4.0
明るくか開放感にあふれ、ゆったり鑑賞できる環境。より鑑賞しやすく最新技術もいたるところに。
やっと行かれました。旧ブリヂストンから新しくアーティゾン美術館として生まれ変わり、第二弾の企画展。第一弾ではチケット入手もコロナ禍その他で結局行かれず、今回相変わらずのコロナ禍ながら、なんとか訪ねることが出来ました。
まず、街並みに合ったちょっとかっこいいスッキリした建物でした。前面道路との間の適度な広場もいい感じです。ブリヂストン時代はビルのワンフロアですが、エレベーターを出れば、オフホワイト基調のスッキリした回廊に彫刻が並ぶ、これから出会うアートへの期待感も高まる、オシャレな都市型の美術館でした。新美術館は、タワービルの一部、低層部分が全て美術館スペースで、床面積も約2倍と大幅に拡張され、ショップやカフェスペースも充実。大きな8ⅿガラスと吹き抜けなど明るく開放感たっぷりで、オフホワイト基調にゴールドのアクセントと間接照明と、更に大都市ならではの洗練された雰囲気の美術館となっていました。入り口やロビー、展示室間の導線などが今一だった前美術館とは、比べ物にならない分かりやすくおしゃれなエントランスとロビー空間、階をまたぐ形ではありますが、展示室間の導線もとてもスッキリしていました。矢印に沿って歩くばかりでなく、何度も自由に行き来して見直せる、ゆったり空間もいいです。また、前美術館では評価があまり良くなかったスタッフさんたちも、まだ新しいせいか、皆さん笑顔でとても親切で良かったです。(そういえば、同じタワービル内の三井記念美術館の、ガラス張り吹き抜けから美術館入り口から重厚な重々しい、言えばまるで胎内に入るかのような暗い雰囲気とは真逆の、明るく都市らしいデザイン。それは三井のコレクションと石橋財団のコレクションの傾向の違いもあるかもしれないし、どちらが良いとか云うものでもないのですが、同じくタワービルのワンフロア―から美術館棟にリニューアルオープンのSOMPOと比べれば、こちらに高評価したいです)。また、耐震設備や、床材の工夫や、最新の照明やショーケースの継ぎ目なしのウインドーや、チームラボのタッチパネルサイネージなどなど、新しい美術館は流石に最新技術を結集した様々な工夫があり、なるほどでした。ちなみによく500円とかの音声ガイドは、無料アプリがDLでき、聴くことが出来ます。自分のイヤホンを使うので持って行くのを忘れずに!と言ってもし忘… Read More