虫めづる日本の人々

サントリー美術館

  • 開催期間:2023年7月22日(土)~2023年9月18日(月・祝)
  • クリップ数:53 件
  • 感想・評価:15 件
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重要文化財 菜蟲譜 左(部分) 伊藤若冲 一巻 寛政2年(1790)頃 佐野市立吉澤記念美術館 【展示期間:8/9~9/18】
重要文化財 菜蟲譜 右(部分) 伊藤若冲 一巻 寛政2年(1790)頃 佐野市立吉澤記念美術館 【展示期間:8/9~9/18】
きりぎりす絵巻(部分) 住吉如慶 二巻のうち 江戸時代 17世紀 細見美術館 【全期間展示】
野々宮蒔絵硯箱 一合 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 【全期間展示】
鈴虫蒔絵銚子 一口 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 【全期間展示】
白綸子地梅に熨斗蝶模様打掛 一領 江戸時代 19世紀 サントリー美術館 【展示期間:8/23~9/18】
重要文化財 竹虫図 伝 趙昌 一幅 南宋時代 13世紀 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives【展示期間:7/22~8/21】
重要文化財 草虫図 双幅 元時代 14世紀 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives【展示期間:8/23~9/18】
夏姿美人図 喜多川歌麿 一幅 寛政 6~7年( 1794 95)頃 遠山記念館【展示期間:7/22~8/8/21】
画本虫撰(部分) 喜多川歌麿 二冊のうち下 天明8年(1788)千葉市美術館【全期間展示】(ただし場面替えあり)
虫豸帖(部分) 増山雪斎 四帖のうち「夏」江戸時代 19世紀 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives【全期間展示】(ただし場面替えあり)
甜瓜図 土田麦僊 一幅 昭和6年(1931) 埼玉県立近代美術館【展示期間:8/23~9/18】
縮緬本 Images Japonaises(日本の面影)(部分)鈴木華邨 一冊 千葉市美術館【全期間展示】
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本美術の特色のひとつとして、草木花鳥が古来大事にされてきたことが挙げられます。そして、それらと比較すると小さな存在ではあるものの、虫もまた重要なモチーフでした。

現代において昆虫と分類されるものだけでなく、例えば、蜘蛛、蛙、蛇などの、うごめく小さな生き物たちも虫として親しまれ、物語や和歌、様々な美術作品に登場します。特に蛍や、鈴虫などの鳴く虫は愛好され、深く物語と結びついていた様子が源氏絵や伊勢絵などから伝わってきます。

また、草花や虫を描き吉祥を表す草虫図(そうちゅうず)が中国からもたらされ、中世から長く日本で珍重され、多くの絵師たちにも影響を与えました。

江戸時代に入ってからは、本草学(ほんぞうがく)の進展や、古画学習、俳諧などの文芸の影響を受けて、草虫図という範疇には収まらない多彩な虫の絵が生み出されます。そして、江戸時代中期以降には、虫聴(むしきき)や蛍狩(ほたるがり)が娯楽として市井の人々に広まり、やがて江戸の年中行事となりました。この文化は近代、現代においても受け継がれています。

日本の虫めづる文化は、長きにわたって育まれてきましたが、大衆化が進んだ江戸時代をピークのひとつとすることは出来るでしょう。そこで、本展では特に江戸時代に焦点をあて、中世や近現代の「虫めづる日本の人々」の様相に触れつつ、虫と人との親密な関係を改めて見つめ直します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年7月22日(土)~2023年9月18日(月・祝)
  • ※作品保護のため、会期中展示替があります
会場 サントリー美術館 Google Map
住所 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
時間 10:00~18:00
  • ※金・土および8月10日(木)、9月17日(日)は20:00まで開館
    ※9月12日は18:00まで開館
    ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 
(9月12日は18:00まで開館)
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学・高校生 1,000円(800円)
中学生以下無料
  • ※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱
    ※前売券の販売は4月22日(土)~7月21日(金)まで
    ※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ
    割引:あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
    *割引適用は一種類まで(他の割引との併用不可)
TEL03-3479-8600
URLhttps://www.suntory.co.jp/sma/

サントリー美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

サントリー美術館 サントリー美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

軽妙洒脱な企画

「虫めづる姫君」にかけたのかな?と思われる企画名からして、洒落ているなぁと思ってました。
会場に入ると、鈴虫鳴き声。蝶やトンボのモビールが下がり、影絵が揺れる演出。
遊び心を感じる演出が素敵でした。

