FEATURE

生誕130年の孤高の画家 髙島野十郎に惹かれて。
早春の福岡で美術館を巡る

久留米市美術館「生誕130年記念 髙島野十郎展」 ~ 福岡市美術館 ~ 福岡県立美術館

アートコラム

髙島野十郎《菜の花》1965年頃 油彩 画布  個人蔵
髙島野十郎《菜の花》1965年頃 油彩 画布 個人蔵

アートコラム 一覧に戻るFEATURE一覧に戻る

構成・文 藤野淑恵

梅やつばきが咲き誇る早春の石橋文化センター。
久留米市美術館で咲き誇っていた髙島野十郎の《菜の花》

福岡の中心、天神から西鉄の急行電車とバスで50分、車で向かっても同程度の時間で久留米市美術館に到着する。この美術館は1956年、ブリヂストンの創業者 石橋正二郎が郷里、久留米市に開館した石橋美術館が前身であり、2016年11月からは久留米市の運営となった。

久留米は青木繁、坂本繁二郎、古賀春江といった優れた近代日本洋画家を輩出してきた街として知られる。久留米の歴史と、多くの洋画家たちを生んだ九州全域に目を向け、郷土ゆかりの作家を核としたコレクションの形成を進める久留米市美術館は、バラ園やつばき園、日本庭園を含む広大な庭園を有する石橋文化センターの中心的な施設。四季折々の豊かな自然に包まれた憩いの場所でもある。

久留米市美術館の入り口前。展覧会のボードには髙島野十郎の代表作である《からすうり》、《菜の花》、《蝋燭》、《月》。
久留米市美術館の入り口前。展覧会のボードには髙島野十郎の代表作である《からすうり》、《菜の花》、《蝋燭》、《月》。
石橋文化センター 日本庭園より、久留米市美術館を望む。石橋文化センターの広大な庭園では、梅、つばき、桜、バラと続く春の花のリレーが楽しめる。
石橋文化センター 日本庭園より、久留米市美術館を望む。石橋文化センターの広大な庭園では、梅、つばき、桜、バラと続く春の花のリレーが楽しめる。

満月とロウソクの灯りに導かれて。
髙島野十郎という画家と出合う

現在開催中の展覧会「生誕130年記念 髙島野十郎展」(~2021年4月4日(日)まで。その後、奈良県立美術館、瀬戸内市立美術館、柏市民ギャラリー、高崎市美術館を巡回)を目的に久留米市美術館を訪れた。この画家を知る幸福な機会を得たのも、ここ久留米市美術館だった。昨年、同美術館で開催された「没後35年 鴨居玲展 静止した刻」(2020年)の際、立ち寄ったミュージアムショップで目にした、満月やロウソクが描かれたポストカードに強く心惹かれたのだ。

赤みを帯びたブラウンカラーの色調の壁の前で炎が立ち上るロウソクは、個展で発表するためではなく親しい友人や知人に贈るため、サムホール判の小さな画面に幾枚も描かれた絵だということ。月夜の風景を描いていた作家が、次第に夜空の闇を覗くために開けた穴として、闇に浮かぶ月の光だけを描くようになったこと―――。髙島野十郎の代表作であるこれらの作品の背景などは、そのときは知る由もなかった。

美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 展覧会情報
「生誕130年記念 髙島野十郎展」
開催美術館:久留米市美術館
開催期間:2021年1月20日(水)〜2021年4月4日(日)
髙島野十郎《月》 1962年 油彩・画布 福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《月》 1962年 油彩・画布 福岡県立美術館蔵

《満月》が表紙の「髙島野十郎 光と闇、魂の軌跡」は、2015年から16年に開催された「没後40年 髙島野十郎展(福岡県立美術館、目黒区美術館、足利市立美術館、九州芸文館を巡回)」の公式図録だった。ポストカードと合わせて買い求め、初めて画家 髙島野十郎のことを知る。図録に寄稿されていた野十郎研究の第一人者である西本匡伸氏の序文によれば、髙島野十郎に対する認知度や愛好者数が増してきたのは、近年のことという。

地元でもほとんど無名であった画家の初の回顧展を、1986年に開催して髙島野十郎に光を当てた福岡県立美術館の学芸員の西本氏は、今回の生誕130年記念展でも監修を担っている。野十郎が注目を集めることになった理由のひとつとして西本氏は、「どんなディテールもないがしろにすることなく描くことで、写実の向こうにある存在感そのものに迫っている卓越した写実力」をあげる。「髙島野十郎 光と闇、魂の軌跡」のページを捲りながら、久留米市美術館で幕をあける展覧会を心待ちにした。

