アナザーエナジー展:
挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人

森美術館

  • 開催期間:2021年4月22日(木)~2022年1月16日(日)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:6 件
アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人 森美術館-1
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アナ・ボグィギアン《空から落ちた流星》2018年 展示風景:アルテス・ムンディ8(イギリス、カーディフ) 2019年
リリ・デュジュリー《アメリカ帝国主義》1972/2018年 鋼鉄、ペンキ サイズ可変 Courtesy: Tucci Russo Gallery, Turin
展示風景:第21回シドニー・ビエンナーレ、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館、2018年 撮影:silversalt photography
ベアトリス・ゴンザレス《インテリア・デコレーション》1981年 スクリーンプリント、キャンバス 展示風景:ドクメンタ14(アテネ)2017年 撮影:Mathias Voelzke
スーザン・レイシー《丸と四角》2015-2017年 2年にわたるプロジェクト、3日間のパフォーマンス、ビデオ・インスタレーション 撮影:Graham Kay
三島喜美代《Newspaper P-9》2009年 シルクスクリーン印刷した陶に手彩色、銅線 34×25.5×20 cm 撮影:高橋健治
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

第二次世界大戦後の動乱期を経て、現代アートの表現は多様な拡がりを見せました。そのなかでは、男性中心の視点で書かれた歴史や芸術の解釈、あるいは評価についての疑問も生まれました。

欧米を中心としたジェンダー・イクオリティ(男女平等)に関するこれら初期の運動は、今日、グローバルな議論へと発展し、芸術の領域をはるかに越えて拡大しています。

こうした動向を反映し、1950年代後半から70年代にキャリアをスタートしてから現在まで、精力的に活動を続ける女性アーティストたちに、いま大きな注目が集まっています。

彼女たちは美術館や市場の評価に関わらず、ただひたすら独自の創作活動を続けてきました。その表現はモダニズムの発展だけでなく、ときに各地の文化的伝統や社会情勢も反映したきわめて多様なものですが、いずれもアートに向けられた強い意志と決意が通底しています。

本展では、世界各地で活動する70歳代以上の女性アーティスト約15名の多様な実践を紹介します。それはまさしく、彼女たちの芸術と生き方そのものへの称揚ともいえるでしょう。

◆ 出展アーティスト
エテル・アドナン 1925年ベイルート生まれ、パリ在住 / フィリダ・バーロウ 1944年英国、ニューカッスル・アポン・タイン生まれ、ロンドン在住 / アンナ・ボギギアン 1946年カイロ生まれ、同地在住 / ミリアム・カーン 1949年スイス、バーゼル生まれ、ブレガリア在住 / リリ・デュジュリー 1941年ベルギー、ルーセラーレ生まれ、ローフェンデゲム在住 / アンナ・ベラ・ガイゲル 1933年リオデジャネイロ生まれ、同地在住 / ベアトリス・ゴンザレス 1938年コロンビア、ブカラマンガ生まれ、ボゴタ在住 / カルメン・ヘレラ 1915年ハバナ生まれ、ニューヨーク在住 / キム・スンギ 1946年韓国、扶餘(プヨ)生まれ、パリ在住 / スザンヌ・レイシー 1945年カリフォルニア州ワスコ生まれ、ロサンゼルス在住 / 三島喜美代 1932年大阪府生まれ、同地および岐阜県在住 / 宮本和子 1942年東京都生まれ、ニューヨーク在住 / センガ・ネングディ 1943年シカゴ生まれ、デンバー在住 / ヌヌンWS 1948年インドネシア、ラワン生まれ、ジョグジャカルタ在住 / アルピタ・シン 1937年インド、バラナガル生まれ、ニューデリー在住 / ロビン・ホワイト 1946年ニュージーランド、テ・プケ生まれ、マスタートン在住
※姓のアルファベット順

