5.0
作家ごとの特徴をとらえた作品が終結
蒸気機関車をテーマに描いている作品でも、シスレーとモネでは全く描き方が違います。蒸気機関車という物体をしっかりと描くシスレーと水蒸気に着目するモネ。たくさんいる印象派の画家たちも、よく見てみると全く違うことがわかります。
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日本でも屈指の西洋絵画コレクションを誇るポーラ美術館から、特に人気の高いフランスで活動した作家28名による絵画を精選し、化粧道具コレクションと合わせた総数約90点の作品を紹介します。
本展は、印象派からエコール・ド・パリの時代の絵画に、アール・ヌーヴォーとアール・デコの工芸品を加え、その都会的洗練による上質な生活や豊かな日常、そして風光明媚な土地を表す作品群を存分にお愉しみいただき、“La Douce France(甘美なるフランス)”を感じていただける構成となっています。
全体に通底する3つのテーマ、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地をめぐる「旅」を通して、フランスを舞台に活躍した画家たちに時代や様式を超えて受け継がれる美意識を浮き彫りにしていきます。
会期 |
2021年9月18日(土)~2021年11月23日(火・祝)
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会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム Google Map |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 | 展覧会により異なります。 |
観覧料 | 一般 1700円 大学・高校生 1000円 中・小学生 700円
|
URL | https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_pola.html |
5.0
蒸気機関車をテーマに描いている作品でも、シスレーとモネでは全く描き方が違います。蒸気機関車という物体をしっかりと描くシスレーと水蒸気に着目するモネ。たくさんいる印象派の画家たちも、よく見てみると全く違うことがわかります。
4.0
次から次へと印象派の有名どころが展示されています。
もう少し広い美術館だったら、ゆったり鑑賞できると思いますが。
一歩もう一歩、と下がって鑑賞すると、新しい発見もあり楽しかったです。
5.0
ポーラ美術館は箱根の山中にあり、日帰りで行くには遠すぎるため、なかなか足を運ぶ機会がありません。ところが、2013年に国立西洋美術館との共同企画で開催された「モネ、風景をみる眼」がどうしても観たくて、一泊二日で箱根見物を兼ねて出かけました。建物も庭園も素敵でしたが、ポーラ美術館が国立西洋美術館に対抗しうる印象派絵画を収蔵しているのに驚かされました。なお、この展覧会は巡回展で国立美術館にも廻ってきたので、悔しいけれどもう一度観にいきました。その結果、後に世界文化遺産となったル・コルビュジエの建物よりポーラ美術館の方が展示スペースとしては優れていると感じました。
前置きが長くなりましたが、今回の展覧会は、そのポーラ美術館の収蔵作品が、なんと現地に行かなくても都内で観られるうれしい展覧会です。
展示されている74点の絵画すべてがポーラ美術館の収蔵品で、モネ、ルノアール、ピサロ、シスレー等の印象派の絵画、セザンヌ、ゴーガン、ボナール等の後期印象派の絵画のほか、マティス、ピカソ、デュフィ、ユトリロ、モディリアーニ、ローランサン、キスリング、シャガール等有名画家の作品がオン・パレードです。
どの作品も素晴らしいのですが、個人的に印象に残ったのは、縦長4枚組のデュフィの「パリ」、ルノアールの「レースの帽子の少女」、及びモネの「睡蓮」です。
なお、作品群は素晴らしいのですが、展示スペースとしてはBUNKAMURAミュージアムは狭すぎると思います。もっとゆったりした展示スペースで鑑賞したかったです。
会期が終わりかけていますが、この展覧会を見逃したら、しばらくは遠い箱根に出向かなければならないので必見です。
4.0
少し電車に乗って、ポーラ美術館の名品たちが大量に鑑賞できるなんて!
