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関西&全国版、2018年下半期(7~12月)に開催スタートの注目の展覧会!九州から名古屋に巡回する「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」「110周年 東山魁夷展」「プーシキン美術館展」「奇才・ダリ版画展」ほか

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いよいよ2018年も半年が経ち、7月からは1年の後半に突入です。
世の中では、日々せわしなく、様々な出来事がおきていますが、美術館という空間は、いつ出かけても、穏やかなひとときをもたらしてくれる、心のオアシスのような場所ではないでしょうか。ぜひ、ときどき美術館に足を運び、心にたっぷりの栄養を注いでください。
2018年の後半も、皆さまにとって、充実したより良い日々となりますように。

第1弾 関東編のおすすめ展覧会 に引き続き、関西&全国版の2018年下半期おすすめ展覧会のご紹介です。

現在、九州国立博物館にて開催、その後、名古屋市美術館に巡回する展覧会。スイスの実業家 ビュールレのコレクションによる、めくるめく傑作の数々に驚く、「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」。2018年7月28日(土)から名古屋市美術館にて、開催。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》1880年 油彩、カンヴァス 65×54cm ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
ピエール=オーギュスト・ルノワール《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》
1880年 油彩、カンヴァス 65×54cm
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(1)
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
開催美術館:名古屋市美術館
開催期間: 2018年7月28日(土)~2018年9月24日(月・祝)

「特別展 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
開催美術館:九州国立博物館
開催期間: 2018年5月19日(土)~2018年7月16日(月・祝)
クロード・モネ《睡蓮の池、緑の反映》1920-26年 油彩、カンヴァス 200×425cm©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
クロード・モネ《睡蓮の池、緑の反映》
1920-26年 油彩、カンヴァス 200×425cm
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)

今年の2月から5月、国立新美術館にて開催 され、その後、巡回中の展覧会です。東京での開催時もたくさんの感想・評価 が寄せられているように、非常に評判の高い、見事な展覧会です。

「ビュールレ」という名前を初めて聞かれる方も多いでしょう。
エミール=ゲオルク・ビュールレ、というスイスの大実業家が、生涯を通じてコレクションした絵画が紹介されているのですが、特に印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、実際に、展示室に並ぶ作品の数々には、圧倒されること間違いなしです。

印象派の絵画には食傷気味?
もしそんな風に思う方がいらっしゃっても、この展覧会では、印象派・ポスト印象派の画家たちの求めてきた表現性をたっぷりと味わえ、その醍醐味をあらためて感じられること間違いなしです。傑作の傑作たる所以に、納得がいく展覧会ではないでしょうか。足を運ぶ価値は大いにありの貴重な機会です。全身で名画を存分に味わってきてください。

ふたつ目に、「生誕110周年 東山魁夷展」。東山魁夷の作品が持つ精神性は、いつの時代にもどんな時も、日本人の心にしっくりと馴染んで、たちまちに静謐な情感をもたらしてくれます。京都国立近代美術館にて、2018年8月29日(水)から開催。その後は、国立新美術館(東京)にて開催。

《行く秋》1990年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
《行く秋》1990年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(2)
「生誕110年 東山魁夷展」
開催美術館:京都国立近代美術館
開催期間:2018年8月29日(水)~10月8日(月・祝)

「生誕110年 東山魁夷展」
開催美術館:国立新美術館
開催期間:2018年10月24日(水)~12月3日(月)

明治41年(1908)、横浜に生まれた東山魁夷は、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。

唐招提寺御影堂障壁画のうち、《山雲》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺
唐招提寺御影堂障壁画のうち、《山雲》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺

東京美術学校を卒業し、ドイツ留学の後、太平洋戦争への応召、肉親の相次ぐ死といった試練に見舞われますが、そうした苦難のなか風景の美しさに開眼し、戦後はおもに日展を舞台に「残照」や「道」といった風景画の名作を数多く発表しました。

戦後の日本を代表する国民的画家と謳われた東山魁夷の画業を代表作でたどるとともに、東山芸術の記念碑的大作「唐招提寺御影堂障壁画」が特別出品されます。

3つ目は、 「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」。モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガンらの巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」。国立国際美術館にて、2018年7月21日(土)から開催。

クロード・モネ 《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.
クロード・モネ 《草上の昼食》 1866年
© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(3)
「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」
開催美術館:国立国際美術館
開催期間: 2018年7月21日(土)~2018年10月14日(日)

珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀から20世紀の風景画65点が来日します。

様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。

なかでも、初来日となるモネの《草上の昼食》では、同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。

アンドレ・ドラン 《港に並ぶヨット》 1905年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.
アンドレ・ドラン 《港に並ぶヨット》 1905年
© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.

ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。

4つ目は、今回の展覧会を持っての閉館が、大変名残惜しい、名古屋ボストン美術館の最後の展覧会。古今東西の人間が求めてきた「幸せ(ハピネス)」について思いを巡らせる、「ハピネス~明日の幸せを求めて」が、名古屋ボストン美術館にて、2018年7月24日(火)より開催

ウィリアム=アドルフ・ブーグロー《兄弟愛》1851年 Gift of the Estate of Thomas Wigglesworth, 08.186 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston
ウィリアム=アドルフ・ブーグロー《兄弟愛》1851年
Gift of the Estate of Thomas Wigglesworth, 08.186
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(4)
「ハピネス~明日の幸せを求めて」
開催美術館:名古屋ボストン美術館
開催期間: 2018年7月24日(火)~2018年10月8日(月・祝)

20年間にわたって運営されてきた名古屋ボストン美術館は、米国ボストン美術館との契約終了に伴って、2018年10月8日に閉館が予定されており、名残惜しくも、今回の展覧会が、最後の展覧会となります。

名古屋市ボストン美術館における最後の展覧会では、古今東西の人間が求めてきた「幸せ(ハピネス)」について、思いを巡らせます。

「幸せ」ってどんなもの?――その答えは国や文化、個人によって違うかもしれません。しかし「幸せ」を求めていく姿勢に古今東西で違いはないのではないでしょうか。

ジム・ダイン《ザ・ワールド(アン・ウォルドマンのために)》1971-72年 Promised gift of the artist, L-G 163.49.2006 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston
ジム・ダイン《ザ・ワールド(アン・ウォルドマンのために)》1971-72年
Promised gift of the artist, L-G 163.49.2006
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

幸せを求めてきた人間の営みを様々な視点でとらえつつ、これまでの展覧会でおなじみの懐かしい作品や、名古屋ボストン美術館初出品の作品を、洋の東西を問わず幅広く紹介します。

曾我蕭白《琴棋書画図》 (※修復前)江戸時代 Fenollosa-Weld Collection, 11.4511 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston
曾我蕭白《琴棋書画図》 (※修復前)江戸時代
Fenollosa-Weld Collection, 11.4511
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

中でも見逃せない作品が曾我蕭白の《琴棋書画図(きんきしょがず)》。
文人が嗜む四つの楽しみ(琴・囲碁・書・画)を画題に、蕭白らしい闊達な筆遣いで個性豊かな人物たちの様子を描く水墨画です。

ボストン美術館に屏風仕立てで収蔵されていたものを、オリジナルの襖の状態に修復して公開します。

5つ目は、「没後20年 特別展 星野道夫の旅」。星野道夫さんの写真と言葉による物語の世界が展示空間に立ち現れます。IZU PHOTO MUSEUMにて、2018年7月14日(土)から開催

クジラの骨の遺跡とベーリング海に浮かぶ半月(ロシア、チュコト半島)撮影:星野道夫 © Naoko Hoshino
クジラの骨の遺跡とベーリング海に浮かぶ半月(ロシア、チュコト半島)
撮影:星野道夫 © Naoko Hoshino
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(5)
「没後20年 特別展 星野道夫の旅」
開催美術館:IZU PHOTO MUSEUM
開催期間: 2018年7月14日(土)~2018年9月30日(日)

「目に見えるものに価値を置く社会と、見えないものに価値を置くことができる社会の違いをぼくは思った。そしてたまらなく後者の思想に魅かれるのだった。夜の闇の中で、姿の見えぬ生命の気配が、より根源的であるように。」 『森と氷河と鯨』(世界文化社)より

山岳地帯に生きるドールシープの親子 撮影:星野道夫 © Naoko Hoshino
山岳地帯に生きるドールシープの親子
撮影:星野道夫 © Naoko Hoshino

