小林徳三郎
東京ステーションギャラリー|東京都
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小林徳三郎の家族写真
前回前を通ったとき宮脇綾子展が大行列で、東京ステーションギャラリーはそういうものなんだと行くのを諦めたんだけれども今回は並んでいなかった。が、小林徳三郎めちゃくちゃよかった。こんなにいいのになんで並んでないんだ!!!
初期の作品から暖色がいいなぁと思いながら見ていた。寒色でもヒョウタンやスイカの黄緑は明るくてみずみずしくてよかった。小出楢重の毒々しさがない。健康。絵が旨味、栄養素を持っている感じ。
観劇の絵は近代小説に登場する大正風俗の様子が伝わってきてよかった。小林が関わった演劇や本には芥川龍之介の書簡で見かけたタイトルがたくさんあったので、若いときから画壇の重鎮だったように思えてしまったが、それだけ若い人が文化に関わっていた時代だったんだと思う。
子どもを絵のモデルにしたのは気安さを持って絵を描けるから、とあって、それによって絵に親しみやすさを感じたんだけれども、前半に大量のスケッチが展示してあったのも画家に入り込んでいきやすかったのでいい展示構成だった。
子どものリラックスした様子を描いていたのは家族写真より家族写真だった。写真を撮るときはポーズとか視線とか不自然になってしまうので、このように絵として家族の自然な様子が残っているのは幸福だと思った。
出てくる絵出てくる絵がよくって、もう万物を描いてほしくなった。こんなにいいのになんで並んでなかったんだ???
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