4.0
観なければわからない
まず気に入ったのは東京国立近代美術館の建物外観に「宇和島駅」のネオンサイン。建物がもう大竹さんの作品になっている事が面白い。
会場は、まるで大竹さんの脳内の迷路に入り込むような異空間でこの美術館の低い天井が演出を助けているかのように合っていると思いました。
これだけの量があるにもかかわらず熱量を持ちながら創り続けている67歳の大竹伸朗さんの活動そのものに感動します。
観なければわからないので、見てほしい、何かを感じると思います。
作品リストは印刷物はなくアプリとPDFです。アプリは使いづらいのでリストを見たいだけならばPDFの方がシンプルで見やすいです。ただ、作品が番号だけなのは、タイトルやリストにとらわれず作品を観て欲しいという作家の意向ではないかと思いました。
今回の展覧会のタイトルや会場の文字すべてが、大竹文字になっているので、タイポグラフィーも見どころではないでしょうか。