4.0
魅力たっぷり
フランス、パリのオランジュリー美術館がルノワールとセザンヌという印象派及びポスト印象派の画家に初めて同時にフォーカスし、企画・監修をした世界巡回展。
ルノワールとセザンヌの同じような題材や構図の絵を
更にピカソなどのふたりの影響を受けた作家の絵と並べて観るという試みがとても新鮮で説得力や気づきなどを与えてもらえました。
ルドンの「グラン・ブーケ」が観れたのも収穫でした。
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本展は、今日、印象派・ポスト印象派の巨匠として知られるピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir, 1841-1919)とポール・セザンヌ(Paul Cézanne, 1839-1906)の2人に焦点を当てる展覧会です。肖像画、静物画、戸外制作といった章立てを通じて、合計52点の油彩作品で構成されます。
ルノワールとセザンヌは1874年の第1回印象派展に参加しますが、モネのように筆触分割を推し進めて抽象化していくのではなく、形態(かたち)を保ちながらもそれぞれの絵画表現を突き詰めていきました。
20世紀初頭にも、両者を並べて論じられることが実は多くありました。20世紀美術を主に扱った画商でコレクターのポール・ギヨー厶(Paul G uillaume, 1891-1934)は、印象派・ポス卜印象派の作家の中でもこの2人のみを収集しています。本展出品作のうち大部分はギヨームに由来する作品です。ギヨームは43歳で若くして亡くなりますが、妻のドメニカと再婚相手の建築家で実業家のジャン・ウォルターが収集を継続し、発展させていきます。
ギヨームは生前、そのコレクションをフランス国家に寄贈することで「フランスで最初のモダン・アートの美術館」が出来ることを望んでいました。彼はまた、ルノワールとセザンヌを古典とモダンの両方の様式における先駆者とみなしていました。ドメニカにより一部、変更を施された部分はありましたが、そのコレクションをフランス政府が1959年と1963年の二度にわけて公式に購入し、今日、オランジュリー美術館コレクションの核として一般に公開されています。
本展では、ルノワールとセザンヌの作品のみならず、2人に影響を受けたピカソといった後に続く芸術家の作品も展示することで、後世に与えた影響についても浮き彫りにしていきます。
| 会期 | 2025年5月29日(木)~2025年9月7日(日) |
|---|---|
| 会場 |
三菱一号館美術館
|
| 住所 | 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
| 時間 |
|
| 休館日 | 月曜日 但し、祝日の場合、トークフリーデー[6月30日、7月28日、8月25日]、9月1日は開館 |
| 観覧料 | 一般 2,500円(2,300円) 大学生 1,500円(1,300円) 高校生 1,300円 小・中学生 無料
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://mimt.jp/ex/renoir-cezanne/ |
4.0
フランス、パリのオランジュリー美術館がルノワールとセザンヌという印象派及びポスト印象派の画家に初めて同時にフォーカスし、企画・監修をした世界巡回展。
ルノワールとセザンヌの同じような題材や構図の絵を
更にピカソなどのふたりの影響を受けた作家の絵と並べて観るという試みがとても新鮮で説得力や気づきなどを与えてもらえました。
ルドンの「グラン・ブーケ」が観れたのも収穫でした。
4.0
フランスのオランジュリー美術館が企画・監修したルノワールとセザンヌという印象派のポスト印象派のニ大巨頭の画家を対比することにより、二人の画業を振り返り、再発見することができる展覧会。
オルセー美術館からも出品されており、計52点の展示は圧巻。ルノワールの「ピアンの前の少女たち」やセザンヌの「画家の息子の肖像」をはじめ、見たことがない絵画を多く見ることができた。
一見、交わることがないように見える二人の画家が、実はお互い影響を与えながらキャリアを重ねていったことがわかったのは新鮮だった。
5.0
ルノワールXセザンヌ、オルセーXオランジュリーの豪華共演。
人物画、静物画などテーマに分けて、両隣で展示するというもので
2人の巨匠の画風が、それぞれの素晴らしさが際立つ展示となっている。
ルノワールは、柔らかく、温かみがあり、時に非常に装飾的
対してセザンヌは、ゴツゴツ感があり、クールで、色調は抑え気味
でも確かに両者ともに、印象派を感じる
これだけの作品をパリから日本にお招きするなんて
本当に大変なことなのではないかと想像する
三菱一号館の雰囲気も大好きだが、
パリに行きたいなと感じさせる魅力満載、
朝活にはゴージャスすぎるほどの感傷
私も実はリベンジ訪問。
展示期間も残りわずか、長蛇の列の時間がほとんどだと思うので
時間には余裕を持っていくのがよさそう。
5.0
ルノもセザも得意じゃないのでどうしようか迷っていたのですが、心の底から行ってよかったです!
