至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

国立新美術館

  • 開催期間:2018年2月14日(水)~2018年5月7日(月)
  • クリップ数:46 件
  • 感想・評価:10 件
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 国立新美術館-1
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 国立新美術館-2
ピエール=オーギュスト・ルノワール
≪イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)≫
1880年 油彩、カンヴァス E.G.ビュールレ・コレクション財団、チューリヒ(スイス)
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland)
Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
クロード・モネ 《睡蓮の池、緑の反映》 (部分) 1920/1926年頃、油彩、カンヴァス
E.G.ビュールレ・コレクション財団、チューリヒ(スイス)
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 国立新美術館-1
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 国立新美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

スイスの大実業家エミール=ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画蒐集に情熱を注いだ傑出したコレクターとして知られています。17世紀のオランダ派から20世紀の巨匠に至る作品、とりわけ印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。

この度、ビュールレ・コレクションの全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになり、コレクションの全体像を紹介する最後の機会として、日本での展覧会が実現することとなりました。

本展では、近代美術の精華といえる作品約60点を展示し、その半数は日本初公開です。絵画史上、最も有名な少女ともいわれる《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、スイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の睡蓮の大作など、極め付きの名品で構成されるこの幻のコレクションの魅力のすべてを、ご堪能ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年2月14日(水)~2018年5月7日(月)
会場 国立新美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木7-22-2
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※企画展 会期中の金・土曜日は20:00まで、7~9月の金・土曜日は21:00まで(入館は開館の30分前まで)
休館日 火曜日 
※火曜日が祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌平日休館
観覧料 一般 1,600円(1,400円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 800円(600円)
  • ※( )内は団体および前売り料金
    ※団体券は国立新美術館のみ販売(団体料金の適用は20名以上)
    ※中学生以下無料
    ※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
    ※前売券は2017年10月12日(木)~2018年2月13日(火)まで販売
    ※ただし国立新美術館では2月12日(月・祝)まで
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttp://www.buehrle2018.jp/

国立新美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立新美術館 国立新美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

西洋絵画一番の美少女

行く前は、ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢》ぐらいしか見どころがないと思っていた。しかし構成がしっかりしており、コレクションの世界に引き込まれた。人物画から印象派、そして印象派からの展開。有名な作者の絵が多く、絵自体は有名な絵ではないが、作者の特徴がはっきり表れた作品が多かった。

4.0

目の保養、物見遊山だっていい

印象派が苦手です。
輪郭がはっきりせず、全体を包むもやもやとしたムードが苦手です。
スーラなど点描にいたっては遠く離れないと何が描かれているのかわからない。
日本人は印象派が好きなようで、印象派展や印象派に属する画家の展覧会が数多く催され、人が集まります。
どうしてそんなに印象派が好きなのか。
そんな印象派嫌いが考えを改めたのが、国立西洋美術館の常設展を見ていたときのこと。
絵画史の順を追って見ていくうちに、印象派のコーナーでぱあっと目の前が明るくなりました。
陽光のもとで描かれた色とりどりの絵を見て、素直にきれいだと感じたものです。
以来、印象派も悪くないと宗旨替えをしました。
さて、国立新美術館にやってきたビュールレ・コレクションは、至上の印象派展と名づけられてはいますが、印象派に先立つ時代の風景画や、ブラックやピカソなどモダンアートに属する比較的新しいものも含まれています。もちろん中心は印象派。
マネ、モネ、シスレー、ルノアールの「可愛いイレーヌ」は確かに美少女ですし、セザンヌの「赤いチョッキの少年」は実物を見てもやはり手が不自然に長い。ドガ、ゴッホ、ゴーギャンときては、印象派オールスター勢ぞろいといったところ。しかもこれを一人の実業家がコレクションしたものとくるから驚きです。
やはり印象派は明るいですね。絵画を密室から火の光のもとにひきずりだして、日当たりと風通しがいい。
なにやら物見遊山の気分です。言ってみれば、印象派は目の保養です。そんなお遊び気分で絵を見てはいけないのでしょうが、元印象派嫌いとしては、そんな見方がしっくりときます。
それかあらぬかゴールデンウイークに入ってお客は盛況。まるで観光地のような人出でした。
名画をありがたがってしかめっ面で「鑑賞」するのもいいけれど、たまには「目の保養」でもいいでしょう。印象派を集めたこの展覧会は、連休の物見遊山にうってつけでした。

5.0

多種多様なラインナップ

日曜日の10時頃、会場に着くとすでに20分待ちと看板が出ていて、
朝からこんなに混雑するものと驚き、出鼻をくじかれる。いよいよ、
会場内に入ると、印象派はもちろんのこと、
カナールの壮大で緻密なヴェネツィアの風景や、
ゴッホらしさ全開の揺らいだ空間の二人の農夫、
ピカソの今にも化け物に変身しそうな花とレモンのある静物など、
様々なジャンルがあり飽きることなく楽しめました。
コローの読書する少女は、その小ささも相まってか黒山の人だかりが出来ていました。
2時間半はあっという間に過ぎ去り、センター以外も十分堪能できました。

