大・タイガー立石展
世界を描きつくせ!

埼玉県立近代美術館

  • 開催期間:2021年11月16日(火)~2022年1月16日(日)
  • クリップ数:21 件
  • 感想・評価:5 件
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《Milano Torino Superway》 1974年 うらわ美術館、埼玉県立近代美術館蔵
《The Moon Grows to the Moon》 1981年 うらわ美術館、埼玉県立近代美術館蔵
「帯世界」原画 1982年 courtesy of ANOMALY
「観光術」原画 1982年 courtesy of ANOMALY
『とらのゆめ』原画 1984年 個人蔵
『とらのゆめ』原画 1984年 個人蔵
『Tiger Tateishi』p.15原画 1968年 courtesy of ANOMALY
《ネオン絵画 富士山》 原案1964/没後制作2009年 個人蔵(青森県立美術館寄託)
『Tiger Tateishi』 1968年 courtesy of ANOMALY
『顔の美術館』原画 1994年 個人蔵
《水の巻》(部分) 1992年 豊田市美術館蔵
《約束の時間》 1970年 豊田市美術館蔵
《車内富士》 1991年 高松市美術館蔵
《Cubic Worlds》 1973年 うらわ美術館、埼玉県立近代美術館蔵
《立石紘一のような》 1964年 高松市美術館蔵
《汝、多くの他者たち》 1964年 千葉市美術館蔵
《タイガー・ゲルニカ》 1970年 courtesy of ANOMALY
《百虎奇行》 1989年 田川市美術館蔵
《大正伍萬浪漫》 1990年 田川市美術館蔵
《アンデスの汽車》 1997-98年 東京ステーションギャラリー蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

絵画、漫画、イラストレーション、絵本・・・。タイガー立石(本名・立石紘一/1941~98年)は、様々なジャンルで活躍したアーティストです。縦横無尽にジャンルをまたぐそのスタイルは、世代を越えて今日の若いアーティストにも刺激を与え続けています。

立石は太平洋戦争の始まった1941年に、筑豊の炭鉱の街・伊田町(現・福岡県田川市)で生まれました。戦後は漫画や映画を愛する少年として育ち、1961年に大学進学のために上京。1963年に前衛芸術の牙城であった読売アンデパンダン展で、玩具や流木などを大画面に貼り付けた作品を発表し、頭角を現します。その後、時代や社会のアイコンを大胆に引用した絵画を制作し、和製ポップ・アートの先駆けとして高く評価されます。1965年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」の筆名を用いて漫画の連載を手がけます。台詞のないナンセンス漫画は国境を越え、海外の雑誌でも紹介されました。

日本での活躍が期待されていたさなか、立石は突如イタリアに移住。1969年から13年間にわたりミラノを中心に活動します。イタリアでは漫画を応用し、画面をコマ割りにした絵画を精力的に描きます。そのSF的な世界や独特の画風はイタリアの美術界だけでなく、建築・デザインの世界からも注目されます。当時、ラジカルな建築・デザイン運動を先導していたエットレ・ソットサスやアレッサンドロ・メンディーニらと協働し、卓越したイラストレーションの仕事を残しました。

1982年に帰国すると、自作の漫画を編纂した『虎の巻』を刊行する一方、絵本の制作にも着手し、視覚的な遊びを盛り込んだ絵本を多数手がけ、好評を博します。絵画では、大衆的なイメージや、明治・大正・昭和といった歴史を振り返るモチーフをとりあげ、パロディにみちた大作も描きました。また、軸物や巻物など伝統的な絵画形式にも挑戦し、多彩な才能を発揮しています。

立石の作品では、芸術とサブカルチャー、西洋/東洋、過去/現在/未来といった区別は無効になり、世界のヒエラルキーが徹底的に解体されています。目にしたありとあらゆる世界を、作者の画力によって奇想天外な時空間の中に繰り返し引用、再編し、多次元的なものへと拡張していくのが、まさに「立石ワールド」なのです。

1998年に立石は56歳でこの世を去りましたが、2021年は生誕80年を迎える記念の年となります。この節目に、埼玉県立近代美術館とうらわ美術館は本展を共同で開催し、タイガー立石という特異なアーティストを大規模に振り返ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年11月16日(火)~2022年1月16日(日)
会場 埼玉県立近代美術館 Google Map
住所 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
時間 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日 月曜日 
12月27日~2022年1月6日
※ただし2022年1月10日は開館
観覧料 一般 1,100円(880円)
大高生 880円(710円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※中学生以下と障害者手帳を提示の方(付き添い1名を含む)は無料
    ※併せてMOMASコレクション(1階展示室)も観覧できます
TEL048-824-0111
URLhttps://pref.spec.ed.jp/momas/great-tiger-tateishi

