この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
19世紀後半から20世紀にかけ、各国の画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を多くの作品に描きとめました。
本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」をはじめ、国内美術館や個人コレクションおよそ30か所からブルターニュを表した作品約160点を選りすぐり、それぞれの画家たちがこの地に何を求め、見出したのかを探ります。
さらに、同じころブルターニュを訪れた日本の画家たちにも注目する初の展覧会となります。
◆ ブルターニュ地方とは?
フランス北西部、大西洋に突き出た半島を核としたブルターニュ地方は、古来より特異な文化圏を形成していました。断崖の連なる海岸線に岩々が覆う荒野といった雄大な自然、先史時代の巨石遺構や独特な宗教的モニュメント、ケルト系言語を話す人々の素朴で信心深い生活様式 — このフランスの内なる「異郷」は、19世紀になると人々の注目を集めるようになります。美術の領域でも、新たな画題をもとめる画家たちがブルターニュを目指し、以来この地は流派や国籍を問わず多様な画家たちを受け入れ、19世紀末にはポール・ゴーガンが率いるポン=タヴェン派やナビ派といった、美術史上重要な画家グループの誕生を促しました。またこの時代、日本は明治・大正期。黒田清輝や藤田嗣治など日本から渡仏した画家たちもブルターニュを訪れ、この地を主題とした作品を残しています。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年3月18日(土)〜2023年6月11日(日) |
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会場 |
国立西洋美術館
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住所 | 東京都台東区上野公園7番7号 |
時間 |
9:30〜17:30
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休館日 |
月曜日 ※3月27日(月)、5月1日(月)を除く |
観覧料 | 一般 2,100円 大学生 1,500円 高校生 1,100円 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://bretagne2023.jp/ |
SNS |
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出展作品・関連画像IMAGES

ポール・セリュジエ 《ブルターニュのアンヌ女公への礼賛》 1922年 油彩/カンヴァス 100.5x95cm ヤマザキマザック美術館
※展示は5月7日(日)迄

ウィリアム・ターナー 《ナント》 1829年 水彩 30x44cm ブルターニュ大公城・ナント歴史博物館

クロード・モネ 《嵐のベリール》 1886年油彩/カンヴァス 65.4x81.5cm オルセー美術館(パリ)
©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 油彩/カンヴァス 65x83cm 茨城県近代美術館

アルフォンス・ミュシャ 《岸壁のエリカの花》 1902年 カラー・リトグラフ 75x35cm OGATAコレクション

アルフォンス・ミュシャ 《砂丘のあざみ》 1902年 カラー・リトグラフ 75.0x35.0cm OGATAコレクション

エミール・ベルナール 《ポン=タヴェンの市場》 1888年 油彩/カンヴァス 72.5x91cm 岐阜県美術館

ポール・ゴーガン 《海辺に立つブルターニュの少女たち》 1889年 油彩/カンヴァス 92.5x73.6cm 国立西洋美術館 松方コレクション

ポール・ゴーガン 《ブルターニュの農婦たち》 1894年 油彩/カンヴァス 66.5;92.7cm オルセー美術館(パリ)
©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF