4.0
終わってますが、失礼します。
こちらの美術館が好きで、知らない作家さんだったのですが最終日に行ってみました。いつも感心するのですが、割と小さな美術館なのに毎回ものすごくたっぷり見た感じがあってすごいなぁと思っています。
フォーヴィスムと聞くだけで、どうもよくわからなくて腰がひけてしまうような私でも、独特なフォルムと色彩の素敵な絵を前に、穴が開くほどガン見して相当な時間を費やしました。女性だけでなく動物がめちゃいい!と思ったら挿絵画家として相当な評価がある方だったようで思わず納得。そりゃ線で捉えるのは鍛え方が違いますよね。
あと、青と緑を効果的に差し色にしているところが印象に残りました。縁取りに使ったり、チラシにもある「女曲馬師」はよく見ると髪が青だったりして。
・ロバで散歩(当方への初旅)←犬の上がってる前足が最高!
・パリのラ・ペ通り←人や動物を縦長かつ緑と紺の縁取りで沢山描いて、黒の地面と青の背景で全体を対角線上に2分割の構図がかっこいい。そして犬のつま先最高!
がお気に入り。この人の絵、別の美術館でもたまに見かけられたらいいな。