酒井抱一、鏑木清方、柴田是真、などなど、大好きな画家さんの作品が並び、全体的に軽やかで涼を感じる作品が多く、とても楽しかったです。

展示物も、絵巻、絵画、漆工芸、陶芸、簪、読み物と「虫」をテーマにし、中国絵画や近代の日本画、現代の自在置物までと幅広く、個人蔵も多く、どうやって探したのかなぁと、キュレーターの凄腕を感じました。

若冲の「菜蟲譜」は、カエルが最高!
増山雪斎の「虫豸帖」は、殿様の教養とは思えない、細密画
土田麦僊の「胡瓜図」は、透明感にあふれる色彩が見事

足のない毛虫、芋虫は大嫌いで、出てきたらどうしようと思いましたが杞憂でした。登場していなかったのか、気づかなかっただけなのか?(笑)

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morinousagisanさん

4.0

何とも地味なタイトルで、パンフレットも地味でしたが、なかなかどうして、よい展覧会でした。

感想が遅くなってしまいましたが、今展は、江戸時代の絵画や工芸品を中心に、歴史的な美術作品を通して日本人の虫好きを検証するという、ょっと変わった、でもなかなかに興味深い展覧会です。
ずっとずっと以前のこと、ルネ・ラリックやエミール・ガレ、他、西洋のアーティストたちが、蝶くらいならともかく、蝉やカマキリやバッタ、ハエやゲジゲジまで、デザインというよりかなりリアルな虫を、アクセサリーや食器の絵柄にまでしているのを観て、「きもちわるい!!」「その感性が分からない!!」などと思っていた私です。でも実は日本人の方がずっと昔、飛鳥・奈良の頃からずーっと、人々はこの国の移り行く四季と共に、人の生活のすぐそばに、現れ去っていく虫たちを、花鳥風月と同様に親しみ愛でて来ていて、和歌や物語、絵巻物など、いろいろなものに虫を登場させていたのでした。「鳥獣戯画」の動物たちよろしく、虫たちも擬人化してした作品もあるのです。その気で観れば美しい植物を描いた絵には、夏なら蝶や蜂たちが、秋ならその音も聞こえて来そうな虫たちが、当たり前の様に描きこまれているのです。すでに何度か観たことのある《野々宮蒔絵硯箱》には、ちゃんと源氏物語に寄せて4匹の鈴虫が離れ離れに極めて小さくあしらわれていました。会場では、溶け込むようにさりげなく描きこまれたり彫り出されたりの虫たちを探しながら観進むのも、なんだか宝探しでもしている様でとても楽しかったです。千年の昔から語られ、描かれ、文様として生活の中にも溶け込んでいった虫たち。そうした日本人の身近な虫たちを愛でる心を、ある程度平和になった江戸期、様々な文化技術が成熟する中で、絵師や職人たちは古の人の心に思いを馳せつつ、ビジュアルに優れた作品を数多く生み出し残して来ました。虫たちに対する我々日本人の感覚は、まさにこの展覧会の言う”めづる”という言葉が一番似合っている、と思いました。作品は、屏風絵や巻物、軸モノや、本、錦絵、陶芸工芸品と着物まで、本当に色々でしたが、どれも皆素晴らしかったです。それから江戸時代には、やはり昆虫図鑑の様なものもあったのですね。みな細かくて超リアルでした。あの若冲も描いていて、これも見物でした。今でも、都会ではなかなか難しくはなりましたが、町の公園などで幼虫を放して蛍を楽しむこともありますし、小さな庭であって… Read More

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morinousagisanさん、はるにゃんさん

3.0

会場内の演出も楽しめる

入るとまず虫の声が聞こえ、階段を降りて椅子に座ると前面に蛍が飛ぶ演出。
作品の中の虫を探そうとすると目をこらさないといけないので、一つずつ見ていくと疲れます。階下の会場に入って、若冲のユーモラスな虫の絵を見た後に、椅子に座ると前方に蛍が飛び交うような映像が映し出されている。これは楽しい演出だと思いました。

3.0

多彩な虫の使われ方

時代によって虫との関わり方の違いが見える興味深い展示でした。
意匠として使われるキレイめの虫、擬人化して草紙に使われる虫、光や音の発生装置としての虫…、虫が身近にあった時代だからこその作品が楽しめました。

図鑑的な虫もいいけれど、鈴木華邨のほのぼのとした蝙蝠や鈴木其一のぼんやりした蝶も見ていて楽しくなります。

5.0

日本の文化と日本人の感性を誇りたい!

