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関西&全国版、2019年下半期開催のおすすめ展覧会を一挙にご紹介!
「あいちトリエンナーレ」「ショーン・タンの世界展」「熊谷守一 いのちを見つめて」「ドレス・コード?」「カラヴァッジョ展」「クリスチャン・ボルタンスキー」「インポッシブル・アーキテクチャー」ほか

アンナ・フラチョヴァー 《Ascension Mark 1》 2017、フリーズ・ロンドン(英国)
Copyright of the artist Courtesy of hunt kastner (Prague)

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2019年下半期におすすめの展覧会、第1弾の東京他で開催される関東エリアの展覧会 のご紹介に引き続き、第2弾・関西版&全国版のおすすめ展覧会のご紹介です。

その他、全国の開催展覧会は、こちら、アートアジェンダの展覧会情報一覧 をご参考にしていただいて、2019年後半もたくさんの美術展をお楽しみください。

「表現の不自由展・その後」の展示中止が話題となり、数々のメディアで取り上げられている「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」とは?豊田市美術館、愛知県美術館、名古屋市美術館ほかで開催。

サエボーグ《Slaughterhouse-9》 2014、第17 回岡本太郎現代芸術賞展、川崎市岡本太郎美術館、神奈川 Photo: Kyoichi Tsuzuki Courtesy of Kyoichi Tsuzuki
サエボーグ《Slaughterhouse-9》 2014、第17 回岡本太郎現代芸術賞展、川崎市岡本太郎美術館、神奈川
Photo: Kyoichi Tsuzuki Courtesy of Kyoichi Tsuzuki
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(1)
「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」
開催美術館:愛知県美術館・愛知芸術文化センター
開催期間:2019年8月1日(木)~2019年10月14日(月・祝)


「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」
開催美術館:豊田市美術館
開催期間:2019年8月1日(木)~2019年10月14日(月・祝)


「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」
開催美術館:名古屋市美術館
開催期間:2019年8月1日(木)~2019年10月14日(月・祝)


主な開催会場は、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺)

「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」の展覧会のテーマを紹介する文章は、以下のように始まっている。

「現在、世界は共通の悩みを抱えている。その源泉にあるのは、先行きが見えず、自分たちが危険に晒されているのではないかという不安である。

「わからない」ことは、人を不安にさせ、本来はグレーであるものを、シロ・クロはっきり決めつけて処理した方が合理的だと考える人が増える。

その結果、世界を対立軸で考えるようになる。しかし、人間は、守りたい伝統や理念が違っても、合理的な選択ではなくても、困難に直面している他者に対して、とっさに手を差しのべ、連帯することができる生き物である。」

自分の見方と異なるもの、自分の思想と相容れないもの、自分が嫌悪感を感じるもの、そういったものに直面したときに、そこに芽生える感情の背景には、まさに「わからないこと」が含まれていて、それが、人を不安にさせたり、居心地を悪くさせて、時に安直に、シロ・クロの答えを自分に与え、「わからないこと」に蓋をしてしまうのかもしれない。

「わからないこと」を知っていく作業、例えば、その向こう側にある誰かを想像することや、歴史を知ろうとすること、起きてきた事実を正しく捉えようと試みたり、そこに生じた人々の感情やその複雑な交差を紐解いていく作業になるかもしれない。何か理解の糸口が見えてきたとしても、それによって、自分で知りたくなかった、向き合いたくなかったあらたな不安を呼び起こすことにも、直面していくかもしれない。人が、「わからない」ことや不安感にひとつひとつ丁寧に向き合っていくことは、決して簡単なことではない。

CIR(調査報道センター)《The Box》 2014 Director: Michael Schiller Photo: The Center for Investigative Reporting
CIR(調査報道センター)
《The Box》 2014 Director: Michael Schiller Photo: The Center for Investigative Reporting