画業全体を網羅する総数約110点の作品で、
自らの芸術に邁進した孤高の画家のあゆみを辿る

展覧会場に入ってすぐの壁に展示されているポートレートは、髙島野十郎が62歳の時に撮影されたもの。なでつけられたグレイヘア、頬に左手を当てた画家の視線は、カメラではなくどこか別の場所にありながらも、リラックスしていて穏やかな表情だ。このポートレートを撮影した片山攝三(1914~2005年)は、野十郎と同じ久留米の福岡県立中学明善校(現・福岡県立明善高等学校)出身。福岡を拠点に家業の片山写真館を営みながら、芸術家の肖像写真を精力的に撮影した写真家で、坂本繁二郎や髙島野十郎といった福岡出身の作家のみならず、梅原龍三郎、東郷青児、志賀直哉、鈴木大拙、小林秀雄、白洲正子ら錚々たる著名人の肖像写真を撮影している。

髙島野十郎《太陽》 1961年以降 油彩・キャンバスボード 福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《太陽》 1961年以降 油彩・キャンバスボード 福岡県立美術館蔵

展覧会は青年期、滞欧期、戦前期、戦後期、光と闇の5つの章によって構成されている。初期作品から最晩年まで、野十郎の画業全体を網羅する総数約110点が展示されていて、順を追って鑑賞を進めると自らの芸術に邁進した孤高の画家のあゆみを辿ることができる。

酒造業を営む久留米の名家に生まれ、少年時代から絵を描くことに熱中したこと(公式図録に掲載されていた、旧制中学の制服姿でパレットとキャンバスと共に収まる若き日の肖像写真は、画家を生涯の仕事として志す決意が早くも漲っている)。東京帝大農学部水産学科を首席で卒業し周囲の期待を集めるも、画家を目指して独学独歩の画家としての人生を選んだこと。パリを拠点にヨーロッパ各地を巡り、名も知れぬ郊外の景色に温かな眼差しを向けて写生したこと。

それぞれが強いインパクトを持つ4枚の自画像。繰り返しモチーフとして描いた果物や花の静物画や、旅先で出合った美しい風景画。そして、作品としてではなく、贈り物として描き続けたロウソクの絵。眩しくて目を細めたくなるほど強い光線を放つ太陽。「闇を描くために」描いたという月の幻想的なあかり。すべての作品に貫かれている、透徹した写実。

髙島野十郎《煙草を手にした自画像》1935-44年 油彩・画布 福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《煙草を手にした自画像》1935-44年 油彩・画布 福岡県立美術館蔵

友情と親愛の証に描き続けた《蝋燭》の炎が
時代と国境を超えた

《煙草を手にした自画像》は野十郎の4枚の自画像の中で最も遅い時期に描かれたもので、40代後半から50代前半の作品だ。華奢なメタルフレームの眼鏡、ラウンドカラーのシャツに臙脂のネクタイ、ウッドボタンのツイードのジャケットの上にカーキのスモックをはおった出で立ちは、隠遁生活を送る孤高の画家というより、研究室にいる才気に満ちた大学教授のように見える。懐中時計、シルクのような質感のストール、積み重なった書物が描かれた背景とその服装には、洗練された趣味が覗く。

遠く山々を背景に、空に向かって真っ直ぐに咲き誇る秋の花を描いた《カンナとコスモス》。野十郎の絵には西洋美術に伝統的に用いられてきた線遠近法や空気遠近法ではなく、手前に見えるものをより大きく、その奥に見えるものを小さく描く手法が取られているという解説を読んだ。それに起因するのか、まるでボタニカルアートのように克明に描かれたカンナの花からは、どこか不思議な気配が漂う。丹念に描きこまれた写実的な描写には違いないが、目に見えるそのものの再現ではない。そこに野十郎の独特のフィルターを感じる。

髙島野十郎《カンナとコスモス》1954年 油彩・画布 個人蔵
髙島野十郎《カンナとコスモス》1954年 油彩・画布 個人蔵

静謐な空気感の中にブドウ、リンゴ、サクランボなどの果実、バラ、菊、ボタンといった花々が描かれた卓上静物画にも心奪われる。《ぶどうとりんご》の、皿からテーブルクロスの上に溢れるように広がる青リンゴやブドウの瑞々しさ。《菊の花》の、色とりどりの小菊が活けられた青磁の壺の前にある、一粒の真珠。《牡丹》の、大輪の花が活けられた花瓶に、敷かれている孔雀の羽根。日本画のような端正さの中に、どこか神秘的な雰囲気が漂う。

