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関西&全国版、2018年上半期(1~6月)に開催スタートの注目の展覧会!「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」「プラド美術館展」「特別展 王羲之と日本の書」「松尾敏男展」ほか

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2018年の上半期におすすめの展覧会の 第1弾 <関東版> に引き続きまして、第2弾 <関西&全国版>のおすすめ展覧会(1月から6月まで)をご紹介します。

ひとつ目に、浮世絵をはじめとする日本美術から大きな影響を受けたゴッホが夢想した日本、そしてゴッホに憧憬した日本人たちの交差する夢の軌跡を辿る「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」。京都国立近代美術館にて、1月20日(土)から開催

フィンセント・ファン・ゴッホ《タラスコンの乗合馬車》1888年、油彩・カンヴァス、プリンストン大学美術館寄託 ©The Henry and Rose Pearlman Collection / Art Resource, NY
フィンセント・ファン・ゴッホ《タラスコンの乗合馬車》1888年、油彩・カンヴァス、プリンストン大学美術館寄託
©The Henry and Rose Pearlman Collection / Art Resource, NY
2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(1)
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」
開催美術館:京都国立近代美術館
開催期間: 2018年1月20日(土)~2018年3月4日(日)

ファン・ゴッホと日本の関係性を「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、検証する展覧会です。

ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受け、その思いを作品に投影したのかを表現するとともに、ファン・ゴッホが日本に魅了されるきっかけとなった浮世絵を含む日本美術作品、約50点を展示。

第二部では、近代日本の知識人、約240人がファン・ゴッホ終焉の地オーヴェールを訪れた記録を残した「芳名録」の公開とともに、その巡礼の実相を約90点の豊富な資料から紹介。

日本を夢想したファン・ゴッホと、ファン・ゴッホに憧憬した日本人。交差する夢の軌跡を辿ります。

佐伯祐三《オーヴェールの教会》1924年、油彩・カンヴァス、鳥取県立博物館蔵(左)前田寛治《ゴッホの墓》1923年、油彩・カンヴァス、鳥取県立博物館寄託(右)
佐伯祐三《オーヴェールの教会》1924年、油彩・カンヴァス、鳥取県立博物館蔵(左)
前田寛治《ゴッホの墓》1923年、油彩・カンヴァス、鳥取県立博物館寄託(右)

ふたつ目は、2018年2月から5月まで国立西洋美術館(東京・上野)で開催後に、関西に巡回する展覧会。「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」が、兵庫県立美術館にて、6月13日(水)から開催

2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(2)
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」
開催美術館:兵庫県立美術館
開催期間: 2018年6月13日(水)~2018年10月14日(日)

マドリードにあるプラド美術館は、スペイン王室の収集品を核に1819年に開設された、世界屈指の美の殿堂です。

本展は、同美術館の誇りであり、西洋美術史上最大の画家のひとりであるディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の作品7点を軸に、17世紀絵画の傑作61点などを紹介します。

ディエゴ・ベラスケス《フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像》1635年頃 マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
ディエゴ・ベラスケス《フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像》1635年頃
マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado

また、ルーベンス、ムリーリョ、スルバランなど、17世紀黄金時代の数々の名画も出品されます。

ベラスケスが宮廷画家として活躍した17世紀、他にも多くの重要な芸術家を輩出するとともに、国王らにより未曾有の規模で芸術の擁護と収集が進められ、名実ともに絵画の「黄金時代」を迎えたスペイン絵画を堪能できる貴重な機会です。

ペーテル・パウル・ルーベンス、ヤーコプ・ヨルダーンス《アンドロメダを救うペルセウス》1639-41年 マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
ペーテル・パウル・ルーベンス、ヤーコプ・ヨルダーンス《アンドロメダを救うペルセウス》1639-41年
マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado

生命あるものへの深い愛情に根ざした生気あふれる写実表現による彫刻を手掛ける藤戸竹喜(ふじとたけき)による「現れよ。森羅の生命(いのち)― 木彫家 藤戸竹喜の世界」。開館40周年を迎えた国立民族学博物館にて、1月11日(木)より開催

藤戸竹喜 ふくろう祭り ヤイタンキエカシ像 2013年 鶴雅リゾート(株)蔵 撮影 露口啓二
藤戸竹喜 ふくろう祭り ヤイタンキエカシ像 2013年 鶴雅リゾート(株)蔵 撮影 露口啓二
2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(3)
開館40周年記念企画展 アイヌ工芸品展
「現れよ。森羅の生命(いのち)― 木彫家 藤戸竹喜の世界」
開催美術館:国立民族学博物館
開催期間: 2018年1月11日(木)~2018年3月13日(火)

北海道・旭川を拠点に「熊彫り」を生業としていた父のもとで、12歳から木彫を始めた藤戸竹喜(ふじと たけき/1934-)。

父祖の彫りの技を受け継ぎながら、熊をはじめ、狼やラッコといった北の動物たちと、アイヌ文化を伝承してきた先人たちの姿を木に刻み、繊細さと大胆さが交差する独自の世界を築いてきました。

