ヴァロットン―黒と白

三菱一号館美術館

  • 開催期間:2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
  • クリップ数:104 件
  • 感想・評価:7 件
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フェリックス・ヴァロットン《嘘(アンティミテⅠ)》1897年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《ユングフラウ》1892年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《1 月1 日》のための版木 フェリックス・ヴァロットン財団、ローザンヌ
©Fondation Félix Vallotton, Lausanne
フェリックス・ヴァロットン《1 月1 日》1896年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《難局》1893年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《学生たちのデモ行進(息づく街パリⅤ)》1893年 ジンコグラフ 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《入浴》1894年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン<アンティミテ>版木破棄証明のための刷り 木版、紙 1898年 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《怠惰》1896年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《フルート(楽器Ⅱ)》1896年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《お金(アンティミテⅤ)》1898年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《暗殺》1893 年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《有刺鉄線(これが戦争だ!Ⅲ)》1916年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《歩道橋(万国博覧会Ⅴ)》1900年 木版、紙 三菱一号館美術館
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《二人の女友達》1894年 油彩、厚紙 トゥールーズ=ロートレック美術館、アルビ
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

19世紀末のパリで活躍したナビ派の画家フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)は、黒一色の革新的な木版画で名声を得ました。独特の視点と多様な表現、そして卓越したデザインセンスをもつヴァロットン作品は、まるで解けない謎のように今でも私たちを魅了してやみません。中でも真骨頂ともいえるのが、木版画です。

三菱一号館美術館は、世界有数のヴァロットン版画コレクションを誇ります。希少性の高い連作〈アンティミテ〉〈楽器〉〈万国博覧会〉〈これが戦争だ!〉の揃いのほか、約180点のコレクションを一挙初公開します。黒と白のみで作り出された世界に焦点をあて、未だ捉えきることができないヴァロットンの魅力に迫ります。

また、三菱一号館美術館と2009年より姉妹館提携を行うトゥールーズ=ロートレック美術館開館100周年を記念した、ロートレックとの特別関連展示も併せてお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
会場 三菱一号館美術館 Google Map
住所 東京都千代田区丸の内2-6-2
時間 10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜と会期最終週平日、第2水曜日はは21:00まで
    (最終入館時間 20:30)
休館日 月曜日 
12月31日、2023年1月1日 
※但し(トークフリーデー:11月28日、12月26日)、2023年1月2日、1月9日、1月23日は開館
観覧料 一般 1,900円
高校・大学生 1,000円
小・中学生 無料
  • ※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル) 
URLhttps://mimt.jp/vallotton2/
SNS

三菱一号館美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三菱一号館美術館 三菱一号館美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

映像化がおもしろい

ヴァロットンの画業を、初期から晩年まで、膨大な作品でたどります。
所蔵品を全て蔵出し?と思うくらいたくさんの作品が出展されていました。

版画だけどなくスケッチや油絵も珍しく、何を描いても巧いです。
浮世絵風の風景画も素敵でした。

廊下にヴァロットンの描いたフクロウが投影されていたり、作品集の見えないページの作品がモニターで紹介されたり、演出に感心しました。

アンティミテを題材に映像化した作品が秀逸でした。版画を見たときにはわからなかった、それぞれの作品のつながりに気づかされました。椅子もあるのでぜひ、じっくりご覧ください。

写真撮影もかなりOKです。
ロートレックとの対比も興味深かったです。

映像も見たので2時間、最初から最後まで充実した企画で、大満足です。

THANKS!をクリックしたユーザー
内線38さん

4.0

風刺画家として

今まであまり見る機会がなかったカリカチュアが面白かったし、それも含めて肖像画は思いのほかよかった。
また、万博や戦争を扱ったもの、事件に群がる大衆を見ると、人間何年たっても何も変わらないんだな・・とつくづく思う。
人間の黒い部分を黒一色で表してはいるけれど、サイズと表情で何となく可愛く見えてしまうのが魅力。

ロートレックがたくさん出ていたし、19世紀末~20世紀初頭という大好きな時代を楽しめた。
以前からヴァロットンの描く子供の顔が、どこかで見たことあると思っていたら、「にんじん」の挿絵だったとは。

