没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ

サントリー美術館

  • 開催期間:2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)
  • クリップ数:96 件
  • 感想・評価:10 件
没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ サントリー美術館-1
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蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館
花器「鯉」 エミール・ガレ 1878年 大一美術館
花器「人物・ふくろう(夜)」 エミール・ガレ 1887-98年 ウッドワン美術館
花器「ジャンヌ・ダルク」 エミール・ガレ 1889年 大一美術館
栓付瓶「蝙蝠・芥子」 エミール・ガレ 1892年 サントリー美術館
昼顔形花器「蛾」 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館
1900年パリ万博受注控え 1900年 サントリー美術館
脚付杯「蜻蛉」 エミール・ガレ 1903-04年 サントリー美術館
ランプ「ひとよ茸」 エミール・ガレ 1902年頃 サントリー美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

エミール・ガレ(1846–1904)はフランス北東部ロレーヌ地方の古都ナンシーで、父が営む高級ガラス・陶磁器の製造卸販売業を引き継ぎ、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めました。

ナンシーの名士として知られる一方、ガレ・ブランドの名を世に知らしめ、彼を国際的な成功へと導いたのは、芸術性に溢れ、豊かな顧客が集う首都パリでした。父の代からその製造は故郷ナンシーを中心に行われましたが、ガレ社の製品はパリのショールームに展示され、受託代理人等を通して富裕層に販売されたのです。1878年、1889年、1900年には国際的な大舞台となるパリ万国博覧会で新作を発表し、特に1889年の万博以降は社交界とも繋がりを深めました。しかし、その成功によってもたらされた社会的ジレンマや重圧は想像を絶するものだったと言い、1900年の万博のわずか4年後、ガレは白血病によってこの世を去ります。

ガレの没後120年を記念する本展覧会では、ガレの地位を築いたパリとの関係に焦点を当て、彼の創造性の展開を顧みます。フランスのパリ装飾美術館から万博出品作をはじめとした伝来の明らかな優品が多数出品されるほか、近年サントリー美術館に収蔵されたパリでガレの代理店を営んだデグペルス家伝来資料を初公開します。ガレとパリとの関係性を雄弁に物語る、ガラス、陶器、家具、そしてガレ自筆文書などの資料類、計110件を通じて、青年期から最晩年に至るまでのガレの豊かな芸術世界をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)
  • ※作品保護のため、会期中展示替があります
会場 サントリー美術館 Google Map
住所 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
時間 10:00~18:00
  • ※金曜日および3月19日(水)、4月12日(土)は20:00まで開館
    ※4月8日は18:00まで開館
    ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 
※展示替期間、年末年始
観覧料 一般 1,700円(1,500円)
大学・高校生1 ,000円(800円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は前売料金
    ※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱
    ※前売券の販売は2024年11月27日(水)から2025年2月14日(金)まで
    ※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ
TEL03-3479-8600
URLhttps://www.suntory.co.jp/sma/

サントリー美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

サントリー美術館 サントリー美術館

巡回展TRAVELING EXHIBITION

没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

日本人好みのエミール・ガレ

平日の午後に訪問したところ、思った以上に混雑して盛況でした。
やっぱりエミール・ガレは日本人好みなんだなと改めて認識しました。

アール・ヌーヴォーは職人技による個性を重視しますが、それは日本人の伝統工芸の職人技を重んじる伝統にも通じるのだと思います。
植物や虫などを題材にデザインするところも、日本人好みな理由でしょう。
またガレはジャポニズムの影響を受けて作品にも反映されています。それもまた日本人には受け入れやすいところです。本展でもジャポニズムの影響による鯉のデザイン、備前焼の獅子頭をモデルに制作した作品などが展示されています。

本展の展示作品の多くはサントリー美術館の所蔵です。サントリー美術館がこれだけ充実したガレのコレクションを有していることにも感嘆させられました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