4.0

印象派の安心感

印象派好きな人には満足感ある作品ばかり。セザンヌ、ルノワール、ゴッホ…
ルノワールのイレーヌは大人びた印象だったので10代半ばの少女だと思っていたのですが、8歳の女の子だったんですね。その透ける肌、その表情、間近でみられて至福です。
ゆったりとした展示空間、人がいてもそれほど苦ではないので連休中駆け込みでも観に行く価値ありです。

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しゃけトマトさん

4.0

イレーヌ嬢にとうとう会えた!

他にも素晴らしい作品はありましたが、ルノアールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」をじっくり観ることができ、感激しました。日本ではこの作品が掲載された本が山ほどあると思いますが、やはり本物はとても素晴らしい!!今後、イレーヌ嬢が日本を再訪することは難しいと思われます。ルノアールファンは必見です。
同展のイレーヌ嬢のポスターのコピーは「絵画史上、最強の美少女(センター)。」、センターですか…(失笑)。

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しゃけトマトさん、Audreyさん

4.0

ビュールレならでは

印象派人気を見越していたかのようなコレクション。
個人モノなので、普段お目にかかれない作品がたくさん観られました。
大きな美術館に所蔵されている作品よりも、自分好みの作品が多くありました。

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しゃけトマトさん

4.0

やっぱりモネが好き

今まで見た中で一番好きな睡蓮がありました。まだあんまり睡蓮が売れてない頃にビュールレさんがモネさんから直で買ったというだけあって(そう聞いた気がしますが)、いい睡蓮だなぁと。。ただ、写真OKだったのも善し悪しでカシャカシャわさわさした中だったので、もう少し静かにみたかったなと個人的には思いました。「ジヴェルニーのモネの庭」は、私はやっぱりモネが好きって思った作品でした。テンション低い時は、モネのケシの赤よりも、このくらいのオレンジが入った色合いが気持ちにやさしいなぁと感じました。キュビズムには興味がなかったのですが、ブラックの「ヴァイオリニスト」の前でひきつけられて結構な時間みいってしまったのは、とても意外でした。一つの美術展で複数回行くと、今まで気にならなかった作品まで気になるようになるので、もう3回目行きたいなとおもってるところです(^^)。

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しゃけトマトさん

5.0

世界一美しい少女の絵を観て来ました!

3月10日に「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を鑑賞して来ました。土曜日の午前中でしたが、チケット売り場での行列は無く、スムーズに入館できるかと思いきや、会場入り口には30人ほどの列ができていました。でも、国立新美術館は天井も高く、中も広いスペースですので、最初の展示コーナーでの混雑を覗けば、他のコーナーは人が疎らで、ゆったりと鑑賞できました。
やはり、昨年「ミュシャ展」のあの大きな絵画作品を20点も展示した実績のある会場ですから、世界的な絵画展は広いスペースの会場で開催されることが、作品に対しても、来場者にとっても良いと思います。

今回の目玉は、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」です。世界一美しい少女というキャッチフレーズの通り、暫し、うっとりと見とれてしまいました。
この絵の回りもそんなには人だかりも無く、スムーズに前に出て鑑賞できました。
開催日は5月7日までですが、ゴールデンウィーク中は混雑すると思いますので、4月中に行かれることをお勧めします。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん

3.0

気軽に鑑賞できます。

著名な印象派作家が多くみられるため入門編にはピッタリ。作家のイメージとは異なる初期作品が見れるのも面白い。土日でも比較的空いているのでのんびり鑑賞できます。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん

5.0

印象派をジックリ楽しめる、ステキな展覧会です

日本初公開のものがここまで!!というくらいたくさんあり、シスレー、マネ、モネ、ルノアール・・・こんなにたくさん一気に見られるなんて本当に生きててよかった!と思う展覧会です。まるで西洋にいるみたいな作品の数々。
たった一人のコレクターの収蔵品とはいえ、コレクターの「眼」がほんとうにすばらしかったのだとつくづくかんじました。ビュールレさん、すごいです!!
見ないと損です!!

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん、Audreyさん

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≪イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)≫
1880年 油彩、カンヴァス E.G.ビュールレ・コレクション財団、チューリヒ(スイス)
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クロード・モネ 《睡蓮の池、緑の反映》 (部分) 1920/1926年頃、油彩、カンヴァス
E.G.ビュールレ・コレクション財団、チューリヒ(スイス)
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