1978年にアラスカに移り住み、20年近くにわたり極北紀行を重ねた星野道夫さんは、カムチャツカ半島での取材中に、43歳の若さで、ヒグマに襲われて亡くなりました。大自然が見せる多様な姿をカメラで追い続けた星野道夫さんの作品は、星野さんが魅かれた思想を反映するかのように、見る者の胸に鋭く迫ってくるものがあります。

ザトウクジラのブリーチング 撮影:星野道夫 © Naoko Hoshino
ザトウクジラのブリーチング 撮影:星野道夫
© Naoko Hoshino

本展では、ありのままの自然の姿が写し取られた「マスターピース」から、過酷な環境下で脈々と続く「生命のつながり」、極北に暮らす人々の精神性が見出された「神話の世界」まで、星野の写真と言葉による物語の世界が展示空間に立ち現れます。

シュルレアリスムの旗手ダリが繰り広げる奇想天外な世界を、円熟期から晩年に制作された版画約200点と彫刻6点により紹介する「奇才・ダリ版画展 炸裂するシュルレアリスムの世界」。北海道立函館美術館にて、2018年7月14日(土)より開催。

2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(6)
「奇才・ダリ版画展 炸裂するシュルレアリスムの世界」
開催美術館:北海道立函館美術館
開催期間: 2018年7月14日(土)~2018年8月26日(日)

スペインのカタルーニャ地方に生まれた、20世紀を代表する画家のひとり、サルバドール・ダリ(1904-1989)。油彩、版画のほか、彫刻、舞台芸術、デザイン、映画の制作、そして文筆活動とマルチな活動をした芸術家です。

早くから絵の才能を認められたダリは、マドリードの美術学校で学んだ後、1920年代後半に20代でパリに出て、シュルレアリスム(超現実主義)の芸術家や文筆家たちと交流を深めました。やがてダリ自身も、非現実的な夢や幻覚、無意識の世界を写実的な表現で描き出す独自のスタイルを打ち出し、シュルレアリスムの一員として活躍していきます。

後半生では、版画制作に力を入れ、文学作品の挿画も手がけました。その中には、ダンテ『神曲』、ゲーテ『ファウスト』、『トリスタンとイズー』などヨーロッパ文学史を彩る名作が多く含まれています。

しかし、そこはダリ! 古典の文学作品をもとに、ダリ独自のシュルレアリスム的イメージを炸裂させ、奇想天外な世界を展開していきます。ダリの円熟期から晩年に制作された版画約200点に彫刻6点を加えてダリの真髄に迫る展覧会です。

生誕110年、孤高の画家・田中一村の幼少期から青年期までの代表作を含む150点以上により、創作の軌跡と一村芸術の真髄に迫る「生誕110年 田中一村展」が、佐川美術館にて、2018年7月14日(土)より開催

《アダンの海辺》1969年 個人蔵 千葉市美術館寄託 展示は、7月14日(土)から8月19日(日)まで
《アダンの海辺》1969年 個人蔵 千葉市美術館寄託
展示は、7月14日(土)から8月19日(日)まで
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(7)
「生誕110年 田中一村展」
開催美術館:佐川美術館
開催期間: 2018年7月14日(土)~2018年9月17日(月・祝)

田中一村は栃木に生まれ、幼少期より南画を描き、1926年に東京美術学校へ入学します。学校は2ヶ月で退学し、それ以降は特定の師にはつかず、独学で画家人生を歩み、千葉で20年間ひたすら写生に没頭します。

そして、新しい創作への道を模索する中で、奄美大島へ渡り亜熱帯の植物や鳥などを題材にした日本画を描き、独自の画業を追い求めていきますが、生前それらの作品を発表する機会もなく無名のままこの世を去ります。

《初夏の海に赤翡翠》1962年頃 田中一村記念美術館蔵
《初夏の海に赤翡翠》1962年頃 田中一村記念美術館蔵

本展では、生誕110年を迎える孤高の画家・田中一村の幼少期から青年期にかけての南画(中国の南宗画に由来する絵画)、南画との決別から新しい日本画への模索、そして琳派を彷彿とさせる奄美の情景を描いた作品まで、各時代の代表作を含む150点以上の作品により、「本道と信ずる絵」を求めた田中一村の創作の軌跡と一村芸術の真髄に迫ります。

