京都・智積院の名宝

サントリー美術館

  • 開催期間:2022年11月30日(水)~2023年1月22日(日)
  • クリップ数:73 件
  • 感想・評価:17 件
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《国宝 楓図》 長谷川等伯 六面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】
《国宝 桜図》 長谷川久蔵 五面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】
《京都府指定有形文化財 興教大師像》 一幅 鎌倉時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】
《弘法大師像》 一幅 室町時代 文安元年(1444) 智積院 【展示期間:11/30~12/26】
《国宝 金剛経》(部分) 張即之 一帖 南宋時代 宝祐元年(1253) 智積院【全期間展示(場面替あり)】
《重要文化財 孔雀明王像》 一幅 鎌倉時代 14世紀 智積院 【展示期間:12/28~1/22】
《重要文化財 瀑布図(滝図)》 一幅 宋時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】
《婦女喫茶図》 堂本印象 四面 昭和33年(1958) 智積院 【全期間展示】
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

京都・東山に建つ智積院は、弘法大師空海(774~835)から始まる真言宗智山派の総本山で、全国に末寺約3,000を擁します。高野山中興の祖といわれる興教大師覚鑁(かくばん)(1095~1143)の法統を受け継ぎ、後に隆盛を極めた紀伊国根来寺(ねごろじ)山内で室町時代中期に創建されました。

天正年間には豊臣秀吉政権の下で一旦衰退しますが、その後、徳川家康の寄進を受け、江戸時代初期には現在の地に再興を遂げました。この地には元々、秀吉の夭折した息子・鶴松(つるまつ)(棄丸(すてまる))の菩提を弔うために建てられた祥雲寺があり、長谷川等伯(1539~1610)と息子・久蔵(きゅうぞう)(1568~93)が描いた名高い金碧障壁画群も、智積院による手厚い保護を受けて今日まで大切に守り伝えられてきました。

本展は、国宝「楓図」「桜図」など、誰もが知る障壁画群を初めて寺外で同時公開し、桃山時代の絢爛豪華な抒情美にふれる貴重な機会となります。また、国宝「金剛経」や重要文化財「孔雀明王像」の他、仏堂を荘厳(しょうごん)する仏教美術の貴重な優品や、近代京都画壇を代表する堂本印象(1891~1975)による「婦女喫茶図」に至るまで、智積院が秘蔵する多彩な名宝を一堂に公開します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年11月30日(水)~2023年1月22日(日)
  • ※作品保護のため、会期中展示替を行います
会場 サントリー美術館 Google Map
住所 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
時間 10:00~18:00
  • ※金・土および2023年1月8日(日)は20:00まで開館
    ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 
12月30日(金)~2023年1月1日(日・祝)
※ただし2023年1月17日は18:00まで開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学・高校生 1,000円(800円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は前売料金
    ※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱
    ※前売券の販売は9月14日(水)から11月29日(火)まで
    ※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ
TEL03-3479-8600
URLhttps://www.suntory.co.jp/sma/

サントリー美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

サントリー美術館 サントリー美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

父子の共演に感動!

長谷川等伯の『楓図』と久蔵の『桜図』を見比べながら、楽しいひとときを過ごしました。いずれも狩野永徳の大画様式に習った太い幹を中央に配した構図ですが、幹の表現が異なることに気づきました。
等伯の楓図は、太い輪郭線に平行した線で幹表面を描いているのに対して、久蔵の桜図は、輪郭線に対して垂直に走る線で幹表面を描いていました。楓と桜の木の種類による違いかもしれませんが、等伯と久蔵の表現の違いを感じながら、父子最期の共演に感慨深い思いをはせていました。
また、等伯の楓図は、楓の葉がすべて同じ形で、色鮮やかな赤色と緑色の補色を配置し、久蔵の桜図は、桜の花びらが大きく、胡粉で盛り上げた形で表現されており、琳派を思わせる意匠性も驚きでした。

