鑑賞レポート

儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教

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「儒教」を絵画作品にする…ということ…

関連作品は大集結していたけれども、展覧会を通して「儒教」(孔子を祖とする中国の思想)がピンとこなかった印象も。
『論語』の記述を絵画作品にした作品モリモリ!(伊勢物語や源氏物語屏風図みたいなもの)や、「五常」(仁義礼智信)を描いた風刺画ぽいものとか…… Read More

開館50周年記念特別展「浅井忠、あちこちに行く-むすばれる人、つながる時代—」

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浅井忠、という明治期の画家のこと、こんなに丁寧に紹介された展覧会は初めてでは…

ここまで一人の画家に対して、丁寧に、心を込めた展覧会を拝見することは、初めてかも。
まず、驚くのが、展示室入口の「ごあいさつ」パネル。狭い行間にビッシリと詰まった小さな文字。
この序文(館長や学芸の声)から、日頃の作業を通して伝えたいことが山程あるこ… Read More

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」

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嬉しい程、はにわ尽くしの展示室!

展覧会では、ハニワが「古墳時代(3-6c頃)に王やエライ人たちのお墓(古墳)の周囲に並べられた素焼きの焼き物」ということを学んだ。
また、ハニワは、およそ1500年前の制作時期のものと。その1500年をさほど遠い昔のこととは感じず(このあたり、皆々さまのご意見、… Read More

茶の湯の美学 ―利休・織部・遠州の茶道具―

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驚くほど来観客を慮った「早わかり茶道具展!」でした。

東京国立博物館の特別展 「#茶の湯」(2017)や、京都博国立博物館の特別展 「京(みやこ)に生きる文化茶の湯」(2022)等々、ここ最近の総復習講座!といっても過言ではない内容を、三井記念美術館サマの所蔵品だけで開催してはりました(驚愕するばかり)。
それと、三… Read More

特別展「法然と極楽浄土」

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(極楽)浄土宗の開祖、法然サマの展覧会。

展覧会会場の入場前に、「展覧会早わかり映像」(10分ぐらい)をぜひご覧ください!
そこで知った知識→父親は武士。《法然上人絵伝》には、9歳の時に夜討ちに遭うも戦うことを恐れない勢至丸(法然少年)の姿が。そして、その時の父の遺言により「菩提寺」へ出家、比叡… Read More

あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空-旅して、彫って、祈って-

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展示室では「誰もが笑顔」の円空展!

円空が旅して、彫って、祈った仏さまは、口角の上がった口元に、三日月眉毛…日頃コワオモテの不動明王サマも蔵王権現サマも、みんな笑顔。
人々に微笑み続けるその雄姿に癒やされ過ぎてきました。

展示室で仏さまたちと対面しながら、円空は「木をみていると、きっと… Read More

四百年遠忌記念特別展 「大名茶人 織田有楽斎」

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茶の湯を通した師弟・人間関係の奥深さを学べます。

残り4日のサントリー美術館「織田有楽斎展」行ってきた。それほどの混雑もなく、じっくり鑑賞できたけれど、週末はどうか。

武野紹鷗作の節のない、まるで象牙の茶杓を竹で制作したような姿に惚れ惚れ。その隣には、驚くほどそっくりな容姿の有楽斎作の茶杓を展示!と… Read More

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

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芸術家・本阿弥光悦、同時代の芸術を極め抜いたお人

光悦の「書」のゆったりとおおらかな文字。墨の濃淡や穂先の流れから見て取れる強弱、それはまるでリズムやフレーズを感じる文字の運びのよう。意外にも読みやすい!という印象も。
光悦の「茶碗」は、シンプルな造形ながら強い存在感を持つ。従来の茶碗造りに(四角)新… Read More

藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに

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藤田の手紙を通して「心の旅路」がたどれます!

「アサヒグループ大山崎山荘美術館」という展示室が、「藤田の別荘か?」と錯覚してしまうほど、藤田作品と展示室がマッチしていることに、まず驚いた。そして、展示作品数は意外に多く、藤田の芸術家としての足跡を徹底的に、時代ごとに詳細に辿っていることにも驚い… Read More

国宝 雪松図と能面×能の意匠 特集展示 新寄贈能面

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展示作品の様々な能面を通して「面を着けた時の視界」も体験できた!

三井記念美術館の能面展は、ほぼ能面だらけの展示。
とはいえ、まず、第一展示室の能面の展示方法が天才的でした!(←必見)
能面は、ガラスケースの中に立てたアクリルに掛けてあるので、裏からも表からも鑑賞が可能。しかも、目や鼻、口の孔から向こう側が眺められて… Read More

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