ゲルハルト・リヒター展

東京国立近代美術館

  • 開催期間:2022年6月7日(火)〜2022年10月2日(日)
  • クリップ数:73 件
  • 感想・評価:5 件
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-2
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-3
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-4
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-5
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-4) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-1) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-2) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-3) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

現代アートの巨匠、大規模個展開催
ドイツが生んだ現代アートの巨匠ゲルハルト・リヒター(1932-)。本展は、1960年代に本格的に活動を開始して以来、世界のアートシーンの最前線を走り続けてきたリヒター待望の大規模個展として、日本の美術館では16年ぶり、東京・愛知では初めての開催となります。
リヒターは、人がものを見て認識する原理や条件を問い直すために、具象絵画、抽象絵画、写真(やその上に描いた作品)、ガラスや鏡を用いた作品、映像作品など、多岐にわたる表現方法で制作を続けてきました。本展は画家が90歳を迎える2022年に、自ら愛蔵してきた作品群を中心に、60年にわたる画業を紐解きます。


近年の重要作品、《ビルケナウ》日本初公開
とりわけ注目すべきは、日本初公開の大作、《ビルケナウ》(2014 年)。第二次世界大戦時、ユダヤ人強制収容所でひそかに撮られた写真のイメージを出発点として描かれた、幅2 メートル×高さ2.6 メートルの作品4 点で構成される巨大な抽象画です。
リヒターの心をずっと捉え続けながら、直接的にはなかなか取り組むことのできなかった「ホロコースト」という積年の関心事を主題に、2014 年、ついにリヒターはこの大作を完成させました。この近年の重要作品と目されている作品が、これらとしばしば組み合わせて展示される鏡、絵画と同寸法の写真作品とともに、この度日本で初めて公開されます。

ゲルハルト・リヒター(1932年~)
東部ドイツ、ドレスデンに生まれる。ベルリンの壁が作られる直前の1961 年に西ドイツへ移住、デュッセルドルフ芸術アカデミーへ入学。コンラート・フィッシャーやジグマー・ポルケと交流。「資本主義リアリズム」と呼ばれる運動の中で独自の表現を発表し、注目を集める。その後、イメージの成立条件を問い直す多岐にわたる作品制作を通じて、ドイツ国内のみならず、世界で評価されるようになった。これまで、ポンピドゥー・センター(パリ、1977 年)、テート・ギャラリー(ロンドン、1991 年)、ニューヨーク近代美術館(2002年)、テート・モダン(ロンドン、2011 年)など世界の名だたる美術館で個展を開催。現代で最も重要な画家としてその地位を不動のものとしている。
日本での大規模個展は、2005-2006年にかけて金沢21 世紀美術館、DIC 川村記念美術館で開催されて以来、実に16年ぶり。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年6月7日(火)〜2022年10月2日(日)
会場 東京国立近代美術館 Google Map
住所 東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日 月曜日 
7月19日(火)、9月20日(火)
ただし7月18日、9月19日は開館
観覧料 一般 2,200円
大学生 1,200円
高校生 700円
  • ※中学生以下、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
    ※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」も観覧できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://richter.exhibit.jp/

東京国立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立近代美術館 東京国立近代美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

コンセプチュアルなリヒター

リヒターの作品は今までコマーシャルギャラリーで何度か見たことがありましたが、大きな美術館で見れたのはこれが初でした。巨大な作品が多いのでやっぱり美術館向きだなと思いました。
リヒターの絵は強烈なイメージを残す絵が多いけど、実は結構コンセプチュアルだということも分かりました。
ただし大規模展というにはやや物足りなさも感じましたし、アブストラクト・ペインティングのシリーズ作品の比率が多い感じがしました。そしてそれらの作品(アブストラクト・ペインティングやアラジン、オイル・オン・フォト)は、11月から始まる次の展示、大竹伸朗展に繋がっているようにも見えました。

それと展示作品はほぼすべて撮影可能なせいか、いかにもインスタで"#リヒター展"というタグを付けてポストしてそうなオシャレな若い人が多かったです。

2.0

展示方法に疑問

こちらのリヒター展、かなりの数が写真撮影可能なのですが、そのためほとんど撮影会のようになってしまっていて、ほぼ全員がパシャパシャ撮影しているので、とても展示を見にくい状態です。大型の作品が多いので、近くから遠くから角度を変えてとじっくりみたいのに、撮影する人が次から次へと現れるので気になってじっくり見ることができません。近くにいると写真に入ってしまい邪魔になるでしょうし、遠くにいると撮影待ちの列のようになってしまいます。写真撮影可能なのはいいですが、時間帯や曜日で分けるとかしていただけないでしょうか?これでは作品をしっかり見れません。またグッズ売り場の方が、学生さんのアルバイト?なのかわかりませんが、とても手際が悪いです。レジが3つあって1つは現金専用、2つはカードも可ですが、現金の人は少ないのに、カード可のレジは1つしか開けず、係の人はいるのにずらーっと並んでいても開ける気配もなく。またカード可のレジも1人終わったらお待ちくださいってしばらく待たされてからしか案内されないので、数人並んだだけでもめちゃくちゃ時間がかかります。このようなオペレーションなんとかならないのでしょうか?いろいろとストレスがたまる鑑賞になってしまいました。

