円山応挙―革新者から巨匠へ

三井記念美術館

  • 開催期間:2025年9月26日(金)~2025年11月24日(月・振)
  • クリップ数:87 件
  • 感想・評価:18 件
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重要文化財 「遊虎図襖(16面の内)」 円山応挙筆 天明7年(1787) 香川・金刀比羅宮
重要文化財 「遊虎図襖(16面の内)」 円山応挙筆 天明7年(1787) 香川・金刀比羅宮
「竹鶏図屏風」 伊藤若冲筆 寛政2年(1790)以前 個人蔵
「梅鯉図屏風」 円山応挙筆 天明7年(1787) 個人蔵
国宝 「雪松図屏風」 円山応挙筆江戸時代・18世紀 三井記念美術館
【展示期間:9月26日~ 10月26日、11月11日~ 24日】
国宝 「雪松図屏風」 円山応挙筆江戸時代・18世紀 三井記念美術館
【展示期間:9月26日~ 10月26日、11月11日~ 24日】
「大石良雄図」 円山応挙筆明和4年(1767) 一般財団法人武井報效会 百耕資料館
【展示期間:10月28日~ 11月24日】
「江口君図」 円山応挙筆 寛政6年(1794) 静嘉堂文庫美術館 (公財)静嘉堂/DNPartcom
【展示期間:9月26日~ 10月26日】
「雪柳狗子図」 円山応挙筆安永7年(1778) 個人蔵
「木賊兎図」 円山応挙筆 天明6年(1786) 静岡県立美術館
【展示期間:10月28日~ 11月24日】
「青楓瀑布図」 円山応挙筆・皆川淇園賛天明7年(1787) サントリー美術館
【展示期間:9月26日~ 10月26日】
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

近年、同時代を生きた伊藤若冲、曽我蕭白ら“奇想の画家”たちの人気に押され気味の円山応挙。しかしじつは、応挙こそが、18世紀京都画壇の革新者でした。写生に基づく応挙の絵は、当時の鑑賞者にとって、それまで見たこともないヴァーチャル・リアリティーのように、眼前に迫ってきたのです。その画風は瞬く間に京都画壇を席巻、多くの弟子が応挙を慕い、巨匠として円山四条派を形成しました。

本展では、応挙が「革新者」から「巨匠」になっていくさまを、重要な作品を通して紹介します。

【FEATURE|展覧会レポート】
「写生」こそ「革新」――今こそ巨匠・円山応挙の真価を知るべし

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年9月26日(金)~2025年11月24日(月・振)
  • ※会期中展示替えあり
会場 三井記念美術館 Google Map
住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 10月27日(月)
観覧料 一般 1,800円(1,600円)
大学・高校生 1,300円(1,200円)
中学生以下 無料
  • ※70歳以上の方は1,000円(要証明)
    ※20名以上の団体の方は( )内割引料金となります
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券の提示で、2回目以降は( )内割引料金となります
    ※障害者手帳を呈示の方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)
TEL050–5541–8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三井記念美術館 三井記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

久々の応挙

円山応挙メインの展示は結構前に見たっきりだったので
久々にたっぷり堪能できた展示

雪松図屏風は何度か見てるけど
「あれ?これ見たことあったっけ?初めて見る奴だっけ?」
という作品がたくさんで
新鮮な気持ちで鑑賞することができた

しかしやっぱ人が多い展示はあまりゆっくりできないな
屏風や襖絵は離れて全体を見たいしさ

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towatowaさん

5.0

新たな発見

以前から応挙の犬の絵が好きでした。
あのイメージで行きましたが、多種の作品を観て幅の広さを感じました。
やはり、歴史に残る芸術家は違うのだと痛感。
茶道のビデオも良かったです。
虎のふすま絵、今回この絵が大好きになりました。

5.0

金毘羅さんの襖絵を観に行ったつもりが、他の作品が良すぎて見応え有りでした

最終日の夕方4時
(本当の意味で)駆け込みで観に行きました。
この3連休、SNSで混雑情報を得ていたので、なるべく混まない時間帯を狙った(つもり)のが良かったです。
前回の展覧会とは違って、確かに人が多かったけれど、じっくり作品を魅入る人は少数なので、サッと見の人をかわせば余裕でじっくり観ることが出来ました。

写生図を3巡し、のんびりソファーに座って、左は掛け軸、右は襖絵を堪能。
金毘羅宮の書院の間は憧れの場所なので、この特別展は書院の間を味わうことが出来てとてつもなく幸せでした。

