日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!

大阪中之島美術館

  • 開催期間:2025年6月21日(土)~2025年8月31日(日)
  • クリップ数:58 件
  • 感想・評価:13 件
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伊藤若冲「竹鶏図屏風」寛政2(1790)年以前 二曲一隻 紙本金地墨画
円山応挙「梅鯉図屏風」天明7(1787)年 二曲一隻 紙本金地墨画
伊藤若冲「釈迦十六羅漢図屏風」デジタル推定復元 2024年 八曲一隻 TOPPAN株式会社
伝岩佐又兵衛「妖怪退治図屏風」江戸時代(17世紀) 八曲一隻 紙本着色
牧島如鳩「魚籃観音像」昭和27(1952)年 油彩、キャンバス 足利市民文化財団
福島県指定重要文化財 雪村周継「瀟湘八景図帖」より「山市晴嵐」室町時代(16世紀)
画帖8面のうち1面 紙本墨画淡彩 福島県立博物館
重要文化財 式部輝忠「巖樹遊猿図屏風」室町時代(16世紀) 六曲一双 紙本墨画 京都国立博物館
展示期間:7月29日~8月31日
重要文化財 式部輝忠「巖樹遊猿図」室町時代(16世紀) 六曲一双のうち右隻 紙本墨画 京都国立博物館
「築島物語絵巻」(部分)室町時代(16世紀) 巻子(二巻) 紙本着色 日本民藝館
「築島物語絵巻」(部分)室町時代(16世紀) 巻子(二巻) 紙本着色 日本民藝館
長谷川巴龍「洛中洛外図屏風」江戸時代(17世紀) 六曲一隻 紙本金地着色
狩野一信「五百羅漢図 第22幅 六道・地獄」江戸時代(19世紀) 一幅 絹本着色 増上寺
原田直次郎「素戔嗚尊八岐大蛇退治画稿」明治28(1895)年頃 油彩、キャンバス 岡山県立美術館
不染鉄「山海図絵(伊豆の追憶)」大正14(1925)年 紙本着色 公益財団法人 木下美術館
重要文化財 日本遺産「人体文様付有孔鍔付土器」鋳物師屋遺跡出土
縄文時代中期中葉(紀元前3500~紀元前3000年頃) 南アルプス市教育委員会・ふるさと文化伝承館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本美術には、まだ世に知られていない作者、作品が埋もれています。例えば、伊藤若冲(1716–1800)の場合、2000年に京都国立博物館で開催された展覧会をきっかけに、空前の若冲ブームが巻き起こりましたが、そんな若冲も、2000年以前は一般の人々にとっては「知られざる鉱脈」でした。

その後も若冲をはじめとする奇想の画家の発掘は進みましたが、縄文から近現代まで、いまだ知られざる鉱脈がまだまだ眠っています。

本展では、あらためてその鉱脈を掘り起こし、美しい宝石として今後の日本美術史に定着していくことを目標としています。ぜひ本展で、「未来の国宝」を探してみませんか?

【FEATURE|記者発表会レポート】
世紀の大発見!伊藤若冲・円山応挙の合作がお披露目。2025年に大阪中之島美術館で開幕の「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ !」で公開予定展

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年6月21日(土)~2025年8月31日(日)
会場 大阪中之島美術館 Google Map
展示室4階展示室
住所 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
時間
  • 10:00~17:00(入場は16:30まで)
    ※一部日程において開館延長を実施
    開館延長日時:2025年7月18日から8月30日までの
    金曜日、土曜日、祝前日の17:00~19:00
    (7/18、19、20、25、26、8/1、2、8、9、10、15、16、22、23、29、30)
休館日 月曜日、7月22日(火)
※ただし7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,800円(1,600円
高大生 1,500円(1,300円)
小中生 500円(300円)
  • ※( )内は前売・20名以上の団体料金
    ※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)(事前予約不要)
    ※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です
TEL06-4301-7285
大阪市総合コールセンター(なにわコール)
※受付時間 8:00~21:00(年中無休)
URLhttps://koumyakuten2025.jp/

