モダンアートの街・新宿

SOMPO美術館

  • 開催期間:2026年1月10日(土)~2026年2月15日(日)
  • クリップ数:62 件
  • 感想・評価:12 件
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松本竣介《立てる像》1942年 油彩/カンヴァス 162.0×130.0cm 神奈川県立近代美術館 ©上野則宏
中村彝《頭蓋骨を持てる自画像》1923年 油彩/カンヴァス 101.0×71.0cm 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館
中村彝《牛乳瓶のある静物》1912年頃 油彩/カンヴァス 33.7×45.7cm 株式会社中村屋 ©上野則宏
岸田劉生《武者小路実篤像》1914年 油彩/カンヴァス 38.0×36.5cm 東京都現代美術館
佐伯祐三《立てる自画像》1924年 油彩/カンヴァス 80.5×54.8cm 大阪中之島美術館
木村荘八《新宿駅》1935年 油彩/カンヴァス 97.5×130.5cm 個人蔵
松本竣介《N駅近く》1940年 油彩/カンヴァス 97.0×131.0cm 東京国立近代美術館
東郷青児東郷青児《黒い手袋》1933年 油彩/カンヴァス 119.2×68.2cm SOMPO美術館
芥川(間所)紗織《女》1954年 染色/綿布 131.0×98.4cm 板橋区立美術館
宮脇愛子《作品(TL11-0)》1962年 油彩・大理石粉/カンヴァス 91.0×71.0cm 水戸芸術館
清宮質文《深夜の蝋燭》1974年 木版/紙 17.8×15.0cm 茨城県近代美術館 照沼コレクション
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1976年7月、SOMPO美術館は新宿に開館しました。このたび、SOMPO美術館の開館50周年を記念し、新宿をテーマとした展覧会を開催いたします。

日本の近代美術(モダンアート)の歴史は、新宿という地の存在なくしては語れません。明治時代末期の新宿には新進的な芸術家が集まりました。そして、新宿に生きる芸術家がさらに芸術家を呼び込み、近代美術の大きな拠点の一つとなりました。本展は、中村彝(つね)、佐伯祐三から松本竣介、宮脇愛子まで、新宿ゆかりの芸術家たちの約半世紀にわたる軌跡をたどる、新宿の美術館として初めての試みです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2026年1月10日(土)~2026年2月15日(日)
会場 SOMPO美術館 Google Map
住所 東京都新宿区西新宿1丁目26-1
時間
  • 10:00~18:00
    金曜日は20:00まで
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、1月13日
※ただし1月12日は開館
観覧料 一般(26歳以上) 1,500円(1,400円)
25歳以下 1,100円(1,000円)
小中高校生 無料
障がい者手帳をお持ちの方 無料
  • ※( )内は事前購入券の料金です
    ※25歳以下の方は生年月日が確認できるものを要提示。来場時の年齢が適用されます。
    ※障がい者手帳の対象は、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の4種です。被爆者健康手帳はご本人のみ、他3種は介助者1名まで無料です。入場時に手帳を要提示(ミライロID可)
    ※本展では団体券の販売はありません
    ※展示室内が混雑し、一定の人数を超えた場合は入場制限を行う可能性があります
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル:美術館利用案内)
URLhttps://www.sompo-museum.org/exhibitions/2024/modern-art/

SOMPO美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

SOMPO美術館 SOMPO美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

新宿が育んだ近代美術の軌跡に感動!

新宿という都市が近代美術に果たした役割を再発見できる、意義深い展覧会だった。

中村屋サロンに集った芸術家たち、パリと新宿を往還した佐伯祐三、戦時下で創作を続けた松本竣介。それぞれの章で異なる時代の芸術家たちの営みが浮かび上がり、まるで新宿の美術史をアルバムで辿るような構成に引き込まれた。

松本竣介の《立てる像》は今回の目玉作品で、戦争への複雑な思いが虚ろな表情に凝縮されており、長い時間見入ってしまった。版画で描かれた昭和初期の新宿風景も、当時の街の雰囲気を知る貴重な記録として興味深かった。