本展のテーマの "虫" とは、wikiによると人類・獣類・鳥類・魚類以外の小動物の総称の事だそうで、展示作品にも昆虫以外の "虫" が登場します。

最初は伊藤若冲の「菜蟲譜」と蝶のビラビラ簪が観たいな〜ぐらいのノリでしたが、どの作品も興味深く、楽しかったです。

心を奪われたのは、紅板(携帯用紅入れ)
ただ、これは虫モチーフに関係なく、紅板自体が可愛かったのですが。

驚いたのは、喜多川歌麿の「画本虫撰」
美人画の歌麿が虫を描いていたとは。しかも凄く上手(語彙力)
美人画を描く前の出世作だそうです。

あと、キャプションを読んでいると難読漢字の勉強にもなりそうです。
例えば「天牛」と書いて何と読むでしょう?

答えは カミキリムシ です。
読めた方、凄いです!

作品の中にはとてもリアルな絵や工芸品もあるので、虫が苦手な方は厳しいかも知れませんが、仄暗い会場に入ると、どこからともなく聞こえてくる虫の音が外界の暑さも忘れさせてくれる様な、オススメの展覧会です。

日本の虫めづる文化や人々の感性を、改めて素晴らしいと感じると同時に、この日、アンティーク着物に蜻蛉の帯を締めて行った私もそんな1人かも…と言う気になり(勘違い発動)ちょっぴり嬉しくなりました。

追記:単眼鏡のようなものがあると、より楽しめます。

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moccaさん

4.0

発想が素敵な展示

金曜の夕方にゆっくりお邪魔した。
酷暑の日ではあったが、涼しくゆったり鑑賞できた。
虫とはいえ、さまざまである。
キュレーターさんの腕が光る発想の展示、こういうのが良いと思う。
所蔵品だけでも素晴らしいけど、各所から集められた名品も多数あり、よいお仕事でした。
売店のオペレーションが(担当の方が一人なので)少々待った、ので★減らしたけど、展示自体は五つ星です。

4.0

虫に趣を感じる機微

小さな生き物、小さな鳴き声になぜに風流を感じるのか?日本人の感覚として普通に思うが、どこで自分に染みついたのかはわからない。DNAがくすぐられる展覧会だった。
源氏物語屏風のように、場面だけ描かれていても、虫の音が聞こえてくるし(実際会場に流れてはいたけどw)、草虫図も花に虫たちが添えられているだけで、より自然な空気が感じられ、蝶が舞う花は風に揺れる。
工芸品に蝶はさもありなんと思うが、細密描写の鈴虫があしらわれた蒔絵銚子などは、鈴虫の音色を愛でる人間にしか理解できないだろう。
若冲や本草学を除けば、虫がメインとなっている作品は少ない。それでも虫が添えられていなかったらと想像しながら鑑賞すると、作者の意図がわかってきた。
個人的には若冲「菜蟲譜」は勿論だけど、三代目歌川豊国「八ツ橋の蛍狩り」が良かった。男衆に蛍はかっこよかった。
うっかりすると虫をどうしても探してしまい、「ウォーリーを探せ」的に見つけると安心してしまい「いかんいかん」と自嘲したw。

工芸品類はサントリー所蔵が多いが、他はいろんな美術館から集めてきている。この苦労はすごい。

8月25日(金)4時過ぎ入館。混雑無し。撮影不可

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さいさん、uchikoさん、morinousagisanさん、micco3216さん、はるにゃんさん

REPORT

虫たちの世界を満喫

薄暗い会場に虫の音が響き、まるで月明かりのもと散歩している気持ちになる。ゆっくり歩きながら草木に紛れた虫を探すのも良いし、物語にそっと寄り添う虫の音に思いを馳せるのも一興だ。虫をあしらった工芸品も見逃せない。夜月に照らされ…readmore

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  • THANKS0
  • BY mocca

REPORT

虫も花もめづってきたわたしたち

本サイトのチケットのプレゼントに当選したので観てきました。まずはお礼申し上げます。有難うございます。

本展は、日本人が虫をどのように描いてきたか・・・だけではなく、歌や物語、祭事や遊び、装いや調度を通じて、日本人が生活の中…readmore

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moccaさん

4.0

日本人ならではの繊細な感覚

虫の声を雑音ととらえず「歌声」ととらえる感性は世界的には珍しいそうで、
昔からそうやって小さな虫を愛でてきた独特の美的感覚と、
江戸時代以降の、科学的好奇心も相まって描いてしまった(!)
超微細な絵図や超絶技巧まで、さまざまな虫たちが愛でられる、
おもしろい視点の展示でした。伊藤若冲の「菜蟲譜」がお目当てでしたが、
それ以外にも若冲作品がありファンとしては非常にうれしかったです。
チラシにも数々の絵師の名前がありましたが、それ以外にも
渓斎 英泉、国貞、酒井抱一、鈴木其一、さらに上村松園、鏑木清方、伊東深水、
川端龍子など、日本画の歴々の方々の作品もおさえられていて、
非常に楽しく、見ごたえありました。

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はるにゃんさん、micco3216さん

5.0

お殿様が書いた図鑑に感動!