どれも見応えある作品ばかりで、時間を気にせず楽しんで眺めていると
閉館の音楽が流れて焦り。慌てて最後の作品を流し見する羽目に汗

人だかりの後ろから流し見た作品、竹鶏&梅鯉図屏風、、、。
ポストカードで我慢しました号泣


三井家のどなたかの一周忌の作品、水仙図
行水美人図のうなじ
輪郭線がない富士山の屏風図
お腹を両手で抱えた布袋図
四季の月図の 描表装
写生図での解説に、渡辺始興の名が記載されてたと思い込んで?
渡辺始興の作だと思い、春蘭、リンドウ、ビワなどの植物画を堪能し、
仕上げは世界一美形なカメに癒されてと、
ほんと見どころが多い大満足な作品展でした。

「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」で堪能した渡辺始興の鳥類真写図巻。
丸山応挙展の前期に展示されてたようで、出品目録を前もって見てれば気付けたのに、それも残念でした。

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donguri5050さん、黒豆さん、ぷーながさん、Camdenさん

4.0

応挙の凄さを改めて実感。

「円山応挙―革新者から巨匠」行って来ました。感想が遅すぎて申し訳ありません。
開館20周年を記念するものとして、力の入った特別展で、見どころ満載でした。一応日本画好きの私、応挙はこれまでにもかなり色々観てきているのですが、初めて観る作品もあり、応挙の新たな側面も知ることができ、なかなか収穫のあった展覧会でした。応挙の若い頃から晩年期までの様々な作品を網羅されており、《雪松図屏風(国宝)》に《竹林七賢図襖(重文)》、異色の《出山釈迦図》、人気の《雪中狗子図》《木賊兎図》《雪中残柿猿図》、応挙と伊藤若冲の競演による対の《竹鶏図屏風》《梅鯉図屏風》、眼鏡絵の数々、そして応挙の幽霊も。平日夕方ながら、会期終盤ともあって、かなり混雑していました。今展で唯一写真を撮ることができたのは、三井家の支援で描かせた金刀比羅宮の表書院の襖絵《遊虎図》でした。表書院はいわゆる客殿で、皇族や将軍、大名といった要人との応接の場として使用されていたもの。その表書院の中でも最も広い30畳の「虎の間」の全16面の襖絵が、応挙の《遊虎図(重文)》で、うち12面が現存しているのだそうで、現存全てが出展。迫力というよりちょっと可愛らしさのある虎さんたち。輪郭線をなくす技法で柔らかくふさふさした毛並を見事に表現しています。虎の毛皮や猫の姿仕草を丹念に写生して臨んだ本大作。この部屋に通された客人たちはきっと、霊獣である「虎」たちの遊ぶ仮想空間を体験したのでしょう。今展で私の一番のお気に入りは《鯉亀図風炉先屏風》です。

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黒豆さん、Camdenさん、towatowaさん

5.0

描く才能は勿論、観察眼も鋭かったのだろう。

後期も後期に鑑賞の為、平日でも割と混み合っていた。

この一年で日本画に興味を持ち、円山応挙の作品を目にすることもあったので、いつかは香川の金刀比羅宮に襖絵見に行きたいなぁと思っていたところでの開催!!

写真OKなのもあり『遊虎図襖』『雪松図屏風』は常に人が途切れず状態。
『遊虎図襖』は、愛らしい表情や仕草が可愛く、虎というよりは猫。一頭だけ気持ちよさそうに眠るヒョウが描かれ、自然と微笑んでしまう。なんと、ヒョウは雌の虎と思われていたとか。生き生きとした虎の姿が楽しい作品だった。
しかし、それより気になったのは『虎皮写生図屏風』。虎の毛皮の実物大の写生、立体に複製された写生、それを経ての想像図がまとめられ、よく見ると寸法なんかも朱で書かれている。実物を知らずとも、緻密な観察力、写生能力に想像力!この一点を見るだけでも実力の高さが伺えるのではないかと思う面白い作品だった。
『雪松図屏風』は、一番のお気に入り!!
白く残した雪のふわふわの質感や冬の静けさが伝わってくる!少ない素材でここまで立体感が表現できるのが驚異!遠目でぼーっと全体図を眺めたかったが、人が途切れないため断念…。それだけが悔やまれた。