次から次へと巨匠の作品がどんどん展示されていた。
総勢28名の巨匠の作品だらけ。
ポーラ美術館の建物、周辺の雰囲気も好きで毎年出掛けているのですが
手頃に気軽にポーラの作品群に会えて満足でした。
展示最終の時期に近い日曜日に出掛けたので、さすがに混み合ってました。
またポーラ美術館にも行きたいなと思う展示。
4.0
箱根仙石原のポーラ美術館を訪れたとしても、一度にこんな代表作が並ぶことは珍しいと思います。大好きなモネからキスリングなどの現代絵画まで素晴らしい絵画が展示されていました。ランチ時間だったのが幸いして、それほど混んでいなかったので、ゆっくり鑑賞できました。機会があったら、深い緑に囲まれたポーラ美術館に、また行ってみたくなりました。
4.0
モネの睡蓮が好きです。印刷物でしか知らなかったのですが今回はじめて本物を目にすることが出来ました。
入口はいって正面に、それ程大きいサイズではありませんが、展示されています。
あの 何とも言えない雰囲気 がとても素敵でした。
やはり印刷物とは語りかけて来るものが格段に違います。
併せて美しい硝子工芸も展示されていて嬉しかったです。
箱根まで足を運ぶことなく鑑賞出来て、このご時世ラッキーでした。
睡蓮は沢山の作品があるそうですが機会があれば他の睡蓮もみたいです。
4.0
フランスの印象派からポスト印象派、フォーヴィスムを経てエコール・ド・パリまでの時代のポーラ美術館収蔵作品を鑑賞しました。
入口を入ってすぐの所にポーラ美術館の顔とも言えるモネの睡蓮があり、ルノワールの絵画女性、シスレーの風景画など、最初の部屋からとても圧巻的でした。以前ポーラ美術館に行ったことがありますが、常設展示されていなかった作品にもこの展覧会で会うことができたので嬉しかったです。
物販ではスヌーピーとの可愛らしいコラボ商品やセンスあるグッズが多く販売されていて、終始華のある展覧会だったと感じます。
定番的なテーマなので、いくつも美術展覧会に足を運ぶ人にとっては目新しさはないのかもしれませんが、美を追求するポーラの理念と創設者の美を見極めるセンスを感じられましたし、総合的に初心者から玄人まで楽しめる内容だったと思います。
2.0
隣りの県の美術館展というなかなかすごい企画です。東京や埼玉の方が観に行く分にはそこそこ良い展覧会かもしれません。ピカソ、モディリアーニ、スーティンの作品は良い作品だった気がします。あと、モネの睡蓮があります。睡蓮を離れて鑑賞するスペースがあると良かったです。キュビスム以前のブラックも貴重かも。
4.0
以前、ポーラ美術館を訪れたことがあり、自然の中にたたずむ美術館では印象派の絵画が充実していて、今回のコレクション展も楽しみにしていました。「甘美なるフランス」という言葉は古くからある表現だそうですが、その通りの作品が並び、特に華やかな女性たちと手にしただけでも豊かな気持ちになれそうな化粧道具が展示され、互いに響きあっていると感じました。
5.0
展示室入ってすぐにモネの「睡蓮」が出し惜しみなく展示されているのを見て期待が高まります。私でも知っている画家が盛りだくさんで、あまり深く考えずにゆったりとした気持ちで鑑賞することができました。また今回はほとんどが画家ごとの展示で、同じ画家の作品は連続して並んでいたので、初めて見る画家の作品も特徴を捉えやすく、初心者にはありがたい展示順でした。
所々にエミール・ガレやルネ・ラリックの香水瓶なども飾られていて、その箇所には文様入りの壁紙が貼られていて一層オシャレな雰囲気が漂います。
久しぶりに印象派以降のフランス美術をたっぷり堪能できて癒されました。
あらためて、これほどの作品たちが日本にあるという事実が嬉しいです。ポーラ美術館にはいつか是非とも訪れたいです。
5.0
仙石原のPOLA美術館おなじみに作品が一挙に東京にやってきています。
ふだんなかなか訪れることができない人は、ぜひこの機会にPOLA美術館の素敵な作品を楽しんできてほしいと思います。
印象派の収蔵品は本当に素晴らしい物ばかりなので!
