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【2021年に印象に残った展覧会アンケート】結果発表!最も票の多かった展覧会は・・・!?ベスト20をご紹介!

昨年12月より2022年1月にかけて、【2021年に印象に残った展覧会ベスト3】のアンケートを実施させていただきました。その結果をおまとめしました。【2021年に印象に残った展覧会ベスト3】の皆様のアンケート結果より、ベスト20位の展覧会をご紹介させていただきます。

※皆様からのアンケートで1位に選ばれた展覧会を3point、2位が2point、3位が1pointとして、合計pointからランキングを出しています。


アンケート結果に登場した展覧会は、全国各地、非常に多岐に渡りました。

やはり、人口密度の高い東京、そして大阪で開催された展覧会の得票数が多くなり、上位にランクインしていますが、20位台以降には、下記のような、各地を巡回して人気を集めた展覧会や京都の展覧会などもランクインしていました。


「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」

水戸芸術館 現代美術ギャラリー京都国立近代美術館 を巡回

「大・タイガー立石展」埼玉県立近代美術館うらわ美術館千葉市美術館青森県立美術館 を巡回

「吉田博展」東京都美術館川越市立美術館静岡市美術館 を巡回

京都市京セラ美術館開館1周年記念展「モダン建築の京都」 京都市京セラ美術館

などがランクインしていました。


興味深かった点は、新聞・雑誌・駅貼りのポスターなどで大々的に宣伝された大型展覧会以外でも、嗅覚の鋭いアート好きの皆さんのご興味によって、人気を集めた展覧会が非常に沢山あったことを、アンケート結果によって知ることができました。

それでは、【2021年に印象に残った展覧会】のベスト20位をご紹介いたします。上位10位までは、編集部によるコメントと皆様のコメントもいくつか合わせてご紹介させていただいております。

コメントから、上位にランクインした理由がうなずけるものも多々。ぜひご覧ください。


第1位 「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」三菱一号館記念館

148 point

アートアジェンダ編集部 コメント(以下、コメント):

レッサー・ユリィに注目が集まる!

《夜のポツダム広場》を描いたレッサー・ユリィという画家について、この展覧会で知って感銘を受けた方が多かったようです。「新たにお気に入りとなる画家との出会いがあった」「まだ知らなかった印象派を知ることができた」など、展覧会の満足度の高さが分かるコメントを多く寄せていただきました。

感想・評価も多数 お寄せいただいています。

※メイン画像スライド(16/22)にご紹介の画像


第2位 特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 東京国立博物館

121 point

コメント:「動くエスカレーターに乗って鑑賞という点が斬新」「鳥獣戯画展は動く歩道で見せるという手法に唸りました。」といったコメントを多数お寄せいただきました。

東京国立博物館の展覧会はいつも人気が高く、各作品の前に人が集まりやすい、なかなか間近で作品を鑑賞できない、といったことも生じやすいですが、そういった問題を解決に近づける、"動く歩道”という工夫が、高評価だったようです。


第3位 「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」東京都美術館

118 point

コメント:世界最大の個人収集家のヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)が初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションからの作品展示ということで、これまでゴッホ展が多く開催されてきた中でも、新鮮な感じを受けたゴッホ展だったのではないでしょうか?

感想・評価も多数投稿 いただきました。皆さん、印象的に心に刻まれた良い展覧会であった様子が伺えます。


第4位 「ポーラ美術館コレクション 甘美なるフランス」Bunkamura ザ・ミュージアム

97 point

コメント:印象派ファンにとっては、ルノワール・ゴッホ・モネ・ゴーギャンなど、観たい作品が網羅されていて、期待通りに楽しめた満足度の高い展覧会だったようです。感想・評価も多数 お寄せいただきました。


第5位 「あやしい絵展」東京国立近代美術館

77 point

コメント:2017年に上野の森美術館で開催された「怖い絵展」も大変な人気を博しましたが、「あやしい絵」という切り口も斬新でした。「絵に潜む真実、のぞく勇気はありますか?」とキャッチコピーがありましたが、不穏な空気を醸し出す作品やその背後にある物語に触れて、夏の夜に聞く怪談話のようなゾクゾク感とともに楽しめる、刺激的な展覧会でした。


第6位 「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」大阪市立美術館

57 point

コメント: 世界三大美術館のひとつ、と言われたら、やはり観ておきたくなりますよね。ニューヨーク・メトロポリタン美術館から、名品65点、そのうち46点が日本初公開とのことで、前評判も高い展覧会でした。東京でもまもなく開催されます。感想・評価からも 展覧会が印象深いものであったことが伝わってきます。


第7位 「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ」東京ステーションギャラリー

52 point

コメント: 「想像が裏切られる圧倒的な世界観」「超絶技巧」などのコメントも。実際に作品の数々を間近で観た方々には、度肝を抜かれる展覧会だったのではないでしょうか。感想・評価の投稿も多数。


第8位 「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」東京ステーションギャラリー

52 point

コメント:東京ステーションギャラリーで開催された展覧会が、7位・8位にランクインしました!

《國之楯》の作品で知られる画家の全貌に迫ることのできる展覧会として、多くの方の関心が高かった展覧会で、実際に訪れてみて、その生涯や作風に感銘を受けた方も多かったようです。感想・評価も多数。「ぜんぜん知りませんでしたが、もう忘れないと思います。」といった感想も印象的でした。


第9位 「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」練馬区立美術館

49 point

コメント: タイトルからして意外性の高い展覧会ですが、満足度も高かったようです。熱いコメントを沢山いただきました!練馬区立美術館の個性的な切り口の企画に拍手喝さいです!

「電線絵画は自分的にはダントツでした。」

「電線などという全く興味がなかったものの美術展、『こんなもの面白いのー?』と思いながら見に行ってめちゃめちゃ感動しました。個人的に文句なしの2021年ベスト1美術展です。」

「どれも面白く拝見。電線絵画は切り口の面白さが抜群でした。 これからは画家一人の展示ではなく、こんな切り口で様々人・時代の絵画が見られることが多くなると楽しいですね。」


第10位 「写真家ドアノー/音楽/パリ」Bunkamura ザ・ミュージアム

47 point

コメント:ふたたび、Bunkamura ザ・ミュージアム の展覧会がラインクイン。ロベール・ドアノーの不動の人気ぶりを伺わせます。Bunkamura ザ・ミュージアム では、写真家の展覧会もよく開催されていますが、会場と写真展の相性が良さを感じます。”音楽的感覚に富んだ作品”といった切り口で、約200点で構成された充実した内容の展示でした。

感想・評価も多数投稿いただき、「パリのシャンソンが聴こえてくるような展覧会」などのコメントにも納得でした。


第11位 柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」 東京国立近代美術館

コメント: 46 point

第12位 「吉田博展」東京都美術館

コメント: 45 point

第13位 「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」 東京都現代美術館

コメント: 43 point

第14位(同率) 「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」 森美術館

コメント: 42 point

第14位(同率) 「イサム・ノグチ 発見の道」東京都美術館

コメント:42 point

第16位 「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」 東京ステーションギャラリー

コメント: 39 point

第17位(同率) 「渡辺省亭 ―欧米を魅了した花鳥画―」東京藝術大学大学美術館

コメント: 37 point

第17位(同率 「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館

コメント: 37 point

第19位 「石橋財団コレクション選 印象派ー画家たちの友情物語」アーティゾン美術館

コメント: 36 point

第20位 「和田誠展」東京オペラシティ アートギャラリー

コメント: 31 point


いかがだったでしょうか?

皆さんがそれぞれに挙げられたベスト3やコメントを拝読しては、編集部スタッフらも、やっぱり行けば良かった!と悔やまれる展覧会がいくつもありました!今年は後悔の無いように、足しげく美術館・博物館に通いたいと、スタッフ一同、心を新たにしています。


皆さんも、今年もぜひさまざまな展覧会の鑑賞をお楽しみください。

また、年末には2022年度のベスト3のアンケートを行わせていただく予定ですので、ぜひまたご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


※今回のアンケートご回答に協力いただいた皆様の中から10名様に、アートアジェンダ・サポーターズバッグ(トートバッグ&ミニトート)をプレゼントいたします。ご当選の方には、2月6日(日)に当選通知の上、発送させていただきます。


この度は、皆様からの多数のアンケートへのご協力、誠にありがとうございました。



アートアジェンダ編集部


プロフィール

アートアジェンダ編集部
アートアジェンダ編集部スタッフ。芸術は「人」が生み出していて、芸術を通して、その人の持っているエネルギーやその人の存在や生き様から発せられるものを受け取っている気持ちになります。それは時空を超えた芸術を通じたコミュニケーション。芸術が人にもたらす豊かなものを、一メディアとして、少しでも伝えることができたら、と願っています。
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