4.0
ステキでした
平日に行きました。
ほど良い混み具合でストレスなく観ることができました。
絵画や写真の展示は観に行ったことがありましたが、ガラスの展示を観るのは初めてでした。制作過程の説明があり、わかりやすかったです。
ガラスの質感、透明感を味わえて楽しめました。
好きな色合いもたくさんあり、嬉しくなりました。
今年は他にもいくつかガラスものの展示を観に行こうと考えているので、そちらも楽しみになりました。
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吹きガラスは、ドロドロに熔けた熱いガラスに息を吹き込み、風船のように膨らませて器を作る技法です。直接手で触れることなく、ガラスの温度や状態を見定めながらスピーディに器を形づくる吹きガラスは、ガラスという素材の性質を活かした、まさにガラスならではの技法といえます。
紀元前1世紀に遡る吹きガラスの登場によって、ガラス容器の生産・流通が大きく変化しただけでなく、ガラスならではの〈かたち〉が開花しました。本展覧会では、そのような吹きガラスならではの表現を生み出した作り手の〈技〉に注目しながら、古今東西の特色ある吹きガラス作品を紹介します。
あわせて、現代のガラス作家や研究者とコラボレーションした研究成果を紹介し、かつての名もなき吹きガラス職人たちの創意工夫に迫ります。作り手目線で作品を味わいながら、吹きガラスの魅力を再発見できる機会です。
会期 |
2023年4月22日(土)~2023年6月25日(日)
|
---|---|
会場 | サントリー美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 |
時間 |
10:00~18:00
|
休館日 |
火曜日 5月2日は20時まで、6月20日は18時まで開館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大学・高校生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
|
TEL | 03-3479-8600 |
URL | https://www.suntory.co.jp/sma/ |
4.0
平日に行きました。
ほど良い混み具合でストレスなく観ることができました。
絵画や写真の展示は観に行ったことがありましたが、ガラスの展示を観るのは初めてでした。制作過程の説明があり、わかりやすかったです。
ガラスの質感、透明感を味わえて楽しめました。
好きな色合いもたくさんあり、嬉しくなりました。
今年は他にもいくつかガラスものの展示を観に行こうと考えているので、そちらも楽しみになりました。
4.0
平日の夜に訪問しました。相変わらず(?)夜間の時間帯は空いていて予約不要の入場です。
展覧会は大まかに前半が紀元前1世紀に始まるガラスの歴史と、独自の表現を生み出す〈技〉に注目し、古今東西の吹きガラス作品を紹介。
そして後半は現代のガラス作家や研究者とコラボレーションした研究成果から、吹きガラス職人たちの創意工夫に迫るというものです。
先の皆さまのコメントに賛成というか、コンセプトに対して展示アピールが弱いかな・・というのが感想です。
特に吹きガラスの法については小さい図だけでは分かり難く『こんだけ作るの大変なんだよ、吹きガラス!』という解説というか実感の伴う説得力があればなお良しというか。
サントリーの公式動画で【吹きガラス 妙なるかたち、技の妙」東京藝術大学チーム《藍色ちろり》の技に迫る】(約43分)があるのですが、
ダイジェスト編集して展示スペース近くで映像流せばもっと理解が深まるんじゃないかな~もったいないな~と思いました。
東京藝大チームが藍色ちろりを再現する姿が映されていて、宣伝するわけではありませんがこれで説得力100割増しになります。
ガラスファンのひとりとして一時トンボ玉作ったり、吹きガラスも10回くらいは体験してのコメントですがガラス、特に吹きガラスは『重い!熱い(暑い)!焦る!』の3拍子で大変なのです。
まず重い。吹きガラスって1.5mくらいの空洞の金属棒の先端に液体状のガラスを巻き付け成型していくんですが、まずこの空洞の金属棒が重い!
