4.0
平泉では見られない
中尊寺に収められていてはとても見ることのできない仏像。まずもって見事。
釈迦如来像のガラスケースの前の人だかりをかきわけ、正面位置で姿勢を低くして見上げつつ手を合わす。慈み深いお顔だ。
五重塔の曼荼羅絵、細かい経文の文字を瓦に見立てて制作されており、圧巻。
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中尊寺金色堂は中尊寺創建当初の姿を今に伝える建造物で 、1124年(天治元年)、奥州藤原氏初代清衡公によって上棟されました。数ある中尊寺の堂塔の中でもとりわけ意匠が凝らされ、極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした清衡公の切実な願いによって、往時の工芸技術が集約された御堂です。
本展は、2024年に建立900年を迎える中尊寺金色堂の記念すべき節目の特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体を展示するほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝 「金銅迦陵頻伽文華鬘」をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。
また、会場では8KCGで金色堂を原寸大で再現することで、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く空間を体感することができます。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をお楽しみください。
【FEATURE|内覧会レポート】
奥州藤原氏の栄華を今に伝える、金色の国宝仏11体がそろってお出まし
会期 |
2024年1月23日(火)~2024年4月14日(日)
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会場 |
東京国立博物館
![]() |
展示室 | 本館 特別5室 |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、2月13日(火) ※ただし、2月12日(月・休)、3月25日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大学生 900円(700円) 高校生 600円(500円)
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://chusonji2024.jp/ |
4.0
中尊寺に収められていてはとても見ることのできない仏像。まずもって見事。
釈迦如来像のガラスケースの前の人だかりをかきわけ、正面位置で姿勢を低くして見上げつつ手を合わす。慈み深いお顔だ。
五重塔の曼荼羅絵、細かい経文の文字を瓦に見立てて制作されており、圧巻。
5.0
土曜日に行きましたが30分並びました。
展示室も混んでいました。
最初のデジタル再現Vは醉うひともいそうですが、見て損はないと思います。本物よりも鮮明です
3.0
大型モニターに映し出される8K映像の美しさたるや!肉眼では見られない細部まで鮮明です。一見の価値があると思います!また、仏像を360°全方向から見られることも良いと思います。背中や肩甲骨まわりなど、今にも動き出しそうなほどリアルです。 現地に赴いて鑑賞した者からすると、迫力というか鳥肌が立つような空気感はやや薄いのかなと思いました。
3.0
花粉ピークな日曜の午後に訪問です。
『本館外に入場待ち列があるときは避けたほうが無難』
とのコメントアドバイスがあったので、どうしよっかな~意外にするっと入れるかな~と正面入り口みると、ちょっと行列で目論見通りにいかず。
待ち時間20分だし日傘貸してくれるし、まあいっか。。と大人しく最後尾並びました。
で、結論言うとやっぱりもっと夕方にしとけば良かったなという実感です。
『狭い・暗い・歩きにくい・痒い』の4拍子。・・・・・4個目は花粉のせいですけど。
東博の本館正面階段脇のスペースを使った展示第5室は展示内容に見合わない許容量というか、人が多いせいでとにかく狭い。
壁際の経典の人だかりが多すぎて、しかも動かない。後ろから覗き込んでの鑑賞です。
藍色の地に金の教文は字そのものも、経典としても静謐な美しさです。
会場入ってドーンと超高精密8KCG金色堂内部映像で視界が金色に埋まり、輝くご本尊様たちの印象は強烈ですが、
これ入場者の足を思いっきり止めて人の流れの動線を堰き止めてるんじゃないかとも思います。