春にうっとりな展示会

時々、作品に出会ってはいたものの、特別に興味を持っていなかったアーティストなのだが
先日アーティゾン美術館で鑑賞した「蜻蛉草花文花瓶」が美しすぎて
自分の中で、一気に注目し始めた。
アーティゾン美術館、さすが!という感想なのだが
今回の展示では、初期の「鯉」の花器が一番好きかもしれない。
繊細で大胆で、という作風。

会場は美しいライティングがされていてガラスを通して、対面側までカメラに収まる。
展示のタイトルも秀逸、特に英訳も見ると、ピッタリ。
自由に写真を撮れるのもよかった。

時が過ぎるにつれて、繊細さやシンプルさが削ぎ落とされていくような作品になる。
樹の年輪の作品も目に留まった。

そして2枚ほどあったすっごくハンサムなガレ自身の写真、
これは、今後もエミール・ガレの作品を見たいなと思わせるに十分!

REPORT

エミール・ガレの足跡を明治期のパリ万博から辿る

明治期のパリ万博における、エミール・ガレの活躍を同時代の作品とともに辿る展覧会。
「万博」という視点からガレの活動を振り返る、没後120年の展覧会にとても相応しい構成。
第二回パリ万国博覧会(1867):若手のガレ、初出品。クリスタ…readmore

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  • BY moca

4.0

美しきガレの変遷

ガレだけというのが、とても居心地が良い。
初期のエナメル彩色の数々は、繊細でカラフルでガレの新たな魅力を見せつけられた。
「アンモナイト」をモチーフにした花器には驚かされた。
黒ガラスの魅力もため息が出るほど。妖しさもガレの魅力だろう。
当然造形ガラスの「蛾」「蜻蛉」「茄子」等逸品ぞろいにはため息しか出てこない。
家具等もありガレの仕事をつかみ取れる展覧会だった。
「ひとよ茸」は最後に魅惑の光を放っていた。

展示のライティングは、サントリー美術館は群を抜いている。展示ガラスのクリアさも別格。
花器等は裏にも回れるように配置されていて、実にきめ細やか。裏に回ってもライティングは影になっていないのもすごい。背伸びして見たり下から覗いてみたり、全方位でガレを堪能しまくった。

3月28日(金)4時半入館。混雑無し。撮影可。
余談:夜間開館日の夕方はかなり空いていた。写真を撮る人も多かったけど気にならないほど。
ミッドタウン周辺の桜が見頃で、そちらはすごい人だった。

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morinousagisanさん、Camdenさん

4.0

ガラス工芸だけじゃないんだわ

エミール・ガレの作品は横浜みらい美術館でたびたび見ていたのだけど
サントリーの方が広い施設だからどんだけ展示されるか
かなり楽しみにしていた企画展

寄木細工のメッセージカードは驚かされたなあ
まさか?と思ってよく見たらほんとに寄木細工なんだもん

家具の展示も楽しいし
陶磁器の展示も興味深い

ガラスは観る角度光の透過のさせ方で色や陰影の印象が大きく変わるのが面白い

奇麗な青だなあって思って角度を変えたら透明に見えるとか普通にあるからね
入れ子構造になってるのもウラオモテ両方から採食を施してるのも
装飾が空間に多重に広がっていてとても楽しい

予想道理のモノ予想外のモノ
たっぷり楽しめる展示だった
しかし個人的にはバッタのモチーフがなんか目に残ってるんだよな
なんでだろ

THANKS!をクリックしたユーザー
Rikashさん、karachanさん、morinousagisanさん

4.0

プロデューサー ガレ

「パリ」での活動に焦点があてられ、ガレの書簡やパリ万博の受注書類、パリのサロンでの交流やドレフュス事件との関係など、ガレ工房のプロデューサーとしての活躍ぶりは、新鮮でした。 

初期のころのエナメル装飾のガラス器や、陶器の絵付け作品に心惹かれました。娘さんの婚礼用の食器セット、実用性を考えてと思いますが、控え目だけれども愛らしい草花の絵付けが素敵。
リアルな昆虫、オタマジャクシの装飾は、少々引いてしまうくらいリアル。
ウランガラスは発色が幻想的。

