鑑賞レポート一覧

鉄道と美術の150年

鉄道と美術の150年

東京ステーションギャラリー|東京都

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150年間、鉄道に触発されつづけた美術、大集結!

 チラシによると、日本全国のおよそ40箇所から集荷した展示作品が150件近くあることが書かれていた。そんなに多くの「鉄道作品」があることに、まず驚いたが、展示室で「鉄道」をモチーフにした作品を目の当たりにして腰を抜かした。
 鉄道150年の年にステーションギャラリーでしかできない企画。
 ありがとうございます。
 図録も大変素晴らしかったです。勉強になりました。

 3階の展示室では、鉄道が開通した明治期の作品を目の当たりにし、感情移入し過ぎて、ワクワクする明治時代を思いっきり体感した。大量の煙をモクモクはいて、大きな音の汽笛を鳴らし、驚くほどの速さで進む、得体の知れない鉄道…運賃はべらぼうに高い。電車用の橋で川を渡り、夜通し走る電車で長距離の移動が可能となり、「絵画作品から文明開化を体感」という状況でもあった。
 今の時代の出来事に置き換えると、初めて自宅にPCが届いた時の感覚が近いのだろうか…などと考えてみたり。

 鉄道が開通した明治5年(1872)は「書画」変わり「美術」という言葉が使われ始めた年でもあると、展示解説より。
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3 《黒船絵巻》1854以降、紙本淡彩、一巻、神奈川県立歴史博物館:フルート、クラリネット、ホルン、トランペット(図録キレ)
10 歌川芳虎《鉄道開業新橋夜景図》1872、木版 紙、鉄道博物館:山王祭の山車か。
12-1 河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》より「極楽行きの汽車」1872、静嘉堂文庫美術館:天空に奏楽飛天(羯鼓、琵琶、笙、散華)「河鍋暁斎の想像力、大爆発!」
34 歌川国貞(三代)《諷俗写真 又々意外》1894、木版 紙、鉄道博物館
40 赤松麟作《夜汽車》1901、油彩 カンヴァス、東京藝術大学
96 松本竣介《駅の裏》1942、油彩 カンヴァス、三重県立美術館
112_05 長野重一《デパートの開店祝い 東京 新宿》1968、ゼラチン・シル バー・プリント、東京都写真美術館:直垂装束による三管の演奏
136 立石大河亞 《香春岳対サント・ビクトワール山》1992、油彩 カンヴァス、田川市美術館
140 柳 幸典《トーキョー・ダイアグラム H'6》1994、アクリル 紙、東京都現代美術館

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