4.0
大阪のコテコテはいつから?
最終日前日。
そこそこ混雑していました。
知らない画家ばっかりで
大丈夫?ってなりましたが
各章の解説を頼りに楽しめました。
そもそも
名前の漢字が読めません!
作品リストにアルファベットで
表記があって助かりました。
印象に残ったのは
北野恒富(きたの つねとみ)
妖艶から清楚へと
描き方が変化しますが
どちらもいい!画力を感じます。
女性の画家が多いのも大阪の特徴だそうで
子女に教養として絵画を習わせた
のもあったらしい。
会場に当時の写真がありました。
大正5年「女四人の会」
白黒ですが
かわいらしい女性が4人、
おそらく自分たちが描いた絵の前に
並んで写っています。
井原西鶴の『好色一代女』をテーマにしたため、
若い女性が描くなんて!と叩かれたとか。
今なら
妖艶な絵を描く4人組!
なんて人気になりそうだけど
そのうちのひとり
島成園(しま せいえん)
彼女も印象に残りました。
最初に上げた
北野恒富ともつながりがあったようです。
師弟関係をたどるのも
おもしろそう。
それに
京都の上村松園
東京の池田蕉園とともに
「三都三園」と並び称されたとか
私が知らないだけか…
まだまだ勉強不足です。
意外だったのが
大阪の商家の床の間を飾った
「船場派」
京都の四条派とは異なり
あっさりとスマートに描く
大阪らしい作風…
あれっ?
「大阪」って派手なイメージだったけど違うんですね。
じゃあ、いつからコテコテに?
気になります。