『鯉亀図風炉先屏風』『梅鯉図屏風』では緻密な鯉の鱗や水面、光の屈折など静かながらもしっかりと表現され、こちらも好みの作品だった。応挙は鯉を得意としていたとか。

『雪中残柿猿図』『藤に猿図』では柔らかな毛並みの猿が描かれ、ポーズや表情がまた素晴らしい。特に『雪中残柿猿図』は、二匹の猿の配置とそれぞれの表情が場面を物語り、思わず微笑んでしまう作品。リアルな中にもおかしみがあり、凝り固まった心をほぐされた。

東京初公開の応挙の『梅鯉図屏風』、若冲の『竹鶏図屏風』では、それぞれ得意とする鯉と鶏が描かれ、まさに静と動!応挙の緻密で繊細さ、若冲の勢いと圧が墨の濃淡や線で表現され、それぞれがとても面白かった。


緻密な筆使い、観察眼、表現力…色々と飛び抜けた人物だったのだろうなぁ。
『福禄寿・天保九如図』の人物や『夕涼み図』なんかも好みで、色々な筆使いが見られ見応えのある展覧会だった。

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とりこもちさん、黒豆さん、towatowaさん、ぷーながさん

4.0

人多い

だいたいこの時期くらいに応挙の雪松図屏風を展示してくれているので見に行きますが、今年は応挙まつりで、内容も濃い、人も多い(笑)メインは金比羅さんの襖絵。三井がスポンサーなので、質もいいし、いかんせん豪華でした。

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towatowaさん

5.0

大人気な応挙

20251104
平日なのに大混雑。でも、いつもより空いているとのこと。
大人気。辻先生の文化勲章受章も関係しているのか?
圧巻は金毘羅宮の障壁画。モフモフの虎にうっとり。

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bumiyasuさん

5.0

応挙の魅力を再確認

卓越した写実力、多彩な作品、何を描いても上手いなぁ。
奇をてらわずに、丹精、精緻に対象を描く、誠実、几帳面さ。

作者の異なる幽霊画の3作品が並んでました。
応挙の幽霊がダントツ。宙にひっそりと浮かぶ姿は、気品すら感じました。

こんぴら様の虎や、子犬のモフモフ感と可愛らしさ。
超リアルな鯉と、鯉の動きで揺らぐ水面。
図鑑を見ているような鳥の写生図。
応挙の画印や珍しい眼鏡絵。
お目当ては昨年、発見された若冲と応挙のコラボ屏風でしたが、他の作品も堪能。

若冲、蕭白の個性に押され気味感がある応挙ですが、その魅力を再確認しました。
解説も簡潔でわかりやすかったです。
それにしても、応挙を支援した三井家の財力は凄い・・・

ところどころ、撮影可でした。
若冲人気なのか、結構、混んでました。

開館20周年、おめでとうございます。
通路にこれまでの企画展のポスターが掲示され、あ、これ見に来た♪と懐かしくなりました。
建物も趣があり、大好きな美術館の一つです。
これからも素敵な企画を期待してます。

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エイミーさん、Camdenさん、ぷーながさん、morinousagisanさん

REPORT

静かなる対話:応挙と若冲、筆のあいだに宿るもの

 三井記念美術館の静謐な展示室に足を踏み入れると、そこには筆の呼吸が漂っていた。円山応挙—江戸絵画の精緻を極めた画家。画賛や詞書にみられる筆跡から応挙の几帳面で神経質な性格がにじみ出ていて、大好きだ。墨の濃淡、余白の呼吸、筆…readmore

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morinousagisanさん、Camdenさん、ぷーながさん、他1人

4.0

抜群の多才な画技を再認識

監修者の山下裕二教授のメッセージが心強い。
曰く、近年、同時代を生きた伊藤若冲、曽我蕭白ら“奇想の画家”たちの人気に押され気味の円山応挙。しかし応挙こそが、18世紀京都画壇の革新者。

写生の絵師ということで、過去に観た雪松図屏風や藤花図屏風の印象が先立ってました。若冲とのコラボ作品も、先日他所で観たこともあり、同様に。

今回は、もっと幅広な、応挙の多才ぶりを再認識です。
なので、心惹かれた作品のジャンルがばらばら。

個人的には、普段は、かわいい系の表現にあまり惹かれないのです。
でも、金刀比羅のトラには、参りました。なに、このトラ・・・

龍門図の鯉3つ、これは十分「奇想」だと思う。
青楓瀑布図、暗い一室を用意され特別扱いの展示で荘厳。ちょっと暗すぎかな。

人物画系。弟子との幽霊3作比較が面白い。
それから、展示序盤の元旦図。こういう情趣の小品を描く人だったの、と新鮮です。

三井記念美術館は、割と自前で展覧会をくむイメージでした。
今回は、個人蔵も含めて、全国からかなり精力的に集められていて、感謝です。

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エイミーさん、黒豆さん、morinousagisanさん、ぷーながさん

3.0

とにかく虎が可愛い?