大阪中之島美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

大阪中之島美術館 大阪中之島美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

縄文から現代アートまで

縄文から現代アートまで日本美術の一風変わった作品が楽しめる
メジャーな作品と見たことがない作品とのバランスが良かった
若冲と応挙のコラボ作品は広い展示スペースが設けられていて見やすい
年上の若冲に気を使いつつも流石の描写力の応挙、伸び伸びと得意の鶏を描く若冲、双方ともに良

個人的に良かったのが第五章「茶の空間」の3作品
千利休好みの黒楽茶碗ともっとも軽い茶室「携行折畳式喫 茶室」もっとも重い茶室「鉄茶室徹亭」どれもコンセプトが強くて好き
軽い茶室の気軽さは茶道への敷居を下げてくれるようで良かったし、裏に置かれたちりとりやみかん段ボールがかわいらしい

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mementomoriさん

5.0

数ある美術展の中でも秀逸の楽しさでした

真夏の開催とのことで中直島美術館まで炎天下を歩く勇気がなく会期末ぎりぎりの来訪となってしまいました。

よく美術展でのキャプションの是非が問われることがありますが、本展でのキャプションは絶対不可欠。奇想天外な作品群を更に味わい深くしてくれました。

複数人で行っても一人で鑑賞するのが好きですが、今回は同行者とくすっと笑ったり、互いの気になる作品に戻ってもう一度見直したり。。
楽しさを共有できる素晴らしい企画だったと思います。

今回見たものがいつか国宝になりますように。

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Camdenさん、アバウトさん

4.0

日本美術の鉱脈展@中之島

話題の若冲+応挙コラボもとても良かったが、他にも面白い展示がいっぱい、楽しめた。

室町時代の敢えてヘタウマ画を描かせて楽しむとか、なんて大らかな感性。
同じヘタウマでも、人柱の悲しい話に添えられると何とも言えない奥行きが出たり。
他には、鉄とトタンの茶室を並べた展示は秀逸で、なかなかこうやって観ることのできない代物。

また、縄文土器をみて「良い」と感じたのは初めて。普通の国宝展なら「そこに有って当たり前」な感じだが、一連の展示からの流れで良い具合に魅せられる。

いちばんグッと来たのは、島成園の「無題」だったのだけど、残念ながらポストカードは無かった‥

追記:この日に備えて買った単眼鏡を忘れたのが悲しかった...

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morinousagisanさん、アバウトさん、Camdenさん

2.0

なかなか恣意的

カジュアルな親しみ易い解説みたいなやつ、苦手な文体だ、、岩佐又兵衛と五百羅漢図は見応えあった。縄文土器の文様と形状も良かったけど、構成がとっちらかって感じられて好みではなかった。

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Camdenさん

5.0

日本美術の底力

 めちゃめちゃ楽しかった。始めから終わりまで全部退屈しなくて、わくわくしながら鑑賞できた。
 京セラ美術館の西洋絵画展の感想でコンテクストなしの芸術はありえない、みたいなことを書いたが、知識がなくても楽しめた。知識がなくても芦雪「菊花子犬図」はかわいい。いや、知識がないのではなく、日本というコンテクストにどっぷり浸かっているんだろうか。
 全然知らない画家たちがこんな絵を描いているんだ、と日本美術の底力を知った。もはや画家というか職人。気の遠くなるような作業をこなせる精神力を感じた。日本美術には、縄文土器から近代まで、すごい作家たちがついていて、それは心強い反面、逃れられない原罪のようなものでもある。日本に生まれたからには、日本人であるからには、日本で活動するからには、否が応でも「日本美術史」に取り込まれてしまう。村上隆はそれを逆手に取って上手に利用しているように見えるが、一方でそのことに対する抵抗感を会田誠は表していたのかな?と思った。

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morinousagisanさん、アバウトさん、Camdenさん

