5.0
念願の
空也上人を拝むことができました。
しかも、コロナ禍ということで特別に展示されると聞き、早く平穏な世の中になればと改めて感じました。
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「市聖」「阿弥陀聖」として知られる空也上人は、平安時代、南無阿弥陀仏と唱えて極楽往生を願う阿弥陀信仰をいち早く広めた僧侶であり、2022年は空也上人没後1050年に当たります。
空也上人が十一面観音立像を本尊として京都東山の地に創建した六波羅蜜寺(創建時は西光寺と称した)には、現存最古となる上人の像が伝えられています。
念仏を唱え歩いた姿を目の当たりにするような写実的な像は、仏師運慶の息子である康勝がつくりました。同寺は運慶一門にゆかりの深い寺でもあり、運慶作の地蔵菩薩坐像などが残されています。
このたびの展覧会には、東京では半世紀ぶりの公開となる空也上人立像をはじめ、六波羅蜜寺の創建時につくられた四天王立像、定朝作と伝えられる地蔵菩薩立像など、平安から鎌倉時代の彫刻の名品が一堂に集います。
心の安寧を祈り、生涯をささげた空也上人の姿と、六波羅蜜寺の歴史と美術を通して、疫病や困苦に立ち向かい懸命に生きた当時の人々の信仰の厚みにも、思いを馳せる機会となっています。
会期 | 2022年3月1日(火)~2022年5月8日(日) |
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会場 | 東京国立博物館 Google Map |
展示室 | 本館特別5室 |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
時間 | 9:30~17:00 |
休館日 |
月曜日 3月22日 ※ただし3月21日(月・祝)、3月28日(月)、5月2日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円 大学生 900円 高校生 600円
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://kuya-rokuhara.exhibit.jp |
5.0
空也上人を拝むことができました。
しかも、コロナ禍ということで特別に展示されると聞き、早く平穏な世の中になればと改めて感じました。
当日券を購入して見に行きました。GWの日に、行ったので混雑していました。私は仏像は詳しくなく勉強ですが、見ていて面白かったですがもう少しゆっくり見て回りたかったと思いました。メインの空也上人は周りは人集りができて細かく見れな…readmore
5.0
開催されてすぐに参りました。切実な思いが形になった「空也上人立像」は、まさしく新型コロナウイルス感染が終わらない現代において神々しく映る。その尊顔はもちろんだが、注目は後ろ姿の着物のひだ。まるでそこに散々歩き回った上人がいらっしゃるような感覚を覚える。また、これも教科書によく出てくる「伝平清盛像」や、美しい伝定朝作「地蔵菩薩立像」、すっきりとしたお顔立ちの運慶作「地蔵菩薩像」など、どれも間近に見えることに感激した。濃厚な展覧会でした。
4.0
当日券を買って見に行きました。当日券取れないかなあと思ったらあっさり取れた。GWだった影響か混雑してました。入り口も長い行列ができて直ぐには入れなかったです。展示物も見るのも大変だった。もう少しゆっくり鑑賞したかったですが、空也上人が見れてよかったですが周りの人集りができてじっくり見れなかった。ケースに入ってたので反射して細かいところが見れなかったのは残念でした。帰りに図録も買ってしまいました。
4.0
東博の桜を見ようと思い、3月最後の日に行ってきました。
空也上人、地蔵菩薩。祈りの空間でした。
この距離で、全方位から拝見できるのは、東博ならでは。
最もよいポジションに居座るご婦人がいらっしゃったので少々渋滞していたので星減らします。
混雑要因にはきちんと注意をしていただきたい。
常設、庭は、博物館でお花見シリーズであり、幸せでした。
常設室にも六波羅の仏像があります。
時間を充分とっていかれると良いです。
5.0
ぶらぶら美術館、アド街で紹介された影響か、平日なのにかなり混んでました。
でも、じっくり拝見しました。
空也像をはじめ、薬師如来や四天王像、伝清盛嬢、運慶、湛慶など、六波羅蜜寺の宝物が、まるっと東博に引っ越ししてきたみたい、東博の本館のレトロな感じの展示室に勢ぞろいで、荘厳な雰囲気でした。
空也像は360度、ぐるりと堪能。今でも歩きだしそうな足の筋肉です。
伝清盛像は、着物の胸元がかなり開いてるのが意外でした。リアルな表現を目指した故でしょうか?