一つ目は、「セザンヌは現代アートの父」がずっと理解できなかったのですが、ルノワール作品との比較+物量(同一作家の作品をまとめて見られる)でものすんごいわかりやすかったんです。
メインビジュアルにもなってる「セザンヌ夫人の肖像」を見つめること5分、なんか電球がパッ!とついた気がしました。対面に息子さんの絵もあり、その家族シリーズの前を何度かうろうろして「・・・あっこれか!」みたいな・・・変な説明で申し訳ないですが、それくらい感覚的に理解できるようになってます。何度解説を読んでもわからなかったのに、これを見たらわかるという・・・企画した人すごい!大興奮!
二つ目は、中学の美術の時間にセザンヌの絵を模写したんですが、見てたら・・・「・・・あれ?・・・えっ!!!」ということで、なんと元の絵が来てました。「スープ鉢のある静物」です。泣くのこらえて超ガン見。生きてるうちにはもう見れないかもしれません・・・。しかしこんなことってあるんですね。本気で感動しました。
感動でクラクラしながらヨタヨタ進んでいった先に「グラン・ブーケ」があって、暗い中で仰ぎ見ながら「今日生きててよかった」と心から思いました。
・・・とここで終わりたかったけど、他にも確信持てて嬉しいことがありました。それは、ルノワールばっかり色彩豊かと言われるんですけど、セザンヌも色彩が独特で、自分は模写する絵を選ぶときにそれに惹かれたんだってこと。今回驚くくらいに色が良かった。ルドンも同じで色彩が独特ですよね。セザの色彩はちょっと独特過ぎて見逃されてるような気がしたので、そこもご堪能いただきたいです。
・・・あれ、ルノワールは?・・・(笑)
いやいや、もちろん順調にルノワールで良かったです!
5.0
見応えがある展示でした。
美術が苦手な人を誘っていけるくらい、みやすいと思います。
困ったらぜひ併殺のカフェと一緒に!
フランスが認めた巨匠二人の作品が、日本に!! 正直、西洋美術史をきちんと勉強していなかった私は、これまでこの二人がそんなに近しくしていたとは、知りませんでした。この展覧会は、日本で企画されたものではなく、オランジュリー美術館…readmore
4.0
オランジェリーから、オルセーから、良い作品が来てます。
最近、こういう、海外有名美術館の作品を日本で見られる機会が少なくなっているように思います。二人の大家のホンモノをしっかりと味わえるのは、嬉しい限りです。
ルノワール。
やはり、人物、女性の画。
色々な美術館で単品で見る機会は多いのだが、どうも新鮮味を感じず「はい、いつものルノワール」的に流し気味でした。今回あらためて、複数の作品と向き合い、肌やポーズの表現に、美しい、上手い、と感嘆しました。
印象主義の筆触分割・色彩分割は、人物に用いるのが難しいといわれます。本展の出展作品を観て、肌や衣服を描く筆致や色遣いが、作品によってかなり違いがあり、確認できて面白い。年代を経た大きなスタイル変遷に加えて、40歳代頃には同時期に色々と試行錯誤しているのが、マチエールの形跡からも窺えます。
風景画、静物画もおもしろい。
風景画《イギリス種の梨の木》、画面の殆どを葉っぱや草の緑が占めていて、刷毛流し、点描、ベタ塗り、等とブラシワークを駆使して動静を出している。
静物画では、花瓶や果物のモチーフを、ある作品では視覚に忠実な奥行き感で。別の作品では一点透視法を排して不自然に、セザンヌ寄りで。
セザンヌ。
見入ったのは、メインビジュアルの《セザンヌ夫人の肖像》。
一番大きな展示室に進むと、バンと現れる。薄黄色の背景壁で、青の画面の存在感が引き立ちます。ドレス・顔の陰・背景、に藍・紺・青・水色と、青表現の玉手箱。暖色のルノワール vs 寒色のセザンヌ、という本展の演出の基点にもなってます。
水浴の作品は小品が数点でしたが、小さいサイズが新鮮に感じ、気に入りました。
三菱一号館のお宝ルドン《グランブーケ》も観れて、小企画展でも企画展と同時代の作品が並び、得した気分でした。
5.0
馴染みのある名画を見られ、ほとんどの作品が写真撮影可なのも嬉しい。
朝一番に行ったので混雑も避けられゆっくり見ることができた。
今年の西洋美術ではオススメ度ナンバーワンです。
5.0
セザンヌ先生とルノワール先生の作品を中心にオランジェリーとオルセー美術館からたくさんの絵を持って来られていて、コロナ禍以降では久しぶりの展示だったような気がしました。
やはり印象派は安心感があります。
ロクシタンとのコラボも良かったです。手からロクシタンの石鹸の香りが漂い、気持ちはプロヴァンスに浸ることができました。
本展に来られた際には是非お化粧室にもお立ち寄りください。
4.0
入館していきなりセザンヌ《青い花瓶》、ルノワール《桃》が目に入り期待が高まる。
特に《青い花瓶》は私にとって教科書級の作品なのでいきなり足止め。
足を進めて風景画も悪くはないけど、
広い部屋での《セザンヌ夫人の肖像》も《ピアノの前の少女たち》が二人の真骨頂、
他もかなり良い物が並び眼福眼福。
と、初めの4室はワクワクだったのに、