しかし窮屈は置いておいて、地蔵菩薩の端正なお姿、持国天増長天のダンサーのような躍動感ある表現等、素晴らしい造形美でした。
二人の四天王と、小さなお経文字でびっしり描かれた五重塔の曼荼羅絵が特に興味深かったです。
金色の釈迦如来像を前にすると、その端然とした姿に我に返って人だかりにモヤモヤしていた気持ちが落ち着いてき、、、たんですけど、
でもやっぱりちょっと鑑賞集中できなかったです。修行不足でしょうか。警策(きょうさく)でバシッと喝入れて欲しかったかも。。。
集中は個人都合ですが、展示の人の流れの動線もよく分からず、鑑賞者がなんだか右往左往していたように見えます。
やはり現地の鑑賞が一番望ましいのではないかと思う展覧会でした。
ちなみにグッズ売り場の般若心経お香立ては個人的に高ポイントでした。
摩尼車みたいに廻す感じで、お香と共に読経したような気になります。
会期は4月14日まで。煌びやかな奥州の仏像と桜を愛でに東博を訪問するのも素敵かもしれません。
でもオフピークを念頭に入れての訪問がお勧めです。
3.0
中尊寺金色堂、はるばるお越し頂きありがとうございます。
初っ端の8KCG映像に割りを食っていると思わなくもないけど端正で整った仏像です。
持国天増長天は腰をグッと捻っていてカッコイイ。
で混雑具合について。
何度かトーハク総合文化展に行ったときに本館外まで行列が出来ていて敬遠していたのですが
金土夜間開館とのことで伺ってきました。
17時の段階で入場の並びはなくすぐに入場。ただし中は結構人がいて混雑気味。
18時を過ぎるとそれなりに余裕はあるもののそこまで広い展示室ではないので空いているという感じでもなく。
一つの展示に1~2人といったところで仏像はしっかり見られます。
・本館外に入場待ち列があるときは避けたほうが無難
・19時までの夜間開館を利用
暖かくなり春休みも近づき空いてくる要素もないのでお早めにどうぞ。
4.0
かなり混雑していると聞きましたが、行ったのが平日昼間で小雨模様の寒々しい日ということで、ふだんよりは少な目だったようです。そのため、滞留することなくゆったりと観ることができました。
展示会場に入って最初に登場するのが、超高精細8KCGによる金色堂内部の映像です。
この映像が圧巻です。まさに金色堂内部に自分が入っていくような錯覚に襲われます。
細部に渡るまで、手に取るようにはっきり間近に見えるんです。
展覧会に仏像を展示する際には、実際に寺院でどのように安置されているかは無視して、仏像ひとつひとつを独立した美術品として展示されます。
でも実際の寺院でどのように安置され拝まれているかは重要です。
高精細映像でそれを博物館の中に再現するというのは意義ある試みだと思いました。
そしてCG映像以上にホンモノの仏像は、素晴らしかったです。仏像ひとつひとつは想像していたよりも小さめサイズでした。そのため、間近で見る側の目線の高さでじっくりと鑑賞できました。
4.0
前週の三連休に行ったら50分待ちだったので、あっさり諦めて予定を変更。そうしたら、夜間開催が設定されたので、さっそく土曜の夜に行ってきました。
やっぱり、夜間開催は快適ですわ(笑)
光背も太刀も外しての展示なのですっきりした印象でしたが、仏様の造形がよく見える貴重な展示でした。太刀を持っていない二天像はダンサーにしか見えない(笑)
地蔵菩薩が3体ずつ横並びの展示になっていたので、造形の見比べがしやすかったです。三つ子のように似てるけど衣のドレープが違うとか、違い探しをするも楽しかった!
意外だったのは「残欠」の展示が多かったこと。大事に守られたものであっても、朽ちたり壊れたりするんだなぁ、と思うと同時に、ほぼ国宝!文化財は価値を知る人たちに受け継がれ、守られないとダメなんだと強く思いました。
-
休日の昼頃行きました。
内容は全く素晴らしく、言うことありません。
が、人を入れ過ぎ!
でっかいリュックを背負った人に囲まれ、その方が向きを変えた瞬間に、リュックという鈍器で殴られた状態でよろめき、危うくケースに激突しそうに・・・
仏像見てたら後ろから人が押してきて、危うくケースに倒れこみそうになり・・・
満員電車のがましです。
はっきり書きますが、この状況なら中止した方がいいと思います。
仏様が損傷してからじゃ遅い!
ケースの中を見たくて並んで10分経っても同じ場所、だとしてもお宝が壊れるわけじゃないから文句言いませんが、あの展示スタイルじゃ、いつ誰が激突して仏様がケースごと倒れてもおかしくありません。
「空いているところから~・・・」ってどこにそんなスペースあるんだよ!?
民度もあるとは思いますが、リュックや肩掛けバッグ+でかい手提げ2つ持ってるなんてのは入場する時にわかることだし。
いくら仏教美術だと言っても、ある人々にとってはものじゃなく仏なんですよ!
