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明治から昭和にかけて風景画の第一人者として才能を発揮していた吉田博（1876-1950）が、49歳から始め、後半生を捧げた木版画。
水の流れや光のうつろいを驚くほど繊細に表現した版画は国内外で人気を博しました。
本展では、木版画約150点と版木や制作の基礎をなるスケッチを併せて紹介し、その繊細な表現が生まれる過程をじっくりと御覧いただきます。
| 会期 |
2021年10月23日(土)～2021年11月28日(日)
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|---|---|
| 会場 |
川越市立美術館
 Google Map |
| 住所 | 埼玉県川越市郭町2丁目30番地1 |
| 時間 |
9:00～17:00
（最終入場時間 16:30）
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| 休館日 |
月曜日 ※月曜日が休日の場合は翌火曜日 |
| 観覧料 | 一般 600円 大学生・高校生 300円 中学生以下 無料
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| TEL | 049-228-8080 |
| URL | https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/index.html |
5.0
新版画なるものをはじめて見たけど
吉田博めちゃめちゃすごかった……神絵師……
解説に「絵の鬼」と呼ばれたと書いてあったけど、
「そらそう呼ばれもするやろ」と思うくらい
絵に対するエネルギーがあふれている人だったんだろうなあと感じた。
グラデーションがすごくきれいという評判をネットで見て行ったんだけど
グラデーションはもちろんきれいなんだけども、
そもそも多分何回も色が乗せてあったりするのか色自体に深みがあって、
主版（主線）も光があたっているところは暖色、それ以外は寒色になっていたり、
「デジタルとか他の方法ならわかるけど、版画でここまでする？」となる。
なんかもう手間暇のかけ方がすごいなと思った。
完成図が完全な状態で頭の中に合って、それの再現に全霊を尽くしてたのかなあ。
すごいものを見た。
帰りに図録等を買ったけど（印刷やさんには悪いけど）全然再現できてない。
30回刷りと4色分解では別物になるのは仕方ないけど、生で見ておいてよかった。
図録の内容自体は良いので買いです。
5.0
コロナ禍で出かけるのを控えていたため、上野で開催された時に行きそびれました。
片道２時間弱かかりますが、川越は行ったことないので町歩きも楽しめるかと、終了も近い日曜日に思い切ってでかけてみました。
・山と海が絶品！特に水面に写る蔭の描写に引き込まれました。
・輪郭を線ではなく色（面）で表現したり、全てを描きこむのではない、引き算の美しさを感じました。
・版木が展示されてましたが、もう、ほんとに、よくこんなに彫れたと思いますし、ズレないように刷り上げる技に感心です。
・見る順番の誘導がわかりやすかったです。
吉田博の生涯をたどる、充実した企画でした。
美術館と、その隣の博物館、近くの川越城本丸御殿との共通券がお得です。
常設展は「動物」がテーマで暁斎の鶏もありました。近現代の日本画が充実している感じでした。
隣の博物館で川越の歴史をざっと勉強。
川越城はほぼお向かいにあり、江戸時代の末期に立てられた本丸御殿が残っているのは珍しいそうです。中に上がって、ぐるっと各部屋を回れます。
日本の１００名城にも選ばれてて、お城スタンプもありました。
蔵の街を駅まで散策するつもりでしたが、激混みと食べ歩きしている人の多さに驚き、早々に脇道に入り退散しました。
吉田博展はそこそこ混んでましたが、静かに鑑賞している方ばかりで、安心して拝見することができました。小旅行になりましたが、行って良かったです。
川越の蔵の街歩きは、機会があれば再トライします。
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吉田博《帆船 朝》大正１５（１９２６）年
吉田博《溪流》昭和３（１９２８）年
吉田博《劔山の朝》大正１５（１９２６）年
吉田博《タジマハルの朝霧 第五》昭和７（１９３２）年