円山応挙の描いた虎が大好きなので鑑賞できて嬉しかったです。色んな虎がいてとっても可愛いかったです。特に川辺で水を飲む親子虎が珍しく印象的でした。撮影可能ですが、1番混んでいたコーナーでした。

お土産コーナーでは、過去の図録を読めたのも嬉しかったです。

こちらの施設は、エレベーターやお手洗いもエレガントで素晴らしいです。

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ぷーながさん

5.0

目玉多数の応挙展

山下裕ニ氏監修の展覧会はハズレがない。金刀比羅宮所蔵の襖絵の圧巻の展示や近年話題の若沖との合作屏風は必見。応挙の幽霊画、狗子図も個人蔵から佳品が出典されてます。画業初期の眼鏡絵が大々的にフューチャーされているのも楽しめます。三井家とゆかりの深い応挙ですから、館蔵の応挙作品は勿論、他館からも珍しい応挙作品が展示されていて、見所は尽きません。

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Camdenさん、harukaさん、morinousagisanさん
  • 3
  • BY TK

REPORT

金刀比羅宮サマの表書院から、大量の「襖絵」を出品、犬もカワイ〜

入口すぐのスペースに「応挙先生の肖像画」(10月26日迄)「応挙遺印」を展示(ご挨拶の前から展示がはじまる)。
展示室 1では、絵画作品を全て平置き・・・これは、作家が制作している時の視点。この角度から多くの作品が拝見できて、感激(…readmore

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morinousagisanさん、harukaさん、ぷーながさん
  • VIEW287
  • THANKS3
  • BY moca

5.0

勇壮・華麗な技巧に圧倒された

会場は、国宝級の名作を展示することで知られているが、今回の展示作品は円山応挙ということで、会期前から期待していた。展示作品は、どれも勇壮華麗で精緻な表現と技巧にあふれ迫力に圧倒された。又、展示会場の重厚な雰囲気ともマッチしていると思えた。

4.0

イタチ推し

円山応挙、良かったです。

奇想派に押され気味の王道応挙の魅力を改めて展観する展示内容で
雪松図に代表する三井コレクション、金刀比羅宮、各美術館などからイイものが来ています。
好きなのは元旦図、京博の龍門図、サントリーの青楓瀑布図、狗子図なんかですが
一番欲しいのは本間美術館の鼬図、表情豊かなイタチがすごくカワイイ。
途中には雪松図が根津の藤花図に入れ替わるのも楽しみ。

話題作の若冲との合作屏風もイイですね。
状態も良いし、若冲応挙ともに得意の画題で円熟の極み。当たり前だけど超巧い。

三井記念美術館は国宝雪松図を持ってる強みがあるのだけど
応挙はまだまだ凄い作品があるので生誕300年を迎える頃には
更に大規模の大応挙展に期待したい。京博、出来れば東博にも巡回して欲しいなぁ。

いくつか撮影可能作品あり。土曜午後遅めで大盛況。ますます混み合いそうです。
展示替えも含めて何度か再訪しようと思います。

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Camdenさん、ぷーながさん、harukaさん、ぷーりっちゅさん、エイミーさん、他3人

4.0

虎か幽霊か、やっぱり鯉

本展の目玉は東京初公開の応挙&若冲の合作ですが、大阪で見たばかりということもあり、私のお目当ては金刀比羅宮の作品です。
「金刀比羅宮 書院の美」という過去図録を入手したせいで興味は膨れ上がっていたものの、香川は遠い。でも、ずんぐりとしたユキヒョウのような虎は見てみたい…。
今回は作品にご足労いただいて、ありがたかったです。

虎図も七賢図も当たり前に傷みがあって、普通に使われていたことが伺えました。
図録では傷んだ部分をクローズアップすることはないので、現物を見ないとわからないことですね。
写実にはほど遠い虎の可愛らしさをたっぷり楽しみました。

展示で面白かったのは、応挙・芦雪・素絢の幽霊図比べ。
同じポーズなのに、目鼻立ちの少しの違いで印象が全然違う。
応挙のは美人さん、蘆雪のは怒りっぽいであろう女、いちばん怖いのが素絢かな。