鶴松を弔う桜図完成の翌年、26歳で久蔵は夭折し、後継者を失った等伯の悲しみはいかばかりであったか計り知れません。その悲しみを乗り越えるために自らの心を奮い立たせ、水墨画を何度も何度も描き続ける中で、あの『松林図屏風』が生まれたことを今回初めて知りました。等伯の久蔵に対する思いの強さが『松林図屏風』に込められている、だから、離れて見た時、喪に服したかのような静寂な空気感があり、また、間近で見る松の葉の激しい表現は、なぜ久蔵は早逝しなければならないかと天を衝く激しい慟哭のようで、等伯の生命そのままの表現だったのだと合点がいきました。

その後、72歳まで長生きした等伯ですが、それは、久蔵亡き後、同じ絵師として後継者となる宗宅、宗也、左近がいたからだと思います。

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さいさん、morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

出し惜しみなく少数精鋭。全部いい。

忘備録として失礼致します。
皆さんと同じく、長谷川派の障壁画はすべて素晴らしいと思いました。
ただ、等伯の絵がわかってるのかね?と問われると正直心もとなく。
木の幹などは何となく水墨画を思わせるような太く勢いのいい筆遣いなのに、周りの草花や葉などは非常に緻密に描かれており、このミックス感がとても不思議な感じがしました。
久蔵の桜図は、もう少し落ち着いた、より洗練された表現に感じられて、若くして亡くなったのが惜しいなぁと。かつ、通りすがりの通っぽいご夫婦が「うわ~、こっちも相当切っちゃってるなぁ、うーん50センチは切っちゃってるねぇ」と喋っていました。確かに右がばっつり切られていて、どうやら上も切られてるとのことで、想像するだにもったいないなぁ・・・。
雪松図には雪があまりなく「ん?」と思いましたがやはりかなり剥落してしまったみたいですね。
それでもどれもかなり色が綺麗に残っていて驚きました。

土田麦僊の「朝顔図」はちょうど展示の真ん中にあり、すっきり感がいいなぁと。
隣の鶉ちゃんもいい味出してました。
堂本印象の「松桜柳図」色味や世界観が♡。ただ柳の葉がどう見ても黄色い柿ピーに見えてしまい、一人めっちゃツボって笑いをこらえつつ、振り向くと後ろにみかんそっくりの「蜜柑菊花形茶入」があって「おやつコンビ」と気付いてしまい、もうだめだぁ~(笑)と笑いを漏らしてしまいまして・・・怪しい人だったかもです・・・(汗)。でも誰も柿ピーと書いてないので正直驚いております。

この後は曼陀羅などの仏教美術で、こちらもすごいものばかり。
確かに今回はスーパースターが勢揃い感はありますね。
そして仏像など寺のものは寺で見るのが一番、という考え方もあり、勿論それもそうだなぁとは思うものの、正直見られただけで嬉しかったです。
サン美の展示方法もとてもいいなぁと思いました。
年パス奮発しましたので、次回の企画も楽しみにしております。

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morinousagisanさん、micco3216さん

5.0

長谷川派を満喫

等伯の松に秋草図と楓図を楽しみに美術館を訪れましたが、完全に久蔵の桜図の美しさに目を奪われてしまいました。贅沢な時間を過ごすことが出来ました。正に名宝でした。

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さいさん

3.0

拍子抜け

テレビのおかげか、入り口には行列。

もちろんすばらしい襖絵だが、せっかく美術館でやるのなら、もう少し現地で見にくい位置にあるもの、書院などの小さい部分を出してくれればよかったのに、というのが正直な感想。お寺には何度か行っているのでそれ以上のものを期待したが・・・


(午後から行った出光は本当に素晴らしかった。話題になる前に行くのをおすすめ。)

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takaraさん、ファイさん

5.0

見どころ満載

楓図、桜図、松に黄蜀葵、松に秋草図、雪松図、の障壁画が並んだ空間は、圧巻でした。
壁際の長椅子に座って、豪華絢爛な障壁画に囲まれる贅沢な空間を、しばし堪能。

障壁画以外も見どころ満載で、大満足。
・表情が個性的な等伯の十六羅漢図
・文字が立体的?と思ったら、刺繍で描かれた法華経(「佛」は金糸で刺繍!)
・かっこいい字と思った金剛経は、なんと国宝
・ちょっとヘタウマな観音像は、五代将軍徳川綱吉の作品
・12月の法要後、後期展のみ展示の仏舎利塔は大きさにびっくり

東京でこれだけの名物を拝見できる機会は、めったにないかと。

予約は不要でした。
6階で智積院の紹介映像を上映していました(13分)。こちらを先に見ると、よいと思います。
入口に楓図の複製があり、こちらのみ写真撮影可でした。

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ファイさん、Tarさん、Nine Livesさん、morinousagisanさん

4.0

圧巻の屏風

年明け2日に訪問。高齢層を中心にそこそこ混んでいますが、二重になるほどではありませんでした。やはり最初は少し混雑し、最後の展示もやや混みました。智積院の名宝と言うことで見どころはなんといっても壮麗な屏風群です。松に秋草図から始まる国宝群の展示は素晴らしいです。特に桜の花を胡粉で盛り上げてある桜図は目を見張るものがあります。また、十六羅漢図や、3階の展示の堂本印象の婦女喫茶図、土田麦僊の朝顔図は色使いがとてもきれいでした。普段非公開の作品もあり、じっくり観覧しました。ゆっくり見て1時間強でした。

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ファイさん

4.0

壮麗な空間を堪能

長谷川等伯や子・長谷川久蔵の国宝の障壁画がずらりと並ぶ第2章は、まさに壮麗。椅子に座り、暫し空間を堪能する。
等伯晩年の「十六羅漢図屏風」も、新たな一面を見せてくれる。
土田麦僊や堂本印象の作品は、ちょっと不思議な感じ。徳川綱吉の「蓮舟観音図」はお愛嬌というべきか。
密教法具も見ていて飽きない。
京の、桃山文化に思いを馳せる優雅なひととき。

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ファイさん

4.0

障壁画の大迫力

これは迫力あるなあ

障壁画はものがでかいので
近くで、そして数歩離れて全体を眺めて
さらにもう少し離れてと
一つに対し幾通りも楽しめる
個人的にはやや離れて全体を俯瞰するのが一番好きだ

楓図に桜図、松に秋草図と迫るような迫力の作品を一度に楽しめるのもうれしい

しかし今回一番印象に残ったのは第五章の堂本印象の作品だ
公式サイトでも紹介されている婦女喫茶図は
実物で見るとよりその色彩の華やかさや描かれて風景の構成の面白さが
ダイレクトに伝わってくる

堂本印象の作品は知らなかったのだけど
こんなすごいものが非公開だったなんてもったいないとすら感じてしまった

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ファイさん、他1人

4.0

国宝 長谷川派の障壁画

私が行った今年の展覧会では一番良かった。国宝である長谷川派の「雪松図」「桜図」「松に秋草図」「楓図」「松に黄蜀葵(とろろあおい)図」の6点が一度に見ることができ、写真では分かりにくい大きさもわかります。月曜日に行ったためか混雑もなくじっくり見ることができ幸せなひと時でした。

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ファイさん

5.0

障壁画がたくさん

ふだん中に入らないとみることがかなわない障壁画がたくさんきていて、圧巻です。
狩野派の美しい作品や大胆な構図の作品、近代作品などもあり、目にも楽しい展覧会でした。