しかし、先のテーマを紹介する文章は、こう続く。

「今人類が直面している問題の原因は「情」(不安な感情やそれを煽る情報)にあるが、それを打ち破ることができるのもまた「情」(なさけ、思いやり)である。」

「情」(なさけ、思いやり)は、「わからないこと」の向こう側にいる人への想像力であり、自分自身の生き方の選択である。

「情の時代」をテーマにした、あいちトリエンナーレ 2019。「表現の不自由展・その後」の展示が中止され、作品を撤去された、という事象も含めて、形作られている今年の、この芸術祭を堪能したい。

◆ あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭である。4回目となる2019年は、国内外から80組以上のアーティストを迎えている。国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介している。

「わたしたちの装いの実践=ゲーム」と捉えた視点で、私たちとファッションのかかわり方の新しい局面を模索する、「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」が京都国立近代美術館にて、2019年8月9日(金)より開催。

COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(2)
「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」
開催美術館:京都国立近代美術館
開催期間:2019年8月9日(金)~2019年10月14日(月・祝)

ファッションやアートのほか、映画やマンガなどに描かれたファッションも視野に入れながら、現代社会における〈ドレス・コード〉をめぐる、わたしたちの装いの実践=ゲームについて見つめ直す、という展覧会。

歴史的にも、身体を保護するという機能的な意味での「着る」にとどまらず、「視る/視られる」対象として、社会生活における自己と他者の関係性の構築に一定の役割を担ってきたファッションを、「ゲーム」というキーワードを絡めて、私たちとファッションのかかわり方の新しい局面を捉えようとしている。

Maison Martin Margiela(マルタン・マルジェラ) 1993年春夏(コート)、1993年秋冬(ドレス)
京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
Maison Martin Margiela(マルタン・マルジェラ) 1993年春夏(コート)、
1993年秋冬(ドレス)京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服など歴史的な衣装類から現代の衣服まで、京都服飾文化研究財団(KCI)が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に紹介。

◆ 出展ブランド(予定・アルファベット順)
ALAÏA、ASEEDONCLÖUD、Burberry、beautiful people、CHANEL、COMME des GARÇONS、DIOR、DIOR HOMME、FENDI、GIORGIO ARMANI、GUCCI、HELMUT LANG、JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS、ISSEY MIYAKE MEN、KOCHÉ、LOUIS VUITTON、MOSCHINO、Paul Smith、Thom Browne、UNIQLO、Valentino、Vetements、VIKTOR & ROLF、Vivienne Westwood、Yohji Yamamoto、YVES SAINT LAURENT ほか

◆ 衣装以外の出品作品(予定・順不同)
アンディ・ウォーホル、ミケランジェロ・ピストレット、ハンス・エイケルブーム、都築響一、青山悟、チェルフィッチュ、坂本眞一、マームとジプシー ほか

独自の世界観と表現方法で熱狂的なファンを獲得しているショーン・タンの緻密で壮大な創作の秘密を解き明かす、「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」が、美術館「えき」KYOTOにて、2019年9月21日(土)より開催。

『内なる町から来た話』より 2017 年 ©Shaun Tan
『内なる町から来た話』より 2017 年 ©Shaun Tan
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(3)
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」
開催美術館:美術館「えき」KYOTO
開催期間:2019年9月21日(土)~2019年10月14日(月・祝)

オーストラリアの作家、ショーン・タン(1974~)は 1999年に刊行した初めての絵本『ロスト・シング』を元に 2010年に短篇アニメーション映画を発表し、アカデミー賞の短編部門の賞を受賞している。

2006年に発表した文字のないグラフィック・ノベル『アライバル』は、大きな反響を呼び、23の言語で刊行され、日本でも、その独自の世界観と表現方法で熱狂的なファンを獲得した。

本展は、タンの全面的な協力のもとに開催される大規模な個展となる。最初の絵本から最新作まで、ショーン・タンの緻密で壮大な創作の秘密を解き明かす。

『アライバル』より(部分) 2004~2006年 ©Shaun Tan
『アライバル』より(部分) 2004~2006年 ©Shaun Tan

◆ ショーン・タン Shaun Tan

1974 年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代から SF雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006年に刊行した『アライバル』は現在23 の言語で出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を拡げている。約9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。