唯一、下落合や目白など周辺エリアが多く、「新宿」の範囲がやや広すぎる印象を受けたが、開館50周年にふさわしい充実した内容だった。

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Camdenさん、黒豆さん、アバウトさん

4.0

立てる像をじっくり見れた

松本竣介、中村彝、佐伯祐三を目当てに訪問。松本竣介の立てる像の迫力。じっくり隅々まで見れて面白かった。不思議な遠近感とぼうっとしたような顔に決意を込めたような首から下。不思議なバランス。N駅近く、もじっくり見られて良かった。ずっと見ていても飽きない、街を構成するいろんな要素がとても楽しい。
中村彝はエロシェンコ氏の像とは違ったカラフルで線を感じるカルピスの絵や骸骨を持った絵、静物の絵が奥深くて面白かった。どんな頭の中なんだろうと、画家ってすごいなと感心した。鶴田吾郎の盲目のエロシェンコを見ながら若い画家二人がが魂を削って創作する様子を想像し胸が熱くなった。
佐伯祐三はもっと見たい。新宿テーマなのでフランス編は少しだけだがやはりとても好きだ。テニスの絵は本物を見れて良かった。
身近な新宿をテーマにした展覧会、今の自分につながる気がしてとても楽しかった。

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Camdenさん、にゃんちゅうさん、morinousagisanさん

5.0

SONPO美術館 初来訪

こちらのサイトの感想をいくつか拝読しているうちに行きたくなって訪れた展覧会。
行って良かった!
新宿界隈がアーティストが集まった街であったことを初めて知ったし、新宿の街というテーマで作った流れも良かった。目玉の中村彝、佐伯祐三、松本俊介の自画像についてはもうたくさんの方が書かれているので、他の気に入った作家、作品について述べる。
 無知にて今回初めて阿部展也が滝口修造の詩に絵を描いているのを知り、それに魅せられた。そこにもう一つのテーマ「モダンアートの街」が体現されていた。そしてアンチ・アクションでも取り上げられていた女性作家の抽象絵画。中でも宮脇愛子の絵の前ではしばらく動けなかった。閑話休題。宮脇愛子が建築家磯崎新の伴侶だったことを知ったのも磯崎新好きの私としては嬉しい出会いだった。
 そしてもう一つ「モダンアート」との出会いが東郷青児。メルヘンチックで自分の好みでないと思っていたが、実際の作品に出会ってみるとそのデフォルメと陰影のつけ方の絶妙さ、デザイン性の高さにすっかり魅了された。そしてSONPO美術館の遊びごころにも・・展示室は上の階から階段を降りながら鑑賞していくのだが、その階段でお茶目な東郷青児の絵を使ったポスターに出会える。その発想も楽しかった。
 最後に、もちろんゴッホの「ひまわり」も常設展示なので見られます。

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さいさん、karachanさん、morinousagisanさん

4.0

美の巨人を観て

美の巨人を観て、この絵を見たくなり見に行きました。
新宿にゆかりがある人の展示らしいです。

あとはゴッホのひまわりは安定ですね。

4.0

「立てる像」の風格

松本竣介さんの立てる像を見ることが出来るのを楽しみに行ってきました。
絵の大きさと細部に遊び心あり、寂しさと風格が共存した魅力的な作品に目が釘付けとなりました。

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ぷーながさん、morinousagisanさん

3.0

雑多な作品群と新宿

新宿が芸術村だったとは驚きですね。

今回の訪問理由は2つ。
①松本竣介の『立てる像』を下絵(パナ汐美)→完成版の流れで見たい。
②大原美術館まで行かずに中村彝の自画像が見たい。

『立てる像』の下絵は胸までだったんですが、完成版は全身。
顔だけ見るとシリアスなのに、全身は街に比して巨大、もはやゴジラ(笑)
タイトルとゴジラ化の相乗効果で、”立ってる感”が増しますね。

中村彝の自画像は、気になる部分がどんどん増えて、一番時間を割きました。
構図の歪み、病人の定まらない視点、すでにあちらに踏み入った感がありますね。
椅子の手すりと左手の位置が気になっちゃって、ずっとガン見してました。