その後、セザンヌの水浴系はかなり小さいものばかりだったり、
ルノワールも良質だけど段々尻すぼみで残念。
最終的にはルノワール多めの印象。
それでもまぁルドン《グランブーケ》も観られたので全体としては割と満足。
6月12日(木)11時到着。5分ほど並んだけどすんなり入館。館内は入場調整しているので混雑と呼べるほどでなかった。一部を除いて撮影可。【カラーコーデ割引】あり。たまたま青系の服だったので100円引きしてもらえたw。
余談:作品リストはダウンロードのみなんだけど、展示順じゃ無くて作家別に掲載されていて使いにくい。
4.0
二人が家族ぐるみで仲が良かったことやルノワールがセザンヌを画商に売り込んでいたとかは全く知らなかった。
二人の絵を似た題材毎に並べて比較していく展示。
生き生きとした花や果物、人物を描くルノワールと対象を物体として捉え構図の研究をするセザンヌとでは方向性がかなり違うので好き嫌いが分かれる所だ。
展示では軽くしか触れられていなかったが画家と画商、コレクターとの関係がとても興味深く図録の解説に有る文章が面白かった。
人気の画家の展覧会だけあって混み合う。撮影可が多いので撮る方も観る方も大変。
4.0
ルノワール作品とセザンヌ作品が並んで展示してある。並んでいると無意識にに比較してしまう。やっぱルノワールの方が断然うまい。セザンヌの下手さが際立つ。これはセザンヌには酷だ。そんなセザンヌも、次世代にインスピレーションを与えることにより、美術史に名を残し、その作品は天文学的値段で取引される。そういう価値の生み出しかたもあるのだと気づかされ、凡庸な人間でも無限の可能性があるのだと認識させられた。私も下手な歌をカラオケで堂々と歌ってみよう。次世代の新しい偉大な音楽を生み出せるかもしれない。
3.0
初日の午前に行ったのですが 混んでいました
人物より静物風景画の方はが断然好きなので そちらの方の感想を
<雪景色> ルノアールの雪の絵は珍しいなと思ったら 寒いのが苦手だったんですね 確かにほとんどの作品は圧倒的に暖色系
<桃> 美味しそう
<いちご> 欲しいのはこの絵
<桟敷席の花束> ドラマチックな物語を想像してしまう ビロード(だと思う)のえんじ色に 帝劇の座席を思い出す シックでとても好きになった作品です
当時券がお高い 紙の作品リストがないということで 評価はちょっと辛めです
同時開催の「少企画展」フランス近代美術の風景画は私の好みにぴったり
マティスのエトルタ 空の色が絶妙のシスレー 初めて見たシニャックの版画が良かったです
こちはら紙のリストがありました
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ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885-95 年、油彩・カンヴァス、
オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
ピエール=オーギュスト・ルノワール《風景の中の裸婦》1883 年、
油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピエロ姿のクロード・ルノワール》1909年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
ポール・セザンヌ《画家の息子の肖像》1880年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
ピエール=オーギュスト・ルノワール《イギリス種の梨の木》1873年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館
©Musée d'Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF
ポール・セザンヌ《赤い岩》1895-1900年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
©GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
ポール・セザンヌ《3人の浴女》1874-1875年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館
©GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》1892年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ガブリエルとジャン》1895-1896年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
© GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF