小林徳三郎

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2025年11月22日(土)~2026年1月18日(日)
  • クリップ数:49 件
  • 感想・評価:13 件
小林徳三郎 東京ステーションギャラリー-1
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《金魚を見る子供》1929年 広島県立美術館
《鰯》1925年頃 碧南市藤井達吉現代美術館
《花と少年》1931年 ふくやま美術館
《港のみえる風景》1915年頃 個人蔵
《モクバクワン 画稿4》1915-18年頃 個人蔵
《西瓜》1932年 広島県立美術館
《子供たち》1932年 個人蔵
《鳥籠》1930年 ふくやま美術館
《海》1942年 東京国立近代美術館
《お盆の柿》1945年 ふくやま美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

小林徳三郎(1884-1949)は、日本近代洋画の改革期に活躍した画家です。1909年に東京美術学校を卒業、若者による先駆的な絵画表現で注目を浴びたフュウザン会に参加し、雑誌『奇蹟』の準同人となり、出版の仕事や劇団「芸術座」の舞台装飾に携わりました。また、洋画家として院展や円鳥会展に出品、1923年からは春陽展を中心に発表を続け、鰯や鯵といった魚を主題とした作品を数多く描き、周囲に強い印象を与えました。

40代半ば頃より、自分の子供たちをモデルに何げない日常を表現した作品が増え、時にはマティスを連想させる明るい色や筆遣いの静物なども描いていくようになります。晩年は、江の浦(沼津市)をはじめ自然風景に興味をもち、海景や渓流など同じ主題に取り組み、死の直前まで精力的に筆を握り、春陽展への出品を続けました。徳三郎の死後、美術界での扱いの低さに対して、画家の硲伊之助は「もっと評価されるべき画家」と憤慨したと逸話が残っています。

本展は、小林徳三郎の初の大回顧展であり、約300点の作品と資料により、その画業の展開を追うものです。写真家、洋画家、文学者、演劇関係者、美術評論家ら大勢から愛された画家による、どこか心惹かれる日常的な光景をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年11月22日(土)~2026年1月18日(日)
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間
  • 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
    ※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日、11月25日(火)、年末年始(12月29~1月2日)
※ただし11月24日、1月12日は開館
観覧料 一般 1,300円(1,100円)
高校・大学生 1,100円(900円)
中学生以下無料
  • ※( )内は前売料金(10月1日~11月21日までオンラインチケットで販売)
    ※障がい者手帳等持参の方は200円引き(介添者1名は無料)
    オンライン (前売券・当日券)または東京ステーションギャラリー1階入口(当日券)でチケット販売
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆千代田ミュージアムネットワーク連携企画 展覧会への入口講座Vol.46
「小林徳三郎:日常を描いた画家の人生には、女優・松井須磨子、小説家・林芙美子、実業家・福原信三らがいた」
2025年12月5日(金曜日)
15:00~16:30(開場時間:14:30)
開催場所:日比谷図書文化館
会場:地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
詳細・お申し込みはこちらから

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

REPORT

無名の画家の回顧展、大好物です。

 メインビジュアルの男の子に惹かれて見てみました。初の回顧展らしく、当然徳三郎のことは知らず、予習もせずに見ましたが、終始面白い展覧会だと思いました。会期終盤だったのにそこまで混んでおらず、見やすくて助かりました。でももっ…readmore

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  • THANKS1
  • BY run

REPORT

小林徳三郎の家族写真

 前回前を通ったとき宮脇綾子展が大行列で、東京ステーションギャラリーはそういうものなんだと行くのを諦めたんだけれども今回は並んでいなかった。が、小林徳三郎めちゃくちゃよかった。こんなにいいのになんで並んでないんだ!!!

