鉄道と美術の150年

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2022年10月8日(土)~2023年1月9日(月・祝)
  • クリップ数:50 件
  • 感想・評価:12 件
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立石大河亞《香春岳対サント・ビクトワール山》1992年、田川市美術館
平田実《「路上歩行展」と通勤者たち(中村宏・立石紘一作): 東京駅~京橋かいわい》1964年(プリント2016年)、東京ステーションギャラリー
香月泰男《煙》1969年、山口県立美術館
長谷川利行《赤い汽罐車庫》1928年、鉄道博物館
五姓田義松《駿河湾風景》1897年頃、笠間日動美術館
河鍋暁斎『地獄極楽めぐり図』より「極楽行きの汽車」1872年、静嘉堂文庫美術館
画像提供:静嘉堂文庫美術館/DNPartcom *展示期間:10/8~11/6
小林清親《高輪牛町朧月景》1879年、町田市立国際版画美術館 *展示替えあり
歌川広重(三代)《横浜海岸鉄道蒸気車図》1874年、神奈川県立歴史博物館 *展示替えあり
赤松麟作《夜汽車》1901年、東京藝術大学
《ディスカバー・ジャパン no.4》1971年、鉄道博物館
田中靖望《機関車》1937年(複写プリント)、名古屋市美術館
木村荘八《新宿駅》1935年、個人蔵
パラモデル《極楽百景 第八景 –新世界 パーク温泉 斬新な入浴-》2007年、和歌山県立近代美術館
©︎paramodel/photo:yasuhiko hayashi
中村宏《ブーツと汽車》1966年、名古屋市美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

鉄道150年の歴史を、美術とともにたどる旅。
今年150周年を迎える日本の鉄道は、明治5(1872)年に新橋―横浜間で開業しました。奇しくも「美術」という語が初めて登場したのも明治5年のことです。(*)鉄道と美術は、日本の近代化の流れに寄り添い、また時にはそのうねりに翻弄されながら、150年の時を歩み続けてきました。

この展覧会では、鉄道と美術150年の様相を、鉄道史や美術史はもちろんのこと、政治、社会、戦争、風俗など、さまざまな視点から読み解き、両者の関係を明らかにしていきます。

日本全国約40カ所から集めた、「鉄道美術」の名作、話題作、問題作約150件が一堂にそろう、東京ステーションギャラリー渾身の展覧会です。
(*)それまでは「書画」などと呼ばれていました。北澤憲昭『眼の神殿』(美術出版社、1989年)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月8日(土)~2023年1月9日(月・祝)
  • *会期中一部展示替えがあります
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日 
10月11日、12月29日~1月1日
※ただし、10月10日、1月2日は開館
観覧料 一般 1,400円
高校・大学生 1,200円
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
    ※最新情報・チケット購入方法は美術館の公式サイトでご確認ください
    ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催内容が変更になる場合があります
    ※東京ステーションギャラリーは6年半の休館を経て2012年10月14日(鉄道の日)に再開館しました。2022年は東京駅丸の内駅舎保存・復原工事完成10周年にあたります
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

濃い。

ステーションギャラリーさん、今回も濃い~ですねぇ!
日本のすごい画家大集合してる感じでしたが、個人的には初っ端の錦絵辺りが大好物かつなじみがあるところでした。先月太田記念美で企画展あった小林清親も何点もあって嬉しかったな。
谷中安規の版画も良かったけど、やっぱり浜口陽三の「魚河岸の汽車」が好き。ちょっとマット浮き気味でしたが・・・。
写真も面白かったです。ここでユージン・スミス突っ込んできますか!とびっくり。
あ、あと泰緬鉄道をテーマにした作品とか、「戦意高揚に使用された」という解説がある作品もあって、そこを飛ばさずきちんと入れ込んだところも素晴らしいと思いました。
他の方も書いてらっしゃる通り、学芸員さんの根性とセンスと情熱を感じて拍手喝采の企画展。図録購入致しました。次回の佐伯さんも楽しみにしております。

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Tarさん、micco3216さん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

まったり。

鉄道云々の趣味はありませんけど、ココで開催されるので行きました。よし!いくぞ!!の前勉強もなく観覧。
確かに、美術と鉄道ってご縁があることを再認識した次第です。

4.0

アントロポセンの風景画

 前評判が高かったので訪問。
 近代を牽引してきたインフラの代表格、鉄道。その風景はもう自然美と言っても過言ではない。入り口近くには明治期の作品、現代アートでは、立石大河亞、中村宏、平田実(山手線事件)、横尾忠則、河口龍夫、柳幸典、島袋道浩、本城直季、パラモデル、そしてChim↑Pomらが並ぶ。枕木の高山登も加えるべきだったろう。
 昨年の練馬区立美術館の「電線絵画展」、今年のO美術館(大崎)「首都高展」に続き、五十嵐太郎が『美しい都市・醜い都市』(中公新書ラクレ)で説くテクノ・スケープをテーマとする展覧会。人工を意味するartificialにはartが入っている。大仰に言えば、アントロポセンの風景画と位置づけられる。

4.0

充実の展示内容

文明開花と共に始まった鉄道と美術の融合を目の当たりにしました

歴史の教科書や資料集に掲載されているような有名な作品もありました
それだけでも十分に価値があるように思いましたが、瓦版から現代美術に至るまで多種多様な作品を楽しむことができて大満足でした

鉄道に興味のある方でもない方でも楽しめる内容だと思います

REPORT

描き鉄だヨ! 全員集合

「鉄」になる要件の一つであり、最大のものは、幼少期にいろんな電車を見ることができたかどうかである。
わかりやすく言えば、旧国鉄、今のJRや、私鉄各社の様々な電車が走る路線が地元にあるか、だ。
そうじゃない地域、すなわちJRしか通…readmore

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micco3216さん、さいさん

5.0

鉄道美術を満喫

暁斎のお多津ちやんを目的に行ったのに、今日から下図になってた。
ワタシの責任。
極楽行列車にはまたどこかで会いましょう。
夜汽車の絵も、清親の牛町の機関車も、昔の新宿駅も
全部好きかも。
東京駅にあるギャラリーらしい展示で、鉄道150年にもふさわしく
大満足でした。

REPORT

150年間、鉄道に触発されつづけた美術、大集結!

 チラシによると、日本全国のおよそ40箇所から集荷した展示作品が150件近くあることが書かれていた。そんなに多くの「鉄道作品」があることに、まず驚いたが、展示室で「鉄道」をモチーフにした作品を目の当たりにして腰を抜かした。
 鉄…readmore

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micco3216さん
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  • BY moca

4.0

鉄道開業100年から50年経過

鑑賞チケットを送っていただき、今回 初めてステーションギャラリーを訪問した.
1872年の開業から近年に至るまで、美術との関連で歴史を辿る興味深い展覧会であった.
 思い出されるのは 筆者が小学生のとき、鉄道開業100年を祝った催しがあった。
ダンボールで作成した機関車を使ったり、「汽笛一声新橋の~」を歌唱したりする演目で、筆者は解説ナレーションを担当していた. 未だに、「~こうして1872年明治5年に東京の新橋と横浜間に日本で初めての蒸気機関車が開通しました. 」の下りはスラスラ出てくる.
あれから50年. 鉄道の歴史ともに美術も自身の歴史も動き続けている.

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micco3216さん

4.0

へぇぇぇの連続

「鉄道と美術」ってどんな企画?と思いながら行ってきました。

鉄道開通式の浮世絵、列車内の風景や、線路の絵、戦後の引き上げ時の駅の写真、「オールひめじ」のヘッドマーク などなど、「鉄道」にちなんだ作品の多様さにびっくりしました。

へぇぇと思ったベストスリー
・河鍋暁斎の地獄極楽めぐり図:静嘉堂の逸品がここで見れるとは(笑)
・勝 海舟作と伝えられる蒸気車運転絵:ささっと描いたと思われますが、うまいです。ゆるーい感じが素敵。
・元田久治 Indication -Tokyo Station :廃墟となった東京駅のリトグラフ。こんな未来は来てほしくないなぁ・・・。

鉄道開業時の浮世絵などは、開通式の盛大な様子、当時はとても運賃が高額だったこと、1等から3等まで等級があったこと、なども絵から伝わり、歴史のヒトコマとしても楽しめました。

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mocaさん、Audreyさん

4.0

細密描写を単眼鏡で見るのが好き〜!