熊谷守一が愛した「花」「猫」「鳥」「虫」などをモティーフとした作品などが展示。自然の中に身を置き、自らの感じるものを「モリカズ様式」と呼ばれる独自の様式で描く、「熊谷守一 いのちを見つめて」が静岡県立美術館にて、2019年8月2日(金)より開催中。

鬼百合に揚羽蝶 1956年 東京国立近代美術館(左)ほたるぶくろ 1961年 静岡県立美術館(右)
鬼百合に揚羽蝶 1956年 東京国立近代美術館(左)ほたるぶくろ 1961年 静岡県立美術館(右)
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(4)
「熊谷守一 いのちを見つめて」
開催美術館:静岡県立美術館
開催期間:2019年8月2日(金)~2019年9月23日(月・祝)

熊谷守一(くまがいもりかず 1880-1977)の人と画業を紹介する展覧会で、静岡県立美術館では初めての開催となる。

熊谷守一は、岐阜県恵那郡付知村(現在の中津川市付知町)に生まれ、子どもの頃から絵を描くことが好きであった。東京美術学校を卒業した後、自然の中に身を置き、自らの感じるものを「モリカズ様式」と呼ばれる独自の様式で数多く描いている。

稚魚 1958年 天童市美術館(左)椿 1966年(右)
稚魚 1958年 天童市美術館(左)椿 1966年(右)

本展では、その画業の全般を紹介しながら、とりわけ守一が愛した「花」「猫」「鳥」「虫」などをモティーフとした作品を展示している。

初期作品から「モリカズ様式」が確立されてからの作品に加えて、日本画や書、素描、資料などを展示し、多くの皆さまに熊谷守一の魅力にふれられる展覧会である。

17世紀バロック絵画の幕開けを告げるパイオニア、天才画家カラヴァッジョの芸術の輝きを堪能できる「カラヴァッジョ展」が北海道立近代美術館にて、2019年8月10日(土)より開催。

《ホロフェルネスの首を斬るユディト》 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 1602年頃 油彩・カンヴァス バルベリーニ宮国立古典美術館蔵、大阪展のみ出品、日本初公開 © Roma, Gallerie Nazionali d'Arte Antica - Palazzo Barberini. Su concessione del Ministero per i Beni e le Attività Culturali. È vietata ogni ulteriore riproduzione o duplicazione con qualsiasi mezzo.
《ホロフェルネスの首を斬るユディト》 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
1602年頃 油彩・カンヴァス バルベリーニ宮国立古典美術館蔵、大阪展のみ出品、日本初公開
© Roma, Gallerie Nazionali d'Arte Antica - Palazzo Barberini. Su concessione del Ministero per i Beni e le Attività Culturali. È vietata ogni ulteriore riproduzione o duplicazione con qualsiasi mezzo.
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(5)
「カラヴァッジョ展」
開催美術館:北海道立近代美術館
開催期間:2019年8月10日(土)~2019年10月14日(月・祝)

16世紀末、ローマに現れた天才画家ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。圧倒的な描写力、強烈な明暗、観る者を引き込む生々しさ……。それまでの絵画の規範(きまりごと)を打ち破り、大変革をもたらした。彼こそ、17世紀バロック絵画の幕開けを告げる革命児(パイオニア)であった。

北イタリアのミラノに生まれたカラヴァッジョは、13歳から絵画修業を始め、やがてローマに出てその画才を発揮する。

少年像や風俗画の秀作、そして独特な視点と迫真の写実による宗教画の傑作を次々と制作し、大評判となった。まさにリアル、これぞ真実。その斬新な絵画に人々は衝撃を受け、熱狂したのある。

その絵画が型破りなら、その人生もまた波乱に富んだものであり、名声が高まるほど、素行は乱れ、ついに1606年には殺人を犯す。ローマから逃亡した彼は、南イタリア各地を流浪しつつ、深い闇をたたえた数多くの傑作を生み出し続けた。しかし1610年の夏、彼は熱病に倒れ、天才の栄光とともに、狂乱や無頼の伝説がつきまとったカラヴァッジョの人生は38歳で幕を閉じたのである。