思いがけない作品の発見もありました。
新版画の吉田博しか知らなかったので、明治っぽい色合いの作品にビックリ。
木村荘八の『新宿駅』は光の柔らかさがいいですね。

多くの芸術家が集ったのに、新宿はなぜモンパルナスやモンマルトルのように、「芸術家の街」として名前も印象も残っていないのか。
思いついたのは、中村屋が新宿のど真ん中にあったせいじゃないかと。
下落合や中井といった狭い場所にあったら、聖地化しやすかったのかな。
もっとも、雑多なものを抱え込む新宿には、「芸術家の街」なんて名前は小さすぎるのかもしれないですね。

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黒豆さん、karachanさん、komagatayaさん、アバウトさん、morinousagisanさん

4.0

新宿に集った画家たちの青春群像と街の追憶

1910年代から1960年代の新宿。ここでの新宿は、下落合や中井、目白などを含むエリアとして捉えられているが、ここに集った画家たち。その新宿で、中村屋サロンを活動の拠点とし、あるいは下落合や中井にアトリエを構えた中村彝、佐伯祐三、松本竣介、阿部展也を軸として、日本の近代美術のひとつの創生が取り上げられている。まさに新宿を舞台とした画家たちの青春群像であると言え、それが新宿という街の風景とも交錯している。
自画像に描かれた中村彝、佐伯祐三、松本竣介は、三様であるがいずれも不安が入り混じる。画業への不安、将来への不安。この3人はいずれも道半ばで早世してしまった。しかし彼らを軸とする近代美術への道は、集った画家たちによって確実に開かれていったのではないか。自画像の松本竣介の見つめる先である。
新宿という街の風景も、彼らが描いたように当時はまだまだ東京のはずれ、郊外であったが、大きく変わった。今後も変わっていくのだろう。
新宿に集った画家たちの青春群像と街の追憶、そして今後にも思いを馳せさせる展覧会である。

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黒豆さん、アバウトさん、Camdenさん

4.0

新宿の街にアートあり

新宿もまた芸術家たちの住処だったのは知りませんでした。
多種多様な作品を一気に見られて面白かったし勉強にもなった。
作風もまったく違うから、お気に入りの作品を見つけながら、
かつての新宿に思いをはせるのにとてもおすすめの展覧会だった。

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Camdenさん、黒豆さん

4.0

3人の自画像が圧巻

特に印象に残ったのは、やはり中村彝、佐伯祐三、松本竣介の3人です。
いずれも30代で夭折しています。まさに時代と共に新宿という街を駆け抜けた風のような存在です。そして3人の自画像が展示されていますが、その存在感が凄いんです。
中村彝は死を目前にしてドクロを持った自分を描いています。
佐伯祐三の自画像は、顔の表情を消し去っているのが独特です。
松本竣介の自画像は、大きな作品でほぼ等身大に自身を描いています。戦争に飲み込まれる時代や社会をじっと見据えているかのような表情で、足を踏ん張って立つ姿が強烈です。思わずこの絵の前で立ち尽くしてしまいました。そして佐伯祐三の自画像と、タイトルも構図も似ていて、明らかに松本竣介は先輩の佐伯祐三を意識して描いているように思えます。

平日に行きましたが、思ったより人が多く入っていて混雑していました。

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Camdenさん、mio_sprさん、morinousagisanさん、アバウトさん

4.0

中村屋サロンから始まる新宿の美術50年史

SOMPO美術館は開館50周年。新宿で50年です。そこで、今回は今までやってこなかった新宿における美術の年代記という企画だそうです。扱う期間は1910年代から1960年代。美術家を中心に話が進む。

そして始まりは1910年代の中村屋サロン、中村彝と荻原守衛。1920年代は佐伯祐三。1930~1940年代は松本竣介、1950~1960年代は阿部展也と瀧口修造とうまくつないでいる。

中村彝、佐伯祐三、松本竣介の3人は、なんとなく予想できたけど、4人目の阿部展也は意外で、瀧口修造との組み合わせで紹介されている。松本竣介までは近代美術的で阿部展也から現代美術というイメージかもしれない。そして、なんとなく、近代の画家は自身の代表作として自画像を残しているが、現代作家には自画像はあまりない。だからかもしれないが中村彝、佐伯祐三、松本竣介の3人の自画像はとても目を引くし基本は具象画だ。一方、1950~1960年代は抽象画が中心となって、がらりと時代が変わったことが伝わってくる。