4.0

牧島如鳩

牧島如鳩が見たくて行ってきました。イコンの感じに色々な神様が混ざりあって、まさに祈りな雰囲気。日本ならではな感じがしました。結構マニアックな方が多かったので、とても楽しめました。

4.0

これはオモロイ

前評判どおり、愉快でオモロイ。
山下裕二先生の監修ということで、このノリ。
帰宅後には著書『未来の国宝・MY国宝』で、復習がてら余韻を楽しみました。

展示の冒頭から、若冲・応挙の合作屏風。ガチの「未来の国宝」系の筆頭格で華々しいスタートと相成りましたが、先に進むにつれて、あれよあれよ、とオモロイ系が登場。チラシには「ナンジャコリャ!連発」と大きなフォントで煽ってますが、その通り。
一作一作、最後まで、ハイテンションでした。

そんななか、以下、備忘的にマイピックアップ。
・ガチ系では、伊藤若冲《乗興舟》。ブラック&ホワイトの拓本絵巻を全見せ。これは贅沢だ。
・会田誠《電信柱、カラス、その他》。この大作も、〇年後にひょっとして、と思わされる。
・笠木治郎吉は6作まとめて。これまであまり記憶になかったが、この独特の世界観は好みだ。
・伝岩佐又兵衛《妖怪退治図屏風》。格式高い八曲一隻の大屏風の真面目フォーマットにして、右手の妖怪はコミカルに、矢がささりまくり。対する左手の武士軍は、矢を放つ風だが、矢は持たず戦意なし。これ、なんなの?

本展はきっと、何人か複数で見に行って、ワイワイ語りながら愉しむのにうってつけでしょうね。日本の美術館ではヒンシュクでしょうが、山下裕二ワールド@大阪、であればそれも一興かと。

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くつしたあつめさん、uchikoさん、アバウトさん、黒豆さん、morinousagisanさん

4.0

縄文の視点で国宝を

山下先生の名が、皆様のレポートによく出てくるので、私も山下先生と辻先生の本を何冊か読んでから展覧会に伺った。
 おっしゃるように 本で出会った作品群は頭に展覧会のキャプション以上の情報が浮かんでより楽しめた。
 若冲と応挙の対の屏風も圧巻。ただもうたくさんの方がコメントされているのでそちらを参照。
 山下先生の本の一冊に「縄文と弥生」の視点で日本美術を見たのがあったので、その視点で見ると、今回の展覧会の作品は「縄文」的な美術をもっと評価してと言っているように見えた。そして最後はストレートに縄文土器群をそれぞれに「日本遺産」とか「重量文化財 日本遺産」とかの但し書きをつけて展示してあった。火焔型土器ばかりが注目を浴びる縄文土器だが、わたしもこちらの土器群を見てこれらも国宝になってくれ!と「縄文」にエールを送った。
 そして今回の新しい出会いは、式部輝忠。長谷川等伯の「枯木猿候図」にもおとらない生き生きとした猿図に出会えた。
 また試みとして面白いと思ったのが山口晃の「携行折畳式茶室」。その直前の展示室に千利休が高く評価した黒楽茶碗が展示してあったが、豪華絢爛を競った桃山時代にストイックな茶室を作った利休。現代なら山口晃の作品のように「なんじゃこりゃー」と見た人は思っただろう。でもそれが次の時代には評価されていく。縄文を再発見した岡本太郎もだが、既存の価値観とは違う視点でみるところに「未来の国宝」を見つける目が育っていくと感じた展覧会だった。
 

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アリクイさん、くつしたあつめさん、ファイさん、エイミーさん、karachanさん、他2人

REPORT

シン国宝かイグ国宝か

春の三大関西国宝展が終わったタイミングで、今度は国宝予備軍展が始まった。場所は大阪中之島美術館。前回の上村松園展に続いての訪問だ。
ゴッホ展を見た後、大阪城に寄り道して天満橋に出てそこから京阪電車で渡辺橋へ。渡辺橋駅からは地…readmore

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さいさん、Gregory1969さん

4.0

山下裕二監修の「面白い作品」がずらりと

普段なかなか目にすることのない作品、しかも国宝・重文などはないものから「これ!」という逸品を見つけるは難しい。しかし、さすがプロ。山下先生の目は違います。日本には、こんなにすごい、面白い、美しい作品が、まだまだあるんですね。とくに「ヘタウマ」の作品群は見ごたえがありました。

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morinousagisanさん

4.0

やっぱり実物はすごかった

最近、朝イチ入館で混雑に巻き込まれていたので、本展は午後から行ってみました。
びっくりするほど快適でしたね。というか、こんな大箱を使って混んでいないとは…、興行的に大丈夫なのか?

辻先生や山下先生の著作に親しんでる人には既視感アリアリでしょう。
「最後に、絵を語る。」と「未来の国宝・MY国宝」で紹介されていた作品が多く出品されていたので、既読の場合は座学→実践の講義のような展覧会だと思います。
私も読んではいたものの時間が経っていたので、帰ってきてから再読→復習となりました。
一方、親しんでいない人には意味のわからない内容でしょうね。
雪舟と笠木治郎吉と会田誠を一緒に展示されても、共通項が見出せないですよ(笑)

今回、抱いていたイメージとの違いを思い知ったのが不染鉄『山海図絵』です。
複数の展覧会で主要作品扱いをされていた理由が全然わからなかったんですが、 実物を見るとわかりますね。
歪んだ空間にそびえる富士山を背景に、手前の磯辺の描き込みが繊細で、しかも牧歌的という不思議な作品。細かい部分を見ていると、いろんな発見があって離れ難くなりました。

安本亀八の『相撲生人形』は前から見たかったので、うれしくて写真を撮りまくりました。
浮き上がった血管から体温が感じられるような迫力で、これに比べるとマダム某の蝋人形など児戯に等しいですね。
記憶と違和感があったので図録を確認したら、展示では違う着物を着用していました。着せ替え人形か!

雪村周継の『瀟湘八景図帖』は図録ではなんとも思わなかったのに、実物を見ると物語が浮かび上がってくるような風情が感じられました。

国宝になる・ならないは置いといて、画像だけで知ったつもり・見たつもりになっていてはダメだなぁと強く感じました。

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Camdenさん、karachanさん、morinousagisanさん、アバウトさん

4.0

次の国宝はどれ?国宝の卵をみぃつけた。

初日、山下裕二先生のご講演を聞き、その後展覧会を見て大変に充実した時を過ごすことが出来ました。

事前情報から目玉は、伊藤若冲「竹鶏屏風」、円山応挙「梅鯉図屏風」でこれが見たくてこの展覧会に行き、実際に見てやっぱりよかったです。右隻の若冲を意識した繊細な応挙、大迫力画面で存在感をアピールする若冲、その対比が大変に面白く、虫食いの笹の葉に若冲らしさを感じました。本物の迫力には当然及びませんが、ミニチュアの屏風が家の和室にあったらいいなと想像し、しかも5500円とお安いので買おうかと思いましたが、黒の印刷が薄くてちょっと残念、買うのを辞めました。

伝岩佐又兵衛《妖怪退治図屏風》に登場する妖怪、武将の一人一人の個性ある顔を見ていると又兵衛らしさを感じ、山下先生も本展覧会から「伝」を外すべきだったと後悔されていました。

今回初めて聞く画家「式部輝忠」で、画風が異なる2作品「梅樹叭々鳥図屏風」「韃靼人狩猟図屏風」は、若書きと晩年の作品との事。落款もない作品で「式部輝忠」の作品と断定できるのは、唯一この人物を研究している山下先生しかいないとの事でした。反論のある方は論文を書いてくださいとの事でした。これから美術史を勉強して、論文を書こうかな…

いつも衝撃を受けるのは現代アートです。本展覧会で一番驚いたのは、会田誠さんの「電信柱、カラス、その他」です。山下先生の解説で、会田さんは意識していないとの事と前置きしながら、電信柱を長谷川等伯の松林図屏風の松に見立てており、東日本大震災後の作品として、斜めの電信柱、カラスが目や指をくわえている姿はリアルを感じさせます。電子柱のてっぺんに留まるカラスが、平等院鳳凰堂の鳳凰を模している姿からもう一つのテーマとして「祈り」「鎮魂」を読み取ることでできました。

山下先生の講演会に山口晃さんも参加されていて、携行折畳式喫茶室のコメントにも痺れました。千利休が現在に生きていたら、当時の利休の詫び茶の考えから現代にアウトプットするとこういう形になりました。大変に面白かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
Rikashさん、fumiko773さん、エイミーさん、Camdenさん、Brtrsuさん、他4人

4.0

縄文から現代までアート奇想の系譜

山下裕二先生監修とあってとても楽しみにしていた展覧会です。山下先生なら一筋縄ではいくはずがなく、期待も大きかった。

アートブログをまとめる前の先行感想です。章立てや各展示作品については、いつものようにまた長くなりそうなアートブログにまとめる予定ですので、よろしければそちらも先々お読みください。
新発見と銘打った若冲と応挙の共作の屛風がお目当ての方も多いはず。その際のAAさんの記者発表レポートをご参考にお出かけ下さい。
辻惟雄先生の『奇想の系譜』から30年後、2000年に京博で開催された若冲展で若冲ブームに火が付いたのです。
日本美術史に埋もれた、また忘れ去られていた画家や作品を世に知らしめたいという企画展です。展示作品がすべて未来の国宝候補と言う訳ではなく、山下先生が藝術新潮に連載されている「山下裕二の新・今月の隠し球」の日本美術史全般への拡大版な感じもあり、私の感想としては”キワモノ”が多いと思いました。AAのメンバーさんはあちこちと展覧会へはお出かけになっており、山下先生が監修された展覧会出品作品も多く、特に関東圏の方はここで、あそこで観た作品だと思われることも多いかと。図録解説は、それぞれの展覧会の担当学芸員さんが執筆、応挙と若冲の共作屛風については辻先生が執筆されています。
大阪中之島美さんなので、撮影OKの作品もところどころにあり、その画像をピックアップしてアートブログを書きたいと思っています。重要文化財指定作品もあり、前後期や期間限定の展示作品もありますので、作品リストでご確認の上お出かけ下さい。
赤瀬川原平さんの後を引き継いで山下先生と『日本美術応援団』でタッグを組まれた井浦新さんが音声ガイドを担当されています。縄文や埴輪が大好きな新さん、音声ガイドからもニヨニヨが伝わる音声ガイドです。

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くつしたあつめさん、fumiko773さん、Brtrsuさん、黒豆さん、さいさん、他3人

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出展作品・関連画像IMAGES

伊藤若冲「竹鶏図屏風」寛政2(1790)年以前 二曲一隻 紙本金地墨画

円山応挙「梅鯉図屏風」天明7(1787)年 二曲一隻 紙本金地墨画

伊藤若冲「釈迦十六羅漢図屏風」デジタル推定復元 2024年 八曲一隻 TOPPAN株式会社

伝岩佐又兵衛「妖怪退治図屏風」江戸時代(17世紀) 八曲一隻 紙本着色

牧島如鳩「魚籃観音像」昭和27(1952)年 油彩、キャンバス 足利市民文化財団

福島県指定重要文化財 雪村周継「瀟湘八景図帖」より「山市晴嵐」室町時代(16世紀)
画帖8面のうち1面 紙本墨画淡彩 福島県立博物館

重要文化財 式部輝忠「巖樹遊猿図屏風」室町時代(16世紀) 六曲一双 紙本墨画 京都国立博物館
展示期間:7月29日~8月31日

重要文化財 式部輝忠「巖樹遊猿図」室町時代(16世紀) 六曲一双のうち右隻 紙本墨画 京都国立博物館

「築島物語絵巻」(部分)室町時代(16世紀) 巻子(二巻) 紙本着色 日本民藝館

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