埼玉県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

大・タイガー立石展 世界を描きつくせ! 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

何人ものアーティストを見るような、才能の豊かさ

NHK日曜美術館で本展の紹介を見て、すでにそこで圧倒されていました。
今回2会場ということで作品の多さは覚悟していましたが、実際に作品に対面し、巨大な壁画級の作品から、タイガーさんの発想の豊かさと視点のユニークさに衝撃を受けました。巨大な壁画級の作品から、ミクロの世界を感じる精密画、漫画まで、一人の頭と手から生まれたというのが信じられない、でも作品はそこにある…!という衝撃でした。
私もデザイン学校を出ていながら、なぜこの人の存在を知らなかったのか?という疑問も沸きましたが、同行した長年美術畑の友人も、今回の展示で初めて知ったとのこと。
様々な作品を見るうちに、タイガーさんの奇抜でシュールな感覚、多様な才能、自由度は、当時よりむしろ今のほうが受け入れられているのでは、とも思いました。
本展鑑賞は、一人でじっくりも良いかもしれませんが、感想を共有できるご友人、ご家族などと行かれることをお勧めします!
今回、貴重な鑑賞チケットをプレゼントくださったArt Agendaさん、ありがとうございました。

3.0

埼玉、うらわ

最初は埼玉県立近代美術館だけで良いかと思っていましたが
うらわ美術館行って良かったです。
両方見てやっと全体像が分かる感じです。
個人的にはゲルニカ、ルソーへのリスペクトが〇

  • 0
  • BY ART

5.0

2館同時開催で巡回展会場中、1番の充実展示

タイガー立石の画業を辿れる構成で分かりやすく、絵画作品、シルクスクリーン版画、軸物、巻物作品が充実、更に資料も充実しております。うらわ美術館が絵本、漫画作品の展示に力を入れて開催しているので、A面、B 面異なるアプローチで紹介された立石の作品を両会場巡り、堪能出来ます。展示室は一部?️撮影可になっております。

  • 0
  • BY TK

4.0

鮮やかな臨場感と、新しいものに挑戦しつづけた生涯

タイガー立石と聞いて、懐かしい感じを覚えた。福音館書店「たくさんのふしぎ」で、無意識のうちに接していたアーティストだ。

圧倒的な技術(遠近感・立体感)と、南米やアメリカポップカルチャーを思わせるような鮮やかな色づかい。暗幕の中で鑑賞したいような、臨場感あふれる作品が並ぶ。
キャリアの断絶を恐れずイタリアに飛び込んだこと、漫画のコマ割りを表現に取り入れたこと等、次々と新しい形式に挑戦した生涯を総覧することができた。

「明治青雲高雲」「大正伍萬浪漫」「昭和素敵大敵」は豪華絢爛な絵巻物。
「観光芸術多摩川展」の8ミリ映像では、手作り感あふれる会場(多摩川河川敷)にサム・フランシスが訪れている様子が残っていた。アートとは、表現とは、の原点を見たようで印象的だった。

THANKS!をクリックしたユーザー
Ckjade2021さん

4.0

埼玉県立近代美術館

前回の美男におわす展で訪れた際、次回展示のポスターを見た時はピンと来なかったのですが…。NHKの特集を見て「面白そう!」俄然興味が湧きました。2ヶ月の会期中、1週目の金曜、午前中。そこそこ人はいましたが、見たい絵をじっくり鑑賞することができました。絵がストーリーのようになっていて楽しいです。また、ミュージアムショップの展示に合わせた書籍のセレクトが良かった。こちらでは油絵やシルクスクリーンが主で、うらわ美術館では漫画や絵本の作品の展示を同時開催しているようでした。(一駅分離れていて徒歩20分、チケット割引あり)期間中、そちらも訪ねてみるつもりです。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《Milano Torino Superway》 1974年 うらわ美術館、埼玉県立近代美術館蔵

《The Moon Grows to the Moon》 1981年 うらわ美術館、埼玉県立近代美術館蔵

「帯世界」原画 1982年 courtesy of ANOMALY

「観光術」原画 1982年 courtesy of ANOMALY

『とらのゆめ』原画 1984年 個人蔵

『とらのゆめ』原画 1984年 個人蔵

『Tiger Tateishi』p.15原画 1968年 courtesy of ANOMALY

《ネオン絵画 富士山》 原案1964/没後制作2009年 個人蔵(青森県立美術館寄託)

『Tiger Tateishi』 1968年 courtesy of ANOMALY

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