オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
三菱一号館美術館|東京都
開催期間: ~
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オルセー・オランジェリーが見出した二人の巨匠の関係性
フランスが認めた巨匠二人の作品が、日本に!! 正直、西洋美術史をきちんと勉強していなかった私は、これまでこの二人がそんなに近しくしていたとは、知りませんでした。この展覧会は、日本で企画されたものではなく、オランジュリー美術館とオルセー美術館が、ルノワールとセザンヌの関係に初めて同時に焦点を当て企画・監修した世界巡回展なのだとか。で、日本では三菱一号館さんだけの開催なのだそうです。これだけの作品数が日本に来ることはなかなか無いことで、これはとても素晴らしい機会です。印象好き、モダンアート好き、はたまたま二人のどちらかが好き、という方は、きっと行くべき展覧会だと思います。そうしてまた、この一見余り気の合いそうにない巨匠二人の関係についても、しっかり記憶にとどめられる、なかなかユニークな展覧会でもあります。あと、国立西洋美術館の「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展とのセット券「印象派をめぐる旅チケット」もあって、秋までもの期待も高まってしまいますね。作品のほとんどが撮影OKで(動画⚡は不可)こちらも嬉しいですね。一方最近多くの美術展がそうなのですが、紙の出品目録はありません。スマホでのコード読み込みが必要です。ただ目録は展示順(展示は主に類似したテーマで、ルノワール×セザンヌ、其々の作品対比のかたちで展開します)ではなく、ルノワールとセザンヌ其々の作品番号順になっていました(ちょっぴり分かり辛い)。加えて、盛夏でもメトロ駅直結の三菱一号館さんなのは、やっぱ、より嬉しいです(ただ土日は美術館地下入り口が閉鎖になり、一旦中庭に出なければならいのだそうです。猛暑や豪雨の日は辛いですね)。
今回私は、6月中半の平日午後一に行きました。会期もまだ初盤だったせいか梅雨とは思えない猛暑のせいか、入館時の並びは全くありませんでした。ロッカーも余裕でした。館内も、ちょっと狭めの部屋や通路移動の多い三菱一号館さんですが、特に混雑はなく、ちょっと人だかりのあるところがあっても、みな1-2分別の作品を観て戻ってみればガラ!という状態でした。上手く廻ればとても快適な鑑賞環境でした。
オルセーもオランジェリーにも一応一度は行ったことはあるのですが、勿論全て記憶しているわけではありませんし、記憶としては初めて見る作品も結構ありました。また、以前に観たことがあったり、印刷物で見たりして、好きだった作品にも、何点か出会えました。本物はやっぱ最高です!!
最後に小企画展「フランス近代美術の風景画―コローからマティスまで」のコーナー。今回もこのコーナー、とても良かったです。絵画10点、版画1点。コローの自然観察からの抒情。ブーダン、そして写実主義のクールベ、印象派のモネ、ピサロ、シスレー、新印象主義のシニャックに、点描主義スーラ、そして更にマティス、マルケ、ドランと、風景画でフランス近代美術の流れを風景画の変遷で展観してくれています。リニューアルオープン以来毎回、なかなかに力の入った小企画展(所蔵作品・寄託作品中心)を楽しませていただいています。次回も楽しみです。
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