思わず微笑んでしまうような作品が沢山ありました。虫って可愛いですね!

自分でも予想外でしたが、その中で特に感動したのは増山雪斎(伊勢長島藩の殿様)が書いた「虫豸帖」でした。その科学的なまなざしと緻密な描写にすっかりやられてしまいました。

4.0

日本人小さい生き物大好きだよね

この小さき生き物たちへの情愛溢れるにぎやかな世界は非常に楽しい

虫の図案みたいな展示かと思いきや
虫を擬人化した絵巻みたいなものまである

かと思えば様々な虫たちの詳細なスケッチをまとめた画帳などもある


草花の周りを無数の蝶が舞うような図案は
美しさと同時に恐ろしさも感じてしまう

バラエティに富んでるなあ。これは楽しいし
どれを見てもそれぞれ違った面白みがある

小さきものを愛でる日本的な趣向を感じ取れる展示だと思う

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morinousagisanさん

4.0

精緻な描写

三連休の初日に行きました。全体的に混んでいます。高齢者層と親子連れが多いです。混んでいるといっても二重になることはないです。虫が主役として描かれている絵と、アクセントとしての表現があります。どれも非常に精緻に描かれていて、目を見張るばかりです。昔は虫との距離が近かったのだな、と感じました。伊藤若冲の絵もありました。どれも目が大きくてかわいらしい絵です。個人的には「群蝶図鑑」が美しくて目を惹きました。虫というテーマが珍しく、興味深い展示ですので早めに行かれた方がよいです。展示替えもあるようです。

5.0

抜群の展示品のチョイス!

虫しばりで中世をメインに近現代の作品が展示されています。館蔵に加え、細美美術館、遠山記念館、太田記念美術館、逸翁美術館、和泉市久保惣記念美術館等小規模ながら日本美術好きに絶大な支持を受けている美術館からコアな日本美術ファンもうならす作品がチョイス、観る機会の少ない個人蔵作品も興味深いラインナップです。暮らしの中の美を追究するサントリー美術館のメインコンセプト展示も組み込まれ統一感あります。絵巻、浮世絵、近代日本画等々個人的に好きなカテゴリー多めなのも嬉しい所です。8月23日以降で場面替えも含め作品大幅に入れ替わります。 重要文化財 菜蟲譜 伊藤若冲 筆は9日からですが前期展示も興味深いラインナップでした。

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Boodlesさん、ぷりんさん、fumiko773さん、morinousagisanさん
  • 4
  • BY TK

4.0

蟲蠢く

虫めづる、良かったです。

前半はサン美所蔵の日用作品を彩る虫にスポットを当てて紹介、
南宋元代の草虫図など他館の作品が出てくるあたりから俄然面白くなってきます。
中世近世近代の絵画があり特に近世江戸絵画が充実しています。

現在東博でも虫譜の特集をしていて本展でも複数作品が見られます。
松本交山《百蝶図》、松本奉時《蝦蟇図》、酒井抱一《四季花鳥図巻》など気になりました。
虫が登場する場面を中心に紹介しているのでもうちょっと絵巻物は見たいところ。
単眼鏡があるとより楽しめるかなと思います。

展示テーマはもちろん、虫の音のBGMや切り絵影絵など魅せ方もサン美は上手いですね。
前後期で大きく入れ替わるので後期も楽しみです。

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Boodlesさん、fumiko773さん、uchikoさん、シンディさん、さんぽさん、他2人

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重要文化財 菜蟲譜 左(部分) 伊藤若冲 一巻 寛政2年(1790)頃 佐野市立吉澤記念美術館 【展示期間:8/9~9/18】

重要文化財 菜蟲譜 右(部分) 伊藤若冲 一巻 寛政2年(1790)頃 佐野市立吉澤記念美術館 【展示期間:8/9~9/18】

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白綸子地梅に熨斗蝶模様打掛 一領 江戸時代 19世紀 サントリー美術館 【展示期間:8/23~9/18】

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夏姿美人図 喜多川歌麿 一幅 寛政 6~7年( 1794 95)頃 遠山記念館【展示期間:7/22~8/8/21】

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