個人的にルノワールの作品がたくさん来ていたのでとてもうれしかったです。
3.0
テーマは「女性像」「パリ」「旅」とチラシにあったけれど、実際の展示はテーマに沿った章立てではなく、テーマに沿って厳選された作品を、印象派からエコール・ド・パリまで作家ごとに並べた展示方法で、あまり面白みを感じられないのが残念でした。
とはいえ、約1万点にも及ぶポーラ美術館コレクションの一端を垣間見ることが出来たのは紛れもない事実。
ゴッホの「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」は赤が強いアクセントになっていて目を惹いたし、キース・ヴァン・ドンゲンの「アンヴァリッドへの道」は同じ作家の別の作品と違った雰囲気があり印象に残りました。
願わくばデュフィの作品をもっと見たかったところだけれど。
行けそうなのに未だに行ったことがないポーラ美術館の収蔵作品たちを目にして、もっと見たければ箱根に行くしかないと思うのでした。
5.0
まるでオルセー美術館のように印象派の巨匠の作品を集められていて、パリを感じられました。モネ、ルノワール、マティスと巨匠の作品はもちろん素晴らしかったです。中でも私のお気に入りは、ラウル・デュフィ 《パリ》で、思わずあっという間にパリに連れて行かれました。
4.0
平日の午前中だったせいかそれほど混雑もなくゆっくりと観ることが出来ました。作品間の間隔もあり、解説も読みやすくて良かったです。絵画だけでなく、美しい香水瓶や手鏡など化粧道具もあり、優雅な気分で楽しめました。フランス絵画の巨匠28名というだけあり、とても豪華な内容だったと思います。一番印象に残ったゴッホの「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」は川の青さと人物の赤い服が鮮やかで美しかったです。
3.0
国内にコレクションとしてこれだけのものがあるというのは、大したものだと思う。
それに、選球眼も、なかなかよろしいと思う。
アーティストに着目するのでなく、美術館のコレクション、一般的な、を集めると、どうしてもこのように少々散漫な印象になる。
なかなか箱根でさえ行けない昨今、ありがたい展示ではある。
目新しさや、切れの良い着眼はないので、星は3つ。
5.0
箱根でポーラ美術館にいつもお世話になっていますが
箱根で見れないくらい素晴らしい内容が渋谷で見れます。
モネ、スザンヌ、ルノアール、ゴッホ、ユトリロ、モディリアーニ等々
個人的にはアネモネとボナールのミモザがやっと見れたのが嬉しかった。
是非是非
4.0
ポーラ美術館展、久々の西洋美術たっぷりで楽しかったです!
海外の美術館展と較べて国内美術館はきちんと良い作品を貸し出してくれるのが良いですね。
セザンヌ、ゴッホ、ヴラマンク、スーティンと好きな作家が観られて嬉しい。
初っ端がモネ、ルノワールと人気作家で混み合い気味ですので空いているところから是非。
混雑する前にお早めにどうぞ。
5.0
日本人の良く知る印象派とポスト印象派の名画をたっぷり堪能出来ます。
巨匠それぞれの特徴的な絵画が見られ所々に配された優美な化粧道具がポーラ美術館らしく楽しい展示になっています。
マネやフジタが無い代わりに私の好きなキース・ヴァン・ドンゲンが五点も有り感激。
シャガールで終わる辺りが絶妙で万人向きで「甘美なるフランス」が楽しめます。
平日午前中でしたが、やや混みでした。
日時指定が有ります。
5.0
コローから始まり、シャガールで終わりました。
風景画に癒やされ、人物画に魅了され、至福の空間でした。
・モネ「睡蓮」 水面の揺らぎに引き込まれそうでした
・ピサロ「エリー街道の眺め」 草や土の匂いを感じました
・デュフィ「パリ」 見てると元気がでそう
・キスリング「ファルコネッティ像」 緑、赤、黒のコントラストと、少し悲しげな表情が印象的
・ゴッホ「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」 緑、青、黄色、赤、色鮮やか
空調が効いてるので、寒がりの方はカーディガンをお持ちになるとよいです。
ショップは、ポーラ美術館オリジナルのグッズがたくさんありました。
POLA美術館に行くために、箱根に行きたくなりました。
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