5.0
修復が終わって
長い時間をかけて修復が終わり、東福寺での披露の映像もありました。たくさんの掛け軸が、とても美しい状態でした。現地であのようにハッキリと見ることは難しいので美術館で見れたのは良かったです。人物の細かな表情もわかりました。
圧巻は仏像展示の一階のフロアです。ライティングも素晴らしく、回り込んで見ることも出来ます。お顔立ちもしっかり見ることが出来ました。素晴らしい時間でした。
館内のレストランは閉館していたので、敷地内で休憩しながらゆっくり回りました。
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全てが圧巻。京都の大禅宗寺院「東福寺」初の大規模展覧会開催!
新緑や紅葉の名所として知られる大本山東福寺とその塔頭には、中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある貴重な文化財が伝えられ、国宝や重要文化財に指定されるものは105件に及びます。
東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆(みんちょう)による畢生の大作「五百羅漢図」の現存する全47幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展観します(※会期中展示替があります)。
草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなくご覧いただきます。
◆ 東福寺について
東福寺は鎌倉時代前期に摂政・関白を務めた九条道家(くじょうみちいえ)が、奈良の東大寺と興福寺とを合わせたような大寺院の創建を発願し、開山として円爾(えんに / 聖一国師 しょういちこくし)を招いて建立した禅宗寺院です。後世「伽藍面(がらんづら)」と称されるほど我が国随一の巨大伽藍を誇り、多くの弟子を育成しました。南北朝時代には京都五山の第四に列し、本山東福寺とその塔頭(たっちゅう)には中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある文化財が伝えられています。国指定を受けている文化財の数は、本山東福寺・塔頭合わせて国宝7件、重要文化財98件、合計105件におよびます。そのうち東福寺所属の絵仏師・吉山明兆(きっさんみんちょう)は大部の禅宗画を数多く描き、代表作に近年大修理の完成した重要文化財「五百羅漢図(ごひゃくらかんず)」があります。
会期 | 2023年10月7日(土)~2023年12月3日(日) |
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会場 | 京都国立博物館 Google Map |
展示室 | 平成知新館【東山七条】 |
住所 | 京都府京都市東山区茶屋町527 |
時間 | 9:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 ※ただし、10月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)休館 |
観覧料 | 一般 1,800円(1,600円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 700円(500円)
|
TEL | 075-525-2473(テレホンサービス) |
URL | https://tofukuji2023.jp/ |
5.0
長い時間をかけて修復が終わり、東福寺での披露の映像もありました。たくさんの掛け軸が、とても美しい状態でした。現地であのようにハッキリと見ることは難しいので美術館で見れたのは良かったです。人物の細かな表情もわかりました。
圧巻は仏像展示の一階のフロアです。ライティングも素晴らしく、回り込んで見ることも出来ます。お顔立ちもしっかり見ることが出来ました。素晴らしい時間でした。
館内のレストランは閉館していたので、敷地内で休憩しながらゆっくり回りました。
3.0
最近、仏教系の展示に興味を覚えて、幾つか観に行っています。
絵画や彫刻は、わからないなりに楽しめるのですが、私の理解レベルでは、まだ「書」を楽しめるところまで至っておりません。
本展覧会は、「書」も楽しめる方の方が楽しめるのでは無いかな、と思いました。
仏像の躍動感溢れる迫力は素晴らしかったです。
足元に踏みつけられている獣?が気の毒に感じてしまいましたが。
後期展示は、一目散に2階の明兆へ。展覧会の主旨は東福寺の全体像を伝えることにあるとは思うのですが、私にとっては
兎に角、観たい!「蝦蟇鉄拐図」達磨図よりもこちらが観たかったです。
雪村も描いていますよね「蝦蟇鉄拐」しかし、大き…readmore
3.0
東博の東福寺展は後期に行ったので、京博では前期に行こうと予定を組みました。
東博で見逃した国宝の「無準師範像」も見れたし、「五百羅漢図」の見てなかった号も見れたし、京博のみの出品作も見れたし、当初の目的は果たしました。
がしかし、展示は東博のほうが「お寺感」を出そうと頑張っていた気がします。春の開催だったのに、紅葉の通天橋の撮影スポットを作ったりして(笑)
京博と東福寺があまりにも近くて、京都や関西の人には特別感がないのかも、なんて思いました。
それにしても、五百羅漢図だけが大きく載った図録が欲しかったなぁ。どこかで作ってくれないですかね?
4.0
臨済宗の本山東福寺は禅寺としてまた紅葉の名所として有名ですが、名前の由来が「東」と「福」の字を奈良の有名寺院からもらったということは禅寺としては不思議な生臭さを感じます。19年の月日を費やして中国の禅宗界の教えを極め鎌倉武士の武士道を思わせる佇まいが展示物からも知りました。禅寺というと山岳修験や忍者との関係も深いのか京の寺院ではお隣の奈良近江の行者道に近い位置、そして東山の佇まいは数多くの知識や情報が入りやすくまた展示物の中にもそれを知ることができます。いずれも古来より海外との交流は大変で困難な時代からずっと続いていることに驚かされます。公家文化と違う武士のもののふが伝わります。今現在の我々の方が窮屈で偏った情報の中で生活しているのではないのでしょうか。
4.0
もう10月も終わりの頃だというのに日差しが眩しく暑い日でした。でも博物館の中庭を歩くの好きです。
展示は、五百羅漢図が特に面白かったです。何枚かが漫画風に解説されていて!こういった展覧会でふっと笑わせられたのは初めてでした。博物館の方か想像したセリフだそうですが、おかげで図の色々な箇所に目がいったし、じっくり見ることができました。全部の図に漫画風解説つけてほしかったくらいです。
確かにこういう鑑賞方法おもしろい!今度、何か絵を鑑賞するときに、素人の勝手なセリフとか考えてみながらやら観てみようかしら、と思いました。
4.0
混んでいるかなぁと思い、3時間ぐらいを逆算して2時半ごろに入りましたが、気が抜けるくらいにガラガラでございました。東博での展示数よりも京博は多いらしいのですが、(とってもお近いし)何故に?
頂相や書籍類、扁額などは置いといても
明兆を観るだけでも行く価値ありではないでしょうか。
私は兎に角「明兆」の本物が観たい一心でございました。
もう「吉山明兆展」を開催してほしいくらいです。
五百羅漢図は前後期だけの展示替えで観せてほしかったです。
その下絵が残っているのも凄いですねー。下絵で色の指示もしているとしたら、誰か弟子が手伝ったのでしょうか。
五百羅漢図って描くストーリーが決まっているのでしょうか?
東福寺の「伽藍面」に合わせた大きさなのか、すべてのスケールがデカい!
予習として込まない梅雨の時期に青紅葉の東福寺を訪れて、あのデッカくて猫の描かれた「涅槃図」を観ていたのは正解だったかも(一応、ブログにも書いております)
他の展覧会でも「東福寺の明兆の『三十三観音図』を倣って描いた」と見る事が多かったので、本物を目にして、「おぉーこれがかの」となり、
更には前期展示で私的一押しの『白衣観音図』と『寒山拾得図』凄ーい!
物凄く物凄く上手い!感動!
いやーこれほどの絵がありながらの、何故に明治以降の日本画家たちは何を迷っていたのだろうかと思いましたよ。「殿司」としていながら絵を描いた画僧、様々な制約の中で絵を描く、「殿司」の仕事も「絵を描く」ことも禅の修行だったのでしょうか。
絵を描くことが好きで好きでだったのだろうなぁと思ったりしました。
後期も当然行きます!『達磨図』もですが、『蝦蟇鉄拐図』が観たい!
私は第3章だけでもいいかも?
小学生が修学旅行か社会見学で来ていましたけれど、事前の予習は必要かと感じました。その辺のフォローどうなってるんでしょうね。多分、全く興味のない子って多いような気がしました。
アートアジェンダ様、貴重なチケットありがとうございました。
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