THANKS!をクリックしたユーザー
goliathさん、他1人

4.0

リヒターいい作品は手元に置いておく説

ゲルハルト・リヒター、結構良かったです。

モーリッツくんアレすごく良いです。アレは欲しい。
イイなと思った作品は大体作家蔵で、一番イイやつは手元に置いておくのだなと。
多分もっとイイやつはリヒターが愛蔵しているのだと思われます。
フォトもアブストラクトも初期作が魅力的です。

それにしてもリヒター人気あるんですね。
金曜夜間に伺いましたが若い世代を中心に賑わっていました。
既に土日は混み合っている模様です。
モーリッツくんの部屋が混雑気味。確かにあの一角は大変よろしい。

露出展示も多いので何事もなく会期を全う出来ることを願っています。
ほとんどの作品が写真撮影可能です。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

日本では16年ぶりの個展、ゲルハルト・リヒター展を竹橋の近美で見る

毎年ゴッホ展はあるが、なぜゲルハルト・リヒターの個展が16年も開催されなかったのか、ということは置いておいて、確かに16年前に佐倉の川村記念美術館で「ゲルハルト・リヒター —絵画の彼方へ—」を見て以来のリヒター展でした。

そして展示はリヒターの取り組んできた手法というかテーマ別に区切られていて、例えば会場に入ってすぐの区画では「アブストラクト・ペインティング」と「ガラスと鏡」とあって、アブストラクト・ペインティングなら1992年作品から2017年の作品が展示されている。というわけで、多少は違った作品があったりはするが、テーマ別にリヒターの絵を拝見できる。

最大の見どころは4点の巨大な抽象画からなる《ビルケナウ》(2014年)で、入口の左側の区画にある。アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で囚人が隠し撮りした写真を描き写したイメージの上にアブストラクト・ペインティングの手法で上書きした作品。同じ区画に隠し撮りされたあまり鮮明ではない元となる写真が4点、並んでいるので、見る側はつい、どこに隠れているのかと、時間をかけて見てしまう作品です。

リヒターの作品をコレクションしている美術館が増えているが、これだけまとめてリヒターの作品を拝見できるのは、滅多にないチャンスです。基本写真撮影がOKなのもうれしいところ。個人的には次の巡回先の豊田市美術館でも見てみたい、と思います。

5.0

ゲルハルト・リヒターについて(事前の勉強用にまとめました)

ゲルハルト・リヒター Gerhard RICHTER (b.1932、存命中、現在90歳)

 1932年、旧東ドイツのドレスデンに生まれる。ベルリンの壁ができる1961年(29歳)の直前に、西ドイツのデュッセルドルフに移住。
 東ドイツ時代には壁画などを制作していたが、当時は西側への旅行も比較的自由でその自由な表現に触れ、社会主義リアリズム(注1)に嫌気がさしていたともいわれている。(当時、社会主義諸国では、デフォルメされた表現や抽象画など前衛表現は「ブルジョワ的」と国から認められず、ひっそりと制作せざるを得ない状況だった。)
 西ドイツに移住してからは、特に米国のポップアート(注2)や抽象表現主義(注3)などの前衛美術に強い影響を受けて制作した。

 リヒターは時代ごとに表現スタイルを変えており、また、それら複数の表現スタイルを並行的に制作している。西側に移住した初期は「フォトペインティング」(注4)と呼ばれるシリーズを制作。1966年(34歳)ごろからは、「カラーチャート」(注5)と呼ばれるシリーズ、ガラス板による作品(注6)、「グレイ・ペインティング」(注7)と呼ばれるシリーズをほぼ同時並行的に制作。また、膨大な量の写真やコラージュ、スケッチをアーカイヴし、これは「アトラス」シリーズと呼ばれた。(なお、このシリーズは、作品というよりも作品を作るための資料集という位置づけもあると思われる。)
 1976年(44歳)ごろからは、「アブストラクト・ペインティング」(注8)と呼ばれるシリーズの制作を開始した。
 他には、1980年代後半から制作され始めた「オイル・オン・フォト」(注9)と呼ばれるシリーズもある。

 リヒターはこのように、様々なスタイルの絵画を制作しているのが、他の画家との大きな違いである。(このように幅の広い様式を試みているのは他にはピカソぐらい。)多くの美術評論家がリヒターを論じているが、その中である評論家は、マルセル・デュシャンから大きな影響を受けているとしている。以下、その概略を噛み砕いて述べる(私の解釈も混じっています)。
 デュシャンは、それまでの絵画(ペインティング)中心の美術を大きく舵を切ったので、現代アートの父と呼ばれている。デュシャンは、印象派以降の視覚を偏重した美術を批判し、オブジェやレディメイド(既製品:例えば男性用小便器を横に倒しただけ… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、Audreyさん、シンディさん

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出展予定作品・関連画像IMAGESS

ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-4) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)

ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-1) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)

ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-2) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)

ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(937-3) 2014年 ゲルハルト・リヒター財団
油彩・キャンバス 260×200cm © Gerhard Richter 2022 (07062022)

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