藤戸竹喜 川の恵み 2000年 鶴雅リゾート(株)蔵 撮影 露口啓二
藤戸竹喜 川の恵み 2000年 鶴雅リゾート(株)蔵 撮影 露口啓二

動物たちの俊敏な動きをとらえた初期作から、民族の歴史と威厳をモニュメンタルに伝える等身大人物像まで、約90点の作品を一堂に展示し、70年にわたる創作活動の軌跡とその背景をたどります。

尾形光琳による晩年の最高傑作「紅白梅図屏風」をはじめ京焼の大成者 野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」など名品の数々を展観する「所蔵 名品展 尾形光琳 国宝『紅白梅図屏風』」が、1月26日(金)よりMOA美術館にて開催

尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」 江戸時代(18世紀)
尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」 江戸時代(18世紀)
2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(4)
所蔵 名品展 尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」
開催美術館:MOA美術館
開催期間: 2018年1月26日(金)~2018年3月13日(火)

「紅白梅図屏風」は、二曲一双の金地を背景に白梅と紅梅を対峙させ、「たらし込み」の技法を用いて梅樹を写実的に表現する一方で、図案化した梅花や水流を配し装飾的な画面をつくりあげています。

尾形光琳が最晩年に制作した最高傑作として知られ、日本の装飾芸術を代表する作品と評されている「紅白梅図屏風」をはじめ、京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の3件の国宝の同時公開に加え、コレクションの各ジャンルを代表する名品を展観します。

国宝「色絵藤花文茶壺」野々村仁清作 江戸時代(17世紀)
国宝「色絵藤花文茶壺」野々村仁清作 江戸時代(17世紀)

日本列島で千年以上にわたり伝え育まれてきた書の文化の真髄を、王羲之、最澄、空海、嵯峨天皇、藤原行成、後鳥羽天皇、西郷隆盛ら、これぞという逸品を通して紹介する「特別展 王羲之と日本の書」。2月10日(土)より九州国立博物館にて開催

妹至帖 1幅 (搨摸)唐時代・7~8世紀 (原跡)王羲之筆 東晋時代・4世紀 九州国立博物館 【展示期間】通期
妹至帖 1幅 (搨摸)唐時代・7~8世紀 (原跡)王羲之筆 東晋時代・4世紀 九州国立博物館 【展示期間】通期
2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(5)
「特別展 王羲之と日本の書」
開催美術館:九州国立博物館
開催期間: 2018年2月10日(土)~2018年4月8日(日)

書は、漢字とともに生まれ、手で書くことで実用と芸術の要素をあわせもつ文字文化です。また、筆先を通して書き手の個性、つまり個人によって異なる筆の速度・筆圧・造形感覚が文字に投影され、自ずと筆者の嗜好・感情・美意識が、文字に反映されます。

本展は、日本列島で千年以上にわたり伝え育まれてきた書の文化の真髄を王羲之、最澄、空海、嵯峨天皇、藤原行成、栄西、後鳥羽天皇、西郷隆盛ほか、これぞという逸品を通して、紹介します。

国宝 久隔帖 最澄筆 平安時代・弘仁4年(813)奈良国立博物館 展示期間 3/13~4/8
国宝 久隔帖 最澄筆 平安時代・弘仁4年(813)奈良国立博物館 展示期間 3/13~4/8

日本画家 松尾敏男の芸術の粋を約50点の作品によって紹介する「長崎県名誉県民 松尾敏男展」。松尾が生前に自らの最後の展覧会と位置付けて選んだ作品を中心に、長崎県美術館にて、1月16日(火)より開催。

松尾敏男 《玄皎想》2015年
松尾敏男 《玄皎想》2015年
2018年上半期 アートアジェンダがおすすめする注目の展覧会情報 関西&全国編(6)
「長崎県名誉県民 松尾敏男展」
開催美術館:長崎県美術館
開催期間: 2018年1月16日(火)~2018年3月11日(日)

長崎出身の日本画家・松尾敏男(1926-2016)の没後初の回顧展が開催されます。

17歳のときに日本美術院の同人であった堅山南風に入門し、戦後新進気鋭の日本画家として画業をスタートさせます。40代半ばまでは、新しい日本画の創出を目指すべく、自らの戦争体験に基づく厳しい生活感情を反映させた内省的な絵画を追求します。

その後伝統的な日本画の素晴らしさを再認識した松尾は、写生を重要視した素直な画風へと転換しました。特に馥郁(ふくいく)とした香り高い牡丹のシリーズは松尾芸術の白眉といえるでしょう。

松尾敏男 《樹海》1970年 東京国立近代美術館蔵
松尾敏男 《樹海》1970年 東京国立近代美術館蔵

花鳥画以外にも、インド、中国、ヨーロッパなど海外に取材したものや、肖像画、動物画など、自らを限定することなく幅広い画業を展開しました。つまり自らの心情に照らし合わせて感動したものをその都度描いていくという制作方法を採用したのです。そのため一つ一つの作品は自己を映す鏡のように主観性に満ちています。

2018年【上半期】おすすめ展覧会<関東編>はこちらから。
2018年【下半期】のおすすめ展覧会は、2018年5月頃を予定しています。
どうぞご期待ください。

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