生誕110年 東山魁夷展

国立新美術館

  • 開催期間:2018年10月24日(水)~2018年12月3日(月)
  • クリップ数:48 件
  • 感想・評価:8 件
生誕110年 東山魁夷展 国立新美術館-1
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《緑響く》1982年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
《道》1950年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵
《花明かり》1958年、東山魁夷、株式会社大和証券グループ本社
唐招提寺御影堂障壁画のうち、《山雲》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺
唐招提寺御影堂障壁画のうち、《濤声》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺
《残照》1947年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵
《冬華》1964年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵
《白い朝》1980年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵
《行く秋》1990年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
《夕星》1999年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
東山魁夷ポートレート(1984年・75歳) 撮影:日本経済新聞社
生誕110年 東山魁夷展 国立新美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

東山魁夷は、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。

自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。

明治41年(1908)、横浜に生まれた東山魁夷は、東京美術学校を卒業し、ドイツ留学の後、太平洋戦争への応召、肉親の相次ぐ死といった試練に見舞われますが、そうした苦難のなか風景の美しさに開眼し、戦後はおもに日展を舞台に「残照」や「道」といった風景画の名作を数多く発表しました。

本展は生誕110年を記念し、戦後の日本を代表する国民的画家と謳われた東山魁夷の画業を代表作でたどるとともに、東山芸術の記念碑的大作「唐招提寺御影堂障壁画」が特別出品されます。

東京では10年ぶり、京都では30年ぶりに開催される本格的な回顧展となります。

◎巡回情報
「生誕110年 東山魁夷展」
開催美術館:京都国立近代美術館
開催期間:2018年8月29日(水)〜10月8日(月・祝)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年10月24日(水)~2018年12月3日(月)
会場 国立新美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木7-22-2
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ただし毎週金・土曜日は20:00まで
    (最終入場時間 19:30)
休館日 火曜日 
観覧料 一般 1,600円(1,400円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 800円(600円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は前売り・団体(20名以上)料金
    ※団体券は国立新美術館のみ販売(団体料金の適用は20名以上)
    ※障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料
    ※高校生無料観覧日については追って発表します
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttp://kaii2018.exhn.jp/

国立新美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立新美術館 国立新美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

行くつもりじゃなかったけど

東山魁夷展、行く気なかったけど、月曜日にやってる美術館ほとんどないし、最終日に、あとで行っとけばよかったってことになると嫌だから行ってきた。
 
 良かった。特に唐招提寺の障壁画。複製だけど圧巻だった。視界を遮らないコルビジェ建築の連続する水平窓から大海原を見下ろしているみたいというか、絶壁に建てられたホテルニューアカオの旧館から新館への長い長い渡り廊下の窓から相模湾を見下ろしているというか、要するに窓みたいなのさ、襖絵が。 

 ローゼンブルグを描いた一連の絵もとても良かった。もし現地に行ったらたぶん思い出すのが東山魁夷の絵になるんだろうな、と思う。 

 十分に東山ブルーを堪能できた。

4.0

名品の数々

一貫して、ゆるぎない作品群は、どれ一つ揺らぐことなく、観る側に凛とした風格に酔いしれる素晴らしい時を与えてくれました。感謝、感謝。

5.0

群青色の世界に塗りつぶされる

群青色。ただ《道》を見たかっただけなのに、群青色の世界に圧巻される。冒頭に《道》があり、心を満たされ、北欧の群青に魅せられ、《緑響く》で静謐な群青色の世界に取り込まれる。そして最後に唐招提寺の障壁画で全身を揺さぶられる。

5.0

圧巻!!見逃さないで!! 

東京で10年ぶりの回顧展。東山魁夷画伯は、私世代のアートファンには平山郁夫と共に日本画家の代表でした。過去昭和46年以降東京で行われた展覧会には必ず出かけています。もちろん三越での昭和50年55年の唐招提寺障壁画展第一期第二期も見に行きました。唐招提寺の特別公開にも4度行っています。なのにまた今回も行って参りました。もちろん混雑はしていましたが、外の並びも10分弱で、中もなんとか自分のペースで見ることが出来る程度でした。好きな代表作は7割がた展示されていましたし(「年暮る」は残念ながら山種さんが貸してくれなかったのか個人蔵の小作品が出ていました。これが欲しいと言って描いてもらう方の気持ちは分からないでもないですが、ちょっといただけない感じです)、割合明るく軽い感じの展示室で、公募展じゃないよと思いましたが、かえって東山ブルーが引き立つ印象でした。スペースのとり方もキャプションもまあよかったのではと思います。障壁画もゆったりスペースをとり、畳コーナーから御影堂を再現する方法(最近の寺社障壁画展示はこのように長押上の小壁蟻壁も再現することが一般的になっているけれど畳からというのは珍しい)で、立って見て回る観覧者の目線が堂宇に座した目線とほぼ同じになって、とても良かったです。現地でも縁から見るだけの部屋やほとんど見れない鑑真和上坐像のいらっしゃる部屋の障壁画までもがゆっくり見ることが出来たのには感動しました。大満足でした。