約150年に渡り、優れた画家を輩出し続けたブリューゲル一族。貴重なプライベート・コレクションを中心に一族の画業を辿る「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」が、札幌芸術の森美術館にて、2018年7月28日(土)より開催

ピーテル・ブリューゲル2世 《野外での婚礼の踊り》1610年頃 Private Collection
ピーテル・ブリューゲル2世 《野外での婚礼の踊り》1610年頃 Private Collection
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(8)
「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」
開催美術館:札幌芸術の森美術館
開催期間: 2018年7月28日(土)~2018年9月24日(月・祝)

本展は、貴重なプライベート・コレクションを中心に選び抜かれたおよそ100点を通じて一族の画業を辿るもので、これまでにローマやパリなどでも開催されました。

ヤン・ブリューゲル2世 《聴覚の寓意》 1645-1650年頃 Private Collection
ヤン・ブリューゲル2世 《聴覚の寓意》 1645-1650年頃 Private Collection

ピーテル1世からひ孫のアブラハムらに至る4世代の画家たちと同時代のフランドルの画家たちが描いた宗教画、風景画、風俗画、静物画など多岐に渡る作品から、一族に脈々と受け継がれた画家の魂を感じ取ってみませんか?

人間性やアイデンティティとは何かという根本的な問いを投げかける。韓国出身の作家スゥ・ドーホーによる最新作を展示「スゥ・ドーホー:Passage/s パサージュンス」。十和田市現代美術館にて、現在開催中。2018年10月14日(日)まで。

《Hub, 310 Union Wharf, 23 Wenlock Road,London, N1 7ST, UK》Photo by Taegsu JeonCourtesy the artist, Lehmann Maupin, New York, Hong Kong and Seoul and VictoriaMiro, London/Venice(参考画像)
《Hub, 310 Union Wharf, 23 Wenlock Road,London, N1 7ST, UK》
Photo by Taegsu Jeon
Courtesy the artist, Lehmann Maupin, New York, Hong Kong and Seoul and Victoria
Miro, London/Venice(参考画像)
2018年下半期(関西&全国編)アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会(9)
「スゥ・ドーホー:Passage/s パサージュ」
開催美術館:十和田市現代美術館
開催期間: 2018年6月2日(土)~2018年10月14日(日)

韓国出身の作家スゥ・ドーホー(Do Ho Suh)。ロンドン、ニューヨーク、ソウルを拠点とし、家や家の中のアイテムを象った彫刻と、没入感のあるインスタレーションを通して、異なる文化間を移動するときに感じられる気持ちを表現しつづけています。

半透明の「布」を用いた彫刻のシリーズは、彼がそれまで住んだ空間の手触りと繊細な細部を再現するものです。これらの作品は軽くて持ち運びができ、どんな場所にでも設置できるもので、スゥ自身によって「スーツケース・ホーム」と呼ばれています。

その半透明の布を使ったシリーズの最新作の展示や、彼のロンドン、ニューヨーク、ソウルを移動する中で得られた視点を表現した映像作品が展示されます。

これらの作品は、いくつかの場所とその文化を経験するときに見えてくるものを通して、人間性やアイデンティティとは何かという、根本的な問いを投げかけるものです。

《コーズ・アンド・エフェクト》2008年 Photo by Mami Iwasaki Courtesy the Artist and Lehmann Maupin Gallery, New York and Hong Kong
《コーズ・アンド・エフェクト》2008年
Photo by Mami Iwasaki
Courtesy the Artist and Lehmann Maupin Gallery, New York and Hong Kong

スゥには、個人と集団の関係性を探るという、もう一つのテーマがあります。そのテーマに沿った作品の一つ、《コーズ・アンド・エフェクト》(2008)が十和田市現代美術館の常設展示となっています。

そのほかにも、こちらにご紹介しきれないおすすめの展覧会が、沢山あります。
ぜひ、展覧会一覧 より、気になる展覧会を見つけて、お出かけください。

関東版の2018年の下半期おすすめ展覧会はこちらから。

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