 …readmore

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morinousagisanさん、karachanさん

4.0

静かな日常を静かに描く

ひとりの画家の歩みを丹念にたどった展覧会。
どの作品にも静かな日常が静かに描かれている。懐かしいというか、自分が描かれている場にいて、見ているような感じがしてくる。穏やかにいつまでも見ていられる作品ばかりである。
フュウザン会や春陽会、舞台装飾や文芸雑誌の扉絵など活躍していたにもかかわらず、その後忘れられたようになったのも、その作品が日常を描いたあまりにも静かなものが多いからだろうか。
作品を所蔵していた林芙美子は「空気のはいった、生活のはいった何気なさ」と評したそうだが、その言葉に尽きているように思う。心穏やかになる展覧会である。

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rururio1124さん、morinousagisanさん

4.0

世間的にほぼ知られていない画家の展示を開催するところがさすが東京ステーションギャラリー

10代の頃に描いた写生帖や東京美術学校の卒業制作の自画像からはじまり、婦人雑誌の挿絵や劇団の舞台装飾の仕事などがあり、そして本格的に制作に打ち込むために画壇に参加し精力的に絵画作品を発表していくようになります。
個人的にはやっぱり40代以降の、自身の息子たちを描いた絵が抜群にいいなと思いました。西洋の印象派の画家っぽく変に若い女の子をモデルにしておらず、家族をモチーフにしているところに親近感を覚えるし、軽快なタッチも相まって妙な温かさを感じます。
純粋に絵を描くことを楽しんでいるようにも感じました。

なぜ今まで大きな回顧展が開催されなかったのか不思議なぐらいです。
知られざる画家、小林徳三郎の初の大回顧展に相応しい充実した展示内容でした。

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morinousagisanさん

3.0

明るい色の子どもたち

子どものなにげない仕草の描写が抜群ですね。
見ているうちに、自分の子どもの頃の写真を思い出しました。
特に寝ている姿が可愛らしい。

もともと、レモン色の花瓶がまぶしい『花と少年』が気になって見に行きました。
この時代の洋画は濁った色が多くて見ていると気持ちが沈んでくるんですが、徳三郎の描く子どもは原色多めの明るさがいいですね。

子供向け雑誌のナンセンスギャグは話より絵が面白くて、漫画家には向かないなぁと思いました(笑)

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karachanさん、ぷーながさん、morinousagisanさん

5.0

多様な筆致に浸る圧巻の鑑賞体験

圧倒的な作品数にまず圧倒され、多彩な表現の幅に驚かされた。デッサンそのものが完成された作品として成立している一方で、デッサンを描ききったような作風もあり、あまりにも多様な作品群に圧倒されるばかりだった。
その中でも、私は家族を描いた作品と海を描いた作品に特に惹かれた。なかでも『残照(江の浦)』の美しさは格別で、見入ってしまった。そう思いながら鑑賞を進めていると、最後に展示されていた渓流と夕景の作品がまた素晴らしく、深い感嘆を覚えた。

3.0

日常題材の絵画。なんとなく懐かしく、暖かみのある作風。

初の大回顧展とのこと。全く存じ上げませんでした。日本近代洋画の改革期に活躍した画家で、かなり有名どころの方々との交流も深かったとか。またこの時代の画家さん方には少なくないようですが、口絵・挿絵・装幀、更には舞台美術など、多方面に活躍されていた様で‥。家族の絵や、友人や教え子さんたちから慕われていた様子から、なんとなく人となりが伝わります。デッサンの大切さを語った言葉がありましたが、流石にデッサンは上手ですね。クロッキーとかも良いです。油彩は素朴でなんとなく懐かしく、暖かみのある作風。大作はなく、個人的には、悪くはない、けどあまり心の動くものはありませんでした。風景や人物より「鰯の徳さん」?? 静物は結構気に入りました。口絵・挿絵やデザインは、残念ながら全く好みではありませんでした。この時代口絵・挿絵・装幀は、浮世絵師さんやら日本画家洋画家さん其々が多く手掛けていますが、私としては何と言っても小村雪岱、それから高畠華宵、岩田専太郎、恩地孝四郎とかが好きですが‥。
撮影不可。平日午後、会期序盤でもあってか、とても空いていました。