応挙作品だと言われなければスルーしてしまいそうな小品があったり、応挙が真似た渡辺始興の作品があったり、派手な仕掛けはないけれど落ち着いて見られるよい展示だと思います。
応挙はいろいろなモチーフを描くけれど、私は鯉が一番好きですね。

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ぷーながさん、harukaさん、ぷーりっちゅさん、karachanさん、黒豆さん、他3人

5.0

キュートから、感動から、名作まで全てある

応挙の多才さを鑑賞できる豪華な展示。
面白い画角から描いたり、サラサラと描く様がお茶目だったり、一寸もズレていなそうな計算された線で
確実な能力を見せつけたり、
生き物を研究しきって描き出す、柔らかさ、透明さ。
花の色の美しさ。
そしてデザインも美しく、加えて文字も整っている

それぞれの作品を描き出す覚悟が決まっているように
一枚一枚、特徴があって、非常に満足感が高い

なるほど、若冲のほうが最近は目立っているようなところもあるが
応挙の素晴らしさを感じるにはぴったりの機会。

またまた、鑑賞中に気づいたのだが
応挙と若冲が、同年代に同じ注文主から受注した今回目玉の、対の屏風もあって
それぞれが心のまま、自分の得意とするものを描いているのが
伝わってくるようだった

他にも名品だらけ。
お猿さんが愛らしくて見入ったり、竹林が描き出される様子には惚れ惚れした。

後期展示には藤の花があるらしい。
もう一度見に行くことにている

後期にも訪れ《藤花図屏風》を鑑賞。
想像していたよりも花がまばら
そのぶん、その余白に浸れるという計算なのか。
一目見た時の印象は、「宝石!」
垂れ落ちて咲く藤が、煌めいて、ずっしり重さを感じるようだった。
近くで見ると、青、紫、そして白
「日本のモネ」という感想も思いついたほど
その光の捉え方が、素晴らしいのかもしれない

解説にも助けられながら、浸る応挙の世界
まさに天才
このように近くで、250年ほども前に描かれた美に浸れるのは
ありがたいことです。

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ぷーりっちゅさん、黒豆さん

4.0

応挙の魅力がコンパクトにまとまってます。そして若冲との合作もある

応挙と若冲の合作が見たくて行きました。二曲一隻の屏風絵を応挙と若冲がそれぞれ描いた作品。同一の金屏風に、若冲が鶏、応挙は鯉を墨で描いています。

作品自体は若冲と応挙に得意なものを違う屏風に描かせて、それを並べてみたもので、合作感が薄いし、注文主がいたというだけで交流があったと言えるのかしらとも思ってしまう。一方で、今まで物証がなかった二人に交流について、初の証拠となるわけで、想像が広がる感じがして感慨深いものです。それに1790年ごろに描かれた作品が230年後に発見されて、ちょっとした騒ぎになるわけで、まだいろいろと出てくるのかも、と期待してしまう。長生きしようという気になりました。

肝心の応挙作品ですが、香川県の金刀比羅宮から重文指定の「遊虎図襖」「竹林七賢図襖」が来ていたり、三井記念美術館所蔵の国宝「雪松図屏風」が展示されていたりと豪華な感じ。虎の毛皮を実物大で写生した「虎皮写生図屏風」とか応挙自身が書いた「子孫への教訓書」なんていう変わり種ものある。

展示作品は全部で68点。このうち通期で展示されるのが37点、前期のみが14点、後期のみが17点と、展示替え後も行きたくなる。特に後期は重文指定の「藤花図屏風」(根津美術館:10/28-11/10)とか「驟雨江村図」(個人蔵)は見てみたい。

一部、撮影OK。展示替えあり、図録ありです。

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harukaさん、ぷーりっちゅさん、黒豆さん、エイミーさん、morinousagisanさん

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重要文化財 「遊虎図襖(16面の内)」 円山応挙筆 天明7年(1787) 香川・金刀比羅宮

「竹鶏図屏風」 伊藤若冲筆 寛政2年(1790)以前 個人蔵

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国宝 「雪松図屏風」 円山応挙筆江戸時代・18世紀 三井記念美術館
【展示期間:9月26日~ 10月26日、11月11日~ 24日】

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【展示期間:9月26日~ 10月26日、11月11日~ 24日】

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【展示期間:10月28日~ 11月24日】

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