5.0
久しぶりに感覚を揺さぶられました
大竹伸朗さんは主人と息子と共通のファンです。
主人がアート好きなのでよく美術館には一緒に行きます。いつもそれなりに充実して帰路に着きますが、大竹伸朗さんの作品にふれた時は違います。感覚をグラグラと揺さぶられます。
エロテックなのに卑猥ではなく、溢れる色彩の中に繊細なラインがあったり。雑然としているようなのに妙に統一感があったり。スクラップブックの開かれていないページが見えないか背伸びしたりしゃがんだり。網膜シリーズの前では実際に目を閉じてチカチカしたりスッと走る陰を見たりして「わかる!」と共感しました。
作品の周りをぐるぐるぐるぐる回ったり、一度見てまた戻って違う感想を抱いたり。とても見応えのある展示でした。息子はジャリおじさんが好きなので、展示が無かったことを少し残念がっていました。その勢いか‥ジャリおじさんのシルバーの腕時計を買ってしまいました!
素敵な思い出が出来ました。