特別展「東福寺」

東京国立博物館

  • 開催期間:2023年3月7日(火)~2023年5月7日(日)
  • クリップ数:70 件
  • 感想・評価:21 件
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重要文化財 達磨・蝦蟇鉄拐図 吉山明兆筆 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月7日(火)〜4月9日(日)
重要文化財 五百羅漢図のうち第1号幅 吉山明兆筆 南北朝時代・至徳3年(1386) 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月7日(火)〜3月27日(月)
重要文化財 五百羅漢図のうち第20号幅 吉山明兆筆 南北朝時代・至徳3年(1386) 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月28日(火)〜4月16日(日)
重要文化財 五百羅漢図のうち第40号幅 吉山明兆筆 南北朝時代・至徳3年(1386) 京都・東福寺蔵
※展示期間:4月18日(火)〜5月7日(日)
重要文化財 遺偈 円爾筆 鎌倉時代・弘安3年(1280) 京都・東福寺蔵
※展示期間:4月4日(火)〜5月7日(日)
国宝 無準師範像 自賛 中国 南宋時代・嘉熙2年(1238) 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月7日(火)〜4月2日(日)
虎 一大字 虎関師錬筆 鎌倉~南北朝時代・14世紀 京都・霊源院蔵
※通期展示
重要文化財 白衣観音図 吉山明兆筆 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
※展示期間:4月11日(火)〜5月7日(日)
国宝 太平御覧 李昉等編 中国 南宋時代・12~13世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示(ただし、冊替えあり)
十六羅漢図 中国 明時代・15~16世紀 京都・永明院蔵
※展示期間:3月7日(火)〜4月9日(日)
国宝 禅院額字幷牌字のうち方丈 張即之筆 中国 南宋時代・13世紀 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月7日(火)〜4月9日(日)
重要文化財 東福寺伽藍図 了庵桂悟賛 室町時代・永正2年(1505) 京都・東福寺蔵
※展示期間:4月11日(火)~5月7日(日)
仏手 鎌倉時代・14世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示
四天王立像のうち多聞天立像 鎌倉時代・13世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示
重要文化財 迦葉立像 鎌倉時代・13世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示
重要文化財 阿難立像 鎌倉時代・13世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示
東福寺 三門
東福寺
東福寺
東京会場 チラシビジュアル
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

全てが圧巻。京都の大禅宗寺院「東福寺」初の大規模展覧会開催!

新緑や紅葉の名所として知られる大本山東福寺とその塔頭には、中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある貴重な文化財が伝えられ、国宝や重要文化財に指定されるものは105件に及びます。

東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆(みんちょう)による畢生の大作「五百羅漢図」の現存する全47幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展観します(※会期中展示替えがあります)。

草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなくご覧いただきます。

◆ 東福寺について
東福寺は、鎌倉時代前期に摂政・関白を務めた九条道家(くじょうみちいえ)が、奈良の東大寺と興福寺とを合わせたような大寺院の創建を発願し、開山として円爾(えんに / 聖一国師 しょういちこくし)を招いて建立した禅宗寺院です。後世「伽藍面(がらんづら)」と称されるほど我が国随一の巨大伽藍を誇り、多くの弟子を育成しました。南北朝時代には京都五山の第四に列し、本山東福寺とその塔頭(たっちゅう)には中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある文化財が伝えられています。国指定を受けている文化財の数は、本山東福寺・塔頭合わせて国宝7件、重要文化財98件、合計105件におよびます。そのうち東福寺所属の絵仏師・吉山明兆(きっさんみんちょう)は大部の禅宗画を数多く描き、代表作に近年大修理の完成した重要文化財「五百羅漢図(ごひゃくらかんず)」があります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年3月7日(火)~2023年5月7日(日)
会場 東京国立博物館 Google Map
展示室平成館
住所 東京都台東区上野公園13-9
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※ただし、3月27日(月)と5月1日(月)は開館
観覧料 一般 2,100円(1,900円)
大学生 1,300円(1,100円)
高校生 900円(700円)
  • ※本展は事前予約不要です。混雑時は⼊場をお待ちいただく可能性があります
    ※( )内は前売料金
    ※中学生以下無料
    ※障がい者とその介護者1名は無料です。入館の際に障がい者手帳などを要提示
    ※前売券は、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、展覧会公式サイト、各種プレイガイドにて、2023年2月1日(水)から3月6日(月)まで販売
    ※本券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展も観覧出来ます
    ※キャンパスメンバーズ入会校の学生は、窓口にて学生証を提示いただくことで、割引料金(1,100円)で当日券をご購入いただけます。サイトから購入せず、当日窓口にてご購入ください。なお、前売り券料金(1,100円)につきましては、割引はございません。詳しくは公式サイトをご確認ください
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://tofukuji2023.jp/