今回の展示で初めて知ったのは
・放浪記の林芙美子の《自画像》(制作年不詳、新宿歴史博物館蔵)が出展されていた。色彩が面白く林芙美子らしい感じ。
・鶴岡政男の《死の静物(松本竣介の死)》(1948年、神奈川県立近代美術館蔵)。松本竣介のデスマスクを描いた作品。鶴岡政男が松本竣介と近しい関係にあったとは知らなかった。
・阿部展也に、福島秀子や芥川(間所)紗織、宮脇愛子が師事していた。
といったあたり。

ちなみに一部撮影不可。図録ありでした。できれば、1970年代から現代までの新宿美術クロニクルも形にしていただきたい。

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エイミーさん、黒豆さん、mio_sprさん、kamakura23さん、morinousagisanさん、他2人

4.0

新宿を軸にした企画展

松本竣介の『立てる像』が見たく、訪問しました。
新宿を軸にした企画展ということで、カレーで有名な新宿中村屋の中村彝から始まり、岸田劉生、佐伯祐三、東郷青児など名だたる近代日本画家の作品が楽しめました。
「新宿」はここ50年ほどで開発が進んだ都市のため、取り上げられる絵もそこまで多くなく、展示室も若干通路が広々としている印象を受けました。
しかし、そこは館も了承済みなのか、入館料がいつもより安く設定されていたりもしました。
展示の最後には、この館の目玉作品、ゴッホの『ひまわり』ももちろんあります。この作品がいつもより安く見れらため、お買い得な企画展?かもしれません笑。
開催期間も1ヶ月程と、いつもより短めなので、気になる方はお早めに!

4.0

青すぎる空

モダンアート新宿展、とても良かったです!
中村彝、佐伯祐三、松本竣介がフィーチャーされていて、更に岸田劉生、麻生三郎、長谷川利行まで
個人的に偏愛している作家が多数見られて本当に嬉しい展示になっていました。

特に中村彝、佐伯祐三、松本竣介の自画像の代表作が同時に見られるのは結構凄いのでは。
この3作品は本当に格が違っていて、ちょっと言葉は悪いけど「殺気」すら感じる大好きな作品。
サイズの大小はあるけどオーラを感じる稀有な作品だと思っています。

展示数はそれほど多くはないけど好きな作家ばかりで濃ゆい作品が多いこともあり充実していました。
撮影NGマークがなければ写真撮影可能で体感で6~7割OKという印象です。
図録も発行されていました。

各館のコレクション人気作品を借用しているためか開催期間が短めです。
お早めにどうぞ。オススメします。

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ファイさん、Camdenさん、シンディさん、kamakura23さん、komagatayaさん、他4人

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出展作品・関連画像IMAGES

松本竣介《立てる像》1942年 油彩/カンヴァス 162.0×130.0cm 神奈川県立近代美術館 ©上野則宏

中村彝《頭蓋骨を持てる自画像》1923年 油彩/カンヴァス 101.0×71.0cm 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館

中村彝《牛乳瓶のある静物》1912年頃 油彩/カンヴァス 33.7×45.7cm 株式会社中村屋 ©上野則宏

岸田劉生《武者小路実篤像》1914年 油彩/カンヴァス 38.0×36.5cm 東京都現代美術館

佐伯祐三《立てる自画像》1924年 油彩/カンヴァス 80.5×54.8cm 大阪中之島美術館

木村荘八《新宿駅》1935年 油彩/カンヴァス 97.5×130.5cm 個人蔵

松本竣介《N駅近く》1940年 油彩/カンヴァス 97.0×131.0cm 東京国立近代美術館

東郷青児東郷青児《黒い手袋》1933年 油彩/カンヴァス 119.2×68.2cm SOMPO美術館

芥川(間所)紗織《女》1954年 染色/綿布 131.0×98.4cm 板橋区立美術館

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