写真撮影可ですが、10-11時は静寂鑑賞時間で撮影・会話は禁止です。

THANKS!をクリックしたユーザー
Rikashさん、karachanさん

4.0

ガラスの魔法使い

エミール・ガレと言えば誰もがガラス職人、ガラス細工とキノコ型のランプを想像すると思う。
平皿の絵付け、家具の装飾、焼物への憧れ。知らなかったガレを発見できる展示になっていました。
展示はとても素晴らしかった!!
相変わらず、写真撮影に熱心な方々が多くてガッカリです。
写真撮影禁止の時間を設けるより、写真撮影OKの時間を設けてもらえないのかな。
やはり、お金儲けか?

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、Rikashさん、karachanさん、yoshitoyoさん

2.0

ニガテガレ

お好きな方が多いと思いますがガレが嫌いです。
お好きな方も多いと思いますが品のない造形が苦手です。

午前11時~閉館まで全て写真撮影可能です。
常に展示ケースが汚れていて常にスタッフが拭き取っている状況です。
午前10~11時を撮影可能時間帯にすれば良いのに。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、morinousagisanさん、Rikashさん、karachanさん

5.0

ガラスに表現された自然愛

2月19日 12時50分 入館。
チケットは事前にネットで購入。チケット売り場に列はありませんでした。
所要時間:2時間10分
音声ガイド(600円)をレンタルしました。

アートアジェンダの「蓋付コンポート」の写真に惹かれて、初めてサントリー美術館を訪れました。平日のお昼時だったためか比較的空いていて、一つ一つの作品を存分に鑑賞することができました。

暗めの照明に、美しく照らされる器の数々。展示がすてきでした。
印象的だったのは、植物だけでなく、昆虫(蜻蛉やバッタなど)や海洋生物など、モチーフがバラエティに富んでいたこと。ガレの自然に対する愛を感じました。

「月光色ガラス」のほのかな水色にうっとり。栓付瓶「草花」は、その色だけでなく、形もまた美しかったです。

ほかにも特に惹かれたのが、栓付瓶「ヴェロニカ」。ヴェロニカという花をモチーフに、本体は実の形を模しているとのことですが、蕾にも見える曲線がきれい。花柱を模したという蓋もユニークでした。あぁ、もう一度見たい。

THANKS!をクリックしたユーザー
黒豆さん、にゃんちゅうさん、morinousagisanさん、アバウトさん

3.0

ガレの新たな側面

「ガレ没後120年」の展覧会を昨年は松濤美術館で見たので、今回はどんな趣向を凝らしているのか期待して行きました。パリ万博と絡めた構成にしていたので、職業作家や工房の責任者という側面が見えて、面白かったです。

作品のラインナップとしては、色が濃い目で大げさな造形の作品が目についたり、詩を描き込んだ作品が複数あったり、過去の展示ではあまり見かけなかったものが多かった気がします。「好かれる心配」という蜻蛉とカエルが描かれた花器が可愛らしい一方で、透明のガラス皿にバッタが大きく描かれた使い道に困りそうな作品もあり、バラエティに富んでます(笑)

撮影はOKですが照明が暗いので、図録を見ないと本来の色が認識できない作品が多くありました。ソファに置いてある図録はぜひ見てください!

THANKS!をクリックしたユーザー
にゃんちゅうさん、Rikashさん、uchikoさん

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出展作品・関連画像IMAGES

蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館

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花器「ジャンヌ・ダルク」 エミール・ガレ 1889年 大一美術館

栓付瓶「蝙蝠・芥子」 エミール・ガレ 1892年 サントリー美術館

昼顔形花器「蛾」 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館

1900年パリ万博受注控え 1900年 サントリー美術館

脚付杯「蜻蛉」 エミール・ガレ 1903-04年 サントリー美術館

ランプ「ひとよ茸」 エミール・ガレ 1902年頃 サントリー美術館

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