東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

特別展「東福寺」 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

五百羅漢図と通天橋の眺望が楽しい展覧会

東福寺には二度行ったことがあり、庭の美しさと通天橋からの眺望の素晴らしさは鮮明に覚えていますが、仏像や絵画の記憶はほとんどありません。単に観光スポットとして訪れただけなので、寺に関する深い知識はなく、国宝7点重要文化財98点を有していることを知りませんでした。
第1章「東福寺の創建と円爾」と第2章「聖一派の形成と展開」では、多数の書画により開祖円爾とその後継者について詳しく知ることができました。
第3章では伝説の絵仏師・明兆が描いた重要文化財「五百羅漢図」全幅が14年に及ぶ修理後初めて公開されました。期間中に入れ替えがあり、実際には1/3程度しか見ることができませんが、ユーモラスなせりふ入りの解説パネルが付いており、楽しく鑑賞できました。同じく重要文化財である狩野孝信による「五百羅漢図」も1幅展示されていました。五百羅漢図といえば芝の増上寺の宝物展示室に狩野一信によるものが常設展示されており、これも見事なものですが、重要文化財に指定されていません。絵の出来映えにかかわらず幕末に描かれた新しい物なので指定されないのでしょう。
第4章の「禅宗文化と海外交流」から第5章の「巨大伽藍と仏教彫刻」に移る通路にあの通天橋が再現されており、写真パネルで見事な紅葉が眺望できました。この展覧会で一番感動したのはこのコーナーかもしれません。
第5章のコーナーにも国宝や重要文化財の文書・仏像が飾られてしましたが、2019年に同じく東京国立博物館で開催された「東寺 空海と仏像曼荼羅」の印象が強烈で、その後の仏像展ではあまり感動しないので、感想は省略します。
本展覧会は東福寺の来歴を詳しく知ることができ、現地で見られなかった貴重な文化財をまとめて見られる有意義な展覧会でした。

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はるにゃんさん、micco3216さん

REPORT

絵、書、彫刻、寺院の歴史に日本の中世美術史が見れる

展示はまず東福寺の開山から始まる。当寺の開山・円爾こと聖一国師関連の書画が第1章として展示されている。円爾の頂相は何幅も展示されており、比較しても面白い。以降、円爾の師・無準師範やパトロンでもある九条道家に関する展示が続く…readmore

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morinousagisanさん
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  • BY jive301

4.0

五百羅漢図、最高

すみません。今回の東福寺展がなければ、明兆さんの名前すら知らずに過ごしていたと思います。室町時代にこんなにすごい絵仏師がいたなんてびっくり。白衣観音図もお気に入りだけど、やっぱり五百羅漢図。個性豊かな羅漢たちも楽しいし、漫画による解説も秀逸。考えた人偉い!
写真撮影OKの化仏や親指が極端に短い仏手の大きさにもびっくりと、大満足の内容だったけど、お気に入りその3の寒山拾得図のグッズがなかったので星一つ減。
いつか帆物の涅槃図を見に行こう