作る作品サイズが大きければ先端にくっつけるガラス量も増えるので重量も増加、飴細工みたいに溶けたガラスがだらーんと落っこちないように、金属棒を持つ間ずっとクルクル回して遠心力で円形キープしなければいけないんです。
時間が経ってくると手首の筋が引き攣れる感覚になるし、回すの疎かにすると途端にガラスが垂れて円形も崩れるしで腕力と手首の筋力、あと腰も使います。
でもって暑さ。ガラスの種が入っている【炉】の温度は1300~1400℃。
普通に触れたら火傷どころでは済まない高温で、ガラス種をくっつけたり形を整えたりと常に炉の近くにいると汗だくです。
水分補給こまめにしないと遅かれ早かれ倒れるわ。。。とぼんやり思ったものでした。
それを知ってるからか欧米は昔からガラス工房では仕事時間中も水分補給名義で… Read More
4.0
ここの館、展示が上手いなぁ。
5章の若手作家さんの作品は露出展示なので、ガラス越しでなく作品が鑑賞できる。
監視員さんはびくびくしているとのことでしたが(;^_^A、やはり迫力ありました。
ナイスです✨
なんですけども。
「ストーリーが弱い」「刺さらない」という感想が上がっていて、正直自分も同じこと感じました。
ガラスの展覧会って夏になると増えるし、技法の説明があることは少なくないし、そういう意味でも特別感が感じられないからかなぁ?などと考えあぐねました。
ちなみにレースガラスの説明に関しては、自分はあれだけだと理解できなかったと思います。箱根ガラスの森美術館で見た実物&映像交えた完璧な説明と比べると正直きつかった。(こちらの美術館はヴェネチアングラスすごいのでご興味ある方にはお勧めですが、観光地化されているので、子供が走ってるとか、そこらへんは覚悟も必要です・・・)
ガラスって見てるだけで「きれい✨」って思うし、嫌いな人もいない代わりに、ポイントをしっかり打ち出さないと「だから?」ってなっちゃうかなぁって・・・。
学芸員さんのトークを思い出しながら考えた結論としては、見てほしい所と展示品の量&質的バランスがよろしくなくって、思いが上手く伝わってないんじゃないかって気がしました。お話聞いてなるほど!って思うのに、展示見て刺さらない、というのはそういうことかなぁって。ちなみにサン美の収蔵品で最も多いのがガラスの品だそうで、それ故今までに何十回も企画展があって、新たに企画を考えるのは本当にきつかったそうです。
この企画展って、
・ホットワークス(熱いうちに成形する)で吹きガラスの作品に絞った展示←古代からある技法で職人技を要する為、そこが見所のひとつ。
・1、2章は吹きガラスの歴史と銘打って、主に収蔵品のお披露目。
・個人的には3章からが面白かった。西から技法が伝わり切らなかったので、大きく頑丈なものが作れず、逆に東アジアの吹きガラスは小ぶりで愛らしい繊細なところが特徴。ここで大人気の藍色ちろり登場。このちろりを「芸大とタッグ組んで再制作してみたよ」の映像は公式HPからも見られます。
・4章の近代日本の吹きガラスの作品こそもっと見たかった!! 大量生産の商品が出てくるまでの品川工作分局硝子製造所の品、氷コップ等、色々なチャレンジの数々。「窓ガラスに使うよう… Read More
5.0
光が入ると一段と美しく輝くガラス!
古いもので銀化し始めているようなものから、最新のものまでいろいろな時代の作品が並べられており、目に楽しい展覧会でした。
ガラスの器つくりの手法も解説があり、美しい文様の出来る様や方法が理解できると、ますます楽しくなりました。
3.0
開幕早々とちょっと間を空けて再訪しました。
レースガラスや現代作家の作品は良いですね。技術もだし美しいし。サン美らしくライティングも素晴らしい。
ただ個人的に刺さらなかったのは来歴や背景、ストーリーがちょっと弱いからかなぁ。
思うにサン美の理念である「日常の中の美」系統の展覧会とはどうも相性が悪いようです。
一部作品が写真撮影可能。
会期後半に差し掛かりますがかなり空いていました。
5.0
半ば銀化した小さな瓶。それが出来上がるまで錬金術師のたゆまぬ努力が見て取れる。
ヴェネツィアンガラスと華麗で繊細な芸術品としか言えないゴブレット類。持った途端に壊してしまいそう。製作方法の解説が嬉しい。
レース硝子の狂いのない高度な技術に目を見張る。
日本も捨てたものじゃない。
小さな器から美しい藍色ちろりへ。
そして可愛らしい氷コップの数々にうっとり。
シンプルなカキ氷にはフェミニンな氷コップがピッタリ。どれも愛らしく懐かしい。
現代アートの吹きガラスも個性的な作品が並び吹きガラスの幅広さを感じた。
吹きガラスだけでこんなに面白いのだから硝子って不思議だ。もっと色々な硝子を見てみたい。
4.0
ところどころに技法が図入りで紹介されており、あーなってこーなってと脳内妄想しながら拝見したのですが、超絶技巧の数々に妄想が追いつき間ませんでした(笑)
どう作ったら、こんな繊細な作品ができるのでしょう。
1章 ローマ時代の吹きガラスは、ハンドメイド感に癒され
2章 ヨーロッパの吹きガラスは、レースガラス、ダイヤモンドポイントの超絶技巧にびっくり
3章 東アジアの吹きガラスは、青、紫、透明の「ちろり」がそれぞれ美しく
4章 近代吹きガラスは、多彩な氷カップが愛らしく
5章 現代アートは、かっこいい!