ミュージアムグッズは、空也のフュギュアは売れ切れ、書き朱印を販売してました。
出口を出て左手、常設展1階の仏像の部屋にも、六波羅蜜寺の仏像が展示されてますので、お見逃しなく。
5.0
時間ができたので、行ってきました。
平日にも関わらず、完売でした。
私もあと一歩遅かったら予約出来なかったので、行こうと思っている方には早めの予約をおすすめします。
展示は、やはり一番印象に残ったのは空也上人の像。
どの角度から見ても良い。
私は後ろからのアングルが気に入りました。
アキレス腱まで写実的に表現されていて、腰の曲がった背中と相俟って沁み入りました。
360度鑑賞できるので、色んな角度から色んな発見があると思います。
口から出ている仏様は、肉眼ではちゃんと観られなかったので、単眼鏡があると良いかも。
他にも、伝平清盛像など見どころがたくさん。
最後の木製の夜叉神立像も良かったです。
今回、人生初の音声ガイドを借りてみましたが、これも良かったです。
まだ会期があるので、お時間ある方は観に行ってみて下さい。
3.0
空也の苦悶?の表情もしっかり拝見できました。教科書だったか、歴史図鑑で観た伝平清盛像も見られて満足です。地蔵菩薩立像と地蔵菩薩坐像(運慶作)もじっくり観てきました。常設展示スペースの総合文化展でも六波羅蜜寺所蔵の重要文化財も展示していたと閉館後に気付きました。見忘れなく。
5.0
平安・鎌倉彫刻の宝をよくぞゴッソリと東京に運んでくれました。感謝ですね。
地蔵菩薩立像がお出迎えしてくれて気持ちが上がってきたところで、四天王立像と寄せ木造り最古の像が正面にあり、運慶作の地蔵菩薩坐像と運慶と嫡男の湛慶と伝えられる坐像、平清盛と伝えられる坐像があり、六波羅蜜寺のお宝を全部持ってきてしまいましたね。
そして、最後には祈りの言葉を唱えながら舞い降りたような空也上人の様子を見ることができ感動しました。きっとこんな風に歩いていたんだろうなと感じました。
5.0
東博を訪れたのは初めて。
この展示は特に「行きたい!」と思っていた展示。
理由は、パンフレットでの空也上人のインパクトから。
鑑賞者は若者も多かった印象。
他人に寄り添って、彼らのために行動した人。
静かに自分のすると決めたことを行う。
苦しいなんて口に出さずに、ただ向き合うような。
決して楽しくはなさそうで、むしろ苦しみのような、でも穏やかな表情。
小ぶり、でも力強い。
13世紀鎌倉時代の、運慶の四男、康勝の作品。
感動的。
5.0
美術の教科書で見たいた空也上人の立像。もっと大きな像だと勝手に思い込んでいた。実物はおおよそ120cm。痩せ細って頬のこけた顔。歩き過ぎて、骨と皮だけに見える両脚。おまけに腰まで曲がってしまって痛々しい。それでも、南無阿弥陀仏を唱え続ける姿を想像すると、自然と頭が下がる。
展覧会の目玉は空也上人だろうが、他にも運慶坐像や地蔵菩薩坐像、四天王立像などいろいろな角度や高さから鑑賞できる!