5.0

重要文化財のパレード

重要文化財がこれでもかと連続し、見どころたくさんの展示に大満足でした。一部撮影可能コーナーがありましたが、紅葉は是非現地で見たいですよね。桜を切り、紅葉に特化した潔さを感じますね。

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fumiko773さん、morinousagisanさん、さいさん

5.0

鎌倉彫刻から室町禅画まで

中国禅画を日本へ本格的に取り入れた明兆の禅画と慶派を中心とした鎌倉彫刻は必見です。また貴重な張即之の書もあり、書、絵、彫刻と他ジャンルで傑作に出会える展覧会です。

5.0

明兆さんの絵はすばらしい

東福寺はいつも混んでいるイメージで、これまで訪れたことはなかったのだが、次の機会にはぜひ伺ってみようと思う内容だった。五百羅漢と白衣観音は圧巻だった。涅槃図も是非お寺で見てみたい。

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morinousagisanさん

5.0

明兆さん素敵、いいね扁額

羅漢さんが楽しそう。神獣に跨がったりお茶したり衣装も凝っているし解説の漫画もわかり易くて良い。
明兆の達磨·蝦蟇鉄拐図は迫力の有る筆致で魅了する。

扁額の大きな温かみの有る文字には驚きと感動を覚えた。
撫順師範が、日本で立派な寺を造る弟子の円爾に、字が小さかったら書き直して上げるよ、と言う優しさ!

巨大な仏像や更に大きかったらしい仏像の部分は貴重。間近で見られる事に感謝。

展示室出口に虎一大字の記念スタンプが有った。
五百羅漢図は一度に全幅が見られないのが残念。
平日は海外からの観光客がほとんどだった。

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morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

絵仏師・明兆推し。

企画した方々が何を一番観てほしかったかと考えると、やっぱり「明兆の絵」という結論になるかなぁ、と。
NHKの日美で、企画した学芸員さんが
「雪舟を筆頭に後世に多大な影響を与えたが、室町の仏教絵画の評価がずっと低かった為に研究が進んでいない絵師だ。
これを機に再評価の機運を得て研究が進んでほしい」と仰っていました。
それを考えると、企画意図としては大成功だと思いました。
だるま見逃したのを大後悔です。

書もすごいし、最後の仏像も「どうやって入れたんや?!」と思う位でかくて圧巻。
撮影OKスポットもお金かかってますね〜。
文句つけようがありません。

書もど素人なので、ニコ美の解説を見ましたが、これが本当に為になりました。
書の楽しさに目覚めたかも✨
登録必要ですが、無料なのでおすすめです。
(ニコニコのまわし者ではありません)

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karachanさん

REPORT

ギュッと集めた寺宝【東福寺展】Q:いつ行く?A:今・・ともう1回?

3月から開会した東福寺展。桜満開、春爛漫を体現するお散歩日和に朝イチで訪問しました。
鑑賞した皆様から絶賛レポートも散見しますので、私からは感想ちょこちょこと、
【いつ行くべきか?】
のアドバイスを。というのも仏教美術好きでも…readmore

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黒豆さん、morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん、micco3216さん、にゃんちゅうさん、他1人
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  • BY uchiko

4.0

扁額

もちろん五百羅漢図も彫刻コーナーもよかったのだが、我ながら意外にも一番心動かされたのは無準師範と張即之の書。
力強く端正な、こんな大きさできれいな字は見たことがない。
禅寺の扁額、どこも似ているなと思っていたが、これが手本とされていたと知って納得。
東福寺は一番最近は三門に上がったし、何年か前にはお隣の泉涌寺も合わせて1日かけて塔頭をかなり回ったけれど、こうして寺宝だけをまとめて見せていただけるのはありがたい。

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fumiko773さん、黒豆さん

REPORT

東福寺にこんなに国宝・重文があったなんてっ!!

