開館40周年記念企画展 アイヌ工芸品展
現れよ。森羅の生命(いのち)
― 木彫家 藤戸竹喜の世界
- 開催期間:2018年1月11日(木)~2018年3月13日(火)
- クリップ数:2 件
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
藤戸竹喜(ふじと たけき/1934-)は、旭川を拠点に「熊彫り」を生業としていた父のもとで、12歳から木彫を始めました。
以来、父祖の彫りの技を受け継ぎながら、熊をはじめ狼やラッコといった北の動物たちと、アイヌ文化を伝承してきた先人たちの姿を木に刻み、繊細さと大胆さが交差する独自の世界を築いてきました。
卓抜なイメージ力・構想力とともに、生命あるものへの深い愛情に根ざした生気あふれる写実表現は、他の追随を許さず、北海道を代表する彫刻家として国内外から高い評価を得ています。
本企画展では、動物たちの俊敏な動きをとらえた初期作から、民族の歴史と威厳をモニュメンタルに伝える等身大人物像まで、約90点の作品を一堂に展示し、70年にわたる創作活動の軌跡とその背景をたどります。
◆ 藤戸 竹喜(ふじと たけき)
1934年、北海道美幌町生まれ。まもなく旭川に移り住み、木彫り熊の名手として知られた父・竹夫のもと、幼い頃から熊を彫り始める。1964 年、阿寒湖畔に民芸品店「熊の家」を構えて独立。1969年には前田一歩園三代目園主・前田光子の依頼で《樹霊観音像》を制作、正徳寺(阿寒湖畔)に納める。以降、注文制作が増え、展覧会等への出品も増える。
主な展覧会歴に「AINU: Spirit of a Northern People」(1999年:米国スミソニアン協会国立自然史博物館)、「AINU ART― 風のかたりべ」(2012-13年:平成24年度アイヌ工芸品展・北海道立近代美術館ほか)など。2014年釧路市文化賞受賞、翌年、北海道文化賞を受賞。2016年、文化庁から地域文化功労者として表彰される。野生動物の時に荒々しく、時に繊細な表情を大胆に表現する独自の木彫表現は他の追随を許さない。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年1月11日(木)~2018年3月13日(火)
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会場 | 国立民族学博物館 Google Map |
住所 | 大阪府吹田市千里万博公園10-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
水曜日 |
観覧料 | 一般 420円(350円) 高校・大学生 250円(200円) 中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金/リピーターは 団体料金を適用 ※本館展示も観覧できます
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TEL | 06-6876-2151 (代表) |
URL | https://www.minpaku.ac.jp |
国立民族学博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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