髙島野十郎《ぶどうとりんご》 1954年 油彩・画布 久留米市美術館蔵
髙島野十郎《ぶどうとりんご》 1954年 油彩・画布 久留米市美術館蔵

「光と闇」と題された最終章には、7点の《蝋燭》が並ぶ。2月27日に石橋文化センターで開催された美術講座「髙島野十郎の選択と決断」に登壇した西本匡伸氏によると、現在56点の野十郎の《蝋燭》の存在が確認されているという。今回展示された7点の中には、大正時代に描かれた最も古い作品や、小皿の上に載せられた珍しいロウソクもある。円柱状のロウソクの長さ、太さ、炎の形、色、明るさなど、野十郎の描いたロウソクにはひとつとして同じものがない。描くことを通して、贈る一人一人と向き合い、友情や親愛の証として直接手渡した。講演で画家にまつわる逸話の数々を知った後で《蝋燭》の前に立つと、目の前の絵画の中で立ち上っている炎ように、静かに心が揺さぶられる。

髙島野十郎《蝋燭》 after1948年 油彩・板 久留米市美術館蔵
髙島野十郎《蝋燭》 after1948年 油彩・板 久留米市美術館蔵

展覧会の会場内にはオーボエとオーケストラの調べが流れていた。これは美術館の眺望室のモニターで上演されていた、作曲家 高木日向子による現代音楽作品「L'instant (フランス語で瞬間の意味)」だ。髙島野十郎の《蝋燭》から着想を得たこの曲は、2019年のジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門1位を受賞した。高木氏は公式図録の中で、「小ぶりの画面の中でひっそりと、しかし強烈な神秘性を帯びて燃え続ける瞬間を捉えた『火』そのものに目が釘付けとなった」と、そしてジュネーブで初演されたその演奏は、「会場全体が魔法にかかったかのように素晴らしかった」と明かしている。現代を生きる、音楽という異なるジャンルのアーティストによって、野十郎の高い芸術性は時と国境を超えた。

福岡で出合う髙島野十郎作品。
自宅からの鑑賞も可能なバーチャル美術館も

髙島野十郎《寧楽の春》 1953年 油彩・画布 福岡市美術館蔵
髙島野十郎《寧楽の春》 1953年 油彩・画布 福岡市美術館蔵

ところで、前述した「没後40年 髙島野十郎展」の公式図録「髙島野十郎 光と闇、魂の軌跡」の中に、福岡市美術館で現在開催中の「コレクションハイライト」(2021年5月以降展示替えの場合あり)に展示されている同館の所蔵作品がある。奈良の薬師寺を主題にした《寧楽(なら)の春》だ。奈良の古寺への旅を重ねた野十郎は、法隆寺や薬師寺を題材にした作品を残している。薬師寺東塔を背景に咲き誇る満開の桜とツツジが描かれた《寧楽の春》からは、春爛漫の気配が匂い立つようだ。この作品は、坂本繁二郎や吉田博といった九州出身の作家や、ウォーホルや草間彌生、アニッシュ・カプーアといった20世紀の美術史を彩る作家の作品とともに、2階の近現代美術室Cに展示されている。同室に展示された現代美術作家のインカ・ショニバレの《桜を放つ女性》と共に、桜の季節に鑑賞するとその味わいもひとしおの見逃せない作品だ。

2019年春にリニューアルオープンした福岡市美術館では、藤田嗣治が描いた染色品や布にフォーカスした展覧会「藤田嗣治と彼が愛した布たち」(2020年)に魅了された。企画展だけでなく、現在は野十郎の作品も展示されている収蔵作品展「コレクションハイライト」が出色で、福岡を訪れる楽しみのひとつになっている。大濠公園側のアプローチから、大きな白い壁に描かれたKYNEの《Untitled》2020を眺めつつ、散歩の延長さながらに煉瓦色の美術館へと進む楽しさ。静寂の中に佇むように展示された茶道具、仏教美術。そして九州の近代洋画家、ミロ、ダリ、ロスコら20世紀の作家、さらにはショニバレのように現代を生きる作家まで。福岡市美術館の多様なコレクションに触れる度に、こんなチャーミングな美術館を有する福岡の人々が羨ましくなる。

福岡市美術館の開館は1979年。設計は前川國男。大濠公園側からのアプローチは前川國男の建築意匠を継承しつつ2019年のリニューアル時に新設された。磁器質タイルによる煉瓦色の外観は、時を経ても色褪せることなく、ますます美しさを増している。
福岡市美術館の開館は1979年。設計は前川國男。大濠公園側からのアプローチは前川國男の建築意匠を継承しつつ2019年のリニューアル時に新設された。磁器質タイルによる煉瓦色の外観は、時を経ても色褪せることなく、ますます美しさを増している。