京都旅行で東福寺には何度か訪れてますが、お庭と山門に感動するばかり・・・。
こんなに国宝・重文があるお寺とは露知らず・・・。
しかも、吉山明兆の「五百羅漢図」の存在を今回の展覧会で初めて知りました。
4/8時点では、すでに展示替…readmore

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uchikoさん

REPORT

禅宗の底力

2023年3月の上京時に狙ってたアートアジェンダのチケットプレゼントは東博の東福寺展だったが、見事ハズレた(笑)
しゃあない、秋の京都展で見るかと思ってたところ、予定してた用件が急遽中止となり時間ができた。
その日3月18日は、17時…readmore

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micco3216さん、にゃんちゅうさん、uchikoさん、さいさん

5.0

明兆(みんちょう)の作品は必見です

見どころは他にもあるのですが、なんといっても明兆(みんちょう)の作品は素晴らしいです。
そして、誰にでもわかりやすい説明がつけられていて楽しく拝見しました。漫画の吹き出しのように説明書きがついていて、お子さんでも理解できるようになっています。
このような展示方法を許した東福寺もすごいと思います。
高尚なものでわかりにくいとは思わずに、見に行くといいと思います。特に学生さんにお勧めします。

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さいさん

5.0

おっきい!!

「全てが規格外」って何だろう、と思ってましたが、納得。
仏像も、拓本も、頂相も、サイズがおっきい!
そして五百羅漢50幅(展示替えあり)、国宝あり、中国との交易中に沈没した船からの出土品、などなど、展示物の多様さと珍しさも規格外でした。

第二会場の入り口の通天橋の巨大なパネルは、紅葉の美しさにうっとり。
激混みと思いますが、秋に行ってみたいですね。

最後に巨大な仏像などがどーんと並んでます。仏像の前にお供物などを置く前卓、あまりに大きくて笑ってしまいました(はしごがないと、上に物を載せられない。。。)。
一部は写真撮影可でした。巨大な仏手はぐるっと拝見できます。写真のアングルに凝るのもよいと思います。

吉山明兆、凄い絵師です。名前、覚えました。
土曜日の午前中に行きました。天気がイマイチだったためか、思ってたほど混雑してなく、2時間ちょっと、じっくり見ることができました。

会場入り口で、11分の映像流してます。混雑してなければ、最初に見ていくとよいと思います。

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morinousagisanさん、micco3216さん

4.0

現地でも見られない文化財がいっぱい

東福寺は何度も訪問したことがありますが、これまでに見たことのない貴重な文化財をいっぱい見ることができました。
開山の円爾のことは知っていても、その師匠の無準師範のことは知りませんでした。国宝の無準師範像、無準師範が円爾に贈った印可状を見れて満足。
円爾の流れを継ぐ聖一派の面々が残した品々も見応えがありました。
そしてなんといっても画聖と呼ばれた絵仏師・明兆の作品たち。五百羅漢図はじゅんぐりでの展示で、一部分しか見られないのは残念。そして1幅がロシアのエルミタージュ美術館にあるなんて!今回は復元模写も含めて全50幅とのこと。全てが揃う時は来るのでしょうか?
明兆作では、達磨・蝦蟇鉄拐図、白衣観音図などの大作には圧倒されました。
そして最後の仏像の展示エリアは圧巻。
本堂で本尊・釈迦如来像の脇侍として安置されている、迦葉(かしょう)・阿難(あなん)立像が素晴らしい。実は2020年秋の特別公開で本堂を拝観したことがあって、一度はお目にかかっていたはず。でも脇侍の仏像は全然記憶にありません。というか、当時はまったくノーマークでした。本展では、間近でお二方の顔の表情もリアルに拝むことができました。
更に迫力があるのは、高さ3メートルを超える2体の二天王立像です。こんな大きな仏像が東福寺にあったとは?
今度は、光明宝殿という文化財収蔵施設が特別公開されるときを狙って東福寺を訪問してみたいです。

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kamakura23さん、morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

作品の幅広さに感嘆す!

