デイヴィッド・ホックニー展

東京都現代美術館

  • 開催期間:2023年7月15日(土)~2023年11月5日(日)
  • クリップ数:114 件
  • 感想・評価:9 件
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-2
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-3
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-4
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-5
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-6
デイヴィッド・ホックニー《クラーク夫妻とパーシー》
1970-71年 テート © David Hockney Photo: Richard Schmidt
デイヴィッド・ホックニー《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》
2011年 ポンピドゥー・センター © David Hockney Photo: Richard Schmidt
デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分)
2020-21年 作家蔵 © David Hockney
デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分)
2020-21年 作家蔵 © David Hockney
デイヴィッド・ホックニー《スプリンクラー》
1967年 東京都現代美術館 © David Hockney
デイヴィッド・ホックニー ノルマンディーにて 2021年4月1日
© David Hockney Photo: Jean-Pierre Gonçalves de Lima
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1
デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展は現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937- )の日本では27年ぶりとなる大規模な個展です。イギリスで生まれたホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し、近年はiPadを用いて身近な主題を描き続けています。

本展は 1960年代にアメリカの西海岸で描いた初期の代表作から、近年の集大成というべき故郷ヨークシャー東部の自然を描いた大型絵画のシリーズ、新型コロナウイルスによるロックダウン中にフランス北部のノルマンディーで描いた全長90メートルにも及ぶ新作まで、ホックニーの作品を100点以上紹介する、日本におけるこれまでで最も充実した展覧会となります。

◆ デイヴィッド・ホックニー David Hockney
1937年イングランド北部のブラッドフォードに生まれ、同地の美術学校とロンドンの王立美術学校で学ぶ。1964年ロサンゼルスに移住し、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びた。60年以上にわたり美術表現の可能性を探る試みを続け、現在はフランスのノルマンディーを拠点に、精力的に新作を発表している。2017年には生誕80年を記念した回顧展がテート・ブリテン(ロンドン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)を巡回し、テート・ブリテンでは同館の記録となる約50万人が来場するなど、ホックニーは現代を代表する最も多才なアーティストのひとりとしてその名を確立している。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年7月15日(土)~2023年11月5日(日)
会場 東京都現代美術館 Google Map
住所 東京都江東区三好4-1-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日(7月17、9月18日、10月9日は開館)、
7月18日、9月19日、10月10日
観覧料 一般 2,300円
大学生・65歳以上 1,600円
中高生 1,000円
小学生以下無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mot-art-museum.jp/hockney/
SNS

東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

それほどピカソ?

料金が普通の大人2300円というのはあまりにも高く、家からも遠いので行くつもりはありませんでした。でもEテレの日曜美術館でやっていたのをみて、「現代で最も革新的な」とか「ピカソと並ぶ」の謳い文句に釣られて、ついフラフラと。確かに色は綺麗だった。86歳なのに、iPadやらコピーマシーンやら使いこなして、モダンだった。うーん、でもそれほどピカソ?それほど革新的?コロナ禍に水仙の絵で励まされた人も多かったことでしょう。でも、2300円はちょっとねー。私が一番好きだったのは「〈額に入った〉花を見る」かな。幻想的で面白かったし、緻密な感じもよかったです。ちなみに家に帰ってきてから、ロンドンで開催された David Hockney: Bigger and Closer (not smaller and further away)をネットで見ましたが、こちらは本当に絵の中に入り込めるような展示ですごかったです!

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ぷりんさん、micco3216さん

3.0

充実のホックニー

ホックニー見ておいて良かったです。
ほぼ同世代の横尾忠則と同様、旺盛な制作意欲に圧倒されました。
とにかく描きたい創作したいという熱気に溢れています。
多分この人絵筆でもiPadでもクレヨンだろうがクレパスだろうが何でもホックニーに出来る人なんだなと。
欲しいと思ったのは現美所蔵のスプリンクラー、アレは良かった。
結構観客が入っていました。ホックニー人気なんですねぇ。
かなり空調が効いているのでお気をつけて。

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micco3216さん、morinousagisanさん

5.0

軽やかで、ていねいで、かわいい作品たち

展示予告のポスターを目にしてかわいいなと思い訪館。
恥ずかしながら、ポップアート運動で有名なアーティストであることを後で知った。
iPadを使ったり、色使いが鮮やかだったり、現代的な要素はありながらも、
「ノルマンディーの12ヵ月」ではモネの作品を見ているかのような
柔らかな光や木々の揺らぎが感じられて、興味が途絶えることなく最後まで鑑賞できた。
身近な人々を描いた肖像画の部屋は、ホックニーとモデルとの親密さや愛情が
感じられる絵が多かったが、一番私が魅力的に感じたのは自画像で
自分自身も素敵に描いて、とってもかわいいおじいちゃんなんだろうなぁと勝手に想像した。
年齢を重ねていくと、これまでの蓄積を手放すように抽象的な作品となっていく
アーティストもいる一方、ホックニーはiPadを手に具象にこだわった作品を
創作し続けていて、新しいものを軽やかに取り入れながら表現された絵は
みているこちらの心も軽やかに楽しくさせてくれる。
身近なものへの優しい眼差しと、
新しいもの、初めて触れるものへのリスペクトにあふれた展覧会だった。

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morinousagisanさん、にゃんちゅうさん

REPORT

齢86にして27年ぶりの日本開催必見です!

訪れたのは平日の午前。開館して1時間ほど経った時間でしたが、予想していたよりも大勢の人が来館していた。
3階の展示室からスタートですが、ココは写真撮影禁止で、1階のみ撮影可となっていた。

東京都現代美術館展示室の壁面一面すべ…readmore

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  • THANKS0
  • BY junzees

5.0

生命力と創作意欲に溢れる作品

ARTAgendaの皆さんのレビューを読んで気になって、観に行って来ました。
デイヴィッド・ホックニーの作品をじかに観るのは初めて。
若かりし頃のプールの水面やスプリンクラーの水しぶきを描いた作品も色褪せていませんが、ここ数年で描いた新しい作品の方がむしろ強烈なインパクトを与えてくれました。
その鮮やかで若々しい色彩で描かれた自然と光の空間は、生命力に溢れています。
≪春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年≫、そして≪ノルマンディーの12か月≫という絵巻物は圧巻でした。≪ノルマンディーの12か月≫の1枚1枚の絵は、何でもない作品かも知れませんが、これだけの数が連なり、観る人を圧倒する空間を創り上げるというのは、すごいことです。
何よりもiPadという新しいツールを身につけて、80代の高齢でも溢れる創作意欲を画面にぶつける老年アーティストの生きざまには脱帽です。

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uchikoさん、morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん、micco3216さん

5.0

素晴らしき創作意欲

お盆の時期だからだろうか、割りと混んでいる。
しかも若者が多い。
デイビッド・ホックニーってこんなにも人気だったっけ、と思いながら入館。
おの優しそうなおじいちゃんが描く自然の木々や誇張のない人物画は
見ていて心地よい。でも、木の枝なんかは近くで見ると結構荒々しかったりする。

序盤の初期の作品も良かった。
若かりし頃のまだトゲトゲしていた時期の作品はいかにも反権威的な感じである。
そーゆー風潮だったし、そーゆー時代であったのだろう。
当時は禁忌とされていた同性愛を匂わせる作品もなかなか乙である。

時代の流れを経て新たに得たツールiPad。
これを駆使した作品がまた凄い。
歳を重ねても沸き上がる創作意欲に感心させられる。
絵巻物を模した≪ノルマンディーの12ヵ月≫は圧巻!
やっぱり絵が上手い人はどんなツールでも上手いんだなぁ、と改めて思った。

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komagatayaさん、シンディさん、さいさん、morinousagisanさん