4.0

子供の自然な姿が魅力的

画家の舞台関連のデザインや本の装丁やカット仕事みたいなのを見るの凄い隙なんで
この展示もそういったいろんな仕事を見ることができて満足

小林徳三郎という画家は全く知らなかったのだけど
その仕事、魅力をたっぷり堪能できる展示だ

どの作品もちゃんと作家の味が出ているのがものすごく良いのだけど
やはり金魚を見つめる少年をはじめとした
子供の飾らない自然なぐてーっとした姿を描いた一連の作品が
予想以上に楽しい

ほんっと男児ってこういう脱力の仕方してるよなあって感じで(笑)

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morinousagisanさん

4.0

話題になる前に

知らない画家でしたが 紹介記事の「鰯」があまりにも美味しそうなので
チケットに応募したところ 当選しました
ありがとうございます

「鯛」を描いた絵もあったけれど 断然「鰯」の方が美味しそう
「西瓜」も美味しそうに描かれています
敷物が い草ではなくビニールで編んであるゴザ 模様違いの物を覚えています
家にもあったなぁ

「かに水仙」とは何ぞや?
(後で調べて知る)

何気ない風景画や静物画
渓流や海と言った自然
多岐にわたる絵画は 昭和そのもので
とても懐かしく感じました

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FUMITさん、黒豆さん

3.0

懐かしい気持ちになる

硲伊之助曰く「もっと評価されるべき画家」とのこと。
浅学の私は恥ずかしながら今回初めて知りました。作品もおそらく初見です。

作風はモチーフも筆致も素朴で、子どもを描いた作品などは、50代の私にとっては何となく子供の頃の夏休みを思い起すような懐かしい気持ちになりました。
本当に飾らない日常の一コマを切り取ったようなモチーフで、本人も重視していたデッサン力の高さを感じる作品が多かったと思います。

また色を多く用いて明るい印象の作品も多く、「色鮮やかな思い出」のような気分になりました。

正直、強烈な印象を残すような大作は無いように思います。
それでもトータルで好感を得たのは、やはりノスタルジーなのだと思います。

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kage0512さん、Camdenさん

REPORT

素朴な眼差しが好き

東京駅辺りでの所要の合間に、時間つぶしでふと立ち寄り。
特段の期待感や予習もなし。そういう流れで、惹かれる作家に出会えると、嬉しいものです。この小林徳三郎回顧展は、まさにそうでした。

田中晴子学芸室長による図録の寄稿文の言葉…readmore

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kage0512さん、morinousagisanさん
  • VIEW245
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  • BY Camden

5.0

舞台芸術に興味がある方にも

小林徳三郎は洋画以外にも仕事をしていたことを、この展覧会で知りました。
島村抱月と松井須磨子で有名な劇団芸術座の舞台芸術を担当していたり。
演劇、舞台芸術に興味がある方はご覧になるといいと思います。

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kage0512さん

3.0

小林徳三郎大回顧

フュウザン会、春陽会、野島康三、硲伊之助といったキーワードで繋がる小林徳三郎。
初の回顧展ということでかなり力が入っていて資料類も多く充実の展示になっていました。
あまり認知度の高くない洋画家を取り上げる東京SGの面目躍如といったところでしょうか。

マチエールが独特なイワシ作品が良かったです。
ただその後の輪郭線とのっぺりしたような作品群にはあまり惹かれず・・・
3階の小部屋奥の作品がいいなぁ!と思ったらそれは萬鐵五郎・・・
期待していたのだけど個人的にはグッと迫ってくる作品があまりなく残念。
徳さんの作品はじわじわと良くなってくるのかも。

2026年の東京SGの展覧会は全部面白そう。スゴイなぁ。
ホントに年間パスポート復活してください。

THANKS!をクリックしたユーザー
kage0512さん、シンディさん、morinousagisanさん、Camdenさん、karachanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《金魚を見る子供》1929年 広島県立美術館

《鰯》1925年頃 碧南市藤井達吉現代美術館

《花と少年》1931年 ふくやま美術館

《港のみえる風景》1915年頃 個人蔵

《モクバクワン 画稿4》1915-18年頃 個人蔵

《西瓜》1932年 広島県立美術館

《子供たち》1932年 個人蔵

《鳥籠》1930年 ふくやま美術館

《海》1942年 東京国立近代美術館

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