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鑑賞レポート

特別展 雪舟伝説 ―「画聖」の誕生―

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画聖と書いてカリスマと読む

最初に結論から申し上げると、この「雪舟伝説」展は、雪舟という画僧の作品とそれに影響を受けた後世の画家たちの作品を観て知るには最良かつ最高の展覧会です。
とにかく集結した作品が完璧と呼べるぐらいの充実度で、附された解説も初心者からベテランまで誰もが得心… Read More

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックから ドローネー、シャガールへ

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20世紀の大発明

キュビズム、キュビスム、キュービズム、キュービスム、最近は発音重視派の勢力拡大により新旧入り乱れた呼び方が飛び交ってますが、昭和人はキュービズムだし、ポンピドーです(笑)
ポンピドゥーなんて、モレシャンさんが言うのなら素敵だけど、私らオッサンは口に出す… Read More

没後100年 富岡鉄斎

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書いて描く最後の超人

2024春の関西遠征は京近の鉄斎展からスタート。平日の午前10時半ごろに入場すれば特に混んでもいないし快適だった。
お客さんは平均年齢70歳代ってとこか。最近は老いも若きもって展覧会が多いけど、さすがに鉄斎はあんまり若者受けしないのかな。

実際に作品を見たら… Read More

没後50年 香月泰男展 第一期1931→1954

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2024年 山口に来る理由

ニューヨークタイムズも罪なことをしてくれたもんです。今年行くべき場所の世界第3位が山口市だなんて。
いちばん驚いてるのは当の市民や県民です。そりゃまあ、選ばれたのは名誉なことだし、山口もいい町です。
だけど今はタイミングが悪すぎ。山口市で唯一誇れる観光… Read More

第10回 日展 神戸展

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書は芸術か

天下の日展の1ジャンルとしてあるのだから、芸術なんでしょう。高校の「芸術」教科の中にもありますし。
題材はすべて「字」です。それを墨と筆で和紙に書くだけです。何を書くかというと「文」です。
字の集合体が意味を持ったもので、字の種類も漢字とかなだけ、字… Read More

横尾忠則 ワーイ!★Y字路

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会場に仕組まれた罠

ここに来て作品見るたびに思うのは、横尾さんの頭の中っていったいどうなってるんだということです。いい意味で。
溢れかえるイメージの大爆発に翻弄されまくるのですが、それが実に心地よいのです。

だいたい、人が見た夢の話を聞かされることほど退屈で面白くないも… Read More

あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空-旅して、彫って、祈って-

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円空作のスマホ

最初はタイトルを「やはり野におけ円空仏」にするつもりだった。だけど、それじゃ当たり前すぎて何か他にないかと考えてて、ふと思った。
このなんとも大雑把でほほえましい木彫仏たちは、日本各地にあるとはいうものの、その各所在地では一か所に定置されてはおらず、… Read More

特別展 漂泊の画家 不染鉄 ~理想郷を求めて

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山海図絵から能登半島に思いを致す

不染鉄という変わった名前を知ったのは、一昨年の東京ステーションGでの「鉄道150年展」に出ていた《山海図絵》。
そしてそれが彼の代表作であることも。確かにそれだけのことはある大作だった。
中央上部に富士山が聳え、それを太平洋側からバードアイで俯瞰した構図… Read More

超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA

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神技の向こう側

超絶技巧展もこれで3シリーズ目。毎回毎回「超」とか「絶」とかを通り越したアンビリーバブルなスゴ技に驚かされてきた。
今回も各地を巡回中で、待ってれば私の地元にも来るのだがそれは1年後。
そこまで待てぬ、もはや辛抱たまらんとなって、11月上京時に三井美へと… Read More

生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ

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わだばムナカタにする

2023年は棟方版画と過ごした1年間だった。
というのは、安川電機さんが毎年制作しお得意様に配布している棟方カレンダーを運よく入手でき、我が家の茶の間で月替わりの作品をためつすがめつできたから。
この1年は毎月カレンダーをめくるのが楽しみで楽しみでしょうが… Read More

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