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ファイさん

4.0

桜のごとき夭折の長谷川久蔵の「桜図」の見事さ

まずはなんといっても長谷川等伯一派の障壁画。特に「桜図」「楓図」。長谷川等伯の息子久蔵の「桜図」は近くに寄ると薄汚れて剥げた桜が、離れて見ると光放ち咲き誇る。「楓図」は木々の音さえ聞こえてきそう。バックの金箔が見る位置によって光具合が変わり、桜や楓の印象を変える。サントリー美術館のライティングはいつも実に素晴らしい。
キャッチに「抒情と荘厳」とあるけど威圧感はなく、ずっと眺めてられる居心地の良さがある。どこか自分の良かった頃の思い出の風景を、夢で思い出している感じだ。反対側に展示が無く、下がれるだけ下がれるし、椅子も大きくゆったりと眺める時間は至福。
他の障壁画も素晴らしい。「松に黄蜀葵図」だけガラス面が上部足りていなかったのが惜しまれる。
現代物もあり、土田麦僊「朝顔図」は実に清々しい。堂本印象はポップだ。ちょっと実際の設置を想像すると不思議。
仏画・書・経典等は、門外漢なので、なんと言ったらいいか……きっと良い物なんだろうなw。

障壁画が大きいので点数自体は少ないが、十分満足の展覧会。
事前予約無し。12/16(金)午後12時半入館。混雑無し。ただミッドタウン自体はクリスマス・年末に向けて混雑し始めている。
撮影不可。写真スポットは2カ所あるが、うーん……。

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ファイさん、さいさん、micco3216さん

5.0

等伯一門の傑作と宝物の数々

なんと言っても等伯一門の襖絵が圧巻。
狩野派を意識した松も等伯が描けば品良く控えめでいて華やか。
等伯の長男、久蔵の描いた「桜図」は優しさに溢れ八重の花びらはふっくら見えるよう一つ一つ胡粉を厚く盛っている。
この絵を描いた直後26歳の若さで亡くなっていて惜しい。
鳥が居ず白い花の絵が多いのは、秀吉が亡き長男鶴松の弔いの為に建立した寺が始まりだったからとか。
「楓図」は四面と二面に分かれているが二面の方に楓の美しい彩色が残っている。普段非公開の為色彩が残ったのだろう。
面白かったのは「童子経曼荼羅」
子供と動物の姿の鬼と短冊が幾つも描かれている。短冊には症状と動物名(鬼)が記されている。病気を動物で表している。例えば熱病下痢はミミズク。
他に本当のみかんの皮で出来た「蜜柑菊花形茶入」言われなければ判らない。
「刺繍法華経」は刺繍で出来た経。拡大して見ないとこれも判らない。
密教法具は12月に法要で実際に使用している物が後記に展示されるとのこと。
宗派を超えた僧や朝廷、幕府からと広く寄進物が有り大切にされてきた寺の宝物だけに状態も良く見応えがある。

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ファイさん、micco3216さん、morinousagisanさん、他1人

4.0

東京で堪能できる智積院の名宝

会期初日に行って来ました。予約制ではありませんが、混雑は全くなく、豪華絢爛な桃山文化の美をゆっくりじっくり堪能出来ました。日頃も公開されているこの時代の障壁画が、これだけの状態で現在あることは、奇跡のように思えます。本展は、令和5年4月の新宝物館のオープン前の、国宝障壁画ご出張をメインに、仏教美術など智積院が秘蔵する多彩な名宝を一堂に公開する展覧会です。私は、京都智積院へは何度も出かけており、祥雲寺の法堂が基になる名勝庭園を望む大書院の複製画はもちろん、宝物館に収められた長谷川等伯の「楓図(国宝)」に久蔵の「桜図(国宝)」はじめ一門の「松に秋草図(国宝)」「松に黄蜀葵図(国宝)」「松に梅図(重要文化財)」「雪松図(国宝)」も何度も見ているのですが(コロナ禍でここ数年は出かけられず見ていません)、そういう方は多分少なくはないと思います。それでも東京で、また違った空間で見てみるのも良いものです。これらの障壁画群が寺外で同時公開されるのは初めてのことだとか。サントリーさんは、自然光のような波長を含む高演色LED照明で、映り込みの少ないガラスケースなどですから、環境はもちろん悪くないです。また、日頃は見られない仏教美術や工芸品や東アジアの絵画名品なども見ることができ、ほぼ大満足の展覧会でした。国宝障壁画はまた来春以降、京都の新しい宝物館でも、きっと見ると思います。