話は前後するが、福岡県立美術館の西本匡伸氏は現在、新県立美術館建設室の仕事も兼務されている。現在は天神の須崎公園内にある福岡県立美術館は、大濠公園内、福岡市美術館のほど近くに移転する準備が進められているという。1964年に福岡県文化会館として開館した同館は1985年の全面改装を経て福岡県立美術館として再スタートし、前衛美術集団「九州派」の活動の舞台にもなった。福岡県ゆかりの作家の数々を紹介し、地元の人からも存在を知られていなかった髙島野十郎に初めて光を当てるという役割も果たした。大濠公園に移転した暁には、同館の誇る髙島野十郎の所蔵作品を一堂に見ることができるのだろうか。大濠公園内での福岡市美術館とのアート・ホッピングは、さらに福岡の美術館の楽しみを高めるに違いない。

福岡市の中心的な繁華街、天神の須崎公園内にある福岡県立美術館。
福岡市の中心的な繁華街、天神の須崎公園内にある福岡県立美術館。

同館では、先に紹介した野十郎の肖像写真を撮影した片山攝三の写真展「写真家・片山攝三 肖像写真の軌跡」(2017年)を企画開催するなど、東京ではなかなか知り得ない作家を丁寧に紹介している。先頃まで開催されていた、「生きることから──柏崎栄助とデザイン展」(2021年)では、福岡や九州各地のデザイン関係者に多大な影響を与えたデザイナー、柏崎栄助(1910-1986)の琉球漆器や硝子、筑後花筵などの代表作とその活動にスポットライトを当てた。1949年から福岡を拠点に新しい時代の新しい形作りに取り組んだデザイナーの仕事は、時代を先駆けたもの。普遍性と現代性を兼ね備えており、大変興味深いものだった。

2021年3月29日に公開予定の福岡県立バーチャル美術館【髙島野十郎の世界】より。新型コロナウィルス感染症の拡大の中、「美術を通して少しでも心の安らぎを感じてほしい」、「いつかまた、美術館が身近にある暮らしが当たり前になってほしい」という思いが込められたバーチャル美術館は、【髙島野十郎の世界】、【福岡県美のたからもの】、【(仮)ミュージアム紹介動画】の3部屋で構成されている。
https://virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp/
2021年3月29日に公開予定の福岡県立バーチャル美術館【髙島野十郎の世界】より。新型コロナウィルス感染症の拡大の中、「美術を通して少しでも心の安らぎを感じてほしい」、「いつかまた、美術館が身近にある暮らしが当たり前になってほしい」という思いが込められたバーチャル美術館は、【髙島野十郎の世界】【福岡県美のたからもの】【(仮)ミュージアム紹介動画】の3部屋で構成されている。/ 福岡県立バーチャル美術館: https://virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp/

福岡県立美術館の4階には髙島野十郎特設コーナーが設けられ、6点程度の作品が常時展示されている。公式ホームページ内で「野十郎通信」の記事が定期的にアップされることからも、近年のこの画家への関心の高さを窺い知ることができる。

まもなく公開される「福岡県立バーチャル美術館」内では、同館が所蔵する代表的な野十郎作品を高精細な画像で鑑賞できるようになる。バーチャル美術館を介して、再び髙島野十郎の作品に向き合う機会を得ること、そして好きな作品を気軽にシェアできるようになることがとても楽しみだ。

美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 美術館情報
久留米市美術館|KURUME CITY ART MUSEUM
〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015 (石橋文化センター内)
開館時間:10:00~17:00(最終入館時間 16:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は開館し翌平日は振替休日)
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 美術館情報
福岡市美術館|Fukuoka Art Museum
〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間:9:30~17:30(最終入館時間 17:00)
定休日:月曜日 ※ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日が休館、年末年始
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 美術館情報
福岡県立美術館|Fukuoka Prefectural Museum of Art
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5-2-1
開館時間:10:00~18:00(最終入館時間 17:30)
定休日:月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合はその翌日、年末年始、その他臨時休館あり

◎「生誕130年記念 髙島野十郎展」巡回情報:
奈良県立美術館(4月17日~5月30日)
瀬戸内市立美術館(6月5日~7月19日)
柏市民ギャラリー(7月25日~8月8日)
高崎市美術館(9月5日~11月7日)

※いずれも、美術館の開館状況・会期などの最新情報は、お出かけ前に公式ウェブサイトでご確認ください。

参考文献:「生誕130年記念 髙島野十郎展」図録、「髙島野十郎 光と闇、魂の軌跡」(東京美術)

FEATURE一覧に戻るアートコラム 一覧に戻る

FEATURE一覧に戻るアートコラム 一覧に戻る