5.0

圧倒・圧巻と興奮から気力の充実へ

11月8日(水)9:50に到着。入場券売り場は20人、入口には30人位並んでおられました。10時少し前に入場開始し、さほどの混雑も無くゆっくり鑑賞出来ました。混雑予想日にお出かけなら、前もってチケットの準備があった方が良さそうです。
入ったすぐから大作が多い上に、筆遣いが凄く細やかなので、一つ一つの作品に圧倒されました。それらがこれでもか、これでもかと並べられており、それぞれの空間の時代別・製作地別の並べ方がうまくなされて説得力大でした。
ゆっくりと1時間半ばかりかけて一通り鑑賞しましたが、通常だと少し戻ってお気に入りを数点再鑑賞しますが、圧倒されてしまっての疲れから果たせず、唐招提寺の障壁画・襖絵のみをもう一度振り返ってから退出しました。
この唐招提寺のものも豪勢に部屋を再現してあり、素晴らしい展示方法でした。鑑賞後には圧倒され、大きなものと対峙し続けた興奮もありますが、何か身体の芯から力が湧いて来るような気力の充実を覚えました。
それにしても絵を見ていてどうやって描かれるのかが不思議に思いました。
最後の方でビデオでの紹介があり、画伯の準備の凄さ、制作にかけられる情熱に信じられないほど驚き、制作の一端を垣間見て納得致しました。
ビデオは8分間で、これでかなり理解が進みますから必見です。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん、Kimusan5057さん

4.0

障壁画!

混むんだろうなー、と思いながら11月3日に行って来ました。
案の定でしたが、少し並んで15分くらいで入場。
会場内はもっと混んでいて満足に観賞は出来ません。
東山魁夷は何かのおりにチラチラと観ていたし、国立近代美術館の所蔵のものは近年観た物が殆どで記憶が新しかったので、それらの観賞はあきらめました(普通なら許せませんが)。
がっかり気分での後半に出てきたのが唐招提寺の障壁画です。
これまでも色んなところで展示があったようですが私は初めて。
鮮やかなブルーに「え、これ本物?」キャプションを見直したりプロジェクションマッピングなのかなと周りをキョロキョロしてみたり・・・。
センセーショナルでした。
障壁画の展示は人が多くても見やすいし、これだけでも良かった!と思える作品でした。

4.0

魁偉の本制作が集結です

初期から絶筆迄、代表作は全てカバーしています。リトグラフやプリトグラフ混じりでの展覧会はありますが、魁偉展に関してはこれだけ本画が集結する機会はなかなかないです。画集では味わえない卓越した色彩、間近で、マチエールを是非!新たな発見があるはずです。混んでます。休日は注意。

  • 0
  • BY TK

4.0

美しく、静謐な空間ですごしました

美しいエメラルドグリーンの世界に浸り、ゆっくりと流れる時間を楽しみました。
前半は油彩のミドリの世界でファンタジックな白馬を見たりと夢に出てくるようなおとぎ話のような風景画から、季節環たっぷりの京都の日常を描いた作品までを味わえます。
後半は障壁画!!あの新美術館の空間で、ああかもお寺の中にいるような錯覚になるくらいの豪華な障壁画に囲まれて、心穏やかに。
水墨画の障壁画は本当に素晴らしくいつまでも見ていられます。

大人向けの展覧会だと思います。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん、Kimusan5057さん

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《緑響く》1982年、東山魁夷、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵

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《花明かり》1958年、東山魁夷、株式会社大和証券グループ本社

唐招提寺御影堂障壁画のうち、《山雲》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺

唐招提寺御影堂障壁画のうち、《濤声》(部分)、1975年、東山魁夷、唐招提寺

《残照》1947年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

《冬華》1964年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

《白い朝》1980年、東山魁夷、東京国立近代美術館蔵

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