5.0

作品も美術展演出も見応えあります。

三菱一号館美術館の膨大なヴァロットンコレクションは素晴らしいの一言で、
美術館の荘厳な設えに、黒と白の版画が浮き上がります。
美術展装飾の仕掛けも然りで、
グレイッシュなベースカラーにモチーフが飛び出し作品に色を添えます。
袋小路の壁の奥や、暖炉の上にモチーフの猫や子供たちがまるで作品を覗き込むように影となって現れたり、
時代系譜のサインも影の投影で数字が浮き上がったりと、ディテールにもとてもこだわりのある演出で楽しかったです。

作品の中の皮肉たっぷりのユーモラスな場面や表情が何ともお茶目で思わず吹き出しました。
中でも茶目っ気たっぷりのおじちゃん&おばちゃんの表情にくぎづけでした。

ミュージアムグッズも種類に富んでいてどれも素敵です。
特に額装する事を想定して作られいたボスとカードと枠の組み合わせがとてもいいアイデアだと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
fumiko773さん、micco3216さん

5.0

妖しい黒

初期から晩年まで多くの作品が揃い見応えが有る。
途中絵画や色付きの版画も手掛けるが彼の単純化された表現にはモノトーンが最適で人を引きつける魅力が有る。
特に富裕層や権力者を皮肉った作品はニヤリと笑える。
有名人の肖像版画は人柄が出ていて秀逸。
徐々に白より黒が増していき見えない部分が物語るようになり傑作が生まれている。
特に1896年作「怠惰」は黒と白だけで沢山の模様を表しバランスも良く素晴らしい。
二番目の部屋のみ撮影可。
会場の所々で壁に不意に現れる猫や梟、少女を見つけて。
中間では撮影可の作品動画も有る。
入口でパンフレットを手に入れ、アートショップを出た所で記念のスタンプをパンフレット裏に押してみよう。
来館時期により絵柄が変わるらしい。
黒白コーデ割引も有り。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、morinousagisanさん

5.0

ユーモアも風刺も

以前、町田市立国際版画美術館で初めて見たヴァロットン木版画。
モノトーン、余白のある構図など、ストーリーにも引き込まれます。想像力がかきたてられます。とても魅力的で、ますます好きになりました。

5.0

めぐるめく木版画のコントラスト

「漫画を描くなら参考にする写真はカラーではなくモノクロがいい」
という言葉は昭和のHowTo本にあった言葉だが

「線とベタであらわされる絵においてはモノクロ写真が最も
コントラスト、白黒のバランスの参考に適している」
ということだ

「色」という情報を排したとき、
パッと鑑賞者の目に的確に必要な要素を飛び込ませる
それはやはり画面における白と黒の配分であり
絵という作業環境にデジタルが深く入り込んだ現代において
多くの作家が見落としている。無視しているところだと思う

この展示は改めて白と黒であらわされる世界表現の豊かさと奥深さと面白さを体感させてくれる
そして描かれる人物や情景の過度に嫌味にならない「漫画的」「風刺的」表現も魅力的だ
特に風刺的な要素というのは実のところバランスが難しいジャンルで
これだけダイレクトに、それでいて面白くユーモアをもって見せてくれるのは圧巻である

人物の表情、佇まい、しぐさ、
時折ニヤリとさせて、そしてギョッとさせてくれる
改めて線とベタで表現されるモノトーンの表現の凄さを感じさせてくれる展示だ

THANKS!をクリックしたユーザー
ひつじさん、morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

黒一色の世界の広がりがすごい

木版画なのに、こうも立体的で奥行きのある表現がすごくて、じっくり一枚一枚見つめてきました。
連作になっているものは物語を自分で想像して楽しんだり、作品同士のつながりを考えるのが面白かったです。
映像コーナーで連作が動いてつぎつぎとつながっていく作品がみられてとても楽しかった!!

THANKS!をクリックしたユーザー
ひつじさん

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©Fondation Félix Vallotton, Lausanne

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