《法悦のマグダラのマリア》 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 1606年 油彩・カンヴァス 個人蔵
《法悦のマグダラのマリア》 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 1606年 油彩・カンヴァス 個人蔵

本展では、イタリア国内の所蔵作品を中心に、10点あまりのカラヴァッジョ作品(帰属作品含む)に同時代の画家たちを加え約40点の傑作・秀作を公開。激情と苦難に彩られながら、新時代の潮流を導いたカラヴァッジョの芸術の輝きを堪能したい。

芸術家の役割は「死者に捧げる儀式を行うこと」と語るクリスチャン・ボルタンスキー。半世紀に渡る活動の全貌を紹介する回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー ─ Lifetime」が、長崎県美術館にて、2019年10月18日(金)より開催。

《モニュメント》1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner
《モニュメント》1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(6)
「クリスチャン・ボルタンスキー ─ Lifetime」
開催美術館:長崎県美術館
開催期間:2019年10月18日(金)~2020年1月5日(日)

本展は、世界的に活躍するフランス人アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの半世紀に渡る活動の全貌を紹介する回顧展である。

初期のオブジェから、彼の代名詞ともなった〈モニュメント〉シリーズ、そして最新作の映像インスタレーションに至るまで、様々な素材や表現手法による作品の数々が紹介される。

《黄昏》2015 / ソケット、電球、電気コード / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, © Oude Kerk, Amsterdam, Photo by Gert Jan Van Rooij
《黄昏》2015 / ソケット、電球、電気コード / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, © Oude Kerk, Amsterdam, Photo by Gert Jan Van Rooij

ボルタンスキーの作品は、初期から最新作に至るまで、一貫して個人的・集団的な記憶や生、不在、死などを扱っている。彼が用いる写真、電球、古着、心臓音、風鈴といった素材は、無数の人々の生きた痕跡であり、不在の隠喩であり、彼らにまつわる記憶を(時には忘却の事実を)召喚するためのささやかな仕掛けでもあるといえるであろう。

芸術家の役割は「死者に捧げる儀式を行うこと」と語るボルタンスキーは、作品を通して、人は誰もがかけがえのない存在であること、同時にとても儚い存在であることを語り続けている。

本展は、日本における過去最大規模のボルタンスキー展として、国立国際美術館(大阪)国立新美術館(東京)、長崎県美術館が共同で企画したもので、長崎県美術館が最後の会場となる。

建築の不可能性に焦点をあてた展覧会。逆説的に、極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる。「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築」が、広島市現代美術館にて、2019年9月18日(水)より開催。

マーク・フォスター・ゲージ《ヘルシンキ・グッゲンハイム美術館》CG映像、2014年、映像提供:マーク・フォスター・ゲージ・アーキテクツ
マーク・フォスター・ゲージ《ヘルシンキ・グッゲンハイム美術館》
CG映像、2014年、映像提供:マーク・フォスター・ゲージ・アーキテクツ
2019年下半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報(7)
「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築」
開催美術館:広島市現代美術館
開催期間:2019年9月18日(水)~2019年12月8日(日)

建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在している。

未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずである。

藤本壮介《べトンハラ・ウォーターフロント・センター設計競技1等案》周辺図、CG画像、2012年
藤本壮介《べトンハラ・ウォーターフロント・センター設計競技1等案》周辺図、CG画像、2012年

この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称している。

ここでの「インポッシブル」という言葉について、「単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。」と説明している。

建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる、それこそをこの展覧会のねらいとしている。約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望する。

◆ 主な出品作家(アルファベット順)
会田誠、安藤忠雄、荒川修作+マドリン・ギンズ、アーキグラム、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール=ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース/OMA、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、村田豊、長倉威彦、コンスタン(コンスタン・ニーヴェンホイス)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、山口文象(岡村蚊象)

以上、関西版&全国版、7つの展覧会をご紹介しました。ここにご紹介した以外にも、各地で魅力的な展覧会が開催されます。ぜひ、アートアジェンダの展覧会情報一覧 より、お住まいの地域やお出かけ先の地域を設定して、ご興味ある展覧会を探して、たくさんの展覧会にお出かけ下さい!

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