鉄オタではないけど、様々な日本の画家が表現している鉄道、自分の知らない作品に出会うチャンスと思い、鑑賞しました。案の定、知ってる画家の知らない作品にたくさん出会えました。
煙だけで機関車を表現した高橋由一の『写生帖』、ドローンで撮影したような美しい遠景、五姓田義松の『駿河湾風景』、大好きな河鍋暁斎のリアルを感じる下絵『米国砂漠原野の場』、『原郷の森』を読み、横尾忠則さんの死生観を勉強中に出会った『終りの美学』、立石大河亞の『香春岳対サント・ビクトワール山』では、隠れキャラを探すように画家の絵(セザンヌの水浴、ピカソの泣く女、ゴッホのひまわり?、岸田劉生の道路と土手と塀??)を探し、楽しい時間はあっという間に過ぎました。
その中で一番印象的だった不染鉄の『山海図絵(伊豆の追憶)』どこを見てもピントが合う細密描写で、まるでブリューゲルみたい。伊豆大島の写生旅行中、そのまま3年間、漁師になったというぶっ飛びエピソードから、本作はその時の心象風景画で、心の拠り所のように理想化された富士山が中央にシンメトリーに描かれ、その時獲った海の魚を明確に描き入れているように感じました。こういう細密描写が好きだという自分の嗜好性を再認識しました!

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さいさん、mocaさん、morinousagisanさん、micco3216さん

4.0

原初の鉄道風景が◎

鉄道をモチーフとした作品が並べられてるだけかと思いきや、そうではなかった。
短絡的に考えていた自分を恥じた。
たしかにそういった絵は当然ながら多いのだが、
けっこう刺激的な、社会的な、挑戦的なものも多い。
序盤こそ木版画のいかにも、それらしいものが並んでいるが、日本洋画画壇の
猛者たちの作品は実に多様だ。鉄道そのものの捉え方や印象が
描き手によってこうも変わるのかと、しみじみ思った。
個人的には『山手線フェスティバル(山手線事件)』のドキュメンタリー写真が
なかなかインパクト強めでおもしろかった。

鉄道に興味が薄い人でも楽しめるし、興味がある人は尚楽しめる。
まあ、要するに誰が行っても楽しめる、と言う事。

THANKS!をクリックしたユーザー
mocaさん、karachanさん、morinousagisanさん、さいさん、黒豆さん

5.0

美鉄!

鉄道と美術、とっても良かったです!
東京SGで開催する価値のある渾身の展覧会です!

作品が大変充実していて更にクオリティも高いです。
河鍋暁斎、鹿子木孟郎、長谷川利行、不染鉄、菊地精二、松本竣介、香月泰男など好きな作家多数。
日本洋画と写真が充実しているのも嬉しいです。
板美、電線絵画、SG過去展の出品作との再会も楽しい。

美鉄の皆さんにオススメの素晴らしい展覧会です。
何度も見たくなる展覧会なので、年パス再開を、是非に!

THANKS!をクリックしたユーザー
mocaさん、morinousagisanさん、karachanさん、シンディさん、micco3216さん

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立石大河亞《香春岳対サント・ビクトワール山》1992年、田川市美術館

平田実《「路上歩行展」と通勤者たち(中村宏・立石紘一作): 東京駅~京橋かいわい》1964年(プリント2016年)、東京ステーションギャラリー

香月泰男《煙》1969年、山口県立美術館

長谷川利行《赤い汽罐車庫》1928年、鉄道博物館

五姓田義松《駿河湾風景》1897年頃、笠間日動美術館

河鍋暁斎『地獄極楽めぐり図』より「極楽行きの汽車」1872年、静嘉堂文庫美術館
画像提供:静嘉堂文庫美術館/DNPartcom *展示期間:10/8~11/6

小林清親《高輪牛町朧月景》1879年、町田市立国際版画美術館 *展示替えあり

歌川広重(三代)《横浜海岸鉄道蒸気車図》1874年、神奈川県立歴史博物館 *展示替えあり

赤松麟作《夜汽車》1901年、東京藝術大学

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