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年4月22日(木)~2022年1月16日(日)
  • ※2021年9月26日(日)までの予定でしたが、2022年1月16日(日)まで会期が延長となりました。
会場 森美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
時間 10:00~20:00 (最終入場時間 19:30)
  • ※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
    ※ただし11.23(火・祝)、12.28(火)、1.4(火)、1.11(火)は20:00まで(最終入館 19:30)
    ※当面、時間を短縮して営業
休館日 会期中無休 
観覧料 一般 1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳~中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円
TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mori.art.museum/jp/

森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

森美術館 森美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

時代を超えるパワーの女性達

それぞれの環境や時代の変化の流れを乗り越えてきた作家達。突き動かされる理由はそれぞれだし、表現方法も多様。ただ、真摯に芸術に向き合う作品達は響いてくるものがある。
ジェンダー、人種、年齢等々が、芸術活動において語られる必要が全くなくなれば、この展覧会は語りぐさになるのかも知れない。

巨大な作品も多いが、なにしろ16名、こんなに森美術館が狭く感じたのは久しぶりだった。
16名もいるので、作者プロフィール、作品解説、インタビューは、事前にホームページを一読の上、予習することをオススメします。

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ファイさん

4.0

アナザー・ディメンジョナル・エナジー

女性アーティスト16名、年齢は72歳から106歳、14か国にわたる出身国等々、片岡館長の思い溢れる(と思われる)主張の明確な美術展。どうしてもアーティストの経歴や紹介の方に先に目がいってしまうが、作品を見ると、それぞれ静かでありつつ、アナザー・ディメンジョナルな(別次元の)エネルギーに圧倒される。アートの、また社会の現在について、考えるところの多い美術展である。最後に登場する三島喜美代さん。どこからこういう力強い作品が生まれるのか。「命かけて遊んでいる」と彼女は屈託なく語る。

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fumiko773さん、ファイさん

3.0

パワーを感じる展覧会

女性アーティストだけを集めた展覧会、初めて見たかも。「アナザーエナジー」という展覧会名の通り、とてもエネルギー・パワーを感じた。一番心に残ったのはスザンヌ・レイシー「玄関と通りのあいだ」。今の日本においてはフェミニズムという言葉が一人歩きしているようで、こうした対話をするパフォーマンスはすごく意義のあるものだと思って、ちょっと羨ましく感じるくらいだった。

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ファイさん

2.0

会期延長!

緊急事態宣言が終わって、22時迄の開館に戻ってからでも良いかもしれません。気のせいか、女性客比率が高かったような感じです。各アーティストさんのインタビュー映像を見るようでしたら、2時間半ぐらいは必要かと思われます。

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シンディさん、ファイさん

3.0

エネルギー爆発

女性アーティストのエネルギーが六本木ヒルズで爆発していました。まず最初に大きな作品に圧倒されました。部屋いっぱいに作品が展示されていて、訪れた人は部屋の隅をちょこちょこと歩く感じが、主役は作品であることを感じさせられました。
映像作品もいくつかありましたが、ジェンダーついて街角でたくさんの人がディスカッションしている様子に、あたかもその場に自分が参加しているかのように引き込まれました。

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アナ・ボグィギアン《空から落ちた流星》2018年 展示風景:アルテス・ムンディ8(イギリス、カーディフ) 2019年

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展示風景:第21回シドニー・ビエンナーレ、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館、2018年 撮影:silversalt photography

ベアトリス・ゴンザレス《インテリア・デコレーション》1981年 スクリーンプリント、キャンバス 展示風景:ドクメンタ14(アテネ)2017年 撮影:Mathias Voelzke

スーザン・レイシー《丸と四角》2015-2017年 2年にわたるプロジェクト、3日間のパフォーマンス、ビデオ・インスタレーション 撮影:Graham Kay

三島喜美代《Newspaper P-9》2009年 シルクスクリーン印刷した陶に手彩色、銅線 34×25.5×20 cm 撮影:高橋健治

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