東福寺が誇る数々の名品にうっとり。眼福である。
開祖・円爾にまつわる品々から始まり、円爾の教えを継いだ聖一派絡みの品々
そして、絵仏師・明兆の作品へと続く。
見所を書いてはきりがないが、五百羅漢図や達磨・蝦蟇鉄拐図は当たり前の様に
素晴らしい。迫力もあるし、目玉であることも分かる。でも一見地味だが
書物や書状の類いが、粒ぞろいでおもしろかった。今で言う所の公的文書で
あるとか、資格の証明書兼身分証明書だとか、寄付をお願いする手紙だとか
意外と俗っぽいところもあるなぁ、とか思ったりして、急に親しみやすさを
感じる。しれっと国宝もあって更に良い。
後半には巨大な仁王像や、これまた巨大な仏殿の本尊脇侍像、またまた巨大な仏手などもあり
見所に事欠かない。惜しむらくは、会期が分かれていて後半に来ないと見れないものが
沢山あること。まぁ、それを差し引いても十分すぎるほどのものがあるので
特に不満はありません。グッズコーナーもなかなか攻めたものもあって
巨大な仏手を模したバスタオルのインパクトは絶大でした。
後期も行きたくなるような、良い展覧会でした。(  ̄▽ ̄)

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fumiko773さん、morinousagisanさん、さいさん、黒豆さん

4.0

「圧倒的スケール、すべてが規格外」のキャッチコピーは本当!!

「東福寺」といえば「伽藍面」と呼ばれる大伽藍で、多くの塔頭に囲まれた、京都を代表する禅寺ですね。紅葉の通天橋や重森三玲の方丈庭園を観に、私もこれまで何度か訪れたことがあります。今展はその「東福寺」寺宝をまとめて紹介する、初の大規模展覧会、なのだそうです。ただ仏像好き建築好きの私はこれまで、京都のお寺は伽藍や庭園や障壁画等ではとても魅力的なものの、仏像を見るならやっぱり奈良!!か京都では東寺くらい? といった印象でした。仏像以外の仏教美術は、曼陀羅・仏画・名僧肖像画や仏具、それに経典や書蹟などといったところは、今一、知識のない一般人の私にはとっつきにくく、若干興味薄になってしまうのです。東福寺の有する国宝は「無準師範像」に書蹟の類などと聞きました。そんなことで今展には正直、あまり期待はせずに、それでも何かの出会いがあればと思い出かけました。
久々に日時指定予約が不要になったトーハク特別展で、上野公園の桜もほころび始めた好天の平日昼過ぎで、若干の混雑は覚悟していましたが、全く心配無用でした。限定プレゼント「五百羅漢図 ホログラムステッカー」も、最終日午後ながらちゃんと頂けました。展示は5章構成。最初の展示室に入ると、広いスペースにパラパラと10人ほどの観覧者が見えただけで、先に観た本館総合文化展の方がずっと賑わっていました。その先も若干人の多いコーナーはあったものの、全体的にとても空いていて、ゆっくりじっくり鑑賞することが出来ました。結果、想像に反してとても素晴らしい展覧会でした。
まず驚かされたのは、絵仏師吉山明兆です。彼が3年以上かけた大作の全50幅の「五百羅漢図」。うち、東福寺に現存する45幅と江戸時代初期に狩野派の絵師が復元した2幅と根津美術館所蔵2幅は、2008年から昨年まで14年間をかけて大修理され、修復後の初公開となるのだとか。そして接収され現在はエルミタージュ美術館にあることが確認された第50幅も、東福寺に残る下絵から復元され、これも加え全50幅、今展で3期に分けて全てが展示されるそうです。「明兆」は東福寺の殿司(禅宗で仏殿の清掃・荘厳・香華・供物などのことを受け持つの役僧)で、また東福寺を拠点に活躍した絵仏師なのだそうですが、水墨に極彩色にと見事な筆で「画聖」と称され、江戸時代までは雪舟と並び称された高名な画人だったとか。申し訳な… Read More

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uchikoさん、morinousagisanさん、黒豆さん、micco3216さん

5.0

東福寺には愛がある

東福寺、すごく良かったです!