4.0
平日の午後に訪問。入口が混んでいたので会場も混んでいるかと思いましたが、スペースが広いので意外とばらけます。会場自体はコンパクトな上、展示の像等も少ないので早い人はおそらく30分かからないのではと思います。六波羅蜜寺の縁起から、創建当時の像などが整然とならんでおり、最初に目をひくのは正面の薬師如来像及び四天王像です。四天王像は迫力があり、動きもよく表現されています。空也上人像は小さいながらも写実性に優れ、ケースを一回りして背中もよく見られます。また、化仏が出ているのも非常に珍しいです。ただ、高い位置にあるので照明が反射して見づらく、特に化仏はみにくいです。出口近くには教科書で見たことがある平清盛像があり、こちらも見逃せません。
4.0
京都の六波羅蜜寺訪問時以来のご対面。
平成館ではなく、本館入口正面での展示です。
(見終わったらすぐ常設展に移れます。常設展の方にも奪衣婆像など、六波羅蜜寺所蔵の仏像が展示されてます。)
閻魔大王様や薬師如来様、四天王、平清盛像等は、
ガラス無しで触れるほどの近さでじっくり見ることができます。
が、主役の空也上人はガラス張り、しかも六波羅蜜寺よりも遠いような気がしました。
それでも、ちょっと曲がった背中を見ることができたし、歩き回って薄くなった草履(ほぼ裸足)を見た時は、泣きそうになりました・・・。
5.0
空也上人、お寺はいつも空いているのにこんなに人気とは。
初めて後ろ姿を拝んでそのリアルさにびっくり、腰は曲がり、衣には長く座っていて今立ち上がったという感じのしわ、すりきれた草鞋に細いアキレス腱。泣きそうになる。
残念なのはガラスケースと照明、六体仏を見ようとするとまぶしくて、、、
地蔵菩薩は運慶のもすばらしいけれど、やはり立像のほうが好み。
ケースに入っていないお像は、触れるほどの近さで、横からも拝見できる。
11室も合わせれば、六波羅蜜寺のほとんどの像がみられる贅沢な展覧会でした。
5.0
六波羅蜜寺は参拝したことはあり、今回展示の仏像には、だいたいお目にかかったことがあるはず。
でも博物館で拝ませて頂く仏様は、文化財、美術品としてであり、今回の空也上人もそうですが、360度後ろからも横からも拝ませてもらえたり、照明の当て方で仏像の色彩・質感の詳細に渡ってリアルに見ることができる点などが、大きな違いです。
最大の目玉は、空也上人立像。ガラスのショーケースに納まっていたのは、ちょっと残念でしたが、写実性のある像を間近にじっくりと拝見させてもらいました。
こちらの展覧会は、それほど展示物が多くないので、30分もあれば観て回れます。残りの時間で、一般展示を見ましょう。すぐそばの展示室で、本展の関連展示として六波羅蜜寺の弘法大師坐像や吉祥天立像なども観ることができます。
4.0
昔、教科書でみた空也上人を間近で拝見できるまたとない機会。口から現れた6体の如来に目が行きがちだけど、背中も足元も見事な描写なので、360度、近くからだけじゃなくちょっと離れたところからもじっくりと観賞することをお勧めします。
ほかにも、見ごたえのある仏たちがいっぱい。なかでも運慶作の地蔵菩薩坐像はお気に入り。
混雑状況にはムラがあるので、混んでると思ってもちょっと待つと人がいなくなるので、時間に余裕を持った観賞がおススメ。
単眼鏡もってるあなた、いつまでもお像の前に立ってないでちょっとずつ移動しましょう。他の人の迷惑です。
5.0
教科書等で観た空也上人、伝平清盛像、間近で観るまたとない機会でした。運慶、堪慶像に運慶の地蔵菩薩と慶派好き必見です。平安の地蔵、四天王像も都ぶりの見事なお像です。その他閻魔像に陸信忠筆の十王図、京都で東寺の次に古い夜叉神像2躯と仏像ファン必見、六波羅蜜寺、空也の事績等も充実したパネル等で理解を深められます。今回の特別展、展覧会グッズも充実しているので要チェックです。
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