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ファイさん、micco3216さん、他1人

5.0

東京で智積院の国宝屏風を堪能

長谷川等伯、久蔵等の智積院の国宝屏風を最高のライティングと展示スペースで堪能出来ます。桜図、楓図、松に秋草図、松に黄蜀葵図と屏風群の中でも傑作とされる屏風を含む5図同時公開は寺外初だそうです。また通常非公開の等伯最晩の屏風、年堂本印象の屏風、古様な一ノ谷合戦図屏風を始め、中国絵画、江戸・近代絵画、仏教美術と東日本では観る機会の稀有な寺宝を観覧できる素敵な展覧会です。

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ファイさん、micco3216さん、他1人
  • 3
  • BY TK

4.0

障壁画を愛でる

智積院、良かったです!

長谷川等伯一門の障壁画を東京で存分に堪能しました。
ライティングがとても良くて作品がより一層美しく見えます。
障壁画の対面には作品がなく長椅子が置いてあり、離れたり寄ったり腰掛けたりして楽しめる趣向です。
永徳を意識しているのか秀吉の趣味もあるのか、狩野派より品格高い印象を受けます。

他には張即之の書と中国絵画が良かったです。
前後期で展示替えは1回、障壁画は通期展示です。
6階に智積院の映像放映、フォトスポットあります。
混み合わないうちにお早めにどうぞ。

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ファイさん、シンディさん、micco3216さん

5.0

やっぱり長谷川等伯は凄かった!

京都に構える真言宗智山派の智積院。
そこの障壁画群が初の寺外展示と言う事で早々に行ってきた。
桃山時代の至宝が一堂に会している本展覧会では国宝が6点、展示される。
会期は前後半に分かれるが国宝は全期間見られるのでいつ行っても大丈夫。
見所はいくつもあるが、やはり一番の見所は長谷川派の初代絵師であり
トップ絵師である長谷川等伯の作品だろう。
千利休や豊臣秀吉のバックアップもあり、狩野派を猛追していた勢いそのままに
これでもかと絢爛豪華な作品が拝める。
当時の権力者たちが好んだと言う銀箔銀箔が贅沢に使用されていて実に煌びやかだ。
等伯の息子の久蔵の『桜図』も見事と言う他ない。
他にも土田麦僊、堂本印象なども楽しめる。
個人的には重要文化財に指定されている『童子経曼荼羅図』が良かった。
中央に据える栴檀乾闥婆(せんだんけんだつば)のインパクトは絶大。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、ファイさん、さいさん

4.0

絢爛豪華な障壁画

智積院の障壁画がメインの展覧会。桃山時代らしい絢爛豪華で勇壮な特大サイズの絵画を堪能できた。装飾品だから難しいことを考える必要がなく美しい。堂本印象の襖絵も見ごたえがあった。

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ファイさん、Nikiyaさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《国宝 楓図》 長谷川等伯 六面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】

《国宝 桜図》 長谷川久蔵 五面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】

《京都府指定有形文化財 興教大師像》 一幅 鎌倉時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】

《弘法大師像》 一幅 室町時代 文安元年(1444) 智積院 【展示期間:11/30~12/26】

《国宝 金剛経》(部分) 張即之 一帖 南宋時代 宝祐元年(1253) 智積院【全期間展示(場面替あり)】

《重要文化財 孔雀明王像》 一幅 鎌倉時代 14世紀 智積院 【展示期間:12/28~1/22】

《重要文化財 瀑布図(滝図)》 一幅 宋時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】

《婦女喫茶図》 堂本印象 四面 昭和33年(1958) 智積院 【全期間展示】

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