出し惜しみなく寺宝を出品していただき大感謝です。
禅僧の肖像画が多く出ていて、早すぎた絵師明兆の絵画もたっぷり楽しめます。
羅漢図のキャプションも親しみが持てて良いですね。分かりやすいって大事。
特に嬉しいのが張即之の国宝額字です。無準師範も良いけど張即之の大字はカッコいい。
仏像は鎌倉以降ではあるもの慶派好きにはたまりません。デカイ仏像はカッコいい。

2箇所撮影スポットあります。
午前より午後のほうが空いています。かなり見やすいです。
オススメ仏教美術展です。

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kamakura23さん、uchikoさん、morinousagisanさん、micco3216さん、ARTさん

4.0

東福寺にまた行きたいな

以前行ったのはいつだったかもう結構前だったと思う
酷い土砂降りの中あちこちを見て回ったことぐらいしか覚えてないので
開催をとても楽しみにしていた

観光で行くような有名寺院関連の展示は
「いかに自分がきちんと見ていないかったか」をいやおうなしに認識させられるのと同時に
「こんな魅力がある場所だったのか」ということを再確認できる場でもある

印象に残ったのは入ってすぐの巨大な肖像や
三章伝説の絵仏師・明兆のコーナーだ

五百羅漢図の添えられた説明や
漫画的な解説展示など
良さをどう伝えようかという工夫がみられて中々に親しみやすい

禅院額字の迫力
明治に焼失した旧本堂本尊の巨大な仏手、光背化仏

ムラムラと好奇心と妄想を掻き立てられる

また現地に足を運んでみたくなる展示だ

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黒豆さん、puffchumさん

3.0

好奇心がそそられる展示

東福寺にまつわる貴重な資料を多数展示。
美術的価値というより歴史資料的な価値を感じる展示物達。
700〜800年前の文字が読め、素人の私でも部分的に書かれている内容が理解でき、当時の社会に具体的に思いを馳せることができる不思議。
慶派の仏像も木製でありながら700年後の今にも変わらぬ剛健さを誇っていて圧巻。
高名な書家の揮毫はアートを体していた。
羅漢たちのユーモラスにも見える表情に注目。

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puffchumさん

5.0

満を持して初の東福寺の特別展は凄かった!

摂関家九条道家発願の巨刹東福寺の特別展はやはり凄かった!日本初の本格的水墨画家、明兆の代表作が多数展示、達磨・蝦蟇鉄拐図 、白衣観音図の大幅、五百羅漢図は東福寺蔵の45幅、江戸期の狩野派の補作2幅に根津美術館蔵の2幅に幻の50号の復元模写、下絵と会期中展示替えで全図展示されます。仏像展示も見事で、巨大な仁王を始め慶派仏がズラリ!院派の地蔵菩薩坐像、宝冠釈迦如来坐像、梵天倚像も見逃せません。行って納得の展覧会です。

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puffchumさん、kamakura23さん、micco3216さん
  • 3
  • BY TK

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出展作品・関連画像IMAGES

重要文化財 達磨・蝦蟇鉄拐図 吉山明兆筆 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
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※展示期間:3月7日(火)〜3月27日(月)

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※展示期間:3月28日(火)〜4月16日(日)

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※展示期間:4月18日(火)〜5月7日(日)

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※展示期間:4月4日(火)〜5月7日(日)

国宝 無準師範像 自賛 中国 南宋時代・嘉熙2年(1238) 京都・東福寺蔵
※展示期間:3月7日(火)〜4月2日(日)

虎 一大字 虎関師錬筆 鎌倉~南北朝時代・14世紀 京都・霊源院蔵
※通期展示

重要文化財 白衣観音図 吉山明兆筆 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
※展示期間:4月11日(火)〜5月7日(日)

国宝 太平御覧 李昉等編 中国 南宋時代・12~13世紀 京都・東福寺蔵
※通期展示(ただし、冊替えあり)

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