5.0

見ておいて損は無い

お恥ずかしながら私はこの方をDior展の帰りの告知を見るまでは知らなかったが、その告知の絵を一目見た時から頭から離れずにいた。
今回実際見に行けて本当に良かった。
特に好きだったのがホテルの内庭を色んな視点から描いているシリーズ物だ。
構図と色合いが素晴らしく、私の好きなキュビズム的な感性も感じられとても良かった。
油絵とアクリルでも同じ様に描いており。マットで構成的な絵画の数々は素晴らしかった。
かなりお年を召したと拝見したがこの歳でiPadなどの新しい物に挑戦し絵を描いているのがとても驚いた。
図録は思っていたよりも小さめで横長だったが、あの時の絵をいつでも見返せるので買っておいて損は無いと思われる。

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micco3216さん、シンディさん

5.0

描くことが楽しい巨匠の矜持

70年代から80年代、美術系学生だった私にとってホックニーはアイドル的存在でもあった。
「推し」といっても当時は高かった洋書や雑誌、時折の西村画廊で見るしか無かった。
今年指折り数えて待ち焦がれた展覧会。

展覧会構成としては大きく2部構成。
3階のセクションは、初期作から2007年の50枚のパネルを組み合わせた超大作まで。
1階のセクションは、iPadで製作した近作の数々。

入場後、3階からスタート。初期の「一度目の結婚(様式の結婚1)」「ビバリーヒルズのシャワーを浴びる男」現物を目にできたことに喜びを感じ、ザックリ描かれているようで、細部にこだわりを確かめられる。
2人の肖像画「クラーク夫妻とパーシー」「ジョージ・ローソンとウェイン・スリープ」「両親」の大型作品をじっくり鑑賞し、ホックニーの愛情のようなものをひしひしと感じる。これを貸し出してくれたテートに感謝だ。
版画作品が多数あり、ほぼ現代美術館所蔵。これだけ持っているなら27年も待たせずに、小さくてもいいからやってくれよ〜と思いながらも、広い年代で確かで幅広く多数のコレクションに脱帽。
超大作「ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外制作」に圧倒され、どうやって描いたんだ?と思ったら制作プロセスのビデオで納得。
1階に移ると、華やかな近作の数々。ポスターにもなっている「春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート」に心躍り、100×9000センチの長尺絵巻「ノルマンディーの12か月 2020-2021年」はホックニーと共に散歩しながら四季を楽しむかのように味わえた。

とにかくホックニーの作品は描くことの楽しさがどれも伝わってくる。
アクリル画だろうと版画だろうと写真だろうと、どれも描く喜びに満ちている。
私としては、iPodを使うってどうなんだ?と思っていたが、
マチスが晩年切り絵を選んだように、筆をiPodに代えただけなのだ。
ホックニー自身のセンスや筆致や色彩は、なんの遜色が無かった。

ショップ近くにホックニーのインタビュー映像がありお見逃し無きよう。

ひとこと言うなら、iPod作品の数々を映すモニターや、制作プロセスの動画モニターがいくつかあるのだが、導線を邪魔して渋滞を招いて不満。
展覧会カタログがA5変形と小さい!もっと大きいのが欲しかった。

7月26日(水)10時40分事前予約入館。当日券に10名ほどの列。入館… Read More

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さいさん、loveandpeaceさん、シンディさん、morinousagisanさん、micco3216さん

REPORT

"Be yourself."

現代美HPにホックニーさんのインタビュー映像があって、その最後に「日本の若者へのメッセージを。」と請われての返答が、タイトルだ。
そしてそれはすべての人へとの付けたしもあった。画面の翻訳字幕では「ありのままで」とあった。
アー…readmore

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シンディさん、loveandpeaceさん、Boodlesさん、micco3216さん、にゃんちゅうさん、他2人

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出展作品・関連画像IMAGES

デイヴィッド・ホックニー《クラーク夫妻とパーシー》
1970-71年 テート © David Hockney Photo: Richard Schmidt

デイヴィッド・ホックニー《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》
2011年 ポンピドゥー・センター © David Hockney Photo: Richard Schmidt

デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分)
2020-21年 作家蔵 © David Hockney

デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分)
2020-21年 作家蔵 © David Hockney

デイヴィッド・ホックニー《スプリンクラー》
1967年 東京都現代美術館 © David Hockney

デイヴィッド・ホックニー ノルマンディーにて 2021年4月1日
© David Hockney Photo: Jean-Pierre Gonçalves de Lima

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