少し暑くなってきた季節にぴったりの、爽やか、涼やかな展示でした。
古代ローマの二連瓶や江戸時代のちろりの再現を通じて技法を検証する取り組みも興味深かったです。
いくつかの作品は撮影可です。
ミュージアムショップは、第5章の作家の作品もありました。
4.0
古代から現代まで、吹きガラスの名品がずらり!の展覧会。空いていた。HPから、事前に学芸員さんの見どころ解説や、藝大チームの藍色ちろりの技に挑む長ーい動画、等を見て行った。其々ガラスの作品は本当に美しい。けど、それを作るためにかかった技術と気の遠くなるような労力を、意識して観てしまえば、なんだか、どうしてそこまでするか、と思ってしまう。舟形水差も確かに美しいけれど、職人の意地、みたいなものの方を感じてしまう。ベネチアンレースは、20年位前旅行でムラーノに行った時、それはもう詳しく説明を受けたし、何度となく行った箱根のガラスの森美術館でも、細かな説明を見ている。それでもこれは本当に凄すぎる。3階に下りたあたりには現代アートの吹きガラスの妙に驚き、最後の「今に連なる手仕事」では、うきうきして、アイスクリームが食べたくなった。
4.0
ガラスとは面白い素材だ
液体に近いみたいな話があると思えばやはり個体だとも言われるし
形状によってそれが持つ質感、雰囲気までもが変わってくる
繊細な、触れたら壊れてしまいそうな硬質な曲線美を描くかと思えば
どっしりとした飴細工のような粘性のある表情を見せることもある
個人的にはやはりレースガラスが何度見ても面白いと思う
作り方が解ればなるほどと思うけど
それでもなおひきつけてやまない魅力がある
今回の展示は各器がどのように作られたか
その技法、道具はどのようなものであり
それらをどのように使っていたかの解説も面白い
二連瓶や四連瓶がどのように作られたかの再現試作なども興味深い
個人的に面白かったのは東アジアのガラス器と近代日本のガラス器の展示だ
西洋の製法が伝えられた後に製作された器が
「作り方は西洋風だけど、色や模様が完全に純和風」というのがとても面白い
好みというのは地域差がはっきり出るものだけど
こんなに解りやすく出てしまうものかと思ってしまう
ガラスという素材の持つ色や質感、表情まで楽しめる展示だ
4.0
以前ヴェネツィアのムラーノ島を訪ねてから、吹きガラスの唯一無二で繊細な美しさに魅了されています。今回の展示では、ガラス器の作製方法が丁寧に解説されており、中には試作品も作って技法を明らかにしてくれています。単にガラス器を鑑賞するだけでなく職人のスゴさがわかる展覧会です。
5.0
ゴールデンウィーク、混雑覚悟で行きました。しかし、時間帯が良かったのか混雑はなくゆっくり鑑賞できました。サントリー美術館の収蔵品が中心でしたが、国内の小規模(失礼)な美術館からの展示もあって、隅々までじっくり鑑賞できて良かったです。
超絶技巧?の現代作家さんの再現は大人だけでなく子供にも興味深いと思います。
4.0
GW中の日曜日午前中に訪問。比較的空いており、ゆっくり見ることが出来ます。訪問日は入口で作成動画が放映されていた関係でそこだけ混んでいました。通常は上階のシアターで放映するそうです。。40分以上ありますので立って見ているのは大変でした。展示は国内の博物館からのもので締められており、古代ローマ時代のものから始まります。やはり初期はつたなく見えますが、ヨーロッパの吹きガラスの章になるとその神業とも言える技術に目を見張ります。工法とか絵で解説があるのですが、写真で見られればより理解が深まった気がします。3階の展示はアジアが中心で、新進作家の大きな作品もあります。展示数は多いですが、見飽きることはありません。やはりガラスはきれいでよかったです。
5.0
第一章 沢山の連瓶があります 連瓶とは注ぎ口が分かれている瓶の事のようです
青緑色の球体の三連瓶はキラキラとしていて地球のようです
第二章 涼しげなレースガラス
空気を閉じ込めてあるエアーツイストガラスは イギリス18世紀 ガラスは重さで課税されていたので 少しでも軽くするためだそうです
第三章 紫、紺のちろり 緑の唐草模様向付
第五章 しろの くろの かたち 2022 は ガラスではないような質感です
第四章 色々な可愛らしい氷コップ かき氷やアイスクリームだけだなく色々な料理を 片っ端から盛り付けたい! 透明なものには 水草やめだかを一匹入れてもいいな 少し窮屈かな? と楽しく鑑賞しました 第四章のコーナーをぐるりぐるりと三周くらいしてしまいました
キラキラで素敵で可愛い展覧会です
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