくりと祈りの空間に浸れる展示である

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holy0408さん、morinousagisanさん

4.0

展覧会<勧進

2017年の展覧会当時にすでに推測されていた、四天王の本来の場所が北円堂であっただろう、という思いで実現した空間なのだと思う。
お堂の再現を優先させるなら光背も欲しいところだが、360度で拝観できるありがたさが上回る。
元々無著推しで、弥勒如来はいまいちと思っていたが、正面下から仰ぎ見たとき、また横顔はこの写真よりずっと素晴らしかった。
仏像はもちろん大好きだが、私が泣けるのはいつもお坊さんの像です。

厳密にいえば運慶工房作なので星は4つ。

追記
国宝室には平治物語絵詞が出ていてラッキー!展覧会だとぎゅうぎゅうでゆっくり見るのもはばかられるが、ほとんど止まって見る人もなく楽しめた。

5.0

無著、世親の両菩薩立像は8年ぶりの拝観

展示されている仏像は7躯のみ。
でも全て国宝です。
中央に弥勒如来坐像が鎮座、その両脇を無著、世親の兄弟菩薩が固めます。
そして四方を四天王像が守ります。
これらの中で一番のお気に入りは無著、世親の両菩薩立像です。
実は無著、世親さんとは、2017年の運慶展でお会いしていて、その時に衝撃を受けました。特に無著菩薩立像がすごい。この僧が何を思索しどう生きたか、伝わってくるようです。そして自分に語りかけてきそうな錯覚に囚われます。この細いまぶたの奥の眼に見つめられると、身動きが取れなくなりそうです。
8年ぶりの拝観に胸がじ~んとなりました。

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Camdenさん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

御本尊様東京で60年ぶりの大開帳

国宝の運慶仏が7軀。無着世親と四天王立像は2017年東博開催の運慶展以来。そして北円堂の御本尊の弥勒如来様を360度、間近に拝せる稀少な機会です。運慶工房の中でも源慶、静慶等々古参の慶派仏師が名を連ねております。拝観料は1700円と高めですが、売上の一部は総工費50億規模の興福寺国宝五重塔大規模修復に充てられるので文句なしです。補助で8割国の補助があっても2割は興福寺が負担しなければなりませんからね

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fumiko773さん、kamakura23さん、morinousagisanさん
  • 3
  • BY TK

4.0

無著夢中

無著世親菩薩の両仏像をとても楽しみにしていました。
特に無著菩薩。本当に素晴らしい。
背中の量感。衣文。表情。眼差し。無著だけで観覧料の価値がある。
世界彫刻が開催されるのであれば無著像を日本代表に推したい。
滞在時間の多くを無著像の側で過ごす。

開催初週の金曜午後に訪問。天気も鈍いせいか待ち列なし。入場待ちもなし。
会場内はやはりそれなりに混み合ってはいますが見づらい感じはなかったです。
夜間の時間帯でもガラガラとか空いているという感じにはならなかったです。
特に弥勒如来の前あたりは大体人だかりがありますね。

ということなので本館外に待ち列が出来ているときは避けたほうが良いかも。
中尊寺金色堂のときもそうだったのでお早めの訪問、夜間もオススメします。
入場時にチケットに日付印を押してもらうのも忘れずに。当日中で再入場可能です。

また凄いのが図録。通常図録を上回るサイズの大判図録。B4とか。
図録というよりもうコレは写真集というサイズ感。印刷も素晴らしい。
図録は今では年に1回購入するかどうかレベルなのだけど本展図録はかなり良いです。

無著像だけは本当に見飽きない。満足度高し。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、エイミーさん、ぷーながさん、uchikoさん、morinousagisanさん、他2人

4.0

7躯の国宝、静と動の接する空間

中央に、弥勒如来像、無著・世親兄弟像の慈悲深い静。
それを囲む、四天王像の激しい動。
北円堂の実物の形状・大きさに倣い、鎌倉期の復興当時の仏像配置を再現しようとの試みで作られた展示空間では、この静と動が接し合い、緊張感とバランス感が同居します。ゾクゾクします。

もともとは像は9躯あったらしく、今回は国宝7躯が配置されていますが、意外に広いと感じます。光背がない分、そう感じるのかも。

光背がないので、弥勒像の背中がよくわかります。
たっぷりとした肩・背の量感、豊かさが印象的。

肖像彫刻の最高傑作と称される無著・世親像は、実にリアル。
人間らしい自然な表現に惹き込まれます。
下からのスポット照明が玉眼に当たって反射し、壮年期の世親菩薩のお顔の複雑な表情がよりリアルに。右側の兄無著の老年期の姿との対比は、この高層兄弟の関係が偲ばれます。

問答無用にすばらしい。

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エイミーさん、ぷーながさん、黒豆さん、morinousagisanさん

4.0

異空間・北円堂を歩き回って楽しむ

会場に一歩入ると途端に空気が変わるような感覚。
作り物だと分かっているけれど、北円堂がこんなスケール感ならいいなぁと思う設営になっています。

予備知識を持たずに行ったので、「配置も再現しているの?」と色めきたったけれど、どうも違うらしい。
現在は中金堂に収められている四天王像が鎌倉時代には北円堂にあった説により、それを再現しているそうです。
まさに、あったかもしれない異空間を楽しむ、面白い体験です。

出品7点・すべて国宝というシンプルな構成なので、それぞれの表情や衣装の見比べがじっくりできます。
私が特に気になったのは増長天と世親菩薩。
増長天はニヒルな表情で抜き身を持っていて、完全に戦闘員か殺し屋のよう。
世親菩薩は目の輝きがいいですね。力強い説法が聞けそうです。

仏像を外部で公開する展覧会が増えて、本当に貴重な体験をさせてもらっているなぁと思います。
ありがたいことです。

THANKS!をクリックしたユーザー
黒豆さん、karachanさん、Camdenさん、ファイさん、にゃんちゅうさん、他2人

5.0

日本彫刻史上最高傑作!

運慶晩年の最高傑作と言う宣伝通りの素晴らしい国宝7躯の展示でした。四方を四天王が守り、真ん中に弥勒如来坐像、世親菩薩立像、無著菩薩立像が展示され、至福の時間でした。

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出展作品・関連画像IMAGES

国宝 弥勒如来坐像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 弥勒如来坐像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 無著菩薩立像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 無著菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 世親菩薩立像(部分) 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 世親菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 四天王像のうち広目天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 四天王像のうち増長天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

国宝 四天王像のうち持国天(中金堂) 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵 撮影:佐々木香輔

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