こんな仏様に危険で失礼なやり方なら展示する資格ない。
トーハクはオペレーション見直して猛省してほしい。
5.0
開館前に並んだのですが、展示室が狭いので、すぐに大混雑に(-_-;)
・8K映像、迫力ありました。途中でちょっと船酔いしそうな感じもしたのですが、キラキラの金堂にいる気持ちに。
・仏像の数々。ぐるっと360度、仏像の背中側も、横顔も、しげしげ拝見しました。国宝尽くしの贅沢さ。光背がないのがちょっと残念。
・小さな文字のお経で描かれた曼荼羅は、全て超絶技巧。
写真撮影は、金色堂模型(1/5縮尺)のみ可でした。
かれこれ30年くらい前?現地で見た記憶はすでになく、、、また、現地ではこんなに近くで鑑賞できないと思いますので、大満足です。並んだ甲斐がありました。
3.0
20年近く前に平泉を訪問。その時の感動が再び。
直近に見る仏様たちに心が穏やかになりました。
黄金で華やかな奥州藤原家の富を堪能できる展示でした。
是非とも、平日に鑑賞をおすすめします。
4.0
博物館という観賞に適した環境で中尊寺金色堂の仏像を間近で拝見できた。仏像もさることながら金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅の細かさに嘆息した。ボールペンでもかなり面倒そうなのに、よく筆でかいたものだ。迦陵頻伽は、片足で立っており飛んではいなかった。物の怪に近いが、一応極楽浄土に住む美しいものという設定らしい。なるほど顔は意外と愛嬌がある。都から遠く離れたところに、洗練された金ピカの文化拠点があったことに今更ながら改めて驚いた。
5.0
中尊寺は、かなり以前、世界遺産登録前に訪れましたが金色堂展示との距離は遠く、今回のように至近距離で観賞できるのは嬉しい限りです。展示の配置と導線が良く、日曜日でかなり混雑していましたが、じっくり観賞出来ました。展覧会予習にミュージアムショップ裏に開設された中尊寺8K 動画、これが素晴らしいので観てから会場入りがおすすめです。
特別展『中尊寺金色堂』行って来ました。建立900年を記念して開催された今回の特別展「中尊寺金色堂」は、金色堂中央壇に安置される国宝の仏像11体をすべて展示されています。《阿弥陀如来坐像》《増長天立像》《持国天立像》など11体の仏像…readmore
5.0
あの!金色堂の仏像をこんなに近くで見られる日がこようとは。しかも中央壇すべてのお像。
ガラスに覆われた、はるか遠くにある須弥壇に昇りたいと行くたびに思っていた。
想像よりずっと小さかったが、本当に素晴らしい。写真の五割増しくらい美しい阿弥陀様に、二天の躍動感もサイズ以上の迫力。
あまりに高く見上げるような展示はよくないが、阿弥陀を中心にそろえたせいか、他の仏像は見下ろす感じなので、目など表情を見るにはかなりかがむ必要がある。(はるばる来てくださったので文句は言いません。)
華鬘の迦陵頻伽の足の表現、金銀字一切経や宝塔曼荼羅の怖いほどの細密さは平安時代だなあ・・・と。
追記
私が行ったときは、まあ混んでるけどお経もゆっくり見られたし、空也さんの時よりましか・・くらいだったのだが、段々ひどいことになっている様子。
あの部屋では狭すぎるし、東博の読みの甘さと動線の悪さが出てしまったのか。
(とにかく始まったらできるだけ早く、テレビで特集される前に行くのが鉄則。)
4.0
開場入ってすぐ目に入る大スクリーンの8KCG映像は
実際に自分の目が金色堂内に入っていくような迫力がある
(つかみとしてはものすごく良いのだけど、個人的な感想としては
CGは反射と彩度を実物より高くしがちでやや安っぽい印象になってしまい
あまり好みではない(笑))
見どころとしては十分なスペースをもって展示された
中央壇の諸仏たちだ
やや小ぶりでありながらしっかりした、動き、所作を感じさせる造形で
どの方向から見てもとても楽しい
六体ある地蔵菩薩はぱっと見同じに見えるが
良く見ると首の角度がそれぞれ違い、
語りかける表情、雰囲気の違いがある
迫力があるのは増長天持国天だが
なんとなく惹かれたのはこの地蔵菩薩たちだった
入場まで10分待ちで会場内も結構混んではいたが
導入から展示までどっぷりと楽しめる
現地にいきたくなるん展示である
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